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情報デザイン概論/2020/0914

第1回 ガイダンス

情報デザイン概論/2020|地域共創学部|2020.09.14対面授業
情報共有シート特設サイト

AGENDA


以下、順に説明しますので、お読み下さい。



本日のメニュー


ガイダンス

この授業の進め方について

授業概要

当科目の窓口ページで概説します。> 情報デザイン概論



特設サイトについて

対面と遠隔のハイブリッド展開を臨機応変に切り替えられるよう、当授業用の特設サイトを設けています。以下に、あなた専用のページ(お名前がそのままページ名です)があることを確認してください。

 特設サイト(受講生一覧) ブックマークしておいて下さい。

第1回目の授業では、まず、その使い方の説明と、実際に、みなさんからの情報発信体験をしていただきます。

特設サイトはMediaWiki というCMSでできています

MediaWiki は、Wikipedia のために作られたWikiシステムで、 Webブラウザから簡単にページの発行・編集などを行なうことができます。MediaWiki はオープンソース(無料)なので、Webの基礎とサーバー関連の技術を身につければ、誰でも自由にこのようなサイトを構築することができます。
 MediaWiki は Markdown記法という、HTMLを記号化した文法で記述されたテキストデータを PHPによって HTML に変換する処理を行なっています。 ここで、経験したことは、そのまま Wikipedia の執筆にも活かすことができますので、ぜひ、積極的な記事の執筆に挑戦して下さい。

実名が、公開されることに抵抗感のある方もおられるかもしれませんが、日本の大学は国立・私立を問わず、国(つまりこの社会)からの補助金をいただくことで成立しています。その意味で、大学で学ぶみなさんには、その研究成果を社会に還元することが求められています。これを機会に、自身の持つ情報を、人と社会のためにオープンにする・・というスタンスを身につけていただけると幸いです。あなたの情報発信は、誰かのためになるのです。



特設サイトの執筆・編集の手順を体験します

1. はじめにログインが必要です

サイト右上の「ログイン」をクリックして、利用者ID と パスワードでログインして下さい。

2. あなたのページに移動します

MediaWikiの編集記法を確認します

基本3要素

記事の基本要素は、見出し・本文・箇条書き です。これを正しく、使って記事情報を構成することができれば、仕事の8割は完成すると思ってください。

見出し

見出しは、半角の [ = ]記号を連結する形で、大見出し、中見出し、小見出しを区別します。

==大見出し==
===中見出し===
====小見出し====


本文

編集画面内での改行は画面には反映されません。連続する文章は一つの段落内に連続する文字列とみなされ、文章の幅はウインドウの幅に応じて変化します(リキッドレイアウト)。

箇条書き

番号なしリスト、番号付きリスト、定義リストは以下の書式で実現します。

* 箇条書きレベル1
** 箇条書きレベル2


斜体・太字・文字色

斜体と太字については シングルクォーテーション ['] を用いて演出します。

''斜体''
'''太字'''
'''''太字 & 斜体'''''


整形済みブロック

行頭に半角スペースがあると「整形済みプロック」とみなされて、ライトグレーの背景枠が出現します。

この文章は、行頭半角スペースに続けて記載しています。




記事の執筆を体験します

1. 自身のページへ移動

あなたのページを別窓で開いて下さい。
特設サイト(受講生一覧)

2. 記事の雛形を入力

はじめに、テンプレート(雛形)を提供します。

==研究テーマ(私の関心ゴト)==
===タイトル===
◯◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯(一行程度で簡潔に)
<br>

===研究の目的・背景===
上記、研究テーマ(関心ゴト)との出会い、背景。また、その関心ゴトを追求するために、具体的にどんなことを学びたいと考えているか・・など
<br>
<br>

==自己紹介==

===ごあいさつ===
(担当教員に向けて・・ではなく、不特定多数の閲覧者に向けて)

<br>
 
===自由な見出し===
(趣味、好きな音楽・・など自由に・・)

<br>
<br>


3. 記事の書き込み


留意事項

大学で学ぶことの重要な意義のひとつが、志を同じくする学部・学科のメンバーと情報を共有することにあります(単に情報を得るだけなら、大学に入学する必要もなく、ネット検索でいくらでも情報が手に入ります)。自身の書き込みを行うだけでなく、他の受講生がどんな書き込みをしているか、相互に閲覧するようにして下さい。かなりの時間を要すると思いますが、事前学習・事後学習として、学びに必要な時間であるとお考えください。

以上、第1回目は、科目のガイダンスと、この先の遠隔授業を想定した「情報共有のための基盤づくり・記事の執筆体験」をもって終了とします。

第2回は、遠隔授業となります。定刻前に授業のページを公開しますので、情報デザイン概論/2020のページからリンクを辿ってご参加ください。



APPENDIX

この講義を受講するにあたって

この講義の目的は、みなさんが「情報とデザイン」について「考える」きっかけを提供することです。講義で話したことを「覚える」必要はありません。調べればわかることを覚える必要はありません。「その情報がどこにあるか」がわかっていればそれでOKです。

何が問題で、それをデザインの力でどう解決するか…。現実の問題は試験問題と違って答えが一つではありません。TVのニュース・解説、専門家の言う事、学説、意見というものは実に多様ですし、何が「正しいのか」ということも、その人の価値観・モノサシによって変われります。もちろん、私の話も「ひとつの考え方」を紹介しているにすぎません。大人の話を鵜呑みにせず、様々な考え方に触れた上で「自分の考え」を築き上げて下さい。

ノートをとるときは、「講義の内容をメモする」ということよりも、「講義を聴いて自分が考えたことをメモする」ということを心がけて下さい。あなた自身の考えを整理することが大切です。

「あたりまえのこと」に疑問を感じてください。「あたりまえのこと」には理由があります。その理由を見出すことができれば、人が関わるあらゆるデザインに応用できます。

講義の情報源について

この講義では、Web上の資源へのリンクを多く使用します。

Web検索は、物事の概要をいち早く掴むには非常に有効です。目的の情報にいかに早く辿りつけるか、積極的に活用して検索に関する経験値を上げて下さい。ただし、その情報の正確性については、書籍に劣るかも知れません。リンクを辿るだけでは、出現する意見の傾向にムラが生じることもあるので、他の観点から異なる考え方がないか、再検索することも必要です。

テレビ・ラジオは、今まで検索してみようとも思わなかった、未知の話題が飛び込んでくることがあります。知見を広めるという意味では非常に重要なメディアです。ただし、テレビにはスポンサーというものがついていて、情報にバイアスがかかっているので、それをふまえることも必要です。

書籍は、知の全体像を把握するのに重要です。例えば図書の分類を知ることで、世の中の知というものがどのように分類整理されるのかを知ることができます。時を経ても色あせない「名著」といわれるものがあります。是非、積極的に読むようにしてください。一方、変化の激しい領域では、記載内容が古く現在の状況に適用できない可能性もあります。書籍を選ぶ際は発行年月日などもチェックするようにしましょう。

「理論」について

この科目には「論」という文字がついています。「理論」のことです。
辞書によれば、以下のように記載されています(引用:goo辞書)。

ちなみに、対義語は、「実験」です。

さて、簡単に(乱暴に)言えば、理論というものは、ほとんどの場合、「ああすればこうなる」とか「ああであればこうである」というかたちで、何らかの法則を述べたものになります。何かと何かの「関係」( 因果関係・相関関係)を説明する知識、あるいはその解釈のことを「理論」というわけです。

世の中には「○○理論」といわれる「理論」がたくさんあって、情報デザインに関連するものとしては、美学の世界の理論もあれば、心理学の世界の理論、また工学分野の理論も含まれます。そうした関連理論の集大成が「情報デザイン概論」だとお考え下さい。

むずかしく考えないで楽しみましょう。ここでは「情報」のデザインについて、こう描くとこう見える、こう組み合わせるとこう見える、といった「ああすればこうなる」話をいろいろ紹介したいと考えています。

私は、人間と他の動物との大きな違いは、「予見と計画」ができるかできないかの差であると考えています。つまり、「先のことを考えて、今やるべきことを計画する」、これができるかどうかの差ではないかと・・・。 そして、デザインとは、まさにその「予見にもとづく計画」であり、人間特有の頭脳をつかって実現するものなのです。

予見と計画
p ・J・ウイルソン(1983)の有名な言葉を紹介しましょう。
「最も巧みな蜜蜂と最も無能な建築家の違いは、
 建築家が設計図にもとづいて仕事をすることである。」
『人間―約束するサル』佐藤俊訳

ですから、世の中にある様々な「ああすればこうなる」 法則を知っていることが重要です。「理論」を知ることで様々な「予測」や「制御」が可能になるのです。この講義で紹介する様々な知見が、みなさんの思考の糧になれば幸いです。

「哲学」について

受講生の方から「哲学」というものについての質問をよく受けます。おそらくデザインという言葉自体に哲学的なものを感じるからでしょう。

では、「哲学とは何か?」・・・
辞書やネットで調べるといろいろ書いてあります。 Google: 哲学とは
それらを読むと「難解なもの」という印象を受けるかもしれません。

で、私はもっとふつうに考えるようにしています。

「人生哲学」という言葉を聞いたことがあると思います。それは要するに「いかに生きるか」ということについての個々人の「考え方」のことです。まずはそこからで十分だと思います。

「人は何のために生きているのか、幸福とは何か、人はどこからきて、どこへ向かおうとしているのか・・・」 哲学とは、そうした根本的な疑問に総合的に立ち向かう学問であり、あらゆる学問の根底に位置するものである・・私はそう考えています。

教科書に掲載された「哲学」がやたら難解なものに見えるせいもあって、「哲学」を縁のないものとして遠ざけてしまう方も多くいるようですが、実際には、人生について、あーだ、こーだと考えるのは、もう立派な哲学であって、その意味では、誰もが普通にやっていることなのです。

しかし、この国の教育制度の下では、まともに「哲学」する時間がありません*1。授業を素直に聞いて教科書を丸暗記しなければ受験戦争を突破できない。「美とは何か?」などと自分で考える暇もなく、「考える時間がもったいないので、早く模範解答を教えて下さい・・」という感覚で「お勉強」だけをこなす。結果として、「考えない」こと(思考停止)が習慣化してしまう。

しかし、哲学抜きに知識や技術だけを身につけても、常に「何かしっくりこない」という違和感を抱いたまま一生を送ることになります。自分がやっていることに、自分の本当の気持ちが納得していないからです。

もっと楽しく、気持ちよく、充実した日々が送れないものか・・と悩むとき、山積する世界の問題に立ち向かおうとするとき、その答えの方向性を決めるのは、あなた自身の「哲学」です。人生について、幸福について、人類の未来について考えること・・大学生である今が、最もそれに適した時期です。

哲学するのにお金はいりません。お金で気持ちが満たされるわけではないことは、みなさんうすうす感じていると思いますが、人間の脳は、そんなものよりも「頭をつかって考える」ということに快感を覚えるようにできています。

本当の楽しみは「考える」ということにあるのです。だからデザインは面白いし、デザインに関わることができるというだけで、人生が豊かになるのです。学んだことは誰にも奪われません。学生のうちに、たくさん「哲学」して下さい。

P.S.
この国には、デザインというカタカナに代わる言葉として「芸術工学」という言葉がありますが、それは日本学術会議の分類上、やはり「哲学」に位置づけられています。


学問の可能性

「相手の気持ちを思いやりましょう、いじめはやめましょう」*2という「お説教」をするだけでは、人は自らの愚かな行為には気づきません。

しかし「いじめはなぜ起こるのか」と一歩引いて、俯瞰的な視点に立つことができた人は、そういう愚かな行為に加担することはなくなります。同様に「人はなぜ人を殺すのか」、「人はなぜ戦争をするのか」と、自身の感情をも含めて人(ホモ・サピエンス)という種の性質を俯瞰することを覚えた人は、愚かな行為には加担しなくなります。学問をするとは、そういうことだと思います。

One child, one teacher, one pen and one book can change the world.
Education is the only solution. Education First.
Malala Yousafzai 2013.07.12

Think Globally, Act Locally.

科学的思考は「俯瞰的視点(神の視点)」で、アートやデザインは「地に足をつけて(自分自身の現場視点)」で。







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GUIDE

DATA


*1 西欧から学問を輸入した際、「生き方」の基本にある「哲学」と「神学」は除外され、教育勅語という短い文章が当時の「生き方」の基本として教育されたという経緯があります。
*2 参考:中学校学習指導要領解説 道徳
Last-modified: 2020-09-14 (月) 09:43:53