Moodle
https://www.youtube.com/channel/UC_eJsmK-DMqA9Dy7bLKKL-g
はじめに
Moodle(ムードル)とは
Moodle(Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment)は、社会構築主義(Social Constructivism)の教育原理に基づいて開発されたオープンソースの LMS(Learning Management System 学習管理システム)です。世界中に多くの開発者と利用者をもつ LMSのデファクトスタンダードです。
- Moodleは Webベースの eラーニングソフトウェアなので、インターネットに接続できるパソコンがあれば、時間や場所に拘束されることなく利用することができます。
- 教員は、Moodle上にコース(授業科目)を作成して、教材提供、課題出題、小テストの実施、アンケートの実施などができます。課題や小テストの結果集計などが自動的に行えます。
- 学生は、Moodle上のコンテンツにアクセスして、教材のダウンロードや課題の提出を行って学習を進めることができます。
- フォーラムやメールにより、教員と学生間の Moodle上でのコミュニケーションが可能です。
Moodle 用語
コース
Moodle上では「授業科目」をコースと呼びます。
ブロック
各ページ上に配置ができるコンテンツの単位です。例えば「コース一覧」「ニュース」「トピック」「管理」などがあります。
モジュール
Moodleで標準的にインストールされている各種機能です。例えば、「チャット」「フォーラム」「小テスト」などがあります。標準機能のほかにも、世界中の開発者による拡張モジュールの追加インストールが可能です。
リソース
教員がコースで使用する教材や資料といった情報コンテンツ
- テキストページ
- Webページ
- ファイルやウェブサイトへのリンク
- ディレクトリの表示
- ラベル
活動
コース上の機能で、以下のようなものがあります。
- フォーラム:一般にいう掲示板です
- 課題:課題の提示と評価機能
- Wiki:Webブラウザから簡単にページコンテンツの編集ができます。
- 投票:教員の設定した質問選択肢に学生が投票できます。
- 調査:アンケートを提示し、学生に回答させることができます。
- 小テスト:教員がの小テストを設定することができます。多肢選択問題、正誤問題、記述問題など、様々なフォームの利用が可能で、学生が受験すると自動採点されます。正解の提示はもちろん、学生に結果をフィードバックすることも可能です。
- チャット:リアルタイムにディスカッションを行うことができます。
- ワークショップ:コース参加者同士の相互評価機能です。
- 用語集:参加者が辞書の様な定義リストを作成・管理することができます。
インストール事例
https://design.kyusan-u.ac.jp/moodle/
インストール手順
特徴
- DBを使います。空のDBを事前に作成する必要あり
- データ用の空のディレクトリ(一般に moodledata )を用意する必要あり
- ファイル数が多く(2万以上)WordPress, MediaWiki よりもインストールの手間がかかります。
- 設定項目が非常に多いので、ちゃんと管理できるようになるには、かなりの学習時間を要すると思われます。