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PortableSkills のバックアップ(No.1)


Portable Skills

場所にも時代にも依存しない人類に普遍的な能力

ポータブルスキルとは、一般に特定の業種・職種・時代背景にとらわれない能力のことで、最近では、採用活動や人事考課に関わる言葉としてよく聞かれるようになりました。


CONTENTS


ポータブルスキルの概要

以下、就職情報サイト等にある「ポータブルスキル」一般論です。
一般に スタンス > ポータブルスキル > テクニカルスキル のような区分で説明されるようです。

スタンス

スタンスとは、物事に対峙する際の立場や姿勢のことで、例えば「自身がキャリアを築く際に抱く感覚や意識」という意味合いが含まれています。

類似する言葉


ポータブルスキル

ポータブル(=持ち出し可能)スキルとは、特定の業種・職種・時代背景にとらわれない能力のことで、積極性、協調性など、性格や人柄など、明確な基準がないのが特徴です。

類似する言葉 |社会人基礎力


テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、特定の業界や職種において専門的な業務の遂行に必要となる知識や資格のことです。テクニカルスキルを有することは、就職や転職を有利にします。


参考

私的ポータブルスキル論

ここでは 個人の感想にもとづく私的分類 を紹介します。以下、当該学科・専攻の方への説明なので、事例は偏った内容になることをご了承ください。
ヒト特有の能力 > ポータブルスキル > グローバルスキル > ローカルスキル
と4段階に分けてみました。

ヒト特有の能力

ホモ・サピエンスという生物種に普遍的な能力。
AI には真似できそうもない汎用能力

付記:これらの能力を発揮するのに、現代人が常備すべき必須アイテム

ナイフ、ライター、筆記具(鉛筆)

極限的な状況では、犬を連れていると心強い

ポータブルスキル

社会的な存在としてのヒトにが身につけることを欲する能力で、その習得には一定の「努力」が必要ですが、それは、楽しい・嬉しい・面白い・・といった感情を伴うと同時に、他者をもシアワセにすることができる能力です。世界中どこでも、また人類の過去においても未来においても有効に機能するスキルです。
・アウトドア、災害時の避難所など、電源・ツールの無い非日常的な場面でも有効
・AIによる代替の可能性は低く、むしろ AIとの協働により能力が拡張される可能性が高い

ポータブルスキルは「社会性」が前提です。極端な例えですが「核戦争で地球上にあなた一人が生き残った」というような絶望的な状況では(思考実験)、その能力に価値を見出すのは難しいでしょう。ただし「どこかに誰かが生きているかもしれない」、「いつか船が来るかもしれない」という希望がある場合、あるいは、パートナー動物(犬など)が存在する場合は、ポータブルスキルはワタシを勇気付けてくれる能力として、価値を発揮するものだと考えられます。

付記:これらの能力を発揮するのに、現代人が常備すべき必須アイテム

哲学、紙とペン


グローバルスキル(テクニカルスキル / セミ・ポータブル)

現代社会(グローバル化する情報社会)において有効な能力で、その習得には「努力」が必要ですが、それに見合う充実感・達成感は得られます。ただし、それが有効となるエリアは限定的で、過去あるいは未来においても有効であるとは言えません。また一歩間違うと自己満足的なものにもなりがちな能力です。
・アウトドア、災害時の避難所など、非日常の場面では「?」となる能力
・徐々に AI・ロボットに代替されることが予想される

付記:これらの能力を発揮するのに、現代人が常備すべき必須アイテム

デジタルデバイス(PC・スマホ)、ソーラー充電器


ローカルスキル(ノン・ポータブル)

限定的な場面(例えば「社内」)で、短期間(例えば当該バージョンが有効な期間)にのみ必要な知識・スキルで、その習得には苦痛・不快感を伴うことが多い。可能であれば AI・ロボットに代替させたいスキル。

ぜひ考えて下さい。
そのスキル、50年先の未来でも必要ですか?
大人に騙されないようにして下さい。