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JSSD5th/LightningTalk20191123 の変更点


#author("2019-11-24T23:48:12+09:00;2019-11-24T21:38:35+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*組織のドキュメント管理におけるCMSの可能性
&small(日本デザイン学会 第5支部 2019年度発表会 3min LinghtningTalk);
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RIGHT:
井 上 貢 一
&small(九州産業大学芸術学部 ソーシャルデザイン学科);
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**CMS|Content Management System

-Blog、Wiki、SNS、ECなど、Web上のコンテンツを統合管理するシステム
//-組織の情報共有には、自律分散型で自己組織化する Wiki が最適
-発表者は CMS を地域や職場に導入する支援を行なっている
-日本デザイン学会第5支部の概要集に関して言えば・・
 冊子 > PDF > 「A4 にこだわる必要ある?」> 「じゃ WordPress は ?」
 > 多くの参加者がページ単位で情報発信・意見交換 > ならば Wiki!
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**Wiki とは
-Webブラウザ上で複数のユーザが編集に参加できるWebシステム

-最初のWiki は Ward Cunningham による WikiWikiWeb((ホノルル国際空港内を走る Wiki Wiki Shuttle に触発されて 命名したといわれています。ハワイ語で「速い」を意味する wikiwiki に由来。))
-Wikipedia は、このシステムを活用して成功したプロジェクトの代表例
-編集に用いる [[Markdown記法>Markdown]] は、[[世界共通の言語>https://packetlife.net/media/library/16/Markdown.pdf]]([[方言あり>https://packetlife.net/media/library/17/MediaWiki.pdf]])

-代表的な Wikiソフトウエア
--[[MediaWiki]]:https://www.mediawiki.org/ GPL
--TikiWiki:https://tiki.org/  LGPL 2.1.
--TWiki:http://twiki.org/ GPL
--DocuWiki:https://www.dokuwiki.org/ GPL 2
--PmWiki:https://www.pmwiki.org/ GPL
--[[PukiWiki]]:https://pukiwiki.osdn.jp/ GPL
--TiddlyWiki:https://tiddlywiki.com/ BSD License
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**Wiki の哲学
-オープン / 情報の一元化 / 自己組織化 / 参加者を信用する・寛容になる

-[[Wiki Design Principles>Wiki#WikiDesignPrinciples]] by Ward Cunningham
--シンプル(Simple)
--''開放(Open)''
--漸進的であること(Incremental)
--有機的であること(Organic)
--平易であること(Mundane)
--普遍的であること(Universal)
--明白であること(Overt)
--一元的であること(Unified)
--的確であること(Pricese)
--''寛容であること(Tolerant)''
--観察可能であること(Observable)
--収束すること(Convergent)
--''信用(Trust)''
--楽しい(Fun)
--共有(Sharing)


-背景には、C.アレグザンダーの [[利用者参加による建築のための6つの原理>Wiki#Principles6]]


#image(Semi-lattice/semi-lattice.png,right,40%)
-Wiki は複数のメンバーが協働的に編集に参加する自律分散協調的なシステムであり、個々のページは [[セミラティス>Semi-lattice]]型のネットワーク構造でリンクされている。

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** Wiki 導入の前提と準備
-メンバー全員がオープンな思想を持ったセミラティス型組織であること
//--ツリー型の組織ではなく、セミラティス型の組織であること
//--部下の自由な発言が許されない旧体質の企業組織では無理
-Wiki の経験者で導入推進チームをつくる
-参加者が自由に自己紹介できるの個人専用ページをつくる
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-有用なコンテンツ、日常的にアクセスすべきページをつくる
-共有する情報のタイプに応じて、雛形(デザインパターン)を用意すること
-利用上のガイドライン、編集マニュアルを「サイト自体に」掲載する
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**最後に
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CENTER:
'''''One Source Multi-use  /  Write once run anywhere'''''
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-発表概要と当日のスライドが違う(学会あるある)
> 重複する作業時間がもったいない。One Source Multi-use を考える
> スライドをクラウドに置いて概要ページからリンクすればよいのでは?
-質疑応答は一過性の対話になりがちで、その記録も残らない
> Wikiには「ページ」と「議論」の2つのデザインパターンがある((英語では Document(Page) と Thread(Talk)と表記されます。))
> 「議論」で随時意見交換。Document も随時更新・・でよいのでは?
-複数年継続研究の発表概要は・・
> 毎年新規作成ではなく、ページをバージョンアップすればいいのでは?
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CENTER:
//'''''システム管理者は必要ですが、組織のリーダーは不要です。'''''
'''''準備するのは、いくつかのガイドラインと参加者のアカウントだけ'''''
 
'''''自律分散協調的にアップデートされ続けるドキュメント&br;Wiki には様々な可能性があります。'''''
 
[[参考イメージ:Bait Ball>GoogleImage:Bait Ball]]
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&image(images/AS03.png,,24%);
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[[↑>#TOP]]
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