楽花声
福岡市立ふよう学園窯業のプロモーションビデオ制作
keyword:Promotion video / Ceramics
施設について
- 福岡市立ふよう学園は、「社会福祉法人 野の花学園」が運営している障がい者就労支援施設である。
- 就労継続支援B型では生産活動を通じて、日常生活や社会活動を営むための能力の向上を図るとともに、希望者には就労移行に向けた支援を行う。
- 生産活動の1つである窯業では、ふよう学園の開設から現在まで続けられており、干支の置物をメイン商品として、様々な陶器を制作・販売している。
プロジェクトの概要
福岡市立ふよう学園の窯業のプロモーションビデオを制作する。
プロジェクトの目的・背景
背景
- 私は現在、ふよう学園窯業でアルバイトをしている。
- 干支の置物を初めて見た時は、丸い可愛いらしさと出来栄えに感動した。
- 障がい者の方々は、1つひとつの作業と真剣に向き合っている。
- アルバイトだからこそ、障がい者の取り組み姿勢を知ることが出来た。
- 運営サイトでは商品の紹介をしているが、障がい者の取り組み姿勢を伝えるための媒体は無いこと知り、大変勿体無いと感じた。
- 拡散性の高いプロモーションビデオを制作する。
目的
- 障がい者の取り組み姿勢をプロモーションビデオを通じて、情報発信することで多くの方に知っていただく。
制作
コンセプト
「障がい者がひたむきに作業に取り組む姿を、ありのままに表現したプロモーションビデオ」をコンセプトとする。障がい者が作業に向き合う姿勢をストレートに伝えることで、商品の価値を高めることが出来ると考えた。過度な演出は控えながらも、新しい世界観を提供できるようにする。
制作物
- 本編映像(3分30秒程度)
- ダイジェスト映像(45秒程度)
- 本編映像
2020.0209
- ダイジェスト
2020.1222
ターゲット(誰のために)
- 障がい者の活動に興味がある方
- 陶器に興味がある方
プロジェクトで使用するツール
- Adobe after effects
- Adobe Premiere Pro
- Adobe illustrator
- 使用書体 A1明朝(モリサワ)
やわらかな印象と自然な温かみを感じさせる書体で、可読性も高いと考え使用した。
- 楽花声(らっかせい)とは
「楽」しそうな「声」が聞こえてくる窯業
「花」で表されている野の花学園の各事業所
「干支の置物」の丸い可愛らしさを例えた「落花生」
※アンケート結果
落花生 7票
器の実 3票
花の器 1票
- youtubeで特定の位置に移動するビデオチャプターを使用した際、赤いスライドバーの位置に文章が重ならないようにした。
ToDo
本編映像
文字の間隔を調整する
漢字・平仮名・カタカナのサイズを調整する
BGMの長さに収まるようにする
色味を調整する
時間の流れの強弱を付ける
文章の黒バックをさらに強調する
音声を追加する
エンドロールを追加する
エンドロールのBGMを探す
施設概要映像
文字の間隔を調整する
漢字・平仮名・カタカナのサイズを調整する
BGMの長さに収まるようにする
色味を調整する
文章の黒バックをさらに強調する
その他
再撮影をする
テロップの文章をふよう学園職員に確認・添削してもらう
制作物のサイト掲載の許可をもらう
テロップ(デザインと書体)を決める
テロップを制作する
文章に黒バックを付ける
概要集を制作する
ビジュアルポスターを制作する
- 野の花学園のサイトに完成物を掲載してもらう
参考映像
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- 野の花学園紹介動画(左)
- 福井県の障がいのある方が働く「就労支援事業所」のPR動画(右)
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- 障がい者就労支援事業所らくわ 事業所紹介(左)
- 就労移行支援事業所 HOPE GARDEN 作業の様子(右)
試作
- 明らかに顔が映らないように撮影した素材が多く、「障がい者の取り組みを見てもらいたい」という考えと相反する形になってしまった。
- 引きと寄せの強弱が無く、工程を順番に見せるだけで飽きやすいのではないかと感じた。
- 文章が無いため、福岡市立ふよう学園について何も知らない人には、伝わりにくいのではないかと感じた。
ふよう学園のプロモーションビデオの試作をおこなった。しかし、障がい者の顔が映らず、取り組み姿勢が伝わりにくい映像になってしまった。また、素材の寄りと引きのメリハリが無く、単調な映像になってしまったと感じている
CENTER:進捗・記録
2021.0205
本編_途中経過
2021.0129
本編_途中経過0129
2020.1211
ダイジェスト_途中経過1211
https://www.youtube.com/watch?v=B8-9RYZ3G2I
2020.1210
ダイジェスト_途中経過1210
2020.1205 本審査
ご意見・ご指摘
- 目的の「多くの人」を具体的にする(どんな時、どんな人に見てもらいたいのか)
- 障がい者の声や作業の音を入れる(難しい場合は、そのプロセスの説明を入れる)
- 商品を実際に買っていただいているシーンを入れる
2020.1201
- 障がい者の音声に関して、顔出しと同様の条件で使用する。
- エンドロールの障がい者の表記に関して、一人ひとり個人名を表記しない。
以上の点から、本編映像の3:00〜の「ありがとうございました」の音声を無しにした。
2020.1210
本編_途中経過1210
本編_途中経過1201
2020.1127
zoomでの改善点
BGM音量を下げる。- 「楽花声」の説明文を追加する。
- 音声を組み込む
- エンドロールを修正する。
本編_途中経過1127ver2
本編_途中経過1127
施設概要映像_途中経過1127
施設概要_途中経過1127 - 「社会福祉法人 野の花学園 ふよう学園」と「陶芸工房 楽花声」の文字の背景を白にした。
- 素材の差し替えをおこなった。
2020.1126
- 窯の操作音を追加した。
- 「社会福祉法人 野の花学園 ふよう学園」と「陶芸工房 楽花声」の文字の背景を白にした。
本編_途中経過1126 - 一通りのレイヤーの尺調整をした。
- 障がい者の声を追加した(土出し、スポンジ)。
- 素材の差し替えをした。
2020.1125
本編_途中経過1125
- ラストシーンに障がい者の声を追加した。
- エンドロール(仮)を追加した。
2020.1124
施設概要_途中経過1124
2020.1120
情報デザイン専攻プレゼンテーション
修正点
施設概要映像の素材をぼかさないようにする
文字の間隔を調整する(福岡市立「ふよう」学園ect...)
BGMが単調なので、障がい者や職員の実際の声を追加するべきプレゼンページの「まとめ」でどれくらい目的を達成できているかを伝える
本編_途中経過1120
2020.1119
窯業紹介_途中経過1119
テロップを追加した
施設概要_途中経過1119
2020.1118
本編_途中経過1118
職員に動画の障がい者の顔出し対しての一部指摘をいただいた。素材を差し替えれる場合は早急に差し替え、差し替え出来ない窯出しに関しては再度撮影する。
窯業紹介と施設概要の途中経過
- 説明文の文字サイズを拡大し、黒バックを追加した
- 素材を差し替えた
2020.1117
本編_途中経過1117
1分45秒〜48秒までの素材を、障がい者の顔出しの問題により、素材の差し替えをする
施設概要_途中経過1117
2020.1116
本編_途中経過1116
施設概要_途中経過1116
2020.1113
専攻別プレゼン
2020.1112
本編_途中経過1112
- 窯出しの素材を追加した
- メリハリを付けるために素材の伸縮立を変更
前回まで 120%〜130%
今回から 150%〜200%
障がい者の取り組みを見てもらうため、細かい工程の素材や文章はなるべく控え、全体の流れを伝えられるようにする。
撮影協力のエンドロールを追加するべきか考える
施設概要_途中経過1112
2020.1110
現地撮影
- 窯出し
2020.1109
本編_途中経過1109
- 文字の背景に黒ぼかしを加えた。
- 素材の差し替えた。
- 素材を足した。
基礎教育センターでの撮影
2020.1106
現地撮影
- 引きの素材
- 顔が見える素材
11月10日(火)に窯出しの撮影をする。
2020.1105
本編_途中経過1105ver2
本編_途中経過1105
再撮影が決定したので、必要な素材をメモしておく。
本編_途中経過1105
- 色味を調整して統一感が出るようにしている。
- 短い時間で連続で切り替わるシーンを組み込んだ。
2020.1102
施設概要_途中経過
2020.1030
本編_途中経過
- A-OTF A1明朝 Std Boldを使用した
- 文字の間隔を調整した
- 漢字・平仮名・カタカナのサイズを調整した
- 動画の左上に表記した
今後は文字に黒背景を付ける
2020.1028
施設概要_途中経過
再撮影
- 引きの素材
- タイムラプス
2020.1023
途中経過
zoomでの改善点
- %%全体が見える引きの素材を入れる%%
テロップの書体を変更する
2020.1021
撮影
- 障がい者の体が映るように撮影する。
2020.1016
途中経過
zoomでの改善点
インサートカットやタイムラプスなどの映像の流れにメリハリを付けるテロップの表示場所を変える施設の説明をするシーンを追加する- %%審査用の映像を制作する%%
- 窯業をわかりやすく伝えるなら、干支の置物以外の陶器も載せるべきでは?
- テロップ背景
ぼかしガウスのみ
ぼかしガウス + 彩度下げる + 明度下げる
2020.1015
- フォント案
2020.1014
- 動画の構成
初めて動画を見る人に「ふよう学園がどのような施設か」理解できるような構成にするために、前半にふよう学園の説明を行う。
2020.1009
zoomでの改善点
「ふよう学園」がどんな施設で「楽花声」が何の名前なのか初めて見る人でも分かるようにする
→冒頭や終盤の説明や「窯業以外の施設の内観と外観」を撮影するテロップの背景を「黒」または「ぼかし」で試してみる
→「黒背景」、「ぼかし」、「ぼかし+黒背景」を試作する作業風景だけでなく障害者と職員がコミュニケーションを取るシーン(顔が見えるシーン)を取り入れる
→再撮影をする書体を統一する
→まずは書体を決める面取りのシーンで使用している道具が見えるようにする
→素材を差し替える- ポスターを制作する
→メインビジュアルを決める
2020.1008
各工程のテロップの量を増やす(詳しく伝える)
例
現在:流し込み「液体状にした土を型に注ぎます。」
今後:流し込み「液体状にした土を型に注ぎます。」
「十分程度乾かしながら二回土を足します。」
2020.1007
ふよう学園に撮影に伺う
立ち作業と座り作業のメリハリを付けるには?
↓
立ち作業はカットを多くするべき?
色味の調整を進めていく
歴史のある重いイメージを与えられるように黄色を強調し、コントラストを意識している。
(右:編集前/左:編集後)
2020.1002
書体を見直し、動画の中で書体を統一する。(17号館5階モリサワ)
2020.1001
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- テロップが読みにくいと感じたので、試作1(背景あり)、試作2(文字を太く)、試作3(背景あり)を試作して、背景ありが見やすいと感じた。
細かい工程を見せようとしているので、見飽きる可能性があるのではないか?
↓
重要な工程や見所のある工程だけでもいいのでは?
↓
そのためには、もう一度素材を整理するべきでは?
2020.0925
工程に文章をつけながら説明する
↓
動画を見飽きてしまう可能性がある
↓
工程を伝えるだけでなく、障がい者の取り組みや様子を職員に伝えてもらうことで、より具体的に分かりやすくなる?
↓
そのためには、作業以外のシーンも撮るべきでは?