Infographics
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インフォグラフィックスとは、データや知識を視覚的に表現したもので、ピクトグラム、地図、グラフ、図表、取説や教科書の図版など、概念的情報を万人に分かりやすく表現するためのグラフィックスの総称です。
CONTENTS
インフォグラフィックスの5つの要素
- 見る人を惹きつける Attractive
- 目の流れに沿う Flow
- 情報を明確にする Clear
- 最小限の情報にする Simple
- 文字がなくても伝わる Wordless
Pictgram
ピクトグラムとは、主として公共空間で各種の案内・情報伝達に用いられる「絵文字(サイン)」です。トイレ、非常口、案内所や情報コーナーなど、公共案内の大半は国際標準が定められています。案内図を作成する場合などは標準ピクトグラムを用いましょう。
Sign
サインとは、特定の意味を伝達する「印」のことで、記号、信号、合図、手まね、身ぶり、標識、標示、掲示、看板などが含まれます。
Icon
図像。物事を簡単な絵柄で記号化して表現したもの。
- パースによる記号の三分類
- アイコン:性質から対象を指示する記号
- インデックス:現実の結合から対象を指示する記号
- シンボル:そこから解釈される事実によって対象を指示する記号
- 語源はキリスト教ギリシア正教会の聖像=イコン
Map
マップとは、空間的な位置情報を視覚的にわかりやすく整理して図にしたものです。地球の地表を縮小した「地図」がその代表です。
- Tube Map LONDON
ハリー・ベックによって1931年にデザインされた路線図は、路線のトポロジー(接続関係)のみを垂直・水平・斜め45度の線で構成。現代の路線図のモデルとなっています。
- 行基図
奈良時代の僧侶であった行基が作ったとされる「日本」の地図。江戸時代の中期ごろまでは、これが人々にとっての「日本」のイメージ。平安京のある山城国を中心に諸国を結ぶ道路を表し、日本列島の大まかな輪郭を形成。
Chart
複雑な情報を、視覚的にわかりやすく整理したものをチャートと言います。文字、図形、記号、導線などを総合的に用いるもので、フローチャートがその代表的なものです。
Table
ここで言う「TABLE(表)」とは、例えば、名簿、料金一覧、スペック(効能書き)など、情報を視覚的にわかりやすく伝える手段として、データを縦横に並べたもののことです。近年では、その大半がコンピュータ上で整理されるもので、一般にテーブル(table)と言われます。
- スプレッドシート(表計算ソフト)について
テーブルは一般に2次元(列Xと行Y)で表されます。
- 列 = column(カラム) = フィールド(見出し行の各項目)
- 行 = row(ロー) = レコード
- Illustratorで表を扱う場合
表のデータは、Illustrator上で直接作るのではなく、表計算ソフトなどで入力後、コピペして調整すると能率的です。項目間はTAB区切りになりますので、「TABルーラー」を文字ブロックに吸着させると各カラム位置の調整が楽にできます。
- 付記:表につけるキャプションについて
表のキャプションは左上に付けるのが原則です(図のキャプションは図の下)。
Graph
複数の情報を視覚的に「比較」することを目的とした図、すなわちグラフについて関連する情報を掲載しています。
- 付記:グラフにつけるキャプションについて
グラフは基本的に「図」なので、キャプションは下に付けるのが原則です。
Diagram
ダイアグラムとは情報や物事を2次元的・抽象的に視覚化したものです。量的なデータというより、質的な関係を表現するものであり、 図形と線・矢印・その他の視覚的リンクによってつながった図版として表現されます。