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Characters のバックアップソース(No.4)

#author("2021-06-10T23:27:53+09:00;2021-06-10T23:27:21+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*文字
Characters (書きかけです)
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文字は、人類最古の「遠隔・非同期」コミュニケーションツールです。
|数万年前|言葉の発生|情報の交換・リアルタイムコミュニケーション|
|BC4千年紀|''文字の発明''|情報の蓄積・非同期コミュニケーション|
|105年|紙の発明|情報のモバイル化|
|1440年頃|活版印刷|情報の拡散|
|1945年|コンピュータ|情報処理の自動化|
|1989年|WWW|情報共有のグローバル化|
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***文字の歴史
そもそも「文字の誕生」を境に「先史時代」と「歴史時代」が分かれるので、歴史は文字とともにある・・ということになります。

文字は農耕革命と同時期に誕生しています。蓄積された富の記録や分配に記号が必要になったこと、また、肥大化した集団を支配・統制するためのルールの明文化が必要になったことなどが文字成立の要因と考えられます。くさび形文字の原型は、シュメール人の日用品や農産物の数を表すトークン(粘土玉)を粘土板に押し付けて記録したことにはじまると考えられています。
&small(対面コミュニケーションによる意思疎通が可能な小さな集団であるとともに、食料をその場でシェアする狩猟採集社会では文字は不要。その証拠にアボリジニは文字は持ちません。);

-シュメール(メソポタミア)の[[楔形文字>GoogleImage:楔形文字]] 紀元前3,500年
-エジプトの[[ヒエログリフ>GoogleImage:ヒエログリフ]] 紀元前3,000年
-イランの[[エラム文字>GoogleImage:エラム文字]] 紀元前3,000年
-インドの[[インダス文字>GoogleImage:インダス文字]] 紀元前2,500年
-中国の[[漢字>GoogleImage:漢字]] 紀元前1,500年

-アルファベット(紀元前1500年頃〜)
--地中海東部の沿岸地域で発達した北セム文字が源流
楔形文字とヒエログリフを組み合わせてできたもの
[[北セム文字>GoogleImage:北セム文字]] > [[フェニキア文字>GoogleImage:フェニキア文字]] > [[ギリシャ文字>GoogleImage:ギリシャ文字]] 
※イメージ検索ではほぼ同じものがヒットするようです。

-日本の[[神代文字>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%BB%A3%E6%96%87%E5%AD%97]]
--[[ヲシテ文字>GoogleImage:ヲシテ]]

-仮名文字(奈良時代にめばえ、平安時代〜)
--諸説あって、成立時期がはっきりしない・・というのが実情
誰かがある時期に、計画的(政治的)に制定したものではありません
--仮名書きの有名な文は、[[古今和歌集仮名序(紀貫之)>Google:仮名序]]
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***文字体系
文字には音が連動するものと、そうでないものがあります。

-ピクトグラム 絵文字
-表語文字 漢字
-音節文字 かな
-音素文字 アルファベット
-参考:人間の用いる言語の最大の特徴は[[二重分節>Google:二重分節]]
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***文字の存在意義
-記憶の外在化と蓄積・保存 > 情報のモバイル化
-情報の時間差伝達を可能に > 非同期コミュニケーション
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***文字という情報伝達媒体の特殊性
-文字は視覚情報であると同時に聴覚情報である
目は形から言葉をとらえ、耳は音から言葉をとらえる
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***日本の文字文化の特殊性
-ひらがな、カタカナ、漢字。3種類も使うのは日本だけ
-数が多い分、一文字が担う[[情報量>InformationTheory]]が大きい
--日本語の符号化には2バイト(2SUP{16}; = 65536)必要((現在は文字コードとして UTF-8 を使うため、実質的には一文字3バイトです。))
--アルファベットの符号化は1バイト(2SUP{8}; = 256)で十分
-2バイト文化圏ではフリーフォントに限界。大半は有料かつ高額
-文字変換の煩わしさが日本のIT化の足枷となっている
-にもかかわらず日本の[[識字率>Google:識字率]]は非常に高い(江戸時代すでに80%)
-日本語は母音中心の言語
虫の声は欧米人にはノイズでも、日本人には「声」
-日本の紙面には「縦組み」と「横組み」がある

-補足:[[やまとことば>Language#yamatokotoba]]
太古より日本人が使い続けてきた言葉。日本語の文章の中の、漢語、外来語、また「〜する」という形の動詞以外のもので、一般に「訓読み」のもの
--訓読み:音を聞いただけで意味が定まる → 歌詞、キャッチコピー
--音読み:漢熟語、同じ音でも複数の意味(じしん:自身、地震、時針・・)
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-補足:俳句について
--世界最小の芸術 その情報量は、3B x 17 = 51B
--時間情報(季語)を必須とすることで、空間と時間を総合的に伝える
--七五調は、8beatの音楽 
|・・・・・- - -|- ・・・・・・・|・・・・・- - -|
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**APPENDIX

***文字が抱える光と闇
対面コミュニケーション(音声言語とミラーニューロン)を代替する「文字」による情報の共有には、光と闇がある。

-文字は、遠隔・非同期的な情報共有を可能にする
-概念(国家・敵・神、宗教・科学)すなわち虚構の喚起と固定
-嘘の捏造と固定・・根拠なき支配、詐欺

文字は「農耕」によるキャリング・キャパシティーの突破、言い換えれば「人類の野生動物から離陸」とともにある。文字は「知の共有」と「多様な文化の成熟」に寄与する「希望」の道具であると同時に、「文明の成長」に加担し人類を「破滅」へと導く刃でもある。

農耕革命によって人間の集団サイズはダンパー数((人類学者ロビン・ダンパーによる「互いに親密な関係を築ける集団構成員の上限=150人」を「ダンパー数」という。これは人間のみならず他の動物も。))をはるかに超えて拡大した。集団を統制するためには、ルールとそれを維持する組織が必要であり、そのルールを「明文化」するための「文字」は、そのとき同時に必須のものとなった。大きな集団の制御には「文字」による「情報」の制御が必要になるのだ。

現代においても、平和的で戦争をしない社会とは、小集団で動く狩猟採集民である。現在も狩猟採集生活をするアボリジニ も ヤノマミも「文字」をもたない。
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***バベルの塔と言語の話
>[[Google:バベルの塔 言語]]
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