第7回 LocalServer入門
情報デザイン演習IIIA/2020|情報デザイン専攻|2020.10.29|遠隔
情報共有シート|プロジェクト一覧|学科サイト
AGENDA
- 以下名簿が表示されます。ご自身の「出席欄」にチェックをつけて下さい。
情報共有シート - 自分のPC上でローカルサーバーを動かす体験を行います。
- 演習のテーマ「私のアナザースカイ」について、プロトタイピングを行うとともに、本日の成果報告を記載して下さい。
学科サイト(受講生一覧)
以下、LIVE動画をご覧下さい。記事に沿って解説しています。
本日のメニュー
はじめに
次回 11/5 プロトタイプの発表について
教室にて対面で行います。前回同様に受講生を前半・後半のグループに分けて行いますが、前回とは時間帯の前半・後半を入れ替えて実施します。以下のシートで、事前に出校時間を確認しておいて下さい。
ローカルサーバー(Xampp)の準備
HTML+CSS+JavaScript だけであれば、エディタとブラウザのみで、自分のPC内で動作確認することができますが、PHPを使ったWebアプリケーションは、サーバーの機能が必要になります。その動作確認を行うには・・
- つくったものをその都度、レンタルサーバーにアップして確認
- 自分のPC内にサーバー機能をもたせ(サーバーソフトをインストールし)、所定の場所(ドキュメントルートと言います)にファイルを置いて確認
Webデザインを学ぶにあたって、サーバー環境の準備は欠かせない作業です。レンタルサーバーにその都度アップして動作確認するというのは能率が悪いので、とりあえず自分のPCにサーバソフトをインストールして実験環境をつくりましょう。一人二役状態、つまりサーバーとクライアントを一台のPCの中で同時に動かす・・ということです。
XAMPPの利用
Windows、Mac、LInux あらゆるOSで利用可能な XAMPPというサーバーパッケージがあります。一般にはこれを用いることが多いと思います。ライセンスGPLです。無料です。Webアプリ開発などの学習には最適のシステムですので、是非自分のPCにインストールして、使ってみて下さい。
XAMPPのインストール
- XAMPP(ザンプ)は、Webサーバーマシンの構築に必要なソフトウェアをパッケージしたもので、以下の4つの主要ソフトウェアと管理ツールなどが含まれてます。これをインストールすることで、自分のPCがサーバー機能を持つことになります。
- Apache(Webサーバ)
- MySQL / MariaDB(データベースサーバ)
- PHP
- Perl
XAMPPには、ダウンロードデフォルトの VM(バーチャルマシン)タイプと、インストーラータイプと2つの仕様があります。ここでは、従来からあるインストーラー形式のものを前提に説明しています。
インストーラータイプをDLするには、公式サイトのダウンロードページにある「その他のダウンロード」から必要なものを選択していきます。以下です。''
- https://sourceforge.net/projects/xampp/files/
ここで対応OSを選択して、最新のフォルダを開けると以下のように2つあるので、installer を選んでください。xampp-osx-7.4.10-0-vm.dmg xampp-osx-7.4.10-0-installer.dmg ← こちら
- インストールは簡単です。指示にしたがって「次へ」と進めるとインストールが完了します。たまに「オススメ」のインストールのお誘いがありますが、必要ないものは入れないのが賢明です。
- このとき重要なのが、XAMPPがHD内のどこにインストールされたのか・・ということです。XAMPP フォルダは直接扱うので、必ず把握して下さい。
サーバー環境の動作確認
以下、インストールしたサーバー環境の動作確認を行います。
- XAMPP フォルダの中に、以下のアイコンがあるはずです。それをダブルクリックしてコントロールパネルを起動して下さい。
- Windowsの場合は xampp-control.exe
- Macの場合は manager-osx
Apacheの起動
- Xamppのコントロールパネルから、サーバー(Apache)を起動して下さい。
参考記事(AdminWeb) - 例えば、Pukiwikiの利用であれば、Apacheサーバーのみ動けばOKです。
- ブラウザを起動して、アドレスバーに以下を直接入力して下さい。
http://localhost/
- 「It Works!」と表示されれば、サーバーは正常に動いています。
このとき、あなたのPCは、一人二役状態にあります。
あなたのPC内のサーバーソフトが、あなたのPC内のブラウザからの要求に応答している…という状態です。
- Xampp フォルダの中に htdocs というフォルダを見つけて下さい。
/xampp/htdocs/ - htdocs が 配信用のHTMLファイルを置く場所(ドキュメントルート)です。
その中に、 index.html があって、ソースを見ると、先の「It Works!」
が書かれているのがわかると思います。 - その index.html をあなたが作ったものと入れ替えれば、動作確認ができます。
- 要確認
- 単にファイルをブラウザにドラッグした場合、アドレスは
file://
- htdocs内にファイルを置いて、Localhostにアクセスした場合、
http://
と、明らかに異なる動作確認を行っていることがわかります。
前者は、ファイルとして表示したもの、
後者はサーバーから配信されたもの・・ということになります。
- 単にファイルをブラウザにドラッグした場合、アドレスは
プロトタイピング|AnotherSky
サイト全体
前回に引き続き、プロトタイプの制作を進めて下さい。次回までに、サイトマップとワイヤーフレーム(WordPress の外観>テーマ のレイアウト)を決めて、プロジェクトのページに掲載して下さい。
- GoogleImage:サイトマップ ← どちらかと言えば「アイデア創出」段階
- GoogleImage:ワイヤーフレーム
個別投稿記事
投稿記事の基本的な情報構成パターンについても、プロトタイプを作成して、「投稿プロトタイプ」等の名称で投稿してください。投稿は、一般に以下のような要素を含みます
- 投稿タイトル(形式の統一が必要です)
- アイキャッチ(メインビジュアル)
- 5W2H(記事によって必要な項目は異なります)
- What : これは何?
- When : いつ?
- Where : どこで?
- Who : 誰が?
- Why : なぜ?
- How : どのように?
- How much : いくら?
- 記事本文
- 詳細説明画像とキャプション
- 事例:投稿プロトタイプ
学科サイトの更新|次回発表前までに
CurrentStatus 部分の更新
- サイトマップとワイヤーフレームを作成して掲載して下さい。
- プロトタイプサイト(WordPress.com)のアドレスを掲載して下さい。
- 特徴的なページのスクリーンショットも掲載して下さい。
プロジェクト管理の部分を更新
- スケジュールを更新して下さい。
- ToDo項目を整理・更新して下さい。
Worklog の 本日の作業記録を各自執筆
- この部分は当該週の「日記」です。今週の作業内容を報告して下さい。
- WebServerに関する技術的なメモも残しましょう。
APPENDIX
- 世界最初のWebサーバー(画像) 関連記事
- 日本最初のWebサーバー
- 日本で最初のホームページ(アーカイブ)
高エネルギー加速器研究機構 計算科学センターの森田洋平博士によって発信
情報源>株式会社つくばマルチメディアが管理するサイト