Personal Computer
はじめに
Personal Computerとは、文字どおり個人向けに作られた汎用的なコンピュータで、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPCなどの区別があります。
このページでは、自宅学習用のPCの購入についてQ&A形式で概説します。
パソコンはスマホ(タブレット)はどうちがうの?
端的にいうと、スマホやタブレットは「情報の閲覧」に特化したツールで、パソコンは「情報の生成、処理、管理保存」のためのツールです。みなさんがこれから学ぶのは「作ること」が中心になるので、スマホ・タブレットとは別にPCを購入することをお勧めします。
予算はどれくらい?
5万円以下のPCでも普通に仕事はできますが、10万円程度以上であれば、あれができない、これができない・・といったことはないと思います。具体的な製品についてはネットの口コミサイトで評判を確認するのが賢明です。この分野は技術革新が早いため、4~5年で買い替えが必要になります。必要以上に高価なものを選ばず、とにかく最初の一台は使い倒すぐらいの姿勢で接することをお勧めします。
デスクトップかノートかタブレットPCか
最初の一台ということであれば、デスクトップよりもノートPCかタブレットPCを勧めています。わからないことがあるとき、簡単に持ち出して、誰かにサポートしてもらうことができます。
ノートPCかタブレットPCかについては、好みの問題かと思いますが、個人的にはノートPCがよいかと・・。タブレットPCは、画面サイズ、補助記憶容量等基本的にはタブレットに近く、本格的な作業をするには小さい・・という印象があります。
Windows か Mac か?
結論、どちらでもよいのですが、主たる利用目的で選択は異なると思います。
Windowsパソコンというのは、様々なメーカーが作ったハードウエア上に Microsoft社のOSであるWindowsを搭載したパソコンのことで、それぞれにボタンの配置、操作等が異なります。利用者が多いことから、Web上にヘルプ情報が豊富、データのやりとりでストレスを感じない、フリーソフトも豊富・・といったメリットがあります。5万円以下の低価格のものもあり(発色や音質は?ですが)、とにかく、ゴリゴリ使って、PCの仕組みを知ることからはじめたい・・という方にはおすすめです。
MacはOSとハードを同じApple社が作っています。ディスプレイの発色、内蔵されたフォント、音質・・Appleの製品は音楽と映像に関するこだわりから、それらの品質は高いと言えます。iPhoneを使っている方には、相互のデータ交換等がスムーズな点で有利です。
PhotoshopやIllustratorのデータにはWinとMacで互換性があるので、どちらを選択しても、課題の制作等で困ることはありませんが、ソフトによってはWindowsあるいはMac、いずれか一方にしか対応しないものもあるので、これは必須ツール・・というソフトウエアがある場合は、対応OSを確認しておきましよう。
その他、購入時の注意点は?
- キーボード配列を確認してください。
- 標準的な配列を選択するのが賢明です。
- ノートPCの場合、テンキーの有無でサイズが大きく変わります。
- Enterキーの右側や、カーソルキー(上下左右)の周囲に隣接するキーがあると、ミスタッチが増えて生産効率が下がります。
- 画面の実寸と、解像度(画素数)は単純に比例するものではありません。サイズは小さくとも密度が高く、高精細なものもあって、それが価格に反映しますので、単に見た目のサイズだけで選ばないよう、注意してください。
- 念のため、音を出して音質を確認してください。低価格のものでは、音楽の鑑賞に耐えないレベルのものもあります。
- 電源ケーブル(ACアダプタ)を確認してください。PC本体は「小型軽量」のつもりで購入したら、ACアダプタが異様に大きく、カバンの中でかさばってしまう・・という話をよく耳にします。
付記:Linuxについて
PCのOSには、Windows、Mac以外に LinuxというOSがあります。
右のページで解説しています。> Linux