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CivilizationAndCulture のバックアップの現在との差分(No.2)


#author("2021-06-19T11:51:16+09:00;2021-06-19T11:46:28+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*文化と文明
#author("2021-07-13T23:19:12+09:00;2021-07-13T18:49:55+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*文明と文化
Civilization & Culture
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-多様化と一元化(標準化・グローバル化)
-成熟と成長(そこには限界がある?)
-アート - Design - テクノロジー
-音楽 - 言語(文字) - プログラミング言語
**はじめに
異文化という言葉は一般的でが、異文明という言葉はあまり使いません。つまり、文化はその多様性を前提としていますが、文明はグローバルな拡大一元化(標準化)が前提となっている・・ということです。

-文明(Civilization)
--生活環境とその管理システム
--都市空間、交通システム、情報システム、法制度、政治システムなど、
--文明は(効率化のために)多様性を捨てて拡大(標準化)していきます

-文化(Culture)
--生活様式と精神活動
--言語・衣・食・住・技術・学問・芸術・道徳・宗教など
--文化の多様性は相互に尊重されています

文明社会というものを、定常開放系とみなして、そのホメオスタシス(恒常性)を考えた場合、それが基本的に外部に負荷を与えつつ内部を拡大することでしか生きながらえることができない存在であることは、歴史を見れば明らかです。

つまり、文明社会は、自然界における定常開放系(生命体、地球)とは異なり、サスティナブルな存在としての体をなしていないということです。
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グローバル化(標準化)する「文明」をハードウエアでデザインするのではなく、ローカル化(多様化)する「文化」をソフトウエアでデザインすることが必要だ。
***ヒトに特有の「過剰」
文化も文明も、ヒト特有の無駄に発達した前頭葉が作り出す「過剰」の産物と言えます。生物として自然に適応する分には必要のない過剰性。これが他の動物にはない「[[共同幻想]]」、「生息域の拡大」、「[[環境収容力>CarryingCapacity]]の拡大」、「個体数の爆発的増加」という現象を生み出したのです。
//((結局のところ、ホモ・サピエンスとは脳内麻薬による快感をベースに生きている。過剰に増えた脳神経細胞の組換え時に発生する快感があらゆる「余計なもの」を生み出している(音楽もタバコもドーパミン・アクセラレータ。だからドラッグの問題もなくならない)。))。

-神はなぜ世界中の言語をバラバラにしたのか > 多様性を維持するための知恵
-文明は過剰の産物です。祭礼目的で生み出された余剰な食料によって、環境収容力が上昇し、それが 人口増 > 生産増 という「成長のスパイラル」につながりました。しかしその社会は「成長し続けることでしか安定を保つことができない」というやっかいな存在で、地球という限られた環境の中では、やがて破綻するしかないという運命を抱えているように感じます。

-文明とは、文字情報による知識の継承の結果、累積し加速した技術進歩である。「文字による伝承によって人類が不滅になった現象」を文明といってもいい。
https://courrier.jp/columns/104945/
文字の文化/文明については
> [[Characters]] と [[note/CarryingCapacity]] へ転記
-文化も過剰の産物です。生命維持には不要な情報刺激で「脳」を動かして喜ぶ。これが、言葉・物語・音楽・絵画の起源です。しかし、こうした精神的な活動は資源・エネルギーを浪費することはなく、大量の廃棄物を作り出すこともありません。

自然(ピュシス)を支配・制御するために、資源・エネルギーを使って環境を変えていく「文明の過剰」は地球を破滅に導いてしまいます。人類が農耕革命、そして産業革命によって拡大し続けた時代の常識に No! を突きつけるとともに、ピュシスに寄り添う「文化の過剰」をもって喜びとする(足るを知る)生き方を模索する必要があるのではないでしょうか。
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***0 - 10 - 100
- 0 を 1  
-- Art > 恋 > 対面で落ちる
-- 発見・発動
-- ハレ(対面)の日
#image(Fig.jpg,right,32%)
***相関する対立概念
-文明 - 文化
-成長 - 成熟
- 一元化 - 多様化
-日常  - 非日常 &small(自動車専用道路 - 歩行者天国);
-禁忌の順守 - 禁忌の侵犯 &small(人は歩いてはいけない - 人が自由に歩く);
-富の溜め込み(生産) - 富の蕩尽(消費)&small(ドミノを並べる - 倒す);
&small(富とは蕩尽されるべく溜め込まれたもの。無くならないものは富にはなり得ない。例えば、複製によって永続性をもつ「情報」には富としての性質はない。);
-庶民 - 貴族
-ケ - ハレ(柳田国男)
-中心 - 周縁(山口昌男)
-俗 - 聖(エミール・デュルケーム、ミルチャ・エリアーデ)
-市場交換(等価交換)- 再分配 - 贈与交換(​贈与と返礼)
-無縁化(孤立) - 有縁(絆)
-テクノロジー - デザイン - アート
-実学 - リベラルアーツ 
-プログラミング言語・実用言語  - 言葉 - 詩的言語・歌詞
&small(詩的言語、歌詞とは、要するに国語のテストでは X となるような言葉の配列構成);
-音楽産業 - 音楽 
&small(音楽の商品化は、米・ビルボードによる「ヒットチャート 」にはじまる。ミュージシャンとレコード会社と契約が「悪魔との契約」として描かれるのは、音楽が商品と化したことに対するアーティストの怒りの現れ。);
-映画産業 - 映画
-教育産業 - 教育
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- 1 を 10
-- Design > 愛 > 遠隔でも育める
-- 設計・実装
-- ケ(遠隔・ 非同期)の日
***ハードとソフト
ハードにもソフトにも、文化の成熟と文明の成長に貢献する両面性があります。

-10 を 100
--24時間 365日 AIとロボットが担当
-ハード
--道具(和の道具)は人間の技量を成熟させる
--ハードウエア部品は効率化のために標準化する

-ソフト
--言語は文化の成熟に貢献
--ソフトテクノロジーは効率化のために標準化する
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***文字の2面性
文明の成立には、文字による情報の蓄積と継承が大きく寄与しています。
文明と文化に関わる文字の2面性ついては以下のページへ転記
-[[Characters]]
//-[[CarryingCapacity]]

***文化も文明も「過剰」の産物
//「文字による伝承によって人類が不滅になった現象」を文明といってもいい。
//https://courrier.jp/columns/104945/

-文化は過剰の産物だ。人間が生命維持に不要なもので「脳」を動かして喜ぶことが、音楽・絵画・物語を産んだ。
-文明は過剰の産物だ。余剰なものを生み出した結果、キャリング・キャパシティーが上昇し、それが人口増>生産増という成長のスパイラルを産んだ。
-神はなぜ世界中の言語をバラバラにしたのか> 文化の多様性を維持する知恵
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結局のところ、ホモ・サピエンスとは脳内麻薬による快感をベースに生きている。過剰に増えた脳神経細胞の組換え時に発生する快感があらゆる「余計なもの」を生み出している(音楽もタバコもドーパミン・アクセラレータ。だからドラッグの問題もなくならない)。
**文明という「病」に関するMEMO

ピュシスを制御するために資源・エネルギーを使って環境を変えていく文明の「過剰」は地球を破滅に導いてしまう。原点に立ち返り、ピュシスに寄り添う文化の「過剰」をもって喜びとする(足るを知る)必要がある。
***時間
神話や経典が伝える内容には、世界はどんどん悪くなり、やがて「終末」や「末法」を迎える・・というものが多くあります。それぞれを詳細にみれば、単に人類が破滅するという意味ではないようですが、いずれにしても、当時の人々にとっては、今私たちが感じているような「時間とともに社会は進歩する」とか「暮らしのレベルが成長する」という感覚はなかったのではないでしょうか。

農耕がはじまると、気候の周期性が意識され、時間感覚は「循環」に変わります。生活技術の進化も目に見えないほどゆっくりだったので、成長というより、同じことの繰り返し・・というイメージだったのかもしれません。

産業革命以後、テクノロジーの進化は体感できるほど速くなりました。私たちは現在「どんな問題も、テクノロジーの発達によっていつかは解決される」、「生活はどんどんよくなるはずだ」という世界観(誤解)の中で生きています。

しかし残念ながら、文明社会はますます複雑怪奇で制御不能な状況に陥りつつあるというのが現実です。将来の技術が問題を解決してくれるだろう・・と、後先考えずに見切り発車するような技術の導入が、結果的に処理できないゴミを地球上に溜めつつある事実を見れば、それは明らかでしょう。

それは「[[エントロピーの法則>Entropy]]」つまり、
 エネルギーや物質は、使用可能なものから使用不可能なものへ、
 秩序のある状態から、無秩序な状態へと変化する(覆水盆に返らず)
という物理の絶対真理(その他の法則は暫定真理)によって説明されます。

物理現象には一般に対称性(+ と- のバランス)が存在しますが、時間は一方向にしか流れません(不可逆過程)。加速する成長がもたらすのは、処理できないゴミ、無秩序、混乱です。

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***テクノロジーの外部費用
&scale(80){[[Entropy]] のページから引用};

何かを作り出す際、その生産に直接関わる材料費や人件費以外に、それがもたらす副作用の処理に必要となる費用を外部費用といいます。一般に、テクノロジーの発展に伴って生じる外部費用は、テクノロジーによって生み出される利益よりも小さいと想定されているので、例えばそれが公害をもたらしたとしても、その処理にかかる費用は吸収できる・・と考えられています。しかし現実はそうではありません。

テクノロジー(+資源・エネルギー)によって新たな製品や仕組みが作り出されるときには、それによって得られる秩序(低・エントロピー)よりも大きな無秩序(高・エントロピー)がもたらされます。

新たなメディアが登場すれば、それがもたらす社会的な問題を解決するために、新たな法律とその番人が必要になる・・その負担は、メディアの収益が社会にもたらす利益よりも大きいのです。

 特殊なテクノロジーによって、副次的に惹き起こされた無秩序な状態は
 別のテクノロジーを応用すれば一時的に解決がつくことはつく。
 ところが、解決を得たのはいいとしても、それに必ず伴うのは
 以前にもまして大きな無秩序の出現である。
 再び、ジャック・エリュールの言葉を借りよう。
 「技術が連続して生まれるのは、それ以前の技術が、
 必然的に次の技術を生まざるを得ないように仕向けているからだ」
 ・・これこそ、(熱力学)の第2法則であり、それ以外の何ものでもない。
&small(エントロピーの法則, ジェレミー・リフキン);

薪(バイオマス)では足りなくなり、石炭を活用する。それでも足りなくて石油を掘り出す。そして原子力。古い燃料よりも新しい燃料の方が、エネルギーの取り出しにかかる手間とエネルギーは大きく、それに伴う外部費用も大きくなります。人類が農耕をはじめて、その[[環境収容力>CarryingCapacity]]を拡大しはじめたことが間違いのはじまりでした。テクノロジーは未来を開いている・・と思われていますが、テクノロジーは、自らが生み出す無秩序(高エントロピー)を処理するために、さらに新しいテクノロジーを生み出さざるを得ないのです。つまり文明は「成長」という名の負のスパイラルの中にあります。

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***狩猟採集民の争いと文明社会の戦争
狩猟採集社会にも争いはあったが、それは食料資源の獲得にともなうもので、必要以上に近づき過ぎた場合や、気候変動で食料不足になった場合、すなわり争う本人自身に争いの動機がある場合に限られていたと考えられる。一方で、農耕社会における争いは、支配者の「拡大欲望」にもとづく意思によって統率された集団同士の争いであり、兵士自身に相手を殺す意思はない。これは企業間競争でも同じである。
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***交換
-贈与交換(​贈与と返礼)- 再分配 - 市場交換(等価交換)
贈与交換では、贈り物の排他的所有はできない。そこには haw が付着していて、贈与者の手を離れても彼の人格の一部として認識される。そのような「贈与の霊」の圧力が、多産性や豊穣性と結びつき贈与の義務的循環を作り出す

-モースによる研究
北アメリカ北西海岸部に住む先住民の間で行われた、ポトラッチ。饗宴を伴う贈与交換で、贈られた物よりもより多くの物を返礼することに重点が置かれる。贈与交換には競争的な性格がある。
 モースは、供犠の機能は供物の媒介によって聖なる世界と俗なる世界の伝達を確立することとする。

-マリノフスキーによる研究
メラネシアのトロブリアンド諸島周辺で行われているクラ。円環的な贈与交換のシステムで、2種類の装飾品が互いに逆方向に贈り物として人の手を渡っていく。装飾品は儀礼的な財物であるが、クラ交換に伴ってさまざまな物品の贈与、交易が行われる。クラは単なる儀礼的贈与交換ではなく、社会関係、経済関係、儀礼、呪術などの複合体。

-レヴィ・ストロースの研究
物品の贈与交換の体系だけでなく、婚姻における女性の交換の体系にも注目し、この両者を総合
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