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Infographics のバックアップの現在との差分(No.2)


#author("2023-03-28T12:45:46+09:00;2022-06-14T13:15:20+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
#author("2023-06-28T15:55:53+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*Infographics
[[GoogleImage:infographics]]
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インフォグラフィックスとは、データや知識を視覚的に表現したもので、ピクトグラム、地図、グラフ、図表、取説や教科書の図版など、概念的情報を万人に分かりやすく表現するためのグラフィックスの総称です。

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***CONTENTS
#contents2_1
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**インフォグラフィックスの5つの要素
-見る人を惹きつける Attractive
-目の流れに沿う Flow
-情報を明確にする Clear
-最小限の情報にする Simple
-文字がなくても伝わる Wordless
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**__[[データインク比>GoogleImage:Data-ink ratio]]__について
エドワード・タフテによる「良いグラフィック」の指標で、「グラフィック全体の印刷にかかったインク量のうち、データを伝えるために用いられたインク量の比率が 1.0 に近いほど良い・・と考えられます。
 Data-ink ratio = Data-ink / total ink used to print the graphic
&scale(75){Edward Tufte, 1992, The Visual Display of Quantitative Information };
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**Pictgram
ピクトグラムとは、主として公共空間で各種の案内・情報伝達に用いられる「絵文字(サイン)」です。トイレ、非常口、案内所や情報コーナーなど、公共案内の大半は国際標準が定められています。案内図を作成する場合などは標準ピクトグラムを用いましょう。
//(標準があるのに勝手にリメイクするのはユーザ視点で考えて好ましくありません)
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-[[ピクトグラム(Wikipedia)>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0]]

-[[標準案内用図記号|交通エコロジー・モビリティ財団>http://www.ecomo.or.jp/barrierfree/pictogram/picto_top2020.html]]
-[[標準案内用図記号|交通エコロジー・モビリティ財団>http://www.ecomo.or.jp/barrierfree/pictogram/picto_top2021.html]]
PDF,EPS形式のデータがダウンロードできます。

-[[コミュニケーション支援用絵記号|共用品推進機構>http://www.kyoyohin.org/06_accessible/060100_jis.php]]
AI,JPEG形式のデータがダウンロードできます。

-[[human pictogram 2.0>http://pictogram2.com/]]

-[[日本ピクトさん学会>http://www.pictosan.com/]]

-Isotype
--[[Wikipedia:アイソタイプ]]
--[[オットー・ノイラート>Wikipedia:オットー・ノイラート]]
--[[ゲルト・アルンツ >https://en.wikipedia.org/wiki/Gerd_Arntz]] http://www.gerdarntz.org/

-ピクトグラムデザインの参考
--[[Google Icon Grid>Google:Google Icon Grid]]
--https://material.io/design/iconography/system-icons.html#
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**Sign
サインとは、特定の意味を伝達する「印」のことで、記号、信号、合図、手まね、身ぶり、標識、標示、掲示、看板などが含まれます。

-サインとは(日本サインデザイン学会)
http://www.sign.or.jp/about_sign
//-[[概説(Wikipedia)>Wikipedia:サイン]]
-[[GoogleImage:案内 サイン デザイン]]
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***デジタルサイネージ
デジタルサイネージとは、公共スペース・交通機関・店頭など、様々な場所で情報を提示する電子的なメディアの総称です。ディスプレイデバイス、ネットワーク環境が充実したことで、新しい情報環境が形成されています。

-特定の時と場所に提示される
-相手によってコンテンツを切り替える(カメラによる顔認証など)
-インタラクティブな表示(縦列駐車をサポートする映像など)
-注目を集める仕掛け(話かける・音を出すなど)
-現実空間との融合(空中ディスプレイなど)
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**Icon
図像。物事を簡単な絵柄で記号化して表現したもの。

-パースによる記号の三分類
--アイコン:性質から対象を指示する記号
--インデックス:現実の結合から対象を指示する記号
--シンボル:そこから解釈される事実によって対象を指示する記号
-語源はキリスト教ギリシア正教会の聖像=イコン

//-[[概説(Wikipedia)>Wikipedia:アイコン]]
-[[GoogleImage:イコン]]
-[[GoogleImage:アイコン]]

-Font Awesome
https://fontawesome.com/icons?d=gallery&m=free
-Material design icons
https://www.materialpalette.com/icons
-[[Google Icon Grid>Google:Google Icon Grid]]
https://material.io/design/iconography/system-icons.html#
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**Map
マップとは、空間的な位置情報を視覚的にわかりやすく整理して図にしたものです。地球の地表を縮小した「地図」がその代表です。
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-[[GoogleImage:地図 デザイン]]
-[[GoogleImage:路線図 デザイン]]
-[[GoogleImage:ルートマップ デザイン]]
-[[GoogleImage:館内マップ デザイン]]
-[[GoogleImage:マインドマップ]]


-[[Tube Map LONDON>GoogleImage:Tube Map London Beck]]
&small(ハリー・ベックによって1931年にデザインされた路線図は、路線のトポロジー(接続関係)のみを垂直・水平・斜め45度の線で構成。現代の路線図のモデルとなっています。);

-__[[行基図>GoogleImage:行基図]]__
&small(奈良時代の僧侶であった行基が作ったとされる「日本」の地図。江戸時代の中期ごろまでは、これが人々にとっての「日本」のイメージ。平安京のある山城国を中心に諸国を結ぶ道路を表し、日本列島の大まかな輪郭を形成。);
&small(「国家」のような社会集団の概念の共有には空間的領域を視覚化した地図が必要です。);

-''geojson.io'':https://geojson.io/
様々な GeoJSON データが公開されていて、
--地図上のマウス操作で GeoJSON データを出力することができます。
--GeoJSON データ から地図を表示することができます。
--参考:[[GeoJSON>JSON#GeoJSON]]


-関連リンク
--__[[GIS:Geographic information system>Wikipedia:地理情報システム]]__
--[[国土地理院 地図>https://maps.gsi.go.jp/]]
--[[世界地図リンク集>http://www.hir-net.com/link/map/world.html]]
--[[白地図・世界地図・日本地図が無料>http://www.freemap.jp/]]

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**Chart
複雑な情報を、視覚的にわかりやすく整理したものをチャートと言います。文字、図形、記号、導線などを総合的に用いるもので、フローチャートがその代表的なものです。

-[[GoogleImage: チャート デザイン]]
-[[GoogleImage: 組織図 デザイン]]
-[[GoogleImage: 系統図 デザイン]]
-[[GoogleImage: 相関図 デザイン]]
-[[GoogleImage: 年表 デザイン]]
-[[GoogleImage: フローチャートデザイン]]
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**Table
ここで言う「TABLE(表)」とは、例えば、名簿、料金一覧、スペック(効能書き)など、情報を視覚的にわかりやすく伝える手段として、データを縦横に並べたもののことです。近年では、その大半がコンピュータ上で整理されるもので、一般にテーブル(table)と言われます。

-[[GoogleImage: 表 デザイン]]

-スプレッドシート(表計算ソフト)について
テーブルは一般に2次元(列Xと行Y)で表されます。
--列 = column(カラム) = フィールド(見出し行の各項目)
--行 = row(ロー) = レコード

-Illustratorで表を扱う場合
表のデータは、Illustrator上で直接作るのではなく、表計算ソフトなどで入力後、コピペして調整すると能率的です。項目間はTAB区切りになりますので、「TABルーラー」を文字ブロックに吸着させると各カラム位置の調整が楽にできます。

-付記:表につけるキャプションについて
表のキャプションは左上に付けるのが原則です(図のキャプションは図の下)。
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**Graph
データの視覚的な「比較」を目的とした図を一般にグラフといいます。
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-[[GoogleImage: 棒グラフ]](項目間の比較)
&small(数値で見ると大した差のないデータでも、グラフの描き方次第で差を強調することができます(ただし、この手法は誤解を招きやすいので注意が必要です));。
-[[GoogleImage: 帯グラフ]](構成比)
-[[GoogleImage: 折れ線グラフ]](時系列の推移)
-[[GoogleImage: 円グラフ]](構成比)
-[[GoogleImage: レーダーチャート]](複数項目の比較)
-[[GoogleImage: ヒートマップ]](2次元データを色や濃淡で表現)
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-Illustator でグラフを作成する場合
--ツールボックス>グラフ作成ツール>アートボードに領域をドラッグ
--データ入力用のダイアログが同時に表示されます
--スプレッドシートから(行・列見出しを含めて)表をコピー&ペースト
--ファイルから読み込む場合は、.tsv 形式であることが必要
&small(日本語が文字化けする場合はテキストエディタ等で文字コードの変換をお試し下さい。);

-SpreadSheet でグラフを作成する場合
--グラフ化したい部分を(行・列見出しを含めて)選択
--メニュー>XXXX>グラフを作成 ・・
--その後、グラフの設定パネルで詳細を調整

-Googleフォーム
--アンケートの結果はそのままグラフ化されます(開示設定が必要)。
--事例:https://forms.gle/VLNXG2xjiCDJPGUY7

-Google検索
--検索ボックスに数式を入力するとグラフ化されます。
-- 事例:[[Google:z = x^3+y^2]]

-[[その他のグラフ作成ソフト>Wikipedia:グラフ作成ソフト]]
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**Diagram
ダイアグラムとは情報や物事を2次元的・抽象的に視覚化したものです。量的なデータというより、質的な関係を表現するものであり、 図形と線・矢印・その他の視覚的リンクによってつながった図版として表現されます。

-[[GoogleImage: 分解図]]
-[[GoogleImage: 組み立て図]]
-[[GoogleImage: 模式図]]
-[[GoogleImage: 断面図]]
-[[GoogleImage: 平面図]]
-[[GoogleImage: 立面図]]
-[[GoogleImage: 案内図]]
-[[GoogleImage: 列車ダイヤ]]
-[[GoogleImage: 路線図]]
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**APPENDIX

***グラフィックスの制作に関わるソフトウエア
-[[Adobe Illustrator>GoogleImage:Adobe Illustrator]]
-[[InkScape>Google:InkScape]](OpenSourceの定番)
-Figma:https://www.figma.com/
参考記事:https://ferret-plus.com/13195
-draw io:https://www.draw.io/
概説:https://about.draw.io/
-[[SpreadSheet>GoogleImage:SpreadSheet]] 
-[[Python]](プログラミング言語) > [[DataVisualization]]
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***図表につけるキャプションについて
論文・レポートでは、図表にユニークな(他とかぶらない唯一の)番号とともにキャプションをつけるのが一般的です。

-表のキャプションは表の左上(表は左上から見る(読む)ため)
-図のキャプションは図の下(図は全体を見るため)


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