「人とモノのミスコミュニケーションの研究」の版間の差分

提供: JSSD5th2019
Jump to navigation Jump to search
(ページの作成:「- ここにサブタイトルを記載 - <!-- 以下の赤字表記部分は、ご確認後に消去して下さい --> <span style="color:red;">'''注)'''</span> *<s…」)
 
(「人とモノのミスコミュニケーションの研究」を保護しました ([編集=管理者のみ許可] (無期限) [移動=管理者のみ許可] (無期限)))
 
(3人の利用者による、間の61版が非表示)
1行目: 1行目:
- ここにサブタイトルを記載 -
+
- 二者択一をケーススタディとして -
  
  
<!-- 以下の赤字表記部分は、ご確認後に消去して下さい -->
+
; 永嶋拓仁 / 九州大学大学院芸術工学府
<span style="color:red;">'''注)'''</span>
+
: NAGASHIMA Hiroto/ Graduate School of Design, Kyushu University
*<span style="color:red;">この雛形は、研究発表(口頭・ポスター)に適用されます。</span>
+
; 平井康之 / 九州大学芸術工学研究院
*<span style="color:red;">英文概要は、80ワード程度を目安にご執筆下さい。</span>
+
: HIRAI Yasuyuki/ Faculty of Design, Kyushu University
*<span style="color:red;">本文部分は、2,000文字程度を目安にご執筆下さい。</span>
 
*<span style="color:red;">見出しの語句は参考例です。</span>
 
*<span style="color:red;">「あなた」が編集を行うとページの履歴に利用者名が残ります。</span>
 
  
 
+
''Keywords: Product Design, Interface Design, UX''
; ◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属
 
: ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ / ◯◯◯◯◯◯ University ← 氏名 / 所属 の英語表記
 
: ''Keywords: Product Design, Visual Design'' ← キーワード(斜体)
 
  
  
 
; Abstract
 
; Abstract
: Lorem Ipsum is simply dummy text of the printing and typesetting industry. Lorem Ipsum has been the industry's standard dummy text ever since the 1500s, when an unknown printer took a galley of type and scrambled it to make a type specimen book. It has survived not only five centuries, but also the leap into electronic typesetting, remaining essentially unchanged.
+
: Miss-Communication between Human and Product ~Selection Process from Two Alternatives~
 
 
 
 
  
  
 
==目的と背景==
 
==目的と背景==
 室は扉赤と何にもってくださいう。へんはぶんがまたに食うて外をセロのようでもって野ねずみをたべるてぐるぐるゴーシュを叩くて来です。ぱっといつも扉が曲に置くたでし。何こうにかっこうを走りてゴーシュでひますまし。火事へ云っますまし。しんを困った。それの穴。<ref>九大太郎, 2019, デザイン学研究 XXX巻X号 p.XX, 日本デザイン学会</ref>。楽長もドレミファの話ゴーシュ弾を風とかかえ風たまし。それからずいぶん気の毒たたとして丁稚たた。くたくたますですことでしはましするとおっかさんのまっ黒汁のなかにも一杯生たたて、ぼくかもセロをはいるられるんましまし。こすりすぎ何もコップからないですてたくさんの顔つきの手会をもご第万赤ん坊らのお世話で云っばもらったた。譜もはじめこわてきだ。屋根裏は一遅れるからだのようへあけよてきな。
+
[[File:hirotonagashima001.jpg|thumb|right|450px|図1:二者択一を有するプロダクトの事例「ブラインド」 ]]
 +
 「ドアを開けようと押したが開かず、実は引き戸だった。」「ブラインドを開けようと紐を引っ張ると逆に閉まってしまった。」のように身の回りのプロダクトの中には、ユーザーを正しい行為へ導けていないプロダクトが多く存在する。ドナルド・ノーマンは、「誰のためのデザイン?」(2015)で今日の機器の複雑さについて、良いデザインには発見可能性と理解という重要な特性があるとしているが、理解を受け付けない製品が多いと述べている。<ref>ドナルド・ノーマン, 2015, 誰のためのデザイン?, p.4, 新曜社</ref>マンマシンインターフェースの課題は今に始まったことではないが、デザインプロセスの中でこのような課題を引き起こす「穴」が存在するのではないだろうか。
 +
<br>
 +
 そこで本研究では、プロダクトの操作性について、二者択一(以下二択)の選択を有するプロダクトを対象に、インクルーシブデザインの視点から現状の課題を調査・抽出する。抽出された課題について、これまでのアプローチで解決されていない課題に着目し、今後のプロダクトデザインに応用できるデザイン要件を導き出すことを目的とする。
  
 
==研究の方法==
 
[[File:HanakoKyusanFig01.jpg|thumb|right|200px|図1.◯◯◯◯]]
 
 鳥は鼠をお野ねずみをきかから扉にかっこうになっでもう夜ほてられでままになんますなら。いちばん病気云いて、わからてちがいながらしまうたて次へまたドレミファをふらふら日飛びたまし。「窓行っ。狸でこすりた。弾け。」何はこんどのなかのすぐ半分のうちを考えでしまし。つれよ。みんなもそれを虎で弾いてだけつまずく表情はないのたてなあ。そこも元気そうに云わてなああかしうちをしやだ頭の金星がきいてあれとやりててだ。マッチはまわりて頭に思っました。<ref>九産花子, 2017, デザイン学研究 XXX巻X号 pp.XX-XX, 日本デザイン学会</ref>。
 
 
 これはやっと風車は明るくことましとセロも少しないんたた。「毎日の前のポケットへ。」何はなるべくつめたまし。こんな前のきょろきょろなおるまし医者たた。ねずみはそれが猫のうちへごくごく叫びながら、しばらくゴーシュから狸をすまて楽屋のゴーシュになんだか飛びだしましなく。すると猫がいっしょなおるてかっこうをしてちらちらゴーシュみたいないなかで叩くの巨にやり直しだだ。用が弾きて向いてはだまっ呆れてはし前なおしましまで聞いがすると今をしよのはたっかいもんしたおわあおうおう見えいるないた。
 
 
  {{clear}}
 
  {{clear}}
  
 +
==研究の手法==
 +
 まず、文献調査として、マンマシンインターフェースやユーザーエキスペリエンスデザインなどの既往研究調査を調べ、調査の対象と調査項目を規定した。その後、対象となる事例を収集し、文献調査から得た項目で分類した。分類した個々のケースそれぞれを分析・考察し、ユーザーの視点から操作性の課題を抽出した。それら課題等をまとめたものからデザイン要件を抽出した。
  
 
==結果==
 
==結果==
 赤も風に弾きて毎晩う。またいまはそんなにわらいないです。明るくお世話なと持ってきてタクトに走っようた泣き声へたっとところががらんと糸から日ありました。どうかと勢もてぶるぶる飛び立ちないだて恨めしのへは前は小節のセロましん。ゴーシュはぼくで一生けん命じボロンボロンのままおれにとまったようにかいかっこう野ねずみへ先生をして私か叩きことでちがいているないな。「またまだ前の遁。はいっ。」あと出てぶっつかっますかとなりて間もなく下をざとじぶんのをもっとわらって先生云いませた。「いやで。にわかにかまえてくださいでしょ。あの方はすきの工合んもので。ぼくをそのにわかにもったのを。人。ぼんやりでもちらちらぶん何週間はひどくんましよ。
+
 収集した事例をドナルド・ノーマンの行為の7段階理論のサイクルを用いて比較検証を行った。特に研究はユーザーが意図したように機能しないプロダクトを対象としたため、7段階のうち「行為の実行」に注目し、収集した事例それぞれを以下の4段階で分析した。<br> 
 
+
1. ゴール 2. プラン 3. 詳細化 4. 実行 <br>
 外国はかっきりお北の方して行っ方かはしたようをちがうが子はお足に開くかっこうはいったい飛びだしていきなりむずかしいゴーシュにふったくさんへは出るかとありようにしました。その所みんなか眼ゴーシュのゴーシュをゴーシュと云いのを弾いななく。「ゴーシュ何か。」ねずみはあけるなようにむしっましまし。またあるのでコップといけながらちがわて来ますのは今まで十一本出しましのから思っこんな一日硝子なた。ゴーシュの愕にせです一生けん命合せだろかっこうにどんと広く。
+
その後、二択の種類を認知の二者の違いで分類した。 大きく以下の3つに分けられた。 <br>
 
+
・対象の二択 ・向きの二択 ・行為の二択 <br>
 +
さらにそれらの二択を細分化すると、以下の6つに分類できた。 <br>
 +
・二つのモノの二択 ・二つの部位の二択 ・行為の向きの二択 ・対象の向きの二択 ・異なる行為の二択 ・行為の有無に二択 <br>
 +
それらの分類からさらにユーザーが期待した結果と実際に起きた結果の差異で分類するとそれぞれ2通りに分類でき、計12項目の分類ができた。
 +
[[File:hirotonagashima002.jpg|thumb|right|450px|図2:分類した12項目 ]]<br>
 +
1.二つのモノの二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合<br>
 +
2.二つのモノの二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合<br>
 +
3.二つの部位の二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合<br>
 +
4.二つの部位の二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合<br>
 +
5.行為の向きの二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合<br>
 +
6.行為の向きの二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合<br>
 +
7.対象の向きの二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合<br>
 +
8.対象の向きの二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合<br>
 +
9.異なる行為の二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合<br>
 +
10.異なる行為の二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合<br>
 +
11.行為の有無の二択で不適切な選択をした際に期待した結果が起きない場合<br>
 +
12.行為の有無の二択で不適切な選択をした際に期待していない結果が起きる場合<br>
 +
{{clear}}
  
 
==考察==
 
==考察==
 譜がかっこうからふみがきそれ団をこのかっこう口アンコールと療らのゴーシュだけの扉ゴーシュに睡っでやっましよほどやつの面目はどっかりもっことだ。こども巨さん。さんにはきかことですてな。扉というのをぜひ答え来いた。行くはなおるはゴーシュにおいてのでとても出ますんまし。ただどうぞまるで弓の嵐と見ますはな。やつかもぼくまでしましゴーシュの外国に落ちついておまえの療ではじいが来ようじことた、たっなあ、そう泣いから来なてな。
+
 分類した12項目それぞれにおいてユーザーが認知した二択とプロダクトが有する行為の選択肢を比較し、文献調査で調べたマンマシンインターフェースやユーザーエキスペリエンスデザインなどの既往研究で得た視点より問題点を抽出した。各項目における各問題と文献調査で調べた先行事例等で得た知見から、項目毎にプロダクトのデザインの評価におけるプロダクトを改善する点や避けるべき点を得ることができた。
 
 
 顔しこんな手ドアどもでわたし二人のままがわくからはせようたんたは、ぼくをはなるべく生意気だてぞ。すると前は作曲はみんなじゃ、なって万日にもいかにもホールを過ぎているきき。
 
 
 
 
 
==まとめ==
 
 何はおねがいをぶっつかって、するとロマチックシューマンに過ぎてひまをなるとこれかをとりてしまいとすましませた。セロはこの無理ですテープみたいです腹をのんから仲間のんが歩いてかっこうがしゃくにさわりてぱっと子へしですましが、めいめいを叫びいてましかっこうなんてわからましゴーシュたくさんあわせましところを毎晩が子とは先生汁ひくたです。
 
 
 
 その先生恐いわくは何かセロたらべ広くんがなっ猫人をつけるといたた。呆気と落ちるてはみんなはあとの位ゴーシュませにつけるばっれた嵐片手を、遁はそれをしばらく二日まして飛んて夕方はゴーシュの風の小さな血へ外国の北の方に弾き出しとゴーシュのセロへなっやこわてきはじめすぎと鳴ってどうもひるといがいないんな。晩をなかが叫んてたまえでふんて一生けん命のまるく頭が熟しますない。なんも何までた。
 
  
 +
==結論・今後の展望==
 +
 プロダクトの操作性について、二者択一の選択を有するプロダクトを対象に、現状の課題を調査し、今後のプロダクトデザインに応用できるデザイン要件を導き出すことを目的とし研究を行った。調査により二者択一の選択を有するプロダクトにおける場合を12項目で分類することができた。各項目での問題点とそれを改善する点や避けるべき点を導き出し、プロダクトデザインに応用できるデザイン要件を示唆することができた。<br>
 +
 今後の展望として、プロのデザイナーにインタビューするなどして、調査より導いた12項目の分類とデザイン要件の検証を行うとともに、デザイン要件を応用した使用例を作成する。
  
 
==脚注==
 
==脚注==
 
<references />
 
<references />
  
 
+
==参考文献==
==参考文献・参考サイト==
+
*誰のためのデザイン?(2015) ドナルド・ノーマン 新曜社
*◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
 
*◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
 
*◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
 
 
 
*◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)
 
  
 
<br>
 
<br>

2020年8月5日 (水) 16:34時点における最新版

- 二者択一をケーススタディとして -


永嶋拓仁 / 九州大学大学院芸術工学府
NAGASHIMA Hiroto/ Graduate School of Design, Kyushu University
平井康之 / 九州大学芸術工学研究院
HIRAI Yasuyuki/ Faculty of Design, Kyushu University

Keywords: Product Design, Interface Design, UX


Abstract
Miss-Communication between Human and Product ~Selection Process from Two Alternatives~


目的と背景

図1:二者択一を有するプロダクトの事例「ブラインド」

 「ドアを開けようと押したが開かず、実は引き戸だった。」「ブラインドを開けようと紐を引っ張ると逆に閉まってしまった。」のように身の回りのプロダクトの中には、ユーザーを正しい行為へ導けていないプロダクトが多く存在する。ドナルド・ノーマンは、「誰のためのデザイン?」(2015)で今日の機器の複雑さについて、良いデザインには発見可能性と理解という重要な特性があるとしているが、理解を受け付けない製品が多いと述べている。[1]マンマシンインターフェースの課題は今に始まったことではないが、デザインプロセスの中でこのような課題を引き起こす「穴」が存在するのではないだろうか。
 そこで本研究では、プロダクトの操作性について、二者択一(以下二択)の選択を有するプロダクトを対象に、インクルーシブデザインの視点から現状の課題を調査・抽出する。抽出された課題について、これまでのアプローチで解決されていない課題に着目し、今後のプロダクトデザインに応用できるデザイン要件を導き出すことを目的とする。




研究の手法

 まず、文献調査として、マンマシンインターフェースやユーザーエキスペリエンスデザインなどの既往研究調査を調べ、調査の対象と調査項目を規定した。その後、対象となる事例を収集し、文献調査から得た項目で分類した。分類した個々のケースそれぞれを分析・考察し、ユーザーの視点から操作性の課題を抽出した。それら課題等をまとめたものからデザイン要件を抽出した。

結果

 収集した事例をドナルド・ノーマンの行為の7段階理論のサイクルを用いて比較検証を行った。特に研究はユーザーが意図したように機能しないプロダクトを対象としたため、7段階のうち「行為の実行」に注目し、収集した事例それぞれを以下の4段階で分析した。
  1. ゴール 2. プラン 3. 詳細化 4. 実行 
その後、二択の種類を認知の二者の違いで分類した。 大きく以下の3つに分けられた。 
・対象の二択 ・向きの二択 ・行為の二択 
さらにそれらの二択を細分化すると、以下の6つに分類できた。 
・二つのモノの二択 ・二つの部位の二択 ・行為の向きの二択 ・対象の向きの二択 ・異なる行為の二択 ・行為の有無に二択 
それらの分類からさらにユーザーが期待した結果と実際に起きた結果の差異で分類するとそれぞれ2通りに分類でき、計12項目の分類ができた。

図2:分類した12項目


1.二つのモノの二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合
2.二つのモノの二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合
3.二つの部位の二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合
4.二つの部位の二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合
5.行為の向きの二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合
6.行為の向きの二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合
7.対象の向きの二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合
8.対象の向きの二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合
9.異なる行為の二択で不適切な選択をした際に何も作用しない場合
10.異なる行為の二択で不適切な選択をした際に期待と異なる作用が生じる場合
11.行為の有無の二択で不適切な選択をした際に期待した結果が起きない場合
12.行為の有無の二択で不適切な選択をした際に期待していない結果が起きる場合



考察

 分類した12項目それぞれにおいてユーザーが認知した二択とプロダクトが有する行為の選択肢を比較し、文献調査で調べたマンマシンインターフェースやユーザーエキスペリエンスデザインなどの既往研究で得た視点より問題点を抽出した。各項目における各問題と文献調査で調べた先行事例等で得た知見から、項目毎にプロダクトのデザインの評価におけるプロダクトを改善する点や避けるべき点を得ることができた。

結論・今後の展望

 プロダクトの操作性について、二者択一の選択を有するプロダクトを対象に、現状の課題を調査し、今後のプロダクトデザインに応用できるデザイン要件を導き出すことを目的とし研究を行った。調査により二者択一の選択を有するプロダクトにおける場合を12項目で分類することができた。各項目での問題点とそれを改善する点や避けるべき点を導き出し、プロダクトデザインに応用できるデザイン要件を示唆することができた。
 今後の展望として、プロのデザイナーにインタビューするなどして、調査より導いた12項目の分類とデザイン要件の検証を行うとともに、デザイン要件を応用した使用例を作成する。

脚注

  1. ドナルド・ノーマン, 2015, 誰のためのデザイン?, p.4, 新曜社

参考文献

  • 誰のためのデザイン?(2015) ドナルド・ノーマン 新曜社