「文献によりデザイン史研究方法の探求」の版間の差分
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− | + | <br/>まず、「本項目」にある分野の数を数えた。最大数は1989—1994年の32分野で、最小数は2000—2009年の24分野である(図5)。 | |
− | + | <br/>さらに、「本項目」にある各分野で記載された見出しの総数を数えた。見だし数の最大数は1989年と1990年の909で、最小数は2000—2009年の759である。(図6) | |
+ | <br/>その中に、第一段階(1986〜1990)の中に1989年の項目数が大きく変化したのは1989年に分野が大量に増えたため。第二段階(1991〜1994)、第三段階(1995〜1999)、第四段階(2000〜2009)と第五段階(2010〜2017)各段階の中に大きい変化がなかったことがわかった。 | ||
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+ | <br/>次、各分野にある見出しを数え、その32年にあった変化を明らかにした。 | ||
+ | <br/>なお、『事典』の枠みを大きく改訂されたのは2000年からため、1986—1999と2000—2017二部分を分けて各分野の見出しを数えた。各分野にあった項目の数をまとめた結果、図6と図7の示すようになった。 | ||
+ | <br/>その他、分野の名称を変更する、分野を合弁する、あるいわ新たな分野を増やすなど変化があったことも大量にある。本文の内容を把握する上で変化があったモノを整理し、さらに36分野にまとめた。(図7、図8) | ||
+ | <br/>具体的には、変化があったのは以下になる。 | ||
+ | ・「デザイン史」2000年から「歴史」になった。 | ||
+ | ・「ベーシックワード」は2000年から「デザイン」になった。 | ||
+ | ・「ライティング」は2000年「ライティング・デザイン」になった。 | ||
+ | ・「現代インテリア」は1989年に「インテリア」に変え、1995年に「インテリア・デザイン」になった。 | ||
+ | ・「現代クラフト」は2010年から「クラフト・デザイン」になった。 | ||
+ | ・「印刷」と「紙」は1995年から「紙と印刷」に合弁した。 | ||
+ | ・「テキスタイル」は1995年から「テキスタイル・デザイン」になり、「ファッション」は1995年から「ファッション・デザイン」になり、さらに2000年から「テキスタイル/ファッション・デザイン」に合弁した。 | ||
+ | ・「現代美術」は2000年から「美学」になった。 | ||
+ | ・「ニューメディア」は1995年から「エレクトロニクス・メディア」になり、2000年から「技術」になり、2005年から「情報」になった。 | ||
+ | ・「広告写真」は1995年から「写真」になった。 | ||
+ | ・「色彩」は2000になくなり、2010年にまた出現した。 | ||
+ | ・「アニメーション・劇画」は1995—1999年になくなり、2000年から「アニメーション・コミックス」としてまた出現した。さらに2010年に「マンガ/アニメーション」になった。 | ||
+ | ・「テレビCM」は1995—1999年になくなり、2000年から「映像」として出現した。 | ||
+ | ・「インダストリアル・デザイン」「コンピューター・グラフィックス」「コーポレート・アイデンティティ」「コピー」は2000年になくなった。 | ||
+ | ・「ピクトグラム・サイン」は1995年からなくなった。 | ||
+ | ・「ディスプレイ」は1995年に「ディスプレイ・デザイン」になり、2000年になくなった。 | ||
+ | ・「舞台美術」は2010年からなくなった。 | ||
+ | ・「プロダクト・デザイン」「新素材とデザイン」は1995年から出現した。 | ||
+ | ・「ウェブ・デザイン」は2010年に出現した。 | ||
+ | そのデーターをさらに整理していくと、添付資料1のようになった。またその32年の中に全て書かれた分野をピックアップすると、「グラフィック・デザイン」「イラストレーション」「タイポグタフィ」「エディトリアル・デザイン」「広告」「パッケージ・デザイン」「環境デザイン」「現代建築」であることがわかった。(図9) | ||
+ | <br/><br/>3.分野にある見出し変化の考察 | ||
+ | <br/>さらに、各分野にある見出しの変化を考察するために、その36分野にある見出しをそれぞれ抽出して年により整理して行く。 | ||
+ | <br/>この32年間連続記載されたデザイン史の部分を例にすると、デザイン史、近代デザイン史、歴史の名を変わったことがあるけど、その32年間全てあった見出しは「アーツ・アンド・クラフツ運動」「アール・デゴ」「型而工房」「七人社」「ドイツ工作連盟」「日本工房」「日宣美」「バウハウス」である。名称を変わったのは「万国博」を「博覧会」に、「流線形」を「流線型」に変わったである(添付資料2)。他の見出しの変化も把握できた。(添付資料2、3、4) | ||
+ | <br/><br/>4.「コラム」と「特集/クローズアップ」の考察 | ||
+ | <br/>コラムという欄は31年間大きいな変化がなかったが、内容が変わっていた。最大1993と1994年の33篇で、最小2000年から2009年の21篇である。 | ||
+ | <br/>「特集」は1991年から「クローズアップ」に変えたため一緒にして統計した。 | ||
+ | <br/>図10の示すように、1989—1992年の特集は8篇最少で、1997—1999年は最大で16篇である。 | ||
==今後の予定== | ==今後の予定== |
2019年11月7日 (木) 15:29時点における版
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- 賀佳 / 九州大学芸術工学府
- ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ / ◯◯◯◯◯◯ University ← 氏名 / 所属 の英語表記
- Keywords: Product Design, Visual Design ← キーワード(斜体)
- Abstract
- Lorem Ipsum is simply dummy text of the printing and typesetting industry. Lorem Ipsum has been the industry's standard dummy text ever since the 1500s, when an unknown printer took a galley of type and scrambled it to make a type specimen book. It has survived not only five centuries, but also the leap into electronic typesetting, remaining essentially unchanged.
目的と背景
デザイナーがモノをデザインとするとき、先に構想をめぐらし、イメージを想い描き、スケッチなどで表現して案を作成する。それらプロセスアプローチには方法が必要である。デザイナーにとって、デザイン方法は重要なものとなる。デザイン方法論は、デザイン方法の個別性や特殊解を超えた共通の特質を解明し、それを論理化することである。それを研究するために、多くの事例が必要である。多くの事例とは、歴史的事実である。 本研究は、デザイン方法論とデザイン史の統合的研究である。文献によりデザイン史を研究する方法から一般化し、それらにより、デザイン史の研究方法構築していく。さらに、文献からデザイン史の中にデザイン方法の経緯を概観し、より有効なデザイン方法論史の研究方法を抽出する。そして今後の研究に貢献することが目的である。
研究対象
本研究は、基礎情報として、『現代デザイン事典』を利用する。『現代デザイン事典』(以下略称『事典』)は1986年に初めて発刊され、「諸分野のデザインに関する基礎知識と最新情報を把握できる実践的事典」とされており、より日本のデザインの現況と今後のデザインの在り方など体系的、実践的に通覧できる。また、この事典は2017年で発行終了することになり、発刊から1986〜2017年まで32年間のデザイン史の記録として、研究する価値が高いと考える。
研究の方法
本研究では、予備調査として、先に『事典』の発刊(1986年)から2017年まで(32年間)述べた25,752項目の見出しを全て抽出した。次に本調査では各項目の説明を全てテキスト化した。そしてテキスト化した内容をテキストマイニングで、各年度、各分野の項目ごとの差を読み解いていく。更にデザイン方法論史を構築し、それらを具体的な利用可能なフォーマットとして再構築し、デザイン方法を提出する。
事前調査
1.『現代デザイン事典』の概況
まず、『事典』の全体を概観しておく。最初に発刊された1986年の『事典』は、新しいデザイン概念に基づく、グラフィックデザイン、インダストリアルデザイン、インテリアなどそれぞれ単独に専門化した領域が改めて共通の用語や、概念を確かめ合いながらデザインの問題点や、伝達方法の変質を探るという目的をもっていると考え方で編集されたものである。それから年版形式にて、毎年改訂を加えてきた。毎年一冊を編集され、現代デザインの動向、および日進月歩している分野をテーマにし、各分野のテーマ、内容を充実いった。1986年初版刊行し、1991年と1995年に項目の選定、解説、図版、写真などを全面的に見直し改訂された。そして、2000年に全項目を4つの大きく領域を分けてさらに改訂され、2010年にも改訂された。本研究では4回の改訂により全『事典』を1986—1990、1991—1994、1995—1999、2000—2009、2010—2017五つの段階に分けて分析していく。
2.『現代デザイン事典』の枠組み
次は『事典』全体の枠組みについて概観しておく。
全体的に見ると、『事典』の枠組みは刊行ことば、本項目、コラムと特集で構成している(図2)。「刊行ことば」は編集概念や本年度で改定したものを記載する。「本項目」には各分野が含まれ、下に各分野の用語を見出しに、さらに各用語の説明が含まれている。(図3と図4)「特集」には一つの分野ではとらえきれない項目を大量な写真と適量な文書で説明されている。さらに「コラム」部分には各分野の第一線で活躍するデザイナーによる“いま変わりつつあるもの”を説明されている。その他、デザイナー・デザイン関係団体リストや索引など資料がある。
次に各段階の仕組みを紹介する。
第一段階(1986—1990)最初1986年発刊された『事典』からは「刊行ことば」・「本項目」・「特集」・「コラム」で構成されている。第二段階(1991—1994)と第三段階(1995—1999)の『事典』は「刊行ことば」・「本項目」・「CLOSE UP」・「コラム」・「資料」で構成されている。第一段階にある「特集」は「CLOSE UP」に変わった。第四段階(2000—2009)と第五段階(2010—2017)の『事典』は「刊行ことば」・「本項目」・「コラム」・「資料」で構成されていだが、「本項目」にある分野をさらに「BASICS」・「COMMUNICATION」・「INDUSTRY」・「SPACE」の4領域にくくり、その下に各分野を配した。
考察
1.「本項目」の考察
各「本項目」の中説明する見だしを考察していく。
まず、「本項目」にある分野の数を数えた。最大数は1989—1994年の32分野で、最小数は2000—2009年の24分野である(図5)。
さらに、「本項目」にある各分野で記載された見出しの総数を数えた。見だし数の最大数は1989年と1990年の909で、最小数は2000—2009年の759である。(図6)
その中に、第一段階(1986〜1990)の中に1989年の項目数が大きく変化したのは1989年に分野が大量に増えたため。第二段階(1991〜1994)、第三段階(1995〜1999)、第四段階(2000〜2009)と第五段階(2010〜2017)各段階の中に大きい変化がなかったことがわかった。
2.各分野の考察
次、各分野にある見出しを数え、その32年にあった変化を明らかにした。
なお、『事典』の枠みを大きく改訂されたのは2000年からため、1986—1999と2000—2017二部分を分けて各分野の見出しを数えた。各分野にあった項目の数をまとめた結果、図6と図7の示すようになった。
その他、分野の名称を変更する、分野を合弁する、あるいわ新たな分野を増やすなど変化があったことも大量にある。本文の内容を把握する上で変化があったモノを整理し、さらに36分野にまとめた。(図7、図8)
具体的には、変化があったのは以下になる。
・「デザイン史」2000年から「歴史」になった。
・「ベーシックワード」は2000年から「デザイン」になった。
・「ライティング」は2000年「ライティング・デザイン」になった。
・「現代インテリア」は1989年に「インテリア」に変え、1995年に「インテリア・デザイン」になった。
・「現代クラフト」は2010年から「クラフト・デザイン」になった。
・「印刷」と「紙」は1995年から「紙と印刷」に合弁した。
・「テキスタイル」は1995年から「テキスタイル・デザイン」になり、「ファッション」は1995年から「ファッション・デザイン」になり、さらに2000年から「テキスタイル/ファッション・デザイン」に合弁した。
・「現代美術」は2000年から「美学」になった。
・「ニューメディア」は1995年から「エレクトロニクス・メディア」になり、2000年から「技術」になり、2005年から「情報」になった。
・「広告写真」は1995年から「写真」になった。
・「色彩」は2000になくなり、2010年にまた出現した。
・「アニメーション・劇画」は1995—1999年になくなり、2000年から「アニメーション・コミックス」としてまた出現した。さらに2010年に「マンガ/アニメーション」になった。
・「テレビCM」は1995—1999年になくなり、2000年から「映像」として出現した。
・「インダストリアル・デザイン」「コンピューター・グラフィックス」「コーポレート・アイデンティティ」「コピー」は2000年になくなった。
・「ピクトグラム・サイン」は1995年からなくなった。
・「ディスプレイ」は1995年に「ディスプレイ・デザイン」になり、2000年になくなった。
・「舞台美術」は2010年からなくなった。
・「プロダクト・デザイン」「新素材とデザイン」は1995年から出現した。
・「ウェブ・デザイン」は2010年に出現した。
そのデーターをさらに整理していくと、添付資料1のようになった。またその32年の中に全て書かれた分野をピックアップすると、「グラフィック・デザイン」「イラストレーション」「タイポグタフィ」「エディトリアル・デザイン」「広告」「パッケージ・デザイン」「環境デザイン」「現代建築」であることがわかった。(図9)
3.分野にある見出し変化の考察
さらに、各分野にある見出しの変化を考察するために、その36分野にある見出しをそれぞれ抽出して年により整理して行く。
この32年間連続記載されたデザイン史の部分を例にすると、デザイン史、近代デザイン史、歴史の名を変わったことがあるけど、その32年間全てあった見出しは「アーツ・アンド・クラフツ運動」「アール・デゴ」「型而工房」「七人社」「ドイツ工作連盟」「日本工房」「日宣美」「バウハウス」である。名称を変わったのは「万国博」を「博覧会」に、「流線形」を「流線型」に変わったである(添付資料2)。他の見出しの変化も把握できた。(添付資料2、3、4)
4.「コラム」と「特集/クローズアップ」の考察
コラムという欄は31年間大きいな変化がなかったが、内容が変わっていた。最大1993と1994年の33篇で、最小2000年から2009年の21篇である。
「特集」は1991年から「クローズアップ」に変えたため一緒にして統計した。
図10の示すように、1989—1992年の特集は8篇最少で、1997—1999年は最大で16篇である。
今後の予定
本研究は事前研究として、『現代デザイン事典』の項目数を統計し、粗末な変遷を把握することができた。さらに、この32年間の『事典』をテキスト化にする。そして刊行ことばからの比較し、その32年間の変化をさらなる理解する。また、テキストマイニングを用い、年度ごと・項目の構成素の構造を分析し、そして項目のさらなる要素還元(概念・モノ・固有名詞・技術・方法に分節)し、テキストマイニングによる量的の分析を行う。それに基づくデザイン現場でのアクティブ・ラーニング方法の開発を明らかにし、デザイン史の研究方法として探求することになる。さらにこの方法でデザイン方法論史を抽出して、デザイン方法論史を構築して行く。
脚注
参考文献・参考サイト
- ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
- ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
- ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
- ◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)