在日留学生の学修支援における情報デザインのあり方

提供: JSSD5th2019
2019年11月15日 (金) 11:15時点における李博 (トーク | 投稿記録)による版 (先行研究の検討)
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李博 / 九州大学芸術工学府デザインストラテジー専攻
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ / ◯◯◯◯◯◯ University ← 氏名 / 所属 の英語表記
Keywords: Product Design, Visual Design ← キーワード(斜体)


Abstract
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研究背景

 留学生30万人計画の推進により、日本の大学は外国人留学生を積極的に受け入れるようになった。日本学生支援機構(JASSO)が平成31年1月に公開した平成30年度外国人留学生在籍状況調査によれば、外国人留学生数は298,980人に達し、なかでも高等教育機関における外国人留学生数が一番多い。

 外国人留学生の受け入れが急増している半面、研究指導における教員と留学生の葛藤は初期の段階から存在していた。大学教員は留学生に対して授業や研究指導を行う際に様々な課題に直面しており、留学生の言語能力、論理的・批判的思考の欠如、自発的学習姿勢や基礎学力の不足といった問題が報告されている(近田、2011)。一方、留学生側は担当教員に、研究能力、プレゼンテーション能力、カウンセリング能力、決断力の4つの能力と、留学生教育に関する知識と、学業における成功体験や海外での学位取得経験などを期待していることが調査研究で示された(潘、2007)。

 上述した課題に対して、これまで日本では3つのアプローチからの学修支援が行われて来た。まず、各大学や研究室のゼミによる留学生研究指導・論文作成支援、2つ目は研究計画書や学術論文の作成法の指導書などの出版物による支援、3つ目は以下に言及している学術的な支援である。

先行研究の検討

 在日留学生が抱える課題に関する調査研究は多くあるが、本研究で取り扱う「研究の進め方」という課題に特化した学術研究は私見する限り少ない。しかし留学生のレポートや学位論文を書く際に直面する課題である「アカデミック・ライティング」に関する研究は幾つか存在している。二通ら(2003)は、アカデミック・ライティングを「基礎(問題意識・論理的思考・客観性)」「言語(学術分野共通の語彙、表現、文型文章スタイル)」「専門(専門知識、専門用語、専門のライティングに関する約束事)」「技能(アカデミックな文章の作成プロセス、問題の設定・情報収集・資料の批判的な読み・アウトラインの作成・引用・要約といったスキル)」という4つの構成要素からなるとした上で、このようなアカデミック・ライティングが現場で勉強している留学生のアカデミックな文章作成に役に立つものであるかどうかは不明であると指摘した。アカデミック・ライティングの有効性に関する実践・実証研究として、脇田(2012)は、文系学部留学生2年次を対象に、アカデミック・ライティングの授業を導入した後、留学生が実際に書いたレポートを評価し、その効果を分析した。松田ら(2017)は金沢大学の留学生のレポート作成の実態を調査し、その結果に基づいた授業を実践した後、その評価を考察した。「アカデミック・ライティング」に関する理論・実証研究は、留学生学修支援法の一つとして意義があったが、本発表で扱う留学生の抱える「研究の進め方」の課題については、以下の点にまだ研究の余地があると考えられる。1)研究を進めるプロセスを動的に把握していない;2)アカデミック・ライティングの構造がわかっていても、留学生の抱える課題の構造を必ずしも明瞭にしているとは限らない;3)現場に対する還元が困難である。

 以上、留学生が抱える「研究の進め方」の課題に対して、3つのアプローチによる学修支援をみてきた。では、研究の進め方に悩んでいる留学生の立場からみて、これらの支援は本当に彼らの理解に繋がっているのか。留学生の抱える課題の構造を解明することで、留学生の理解につながり、現場に還元できる対策を検討できるのではないかと考えた。

研究の目的

 以上の背景から、本研究は、在日留学生の学修支援における情報デザインの方法を検討するための基盤として、留学生の学修の重要な場面である「研究の進め方」における課題の構造を明らかにすることを目的とする。

研究の方法

図1.◯◯◯◯

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結果

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考察

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まとめ

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脚注

  1. 九産花子, 2017, デザイン学研究 XXX巻X号 pp.XX-XX, 日本デザイン学会


参考文献・参考サイト

  • ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
  • ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
  • ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院