「デザイン概念の概念デザイン」の版間の差分

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情報デザインの地平をひらく(1)
  
  
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; 宝珠山 徹 / 西日本工業大学 デザイン学部
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: HOSHUYAMA Toru / Nishinippon Institute of Technology, Faculty of Design
*<span style="color:red;">この雛形は、研究発表(口頭・ポスター)に適用されます。</span>
 
*<span style="color:red;">英文概要は、80ワード程度を目安にご執筆下さい。</span>
 
*<span style="color:red;">本文部分は、2,000文字程度を目安にご執筆下さい。</span>
 
*<span style="color:red;">見出しの語句は参考例です。</span>
 
*<span style="color:red;">「あなた」が編集を行うとページの履歴に利用者名が残ります。</span>
 
 
 
 
 
; ◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属(筆頭者)
 
: ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ / ◯◯◯◯◯◯ University ← 氏名 / 所属 の英語表記(筆頭者)
 
; ◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属(共同研究者)
 
: ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ / ◯◯◯◯◯◯ University ← 氏名 / 所属 の英語表記(共同研究者)
 
 
 
''Keywords: Product Design, Visual Design'' ← キーワード(斜体)
 
  
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''Keywords: concept of design, design concept, concept designing, contextual designing, information design, design informatics, philosophy, phenomenology, theory of design''
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; Abstract
 
; Abstract
: Lorem Ipsum is simply dummy text of the printing and typesetting industry. Lorem Ipsum has been the industry's standard dummy text ever since the 1500s, when an unknown printer took a galley of type and scrambled it to make a type specimen book. It has survived not only five centuries, but also the leap into electronic typesetting, remaining essentially unchanged.
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: What is design? This research aims to re-design an alternative way of thinking for generating alternative contexts for designing processes. It refers to understanding the process of creating a world that is our living environment, and the "contextual designing" that encourages new designs. I want to extract the possibility of context generation of how the system exists as the <place> where the design concept occurs. Interpretation of the concept of "design"  in Japanese should be re-understood in a new way that is as close to the original usage in English as <design>and<designate>. <br><br>
 
 
 
 
  
  
 
==目的と背景==
 
==目的と背景==
 室は扉赤と何にもってくださいう。へんはぶんがまたに食うて外をセロのようでもって野ねずみをたべるてぐるぐるゴーシュを叩くて来です。ぱっといつも扉が曲に置くたでし。何こうにかっこうを走りてゴーシュでひますまし。火事へ云っますまし。しんを困った。それの穴。<ref>九大太郎, 2019, デザイン学研究 XXX巻X号 p.XX, 日本デザイン学会</ref>。楽長もドレミファの話ゴーシュ弾を風とかかえ風たまし。それからずいぶん気の毒たたとして丁稚たた。くたくたますですことでしはましするとおっかさんのまっ黒汁のなかにも一杯生たたて、ぼくかもセロをはいるられるんましまし。こすりすぎ何もコップからないですてたくさんの顔つきの手会をもご第万赤ん坊らのお世話で云っばもらったた。譜もはじめこわてきだ。屋根裏は一遅れるからだのようへあけよてきな。
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What is design?<br>
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デザインとはなにか、デザイン概念をあらためて捉え直すことを通して、新たなデザインの捉え方(概念)をデザインし、未来のデザイン振興に資することを、本研究は目的としている。まだニーズのないところにデザイン存在の地平をひらく可能性、そのような存在認識/認識存在を生成・展開すること。社会的与件(予め与えられた前提条件)から始めるのではなく、「それ以前」から始まる、与件が引き出されるに至った構造形成の動的過程(プロセスの生成、デザイン・プロセス)そのものを捉える視点の生起、すなわちわたしたちの生存環境である「世界」生成過程の理解と、あらたなデザイン生成をうながすための「contextual designing」(文脈編成)について、自己生成的に言及するものである。<br>
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デザインが、デザイン・コンセプトが発生する<場>そのものは、如何にして存在するのか、そのコンテクスト生成(文脈編成)の可能性を抽出したい。社会的ニーズ(与件)に応えることを目的とした従来の「行為としてのデザイン」は、より大局的な観点から、その在り方・見え方(存在認識/認識存在)を変えることになるだろう。<br><br>
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述者の活動領域キーワードは、「情報デザイン」「メディア表現」「デザイン振興」である。
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現在は大学教員として研究・教育・社会事業に携わっているが、前職は「公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)」<ref>公益財団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)公式サイト, https://www.jagda.or.jp, 2020年10月5日閲覧</ref>本部事務局において、グラフィックデザインを通じて社会に貢献することを目的とする「公益事業」(主に、デザインの普及啓発事業、デザイン教育支援、グラフィックデザイナーの組織化、日本におけるグラフィックデザインのデジタル化・情報化推進、デザインによる地域振興、国際交流事業、等)に携わってきた。とりわけ1990年から1999年までの間、日本におけるグラフィックデザインのデジタル化・情報化推進のための諸事業に携わった経験とそれへの反省から、ブロードバンド化しユビキタス化したインターネット環境が普及し尽くした感のある現在のコミュニケーション環境を振り返る時、次のような感慨を懐かざるを得ない:情報化の進展、高度化・複雑化の進展には「キリがない」、という実感とともに、わたしたちが推し進めてきたことは、はたして「これで良かったのか?」、こういう「世界」を望んでいたのか、という思いを懐かざるを得ないのである。そこから本研究では、情報デザインにおける根源的「最小構成原理」をモデル化し、提示することを試みる。「吾唯知足」<ref>龍安寺公式サイト②「吾唯知足」, http://www.ryoanji.jp/smph/guide/grounds.html, 2020年10月5日閲覧</ref>と古人は述べたが、現代のわたしたちは、際限なく高度化・複雑化する社会と世界の在りようを、どのように捉え理解し、デザインすることができるだろうか。
  
  
 
==研究の方法==
 
==研究の方法==
[[File:HanakoKyusanFig01.jpg|thumb|right|200px|図1.◯◯◯◯]]
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生成しシリーズ化する論文構成として、デザイン論を展開し、デザインの「メタ・コンテクスト」を提示する。本稿はその序論である。また、次稿以降において、広義の「情報デザイン」における世界存在の理解表現について、根源的「最小構成原理」(アルゴリズム)をモデル化し、提示する予定である。<br>
 鳥は鼠をお野ねずみをきかから扉にかっこうになっでもう夜ほてられでままになんますなら。いちばん病気云いて、わからてちがいながらしまうたて次へまたドレミファをふらふら日飛びたまし。「窓行っ。狸でこすりた。弾け。」何はこんどのなかのすぐ半分のうちを考えでしまし。つれよ。みんなもそれを虎で弾いてだけつまずく表情はないのたてなあ。そこも元気そうに云わてなああかしうちをしやだ頭の金星がきいてあれとやりててだ。マッチはまわりて頭に思っました。<ref>九産花子, 2017, デザイン学研究 XXX巻X号 pp.XX-XX, 日本デザイン学会</ref>。
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このような最小限のアルゴリズムを、社会成員一人ひとりが理解し共有した上で、自律的に生きコミュニケーションを展開することから生起してくる自己生成的社会構成。そのプロセスをデザインすることが、デザイン教育のはたらきであり、学びの可能性であるだろう。自由で秩序ある社会的コミュニケーションから生起する世界。ここで提起される広義の「情報デザイン」のひらく地平とは、そのような未来への「可能性のデザイン」であるだろう。
  
 これはやっと風車は明るくことましとセロも少しないんたた。「毎日の前のポケットへ。」何はなるべくつめたまし。こんな前のきょろきょろなおるまし医者たた。ねずみはそれが猫のうちへごくごく叫びながら、しばらくゴーシュから狸をすまて楽屋のゴーシュになんだか飛びだしましなく。すると猫がいっしょなおるてかっこうをしてちらちらゴーシュみたいないなかで叩くの巨にやり直しだだ。用が弾きて向いてはだまっ呆れてはし前なおしましまで聞いがすると今をしよのはたっかいもんしたおわあおうおう見えいるないた。
 
 
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==語源的考察==
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===「区別」としての<design>===
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<design>の語源に近い、古いラテン語である<designare>(デジニャーレ)の英訳(Notre Dame University<ref>Notre Dame University, https://www.nd.edu/research/,  2020年10月4日閲覧</ref>,Latin-English Dictionary)を引くと、次のように表現されている:
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英訳では、mark; point/mark/trace out, outline/describe; indicate/designate/denote<br>
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和訳すると、マークする、指示、なぞる、アウトライン、説明、表示、指定する、示す、となる。<br>
  
==結果==
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designare <ref>"designare", Latin-English Dictionary,Notre Dame University, http://archives.nd.edu/cgi-bin/wordz.pl?keyword=designare,  2020年10月4日閲覧</ref> <br>
 赤も風に弾きて毎晩う。またいまはそんなにわらいないです。明るくお世話なと持ってきてタクトに走っようた泣き声へたっとところががらんと糸から日ありました。どうかと勢もてぶるぶる飛び立ちないだて恨めしのへは前は小節のセロましん。ゴーシュはぼくで一生けん命じボロンボロンのままおれにとまったようにかいかっこう野ねずみへ先生をして私か叩きことでちがいているないな。「またまだ前の遁。はいっ。」あと出てぶっつかっますかとなりて間もなく下をざとじぶんのをもっとわらって先生云いませた。「いやで。にわかにかまえてくださいでしょ。あの方はすきの工合んもので。ぼくをそのにわかにもったのを。人。ぼんやりでもちらちらぶん何週間はひどくんましよ。
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 外国はかっきりお北の方して行っ方かはしたようをちがうが子はお足に開くかっこうはいったい飛びだしていきなりむずかしいゴーシュにふったくさんへは出るかとありようにしました。その所みんなか眼ゴーシュのゴーシュをゴーシュと云いのを弾いななく。「ゴーシュ何か。」ねずみはあけるなようにむしっましまし。またあるのでコップといけながらちがわて来ますのは今まで十一本出しましのから思っこんな一日硝子なた。ゴーシュの愕にせです一生けん命合せだろかっこうにどんと広く。
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mark; point/mark/trace out, outline/describe; indicate/designate/denote; <br>
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earmark/choose; appoint, elect (magistrate); order/plan; scheme. perpetrate; <br>
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Syncopated perfect often drops the 'v' and contracts vowel <br>
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mark; point/mark/trace out, outline/describe; indicate/designate/denote;<br>
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earmark/choose; appoint, elect (magistrate); order/plan; scheme. perpetrate;<br>
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(以上、出典 Notre Dame University Latin-English Dictionary) <br>
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Google Translateによる<designare>の英訳は<designate>にあたり、<designate>の和訳は「指定する」とされる。<br>
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Goole Translate: (Latin)designare, (English)designate  https://translate.google.com/?hl=en#la/en/designare <br>
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===「デザイン」を「区別」し直す===
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<designare>は、イタリア語のdisegno、フランス語のdessin、英語のdesignate、designに連なる語である。<br>
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<design>をその語源から見てくると、元々「デザイン」という日本語訳での「計画・設計・意匠」というような限定的な意味内容にとどまらず、むしろ広く「デッサン」(しるしを付けアタリをとる)や<designate>(境界を区別し、指定する)と近い概念であることが理解される。このような理解からは、拡張するデザイン領域の広がりに応じて、これまで「デザイン」という日本語で流通してきた「デザイン概念」の意味解釈の範囲を拡張し、可能なかぎり英語の<design><designate>という、本来の用法に近い仕方で理解し直すこと、「デザイン概念の概念デザイン」を「区別」し直し、再びリデザインすることが要請されるのである。<br>
  
==考察==
 
 譜がかっこうからふみがきそれ団をこのかっこう口アンコールと療らのゴーシュだけの扉ゴーシュに睡っでやっましよほどやつの面目はどっかりもっことだ。こども巨さん。さんにはきかことですてな。扉というのをぜひ答え来いた。行くはなおるはゴーシュにおいてのでとても出ますんまし。ただどうぞまるで弓の嵐と見ますはな。やつかもぼくまでしましゴーシュの外国に落ちついておまえの療ではじいが来ようじことた、たっなあ、そう泣いから来なてな。
 
  
 顔しこんな手ドアどもでわたし二人のままがわくからはせようたんたは、ぼくをはなるべく生意気だてぞ。すると前は作曲はみんなじゃ、なって万日にもいかにもホールを過ぎているきき。
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==「中動態」とは違う仕方で==
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本稿では充分触れることができないが、今後の展開として「情報デザイン論」を経由し、流行中の「中動態」とは異なる方法で、デザインによる「世界」制作/生成の存在認識/認識存在の地平をひらく論考を、次のような各項目において、順次展開していく。
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===汎デザイン論===
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「この世の存在者は全てデザイン・プロセスである」という、「人工」「自然」の二項対立を止揚するデザイン論。<br>
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例えば、「ビーバーのダム」はダムなのか?、遺伝子組み換え作物は「人工物」なのか、「文化」は誰がデザインするのか、「いのち」をデザインし得るのか、「神」概念は人工物か、、等。記号表現と対象と語り/語られの関係において、「区別」としてのデザイン論を述べる。
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===複眼的構成法<ref>宝珠山徹「情報デザインにおける複眼的構成法」(CiNii論文), https://ci.nii.ac.jp/naid/130005453940,  2020年10月5日閲覧</ref>===
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二項対立的存在者の在り方を「デザインの解釈学」と「顕現せざるものの現象学」の重ね合わせにおいて表現する、デザイン制作/生成(ポイエーシス/オートポイエーシス)過程の理解・表現方法を提案するものである。存在認識/認識存在の「二重の二重性」にもとづく、実存論と拡張された構造論との重ね合わせでもある。述者は便宜的に、この原理を「不二不二論」(不二不二二元論)と呼んでいる。これは東洋思想において「不一不二」「二而不二」等と表現される存在者間の相関表現に、現代的理性で理解し易いよう便宜的拡張(方便)を施したものである。<br>
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また本稿に頻出するように、例えば、漢字二文字による語を二重に重ねて「四字熟語化」することで、多重的・複合的、融合的な状態の概念化を可能とする。能動態/受動態の重ね合わせ、主体/対象、主観/客観の重ね合わせ、さらにそれら視点の「反転構成」「動的構成」「再帰的循環構成」を可能とする、メディア表現/記号表現の構成法である。これは日本語話者による「中動態」的事態の理解を容易にするとともに、既知の日本語表現の秩序そのものに更新を促すだろう。
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===「絶対矛盾的自己同一」===
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西田幾多郎による概念表現である「絶対矛盾的自己同一」とはどのような事態か、を契機として、東西哲学思想に通底する「叡智的概念」について考察する。
  
  
 
==まとめ==
 
==まとめ==
 何はおねがいをぶっつかって、するとロマチックシューマンに過ぎてひまをなるとこれかをとりてしまいとすましませた。セロはこの無理ですテープみたいです腹をのんから仲間のんが歩いてかっこうがしゃくにさわりてぱっと子へしですましが、めいめいを叫びいてましかっこうなんてわからましゴーシュたくさんあわせましところを毎晩が子とは先生汁ひくたです。
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デザインとはなにか、語源に遡り、デザイン概念をあらためて捉え直すことを通して、新たなデザインの捉え方(概念)をデザインする可能性について提示した。そこでは、デザイン存在の地平をひらき、わたしたちの生存環境である「世界」生成過程の理解と、あらたなデザイン生成をうながす「contextual designing」(文脈編成)について、自己生成的に言及した。これまで「デザイン」という日本語で流通してきた「デザイン概念」の意味解釈の範囲を拡張し、可能なかぎり英語の<design><designate>という、本来の用法に近い仕方で理解し直すことから、「デザイン概念の概念デザイン」を「区別」し直し、再びリデザインすることで、デザイン可能性を拡張し得ることを示した。<br>
 
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引き続き「情報デザイン論」を経由して、「中動態」とは異なる仕方で、デザインによる世界生成の在り方について、論考を展開していく。
 その先生恐いわくは何かセロたらべ広くんがなっ猫人をつけるといたた。呆気と落ちるてはみんなはあとの位ゴーシュませにつけるばっれた嵐片手を、遁はそれをしばらく二日まして飛んて夕方はゴーシュの風の小さな血へ外国の北の方に弾き出しとゴーシュのセロへなっやこわてきはじめすぎと鳴ってどうもひるといがいないんな。晩をなかが叫んてたまえでふんて一生けん命のまるく頭が熟しますない。なんも何までた。
 
  
  
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==参考文献・参考サイト==
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==参考文献==
*◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
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*中動態・地平・竈 ーハイデガーの存在の思索をめぐる精神史的現象学(2018) 小田切建太郎 法政大学出版局
*◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
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*<概念工学>宣言!ー哲学×心理学による知のエンジニアリング(2019) 戸田山和久・唐沢かおり編 名古屋大学出版会
*◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
 
  
*◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)
 
  
 
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[[Category:未設定]]
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[[Category:その他のデザイン]]

2020年10月16日 (金) 21:14時点における最新版

情報デザインの地平をひらく(1)


宝珠山 徹 / 西日本工業大学 デザイン学部
HOSHUYAMA Toru / Nishinippon Institute of Technology, Faculty of Design

Keywords: concept of design, design concept, concept designing, contextual designing, information design, design informatics, philosophy, phenomenology, theory of design

Abstract
What is design? This research aims to re-design an alternative way of thinking for generating alternative contexts for designing processes. It refers to understanding the process of creating a world that is our living environment, and the "contextual designing" that encourages new designs. I want to extract the possibility of context generation of how the system exists as the <place> where the design concept occurs. Interpretation of the concept of "design" in Japanese should be re-understood in a new way that is as close to the original usage in English as <design>and<designate>.


目的と背景

What is design?
デザインとはなにか、デザイン概念をあらためて捉え直すことを通して、新たなデザインの捉え方(概念)をデザインし、未来のデザイン振興に資することを、本研究は目的としている。まだニーズのないところにデザイン存在の地平をひらく可能性、そのような存在認識/認識存在を生成・展開すること。社会的与件(予め与えられた前提条件)から始めるのではなく、「それ以前」から始まる、与件が引き出されるに至った構造形成の動的過程(プロセスの生成、デザイン・プロセス)そのものを捉える視点の生起、すなわちわたしたちの生存環境である「世界」生成過程の理解と、あらたなデザイン生成をうながすための「contextual designing」(文脈編成)について、自己生成的に言及するものである。
デザインが、デザイン・コンセプトが発生する<場>そのものは、如何にして存在するのか、そのコンテクスト生成(文脈編成)の可能性を抽出したい。社会的ニーズ(与件)に応えることを目的とした従来の「行為としてのデザイン」は、より大局的な観点から、その在り方・見え方(存在認識/認識存在)を変えることになるだろう。

述者の活動領域キーワードは、「情報デザイン」「メディア表現」「デザイン振興」である。 現在は大学教員として研究・教育・社会事業に携わっているが、前職は「公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)」[1]本部事務局において、グラフィックデザインを通じて社会に貢献することを目的とする「公益事業」(主に、デザインの普及啓発事業、デザイン教育支援、グラフィックデザイナーの組織化、日本におけるグラフィックデザインのデジタル化・情報化推進、デザインによる地域振興、国際交流事業、等)に携わってきた。とりわけ1990年から1999年までの間、日本におけるグラフィックデザインのデジタル化・情報化推進のための諸事業に携わった経験とそれへの反省から、ブロードバンド化しユビキタス化したインターネット環境が普及し尽くした感のある現在のコミュニケーション環境を振り返る時、次のような感慨を懐かざるを得ない:情報化の進展、高度化・複雑化の進展には「キリがない」、という実感とともに、わたしたちが推し進めてきたことは、はたして「これで良かったのか?」、こういう「世界」を望んでいたのか、という思いを懐かざるを得ないのである。そこから本研究では、情報デザインにおける根源的「最小構成原理」をモデル化し、提示することを試みる。「吾唯知足」[2]と古人は述べたが、現代のわたしたちは、際限なく高度化・複雑化する社会と世界の在りようを、どのように捉え理解し、デザインすることができるだろうか。


研究の方法

生成しシリーズ化する論文構成として、デザイン論を展開し、デザインの「メタ・コンテクスト」を提示する。本稿はその序論である。また、次稿以降において、広義の「情報デザイン」における世界存在の理解表現について、根源的「最小構成原理」(アルゴリズム)をモデル化し、提示する予定である。
このような最小限のアルゴリズムを、社会成員一人ひとりが理解し共有した上で、自律的に生きコミュニケーションを展開することから生起してくる自己生成的社会構成。そのプロセスをデザインすることが、デザイン教育のはたらきであり、学びの可能性であるだろう。自由で秩序ある社会的コミュニケーションから生起する世界。ここで提起される広義の「情報デザイン」のひらく地平とは、そのような未来への「可能性のデザイン」であるだろう。



語源的考察

「区別」としての<design>

<design>の語源に近い、古いラテン語である<designare>(デジニャーレ)の英訳(Notre Dame University[3],Latin-English Dictionary)を引くと、次のように表現されている: 英訳では、mark; point/mark/trace out, outline/describe; indicate/designate/denote
和訳すると、マークする、指示、なぞる、アウトライン、説明、表示、指定する、示す、となる。

designare [4]
design.are V 1 1 PRES ACTIVE INF 0 X
design.are V 1 1 PRES PASSIVE IND 2 S Early
design.are V 1 1 PRES PASSIVE IMP 2 S
designo, designare, designavi, designatus V TRANS [XXXBO]
mark; point/mark/trace out, outline/describe; indicate/designate/denote;
earmark/choose; appoint, elect (magistrate); order/plan; scheme. perpetrate;
Syncope r => v.r
Syncopated perfect often drops the 'v' and contracts vowel
designav.ere V 1 1 PERF ACTIVE IND 3 P
designo, designare, designavi, designatus V TRANS [XXXBO]
mark; point/mark/trace out, outline/describe; indicate/designate/denote;
earmark/choose; appoint, elect (magistrate); order/plan; scheme. perpetrate;
(以上、出典 Notre Dame University Latin-English Dictionary)

Google Translateによる<designare>の英訳は<designate>にあたり、<designate>の和訳は「指定する」とされる。
Goole Translate: (Latin)designare, (English)designate https://translate.google.com/?hl=en#la/en/designare

「デザイン」を「区別」し直す

<designare>は、イタリア語のdisegno、フランス語のdessin、英語のdesignate、designに連なる語である。
<design>をその語源から見てくると、元々「デザイン」という日本語訳での「計画・設計・意匠」というような限定的な意味内容にとどまらず、むしろ広く「デッサン」(しるしを付けアタリをとる)や<designate>(境界を区別し、指定する)と近い概念であることが理解される。このような理解からは、拡張するデザイン領域の広がりに応じて、これまで「デザイン」という日本語で流通してきた「デザイン概念」の意味解釈の範囲を拡張し、可能なかぎり英語の<design><designate>という、本来の用法に近い仕方で理解し直すこと、「デザイン概念の概念デザイン」を「区別」し直し、再びリデザインすることが要請されるのである。


「中動態」とは違う仕方で

本稿では充分触れることができないが、今後の展開として「情報デザイン論」を経由し、流行中の「中動態」とは異なる方法で、デザインによる「世界」制作/生成の存在認識/認識存在の地平をひらく論考を、次のような各項目において、順次展開していく。

汎デザイン論

「この世の存在者は全てデザイン・プロセスである」という、「人工」「自然」の二項対立を止揚するデザイン論。
例えば、「ビーバーのダム」はダムなのか?、遺伝子組み換え作物は「人工物」なのか、「文化」は誰がデザインするのか、「いのち」をデザインし得るのか、「神」概念は人工物か、、等。記号表現と対象と語り/語られの関係において、「区別」としてのデザイン論を述べる。

複眼的構成法[5]

二項対立的存在者の在り方を「デザインの解釈学」と「顕現せざるものの現象学」の重ね合わせにおいて表現する、デザイン制作/生成(ポイエーシス/オートポイエーシス)過程の理解・表現方法を提案するものである。存在認識/認識存在の「二重の二重性」にもとづく、実存論と拡張された構造論との重ね合わせでもある。述者は便宜的に、この原理を「不二不二論」(不二不二二元論)と呼んでいる。これは東洋思想において「不一不二」「二而不二」等と表現される存在者間の相関表現に、現代的理性で理解し易いよう便宜的拡張(方便)を施したものである。
また本稿に頻出するように、例えば、漢字二文字による語を二重に重ねて「四字熟語化」することで、多重的・複合的、融合的な状態の概念化を可能とする。能動態/受動態の重ね合わせ、主体/対象、主観/客観の重ね合わせ、さらにそれら視点の「反転構成」「動的構成」「再帰的循環構成」を可能とする、メディア表現/記号表現の構成法である。これは日本語話者による「中動態」的事態の理解を容易にするとともに、既知の日本語表現の秩序そのものに更新を促すだろう。

「絶対矛盾的自己同一」

西田幾多郎による概念表現である「絶対矛盾的自己同一」とはどのような事態か、を契機として、東西哲学思想に通底する「叡智的概念」について考察する。


まとめ

デザインとはなにか、語源に遡り、デザイン概念をあらためて捉え直すことを通して、新たなデザインの捉え方(概念)をデザインする可能性について提示した。そこでは、デザイン存在の地平をひらき、わたしたちの生存環境である「世界」生成過程の理解と、あらたなデザイン生成をうながす「contextual designing」(文脈編成)について、自己生成的に言及した。これまで「デザイン」という日本語で流通してきた「デザイン概念」の意味解釈の範囲を拡張し、可能なかぎり英語の<design><designate>という、本来の用法に近い仕方で理解し直すことから、「デザイン概念の概念デザイン」を「区別」し直し、再びリデザインすることで、デザイン可能性を拡張し得ることを示した。
引き続き「情報デザイン論」を経由して、「中動態」とは異なる仕方で、デザインによる世界生成の在り方について、論考を展開していく。


脚注

  1. 公益財団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)公式サイト, https://www.jagda.or.jp, 2020年10月5日閲覧
  2. 龍安寺公式サイト②「吾唯知足」, http://www.ryoanji.jp/smph/guide/grounds.html, 2020年10月5日閲覧
  3. Notre Dame University, https://www.nd.edu/research/, 2020年10月4日閲覧
  4. "designare", Latin-English Dictionary,Notre Dame University, http://archives.nd.edu/cgi-bin/wordz.pl?keyword=designare, 2020年10月4日閲覧
  5. 宝珠山徹「情報デザインにおける複眼的構成法」(CiNii論文), https://ci.nii.ac.jp/naid/130005453940, 2020年10月5日閲覧


参考文献

  • 中動態・地平・竈 ーハイデガーの存在の思索をめぐる精神史的現象学(2018) 小田切建太郎 法政大学出版局
  • <概念工学>宣言!ー哲学×心理学による知のエンジニアリング(2019) 戸田山和久・唐沢かおり編 名古屋大学出版会