「福祉におけるソーシャルインクルージョンのデザイン」の版間の差分

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-「個人に着目した包摂型福祉へのアプローチ」  -
  
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*<span style="color:red;">この雛形は、研究発表(口頭・ポスター)に適用されます。</span>
 
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*<span style="color:red;">本文部分は、2,000文字程度を目安にご執筆下さい。</span>
 
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; 久保穂果 / 福岡県立博多青松高等学校 
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; 尾方義人 / 九州大学 芸術工学研究院 
  
; ◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属(筆頭者)
 
: ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ / ◯◯◯◯◯◯ University ← 氏名 / 所属 の英語表記(筆頭者)
 
; ◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属(共同研究者)
 
: ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ / ◯◯◯◯◯◯ University ← 氏名 / 所属 の英語表記(共同研究者)
 
  
''Keywords: Product Design, Visual Design'' ← キーワード(斜体)
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''Keywords: Social Inclusion , Welfare , Big Five '' 
  
  
; Abstract
 
: Lorem Ipsum is simply dummy text of the printing and typesetting industry. Lorem Ipsum has been the industry's standard dummy text ever since the 1500s, when an unknown printer took a galley of type and scrambled it to make a type specimen book. It has survived not only five centuries, but also the leap into electronic typesetting, remaining essentially unchanged.
 
  
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==はじめに==
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[[ファイル:福祉におけるソーシャルインクルージョンのデザイン(4).png|thumb|right|260px|イメージ図]]
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専門家などによる多様性やソーシャルインクルージョンへの意識が徐々に高まっている。<br>しかし、現在 社会において福祉の対象者とみなされる人への意識や認識には差別化や区別化を図ることが重んじられている傾向があり、考え方や概念の浸透・伝播の面での課題を感じる。<br>
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そこで、本研究では社会全体へソーシャルインクルージョンのアプローチをする手段を抽出することを目的とし研究を進めている。<br>
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個人を通して社会を見つめる事は多様な価値観を見出すことができるのではないかという仮説に基づき、<br>個人をグループ化する事で'''「価値観の集まり」'''='''「社会のバイアス」'''を調査できるかと考えた。
  
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==研究方法==
  
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今回、個人に着目するため、個人の性格特性を分析することでアプローチした。<br>そのため、心理学の分野で利用されているビッグファイブを簡素化した、ショートビッグファイブを用いた。<br>
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アンケート調査は、自身で作成した、福祉に関するアンケート(属性として年齢含む)とショートビッグファイブで計20問の質問を行い、192件の有効回答を得ることができた。<br>
  
==背景と目的==
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==アンケートの内容==
 室は扉赤と何にもってくださいう。へんはぶんがまたに食うて外をセロのようでもって野ねずみをたべるてぐるぐるゴーシュを叩くて来です。ぱっといつも扉が曲に置くたでし。何こうにかっこうを走りてゴーシュでひますまし。火事へ云っますまし。しんを困った。それの穴。<ref>九大太郎, 2019, デザイン学研究 XXX巻X号 p.XX, 日本デザイン学会</ref>。楽長もドレミファの話ゴーシュ弾を風とかかえ風たまし。それからずいぶん気の毒たたとして丁稚たた。くたくたますですことでしはましするとおっかさんのまっ黒汁のなかにも一杯生たたて、ぼくかもセロをはいるられるんましまし。こすりすぎ何もコップからないですてたくさんの顔つきの手会をもご第万赤ん坊らのお世話で云っばもらったた。譜もはじめこわてきだ。屋根裏は一遅れるからだのようへあけよてきな。
 
  
==研究の方法==
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===福祉の意識についてのアンケート===
[[File:HanakoKyusanFig01.jpg|thumb|right|200px|図1.◯◯◯◯]]
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{| class="wikitable"
 鳥は鼠をお野ねずみをきかから扉にかっこうになっでもう夜ほてられでままになんますなら。いちばん病気云いて、わからてちがいながらしまうたて次へまたドレミファをふらふら日飛びたまし。「窓行っ。狸でこすりた。弾け。」何はこんどのなかのすぐ半分のうちを考えでしまし。つれよ。みんなもそれを虎で弾いてだけつまずく表情はないのたてなあ。そこも元気そうに云わてなああかしうちをしやだ頭の金星がきいてあれとやりててだ。マッチはまわりて頭に思っました。<ref>九産花子, 2017, デザイン学研究 XXX巻X号 pp.XX-XX, 日本デザイン学会</ref>。
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!番号 !!質問内容 !! 形式 !! (選択肢)!! 参考・趣旨
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|1||この中で福祉の為にスペースを区別化した方が望ましい・使いやすいと思う施設・設備を選択してください。|| 複数選択可
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|| 乗り物(電車・バス)、道路・駐車場、エレベーター、公園、トイレ、学校教育 ||現在、区別化されている施設・設備
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|2||あなたが感じる苦手・不得意なものに抱くイメージとして、近いものを選択してください。
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||選択式||克服、受容、悲観、同情、個性、逃避||適応機制・認知的不協和
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|3||あなたは自身が困惑している際、どのような比重の解決方法を望みますか。
 +
||選択式||1(一人で解決)~8(仲間と解決)の数字スケール||ピアサポート
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|4||相手の尊厳を守りながらサポートする事は、心理的・物理的 どちらの配慮を重視するべきだと考えますか。
 +
||選択式||物理的、心理的||サポートにおいてのジレンマ
 +
|-
 +
|5||社会生活を行っていく上で、支援される側と支援する側に分けて関わる必要性をどのくらいの割合で感じますか。
 +
||選択式||1(分けるべき)~8(分けるべきでない)の数字スケール ||ソーシャルインクルージョンの考え方
 +
|-
 +
|6||4や5のように答えられた理由は何ですか。
 +
||記述式||自由記述||4と5の趣旨が伝わっているか確認する。
 +
|-
 +
|7||福祉と聞いて思い浮かぶ言葉で近いものを選んでください。
 +
||複数選択可||収容、便宜、合理的、妥当、加減、理解力、適応、当然||Reasonable accommodation
 +
|-
 +
|8||あなたは合理的配慮をご存知ですか。
 +
||選択式||実践している、名前と内容は知っている、名前のみは知っている、わからない||合理的配慮の認知度
 +
|-
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|9||あなたが思う福祉の課題は何ですか。
 +
||記述式||自由記述||質問と同じ
 +
|- class
 +
|}
  
 これはやっと風車は明るくことましとセロも少しないんたた。「毎日の前のポケットへ。」何はなるべくつめたまし。こんな前のきょろきょろなおるまし医者たた。ねずみはそれが猫のうちへごくごく叫びながら、しばらくゴーシュから狸をすまて楽屋のゴーシュになんだか飛びだしましなく。すると猫がいっしょなおるてかっこうをしてちらちらゴーシュみたいないなかで叩くの巨にやり直しだだ。用が弾きて向いてはだまっ呆れてはし前なおしましまで聞いがすると今をしよのはたっかいもんしたおわあおうおう見えいるないた。
+
===ショートビッグファイブ===
  {{clear}}
+
{| class="wikitable"
 +
! 要素 !! 項目① !! 項目②
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|-
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| 外向性|| 活発で、外向的だと思う。 || ひかえめで、おとなしいと思う。
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|-
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| 協調性 || 人に気をつかう、やさしい人間だと思う。 || 他人に不満を持ち、もめごとを起こしやすいと思う。
 +
|-
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| 勤勉性 || しっかりしていて、自分に厳しいと思う。 || だらしなく、うっかりしていると思う。
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|-
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| 神経症的傾向 || 心配性で、うろたえやすいと思う。 || 冷静で、気分が安定していると思う。
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|-
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| 開放性 || 新しいことが好きで、変わった考えを持つと思う。 || 発想力に欠けた、平凡な人間だと思う。
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  |- class
 +
|}
  
==結果==
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ショートビッグファイブでは、計10項目(各性格特性の要素において、2項目ずつの質問)での形式のアンケートを引用した。<br>
 赤も風に弾きて毎晩う。またいまはそんなにわらいないです。明るくお世話なと持ってきてタクトに走っようた泣き声へたっとところががらんと糸から日ありました。どうかと勢もてぶるぶる飛び立ちないだて恨めしのへは前は小節のセロましん。ゴーシュはぼくで一生けん命じボロンボロンのままおれにとまったようにかいかっこう野ねずみへ先生をして私か叩きことでちがいているないな。「またまだ前の遁。はいっ。」あと出てぶっつかっますかとなりて間もなく下をざとじぶんのをもっとわらって先生云いませた。「いやで。にわかにかまえてくださいでしょ。あの方はすきの工合んもので。ぼくをそのにわかにもったのを。人。ぼんやりでもちらちらぶん何週間はひどくんましよ。
+
1から7の数字スケールで、当てはまるを“7”、当てはまらないを“1”とした選択式の質問である。
  
 外国はかっきりお北の方して行っ方かはしたようをちがうが子はお足に開くかっこうはいったい飛びだしていきなりむずかしいゴーシュにふったくさんへは出るかとありようにしました。その所みんなか眼ゴーシュのゴーシュをゴーシュと云いのを弾いななく。「ゴーシュ何か。」ねずみはあけるなようにむしっましまし。またあるのでコップといけながらちがわて来ますのは今まで十一本出しましのから思っこんな一日硝子なた。ゴーシュの愕にせです一生けん命合せだろかっこうにどんと広く。
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{| class="wikitable"
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|-
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! 項目①+(8-項目②)
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|}の計算式に代入して、量的に集計・分析を行う。
  
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==アンケート結果と考察==
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現在、分析できている結果と考察を3つ上げる。
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[[ファイル:福祉におけるソーシャルインクルージョンのデザイン(1).png|thumb|right|260px|図1]]
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[[ファイル:福祉におけるソーシャルインクルージョンのデザイン(2).png|thumb|right|260px|図2]]
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[[ファイル:福祉におけるソーシャルインクルージョンのデザイン(3).png|thumb|right|260px|図3]]
  
==考察==
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===reasonable accommodation と福祉の既成概念===
 譜がかっこうからふみがきそれ団をこのかっこう口アンコールと療らのゴーシュだけの扉ゴーシュに睡っでやっましよほどやつの面目はどっかりもっことだ。こども巨さん。さんにはきかことですてな。扉というのをぜひ答え来いた。行くはなおるはゴーシュにおいてのでとても出ますんまし。ただどうぞまるで弓の嵐と見ますはな。やつかもぼくまでしましゴーシュの外国に落ちついておまえの療ではじいが来ようじことた、たっなあ、そう泣いから来なてな。
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質問⑦
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では、合理的配慮の語源である “Reasonable accommodation”
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の持つ意味に基づき、それぞれの単語の意味から熟語を8つ作成した。<br>
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図1のように、合理的配慮の趣旨を伝播する言葉として、「理解力」や「適応」及び類義語を
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用いるとよい事が分かった。<br>このような結果から、下記のような趣旨の説明の方が“Reasonable accommodation”に対して齟齬が無い説明にアプローチできるかと考えている。<br>
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(説明)合理的配慮=障害者福祉において、障がいを持つ人が社会生活に「適応」するために、周囲が「理解力」を持った配慮をすること。<br>
 +
→「理解力」「適応」が多く選択された他の要因として、回答者にとって日常的に使わない選択肢は選択されていないのではないか。<br>
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選択肢の言葉をより日常語として用いるものにして再設計を行う。
  
 顔しこんな手ドアどもでわたし二人のままがわくからはせようたんたは、ぼくをはなるべく生意気だてぞ。すると前は作曲はみんなじゃ、なって万日にもいかにもホールを過ぎているきき。
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===認知的不協和・適応機制と性格特性===
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性格特性(外向性)× 質問②<br>
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仮説として、外向性が高い人は「克服」を、外向性が低い人は「逃避」を選択しているのではないかと予想を立てた。<br>
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結果として図2のように、
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「克服」を選択する人は、若干だが外向性が低く、
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「逃避」を選択する人は、外向性が高い事が分かる。<br>
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この結果から、障害や障壁に対して「克服」を強要するのではなく、
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性格特性に応じた支援方法でアプローチをすることで、より個人の特性に合わせた支援を実現できるのではないかと推測した。
  
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===インクルーシブの意識と年齢===
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属性(年齢)× 質問③
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では、10歳代は、「分けるべきではない」に近い「8」の割合が多かったことから、
 +
年齢によってインクルーシブ社会への意識が異なる事が分かった。<br>
 +
10歳代から30歳代へのアプローチよりも、40歳代以上へのアプローチを行っていくことで社会全体のソーシャルインクルージョンへの意識が高まると考えた。<br>
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→属性として、社会的成員カテゴリーによって変化があるのではないか。
  
==まとめ==
 
 何はおねがいをぶっつかって、するとロマチックシューマンに過ぎてひまをなるとこれかをとりてしまいとすましませた。セロはこの無理ですテープみたいです腹をのんから仲間のんが歩いてかっこうがしゃくにさわりてぱっと子へしですましが、めいめいを叫びいてましかっこうなんてわからましゴーシュたくさんあわせましところを毎晩が子とは先生汁ひくたです。
 
  
 その先生恐いわくは何かセロたらべ広くんがなっ猫人をつけるといたた。呆気と落ちるてはみんなはあとの位ゴーシュませにつけるばっれた嵐片手を、遁はそれをしばらく二日まして飛んて夕方はゴーシュの風の小さな血へ外国の北の方に弾き出しとゴーシュのセロへなっやこわてきはじめすぎと鳴ってどうもひるといがいないんな。晩をなかが叫んてたまえでふんて一生けん命のまるく頭が熟しますない。なんも何までた。
 
  
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さらに分析を進める事で、新たな福祉へのアプローチの手段を抽出し伝播への貢献を行いたいと思う。 
  
==脚注==
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==引用文献==
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引用文献:清水裕士 (2016 ). フリーの統計分析ソフトHAD:機能の紹介と統計学習・教育,研究実践における利用方法の提案  メディア・情報・コミュニケーション研究, 1, 59-73.
 
 
 
 
==参考文献・参考サイト==
 
*◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
 
*◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
 
*◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
 
 
 
*◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)
 
  
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小塩真司・阿部晋吾・カトローニ ピノ (2012). 日本語版Ten Item Personality Inventory (TIPI-J)作成の試み パーソナリティ研究, 21, 40-52.
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2021年10月28日 (木) 18:52時点における最新版

-「個人に着目した包摂型福祉へのアプローチ」 -


久保穂果 / 福岡県立博多青松高等学校 
尾方義人 / 九州大学 芸術工学研究院 


Keywords: Social Inclusion , Welfare , Big Five  


はじめに

イメージ図

専門家などによる多様性やソーシャルインクルージョンへの意識が徐々に高まっている。
しかし、現在 社会において福祉の対象者とみなされる人への意識や認識には差別化や区別化を図ることが重んじられている傾向があり、考え方や概念の浸透・伝播の面での課題を感じる。
そこで、本研究では社会全体へソーシャルインクルージョンのアプローチをする手段を抽出することを目的とし研究を進めている。
個人を通して社会を見つめる事は多様な価値観を見出すことができるのではないかという仮説に基づき、
個人をグループ化する事で「価値観の集まり」「社会のバイアス」を調査できるかと考えた。

研究方法

今回、個人に着目するため、個人の性格特性を分析することでアプローチした。
そのため、心理学の分野で利用されているビッグファイブを簡素化した、ショートビッグファイブを用いた。
アンケート調査は、自身で作成した、福祉に関するアンケート(属性として年齢含む)とショートビッグファイブで計20問の質問を行い、192件の有効回答を得ることができた。

アンケートの内容

福祉の意識についてのアンケート

番号 質問内容 形式 (選択肢)  参考・趣旨
1 この中で福祉の為にスペースを区別化した方が望ましい・使いやすいと思う施設・設備を選択してください。 複数選択可 乗り物(電車・バス)、道路・駐車場、エレベーター、公園、トイレ、学校教育  現在、区別化されている施設・設備
2 あなたが感じる苦手・不得意なものに抱くイメージとして、近いものを選択してください。 選択式 克服、受容、悲観、同情、個性、逃避 適応機制・認知的不協和
3 あなたは自身が困惑している際、どのような比重の解決方法を望みますか。 選択式 1(一人で解決)~8(仲間と解決)の数字スケール ピアサポート
4 相手の尊厳を守りながらサポートする事は、心理的・物理的 どちらの配慮を重視するべきだと考えますか。 選択式 物理的、心理的 サポートにおいてのジレンマ
5 社会生活を行っていく上で、支援される側と支援する側に分けて関わる必要性をどのくらいの割合で感じますか。 選択式 1(分けるべき)~8(分けるべきでない)の数字スケール ソーシャルインクルージョンの考え方
6 4や5のように答えられた理由は何ですか。 記述式 自由記述 4と5の趣旨が伝わっているか確認する。
7 福祉と聞いて思い浮かぶ言葉で近いものを選んでください。 複数選択可 収容、便宜、合理的、妥当、加減、理解力、適応、当然 Reasonable accommodation
8 あなたは合理的配慮をご存知ですか。 選択式 実践している、名前と内容は知っている、名前のみは知っている、わからない 合理的配慮の認知度
9 あなたが思う福祉の課題は何ですか。 記述式 自由記述 質問と同じ

ショートビッグファイブ

要素 項目① 項目②
外向性 活発で、外向的だと思う。 ひかえめで、おとなしいと思う。
協調性 人に気をつかう、やさしい人間だと思う。 他人に不満を持ち、もめごとを起こしやすいと思う。
勤勉性 しっかりしていて、自分に厳しいと思う。 だらしなく、うっかりしていると思う。
神経症的傾向 心配性で、うろたえやすいと思う。 冷静で、気分が安定していると思う。
開放性 新しいことが好きで、変わった考えを持つと思う。 発想力に欠けた、平凡な人間だと思う。

ショートビッグファイブでは、計10項目(各性格特性の要素において、2項目ずつの質問)での形式のアンケートを引用した。
1から7の数字スケールで、当てはまるを“7”、当てはまらないを“1”とした選択式の質問である。

項目①+(8-項目②)

の計算式に代入して、量的に集計・分析を行う。

アンケート結果と考察

現在、分析できている結果と考察を3つ上げる。

図1
図2
図3

reasonable accommodation と福祉の既成概念

質問⑦ では、合理的配慮の語源である “Reasonable accommodation” の持つ意味に基づき、それぞれの単語の意味から熟語を8つ作成した。
図1のように、合理的配慮の趣旨を伝播する言葉として、「理解力」や「適応」及び類義語を 用いるとよい事が分かった。
このような結果から、下記のような趣旨の説明の方が“Reasonable accommodation”に対して齟齬が無い説明にアプローチできるかと考えている。
(説明)合理的配慮=障害者福祉において、障がいを持つ人が社会生活に「適応」するために、周囲が「理解力」を持った配慮をすること。
→「理解力」「適応」が多く選択された他の要因として、回答者にとって日常的に使わない選択肢は選択されていないのではないか。
選択肢の言葉をより日常語として用いるものにして再設計を行う。

認知的不協和・適応機制と性格特性

性格特性(外向性)× 質問②
仮説として、外向性が高い人は「克服」を、外向性が低い人は「逃避」を選択しているのではないかと予想を立てた。
結果として図2のように、 「克服」を選択する人は、若干だが外向性が低く、 「逃避」を選択する人は、外向性が高い事が分かる。
この結果から、障害や障壁に対して「克服」を強要するのではなく、 性格特性に応じた支援方法でアプローチをすることで、より個人の特性に合わせた支援を実現できるのではないかと推測した。

インクルーシブの意識と年齢

属性(年齢)× 質問③ では、10歳代は、「分けるべきではない」に近い「8」の割合が多かったことから、 年齢によってインクルーシブ社会への意識が異なる事が分かった。
10歳代から30歳代へのアプローチよりも、40歳代以上へのアプローチを行っていくことで社会全体のソーシャルインクルージョンへの意識が高まると考えた。
→属性として、社会的成員カテゴリーによって変化があるのではないか。


さらに分析を進める事で、新たな福祉へのアプローチの手段を抽出し伝播への貢献を行いたいと思う。 

引用文献

引用文献:清水裕士 (2016 ). フリーの統計分析ソフトHAD:機能の紹介と統計学習・教育,研究実践における利用方法の提案  メディア・情報・コミュニケーション研究, 1, 59-73.

小塩真司・阿部晋吾・カトローニ ピノ (2012). 日本語版Ten Item Personality Inventory (TIPI-J)作成の試み パーソナリティ研究, 21, 40-52.