「デザイン初学者が臨む「運ぶ」から着想したデザイン」の版間の差分
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2021年10月19日 (火) 19:47時点における版
- 木山祥花/ 九州大学 芸術工学部
- 加藤愛/ 九州大学 芸術工学部
- 川口菜穂/ 九州大学 芸術工学部
- 三宅佑太朗/ 九州大学 芸術工学部
- 武田遥/ 九州大学 芸術工学部
- 中野紗良/ 九州大学 芸術工学部
- 樋口一葉/ 九州大学 芸術工学部
Keywords: Product Design, Visual Design, ← キーワード(斜体)
目次
背景
デザイン初学者とは
ここでは、デザインを学び始めたばかりの芸術工学部芸術工学科インダストリアルデザインコース1年生である発表者のことを指す。
1年春学期必修科目:デザインリテラシー基礎
芸術工学部の学生を指導する18名の教員が分担して担当する。
芸術工学の共通基盤として、芸術工学がいかなる価値を実現しているかを学び、デザイン応用力を支える基礎的なリテラシーを形成する。
2021年度は対面、オンラインでの併用となった。
(シラバスより抜粋)
「運ぶ」に関するデザインを考える
先述したデザインリテラシー基礎において、インダストリアルデザインコースの簡易演習として次のような演習が行われた。
1.演習内容の説明・解説(5分)
2.「運ぶ」から連想される言葉をできるだけたくさん抽出(15分)
3.デザイン対象を考える(5分)
4.文章ベースのコンセプト作成(15分)
5.自らのコンセプトに従って「運ぶ」をデザイン(描写)(25分)
6.他の受講者と互いの成果物を見せ合い意見交換(5~10分)
今回はこの演習を通しての気づきや経験を踏まえ、新たに7名で同じ流れに沿って「運ぶ」に関するデザインを提案した。
「運ぶ」から着想したデザインの提案
「運ぶ」を考える
まず、各自「運ぶ」から連想される言葉を抽出したのち、ブレインストーミングを行った。ここでは、デザインリテラシー基礎の授業と同様にオンライン付箋共有ツールを用いた。それぞれの考える「運ぶ」に関わる言葉を共有することで発想を整序し、そこから見られる傾向の分析や、授業時との比較を行った。
発想を整理すると、
・乗り物からの派生が多い
・新型コロナウイルスに関連する言葉が多い
・SNS等、情報系の発想が多い
・災害に関する言葉が多い
・ジェンダーに関する繊細な話題にも触れられている
等の気づきが得られた。
テーマ設定
得られた気づきをもとに、新たなデザイン提案のためのテーマ決めを行った。話し合いの結果、主に①身近で現実的な話題であること ②ジェンダーという、発表者の世代間で今活発に議論されている話題であること の二つの理由から、「生理用品を運ぶ」をテーマとして設定した。
外部リンク
- プロジェクト紹介サイト https://www.example.com