「学生の学びと繋がりを支援するリレーショナルデザインの実践」の版間の差分

提供: JSSD5th2021
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;宮崎真優 / 佐賀大学 芸術地域デザイン学部 学部生(筆頭者)
 
;宮崎真優 / 佐賀大学 芸術地域デザイン学部 学部生(筆頭者)

2021年10月20日 (水) 03:12時点における版

宮崎真優 / 佐賀大学 芸術地域デザイン学部 学部生(筆頭者)
◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属(共同研究者)

Keywords: Product Design, Visual Design ← キーワード(斜体)


報告

図1.◯◯◯◯

 筆者が所属する佐賀大学 芸術地域デザイン学部は、アドミッションポリシーとして以下の人材養成を掲げている。

「創造性や高い技能をもち、新しい芸術表現を実現できる人材、また、地域が有する問題や状況に芸術を手段として柔軟に対応し、芸術を社会に紹介したり、芸術で社会を活性化したりできる人材」

 この人材養成のために本学部では各分野や各専攻という専門的な学びだけではなく、芸術表現コース、地域デザインコースという双方のコースの側面を共に学んでいくカリキュラム計画が設計されている。また、カリキュラムの中で理論と実践という工程を繰り返し上記の人材養成を目指しているが、地域をフィールドとした実践的な学びの不足が課題となっている。そして昨今の新型コロナウイルスの影響により、国公立大学ではオンライン講義が推奨され、本学部でもこれまでの講義とは異なる形態での講義開講が余儀なくされた。学生はこの課題と現状に対して、大学での学びへの不安を感じるとともに、友人が出来ない、繋がりを持つことが出来ないという孤独感を募らせている。

 そこで、実践的な学びの場と機会の提供、そして繋がりの支援という課題解決のために筆者が提唱するのが「リレーショナルデザイン」である。これは、本学部カリキュラムを踏まえて学生の視点から提唱する、学びと繋がりを基調とした新たな仕組み、関係性構築のデザインである。コロナ禍での学生支援を学生が行うという学生団体の活動をはじめとしたいくつかの実践を背景に、学生のニーズ調査、それに合わせた実践的な学びの場と関係性構築、繋がりの創出が学生にもたらす効果を考察する。

 また、この実践報告と提唱を通じて現代、そして今後の地域や社会の中で高等教育機関であり、地域連携プラットフォームとしての機能を持つ大学が果たしていくべき役割についても考察する。




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