「大分市上野ヶ丘地区における認知症の理解を目的としたリーフレット制作」の版間の差分

提供: JSSD5th2021
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 はじめに、今年の6月から約二ヶ月の間上野ヶ丘地域包括支援センターの方とともにグループワークで認知症ケアパスA3リーフレットの制作を行った。最初は認知症サポーター養成講座を聞いて感想などの意見交換を行い、現在「認知症はネガティブなイメージが強い」「自分や家族が認知症だと認めたくない人が多い」「表紙を見ていかにも認知症について記載されていると感じるパンフレットは手に取らない」等の課題や問題点が挙げられたことから、老若男女問わず手元にとっておきたくなるデザインを目指した。 <br>
 
 はじめに、今年の6月から約二ヶ月の間上野ヶ丘地域包括支援センターの方とともにグループワークで認知症ケアパスA3リーフレットの制作を行った。最初は認知症サポーター養成講座を聞いて感想などの意見交換を行い、現在「認知症はネガティブなイメージが強い」「自分や家族が認知症だと認めたくない人が多い」「表紙を見ていかにも認知症について記載されていると感じるパンフレットは手に取らない」等の課題や問題点が挙げられたことから、老若男女問わず手元にとっておきたくなるデザインを目指した。 <br>
 
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2021年10月20日 (水) 13:51時点における版

酒井美玲/ 大分県立芸術文化短期大学 造形専攻科 ビジュアルデザインコース
大山楠奈 / 同
岡田明日翔 / 同
河野優花 / 同
黒木勇哉 / 同
福森もも / 同

Keywords: Visual Design 


報告

 はじめに、今年の6月から約二ヶ月の間上野ヶ丘地域包括支援センターの方とともにグループワークで認知症ケアパスA3リーフレットの制作を行った。最初は認知症サポーター養成講座を聞いて感想などの意見交換を行い、現在「認知症はネガティブなイメージが強い」「自分や家族が認知症だと認めたくない人が多い」「表紙を見ていかにも認知症について記載されていると感じるパンフレットは手に取らない」等の課題や問題点が挙げられたことから、老若男女問わず手元にとっておきたくなるデザインを目指した。

全体カラーイメージ・イラスト
A3リーフレットは表紙・中面の見開き2ページ・裏表紙をデザインし、全体のカラーは明るさや清々しさの印象を持つ黄色と青で統一。 幅広い年代の人にも受け入れられるようなシンプルなイラストにした。

表紙
表紙はケアパスでの訪問時や病院での診察時に直接手渡される場合と大分駅や市役所、病院の待合室などの施設や街頭に設置する場合を想定し、全体のデザインは変えずにキャッチコピーとサブコピーのみを変えたものを2パターン作成。
メインコピーとサブコピーは受け取り手の心に寄り添うような表現や、「一緒に乗り越える仲間がいる」という安心感を感じて頂けるような前向きな表現を心がけ、コピーと合わせて表紙のイラストは「家族との時間を大切に過ごす」というコンセプトにし、これからの時間をどう過ごすか明るく楽しい未来設計を描いていくイメージにした。

リーフレット中面
リーフレットの中面見開き1ページ目で加齢による物忘れと認知症による記憶障害の違いや主な症例を図やイラストを用いながら紹介し、中面見開き2ページ目で早期発見のメリットと地方包括支援センターさんの意見を取り入れて実例に基づいた漫画をオリジナルで制作し掲載。

裏表紙
表紙の次に目に入るページであるため、特に重要である相談先の簡単な説明や医療機関と地域包括支援センターの連絡先として住所、電話番号、メールアドレス、QRコードなどを掲載した。