「乳幼児のための口腔診療台のデザイン研究」の版間の差分
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<br>上記デザイン要件に加え、特に「デザイン性」、「安定性」、「実現性」を評価軸としてプロトタイプ案を採用した(図4)。 | <br>上記デザイン要件に加え、特に「デザイン性」、「安定性」、「実現性」を評価軸としてプロトタイプ案を採用した(図4)。 | ||
<br>布部分の耐重荷テストを重ね、重量10kgまでの安全性が確認できた(図5)。 | <br>布部分の耐重荷テストを重ね、重量10kgまでの安全性が確認できた(図5)。 | ||
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2022年10月20日 (木) 14:44時点における版
- 九州大学病院小児口腔外科の現場をケースとして -
- ウー・ヤ―ファン / 九州大学大学院 芸術工学府(筆頭者)
- 原島滉平 / 九州大学大学院 統合新領域学府(共同研究者)
- 戸嶋野乃香 / 九州大学大学院 芸術工学府(共同研究者)
Keywords: Product Design, Medical Design
背景・目的
本研究は、2021年4月~2022年2月の九州大学病院×デザインプロジェクト(Medical Design Project)から始まった。
本プロジェクトは、九州大学病院での現場観察から発見された医療現場におけるユーザーの課題をデザインによって解決することを目的としている。
口腔外科現場を担当した我々のチームは、同じ医療現場に乳幼児向けの口腔診察台が用意されていない点を課題と捉えた。
本研究の目的は、患児・医師・保護者の三者にとっての課題を取り除き、医療現場で実装できるような乳幼児向けの口腔診察台をデザインすることである。
研究方法
【現場観察とヒアリング(1回目)】2021年4月~2021年9月
プロジェクト序盤の現場観察では、口腔外科現場に乳幼児向けの口腔診察台が存在しない点に着目した。
結果的に、乳幼児の診察の際に、患児のみでなく診察する医師や同伴する保護者にとっても課題を抱えながら診察を行っていると考えた(図1)。
【プロトタイピングとユーザー評価(1回目)】2021年10月
現場観察を経て整理された課題から、ハンモック型の診察台をデザインするというアイデアを採用した。
その検証のために、1回目のプロトタイプを制作し実際に1組の親子にテストを実施した。
具体的には、乳幼児に対するハンモック自体の実効性のほか、保護者の心理的な評価や寸法を検討した(図2)。
【現場観察とヒアリング(2回目)】2021年11月
寸法や現場での実装を更に検討するために、改めて九州大学病院で現場観察を行った。
同時に、医師へのヒアリングを行うことで図3のようにデザイン要件を定義した。
【プロトタイピングとユーザー評価(2回目)】2021年12月~2022年5月
上記デザイン要件に加え、特に「デザイン性」、「安定性」、「実現性」を評価軸としてプロトタイプ案を採用した(図4)。
布部分の耐重荷テストを重ね、重量10kgまでの安全性が確認できた(図5)。
このプロトタイプをもとに、医師に対して場面想定での評価を依頼した。
結果・展望
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外部リンク
- プロジェクト紹介サイト https://www.example.com