「神戸市長田区御蔵5・6丁目における復興まちづくりの流れと結果に関する研究」の版間の差分
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2022年10月26日 (水) 14:24時点における版
すべての人が参加するまちづくりを目指して
- 溝田唯花/ 長田高校人文数理探究類型
- アハマ慈那 佐藤柊太 吉栖綾香 吉原大地/長田高校人文数理探究類型
目次
背景
本研究は、在籍中の高等学校で実施されている探究活動において行われている。当初我がチームはNPOに関する研究を計画し、その際に弊校に近接するNPO団体「まち・コミュニケーション」への興味を抱いた。その際、当該のNPO団体は阪神淡路大震災からの復興活動に協力したという情報を入手し、NPOに関する研究から阪神淡路大震災からの復興に関する研究に移行することを決定した。
本研究で取り扱う神戸市長田区御蔵5・6丁目は行政やまちづくり協議会、NPO団体と数多の団体が関わったものの、あまり住民の理解が及ばないまま復興が進められてしまったと論じられているため、復興の過程でどのような事象が発生したのかを明らかにしていく研究である。
問いと目的
問い
阪神淡路大震災において地縁・知縁ではどのような理解・誤解があったのか
目的・対象地域
目的
住民や行政、まちづくり協議会、NPO法人等の間での相互理解を伴うような震災復興を行うには何が必要かを明らかにする
対象地域
兵庫県神戸市長田区御菅西地区
インタビューセクター
- 自治会長・役員
- 一般市民
- NPO法人代表
- 大学教授
研究方法・分析方法
インタビュー調査
自治会会長、地元理髪店店主、大学教授(復興に関与)、復興NPOの代表へのインタビューを行った。
インタビュー内容は、震災からの復興について書かれた文献内の情報をもとに不明瞭であった部分をピックアップし質問を作成して、その回答と復興時の流れをこちらの理解度を示さずに説明してもらった。
現地調査
御菅西地区を実際に歩き、まちづくりを経てまちはどのようになったのかを、周辺地域と比較などして調査した。
展望
インタビューを行う中で、この御菅西地区では復興事業の進め方に関して各ステークホルダー間に意見の相違があり、その影響は現在まで続いていることが明らかになってきた。よって以降のインタビューでは特にそれぞれの立場関係や思惑に着目し、さらに深い部分を明らかにするような質問を中心に行っていきたい。また、インタビューにより得た意見や情報を参考に、客観的な分析を行うことで意見の相違や齟齬を明らかにしていくことを予定している。