「大分県発・パパ向け子育て支援アプリ「papaccha」」の版間の差分
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日本はSDGs17の目標の中の一つである「ジェンダー平等を実現しよう」への取り組みが、他国と比較して遅れている傾向にある。中でも「男性の育児参加率」については、ワーク・ライフ・バランスの推進が充分でないために、中々改善が見られないというのが現状である。そこで今回「男性の育児参加率の上昇」を目的として、男性向け子育て支援アプリのフォーマットを制作することとした。 | 日本はSDGs17の目標の中の一つである「ジェンダー平等を実現しよう」への取り組みが、他国と比較して遅れている傾向にある。中でも「男性の育児参加率」については、ワーク・ライフ・バランスの推進が充分でないために、中々改善が見られないというのが現状である。そこで今回「男性の育児参加率の上昇」を目的として、男性向け子育て支援アプリのフォーマットを制作することとした。 | ||
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このアプリは大分県が制作したことを想定している。大分県は男性の育児参加率が全国平均を大きく下回っているためである。アプリの名称にも大分県の方言の要素を反映している。(以下アプリ内容説明) | このアプリは大分県が制作したことを想定している。大分県は男性の育児参加率が全国平均を大きく下回っているためである。アプリの名称にも大分県の方言の要素を反映している。(以下アプリ内容説明) | ||
− | ===①ホーム画面=== | + | ====①ホーム画面==== |
登録した地域のイベント情報や、子育てに役立つ知識などが毎週更新されるページ。利用者の状況や悩みに合わせた情報も定期的に届く仕様になっている。 | 登録した地域のイベント情報や、子育てに役立つ知識などが毎週更新されるページ。利用者の状況や悩みに合わせた情報も定期的に届く仕様になっている。 | ||
− | ===②子育て日記=== | + | ====②子育て日記==== |
子どもの成長を記録できるページ。アプリが自動で作成した年間スケジュールから、子どもの年齢ごとの特徴を一目で把握することができる。 | 子どもの成長を記録できるページ。アプリが自動で作成した年間スケジュールから、子どもの年齢ごとの特徴を一目で把握することができる。 | ||
− | ===③子育て指南書=== | + | ====③子育て指南書==== |
子どもに病気や怪我などのトラブルが起こったときや、子どもとのコミュニケーション法を知りたいときなど、子育てに困ったときのための指南書が掲載されているページ。 | 子どもに病気や怪我などのトラブルが起こったときや、子どもとのコミュニケーション法を知りたいときなど、子育てに困ったときのための指南書が掲載されているページ。 | ||
− | ===④チャット=== | + | ====④チャット==== |
アプリを利用しているユーザー同士でチャットが行えるページ。グループを作って複数人で情報共有も可能。 | アプリを利用しているユーザー同士でチャットが行えるページ。グループを作って複数人で情報共有も可能。 | ||
− | ==デザインについて== | + | ===デザインについて=== |
「子育て支援」という名目から固くなりすぎないように、全体的に親しみやすい印象を与えるデザインになるよう意識して制作した。男性でも使いやすい青と緑を基調にしつつ、子どもが紙をちぎって切り貼りしたような要素を入れてポップなイメージに仕上げた。 | 「子育て支援」という名目から固くなりすぎないように、全体的に親しみやすい印象を与えるデザインになるよう意識して制作した。男性でも使いやすい青と緑を基調にしつつ、子どもが紙をちぎって切り貼りしたような要素を入れてポップなイメージに仕上げた。 | ||
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男性の育児参加への理解が薄い人・企業の存在があるため、育児休暇を取得したくてもできない男性が多いというのが、現在の日本の課題であると考えられる。また、女性は育児に専念すべき、という日本古来からの考え方が払拭し切れていないことにより、このような問題に発展しているとも考えられる。 | 男性の育児参加への理解が薄い人・企業の存在があるため、育児休暇を取得したくてもできない男性が多いというのが、現在の日本の課題であると考えられる。また、女性は育児に専念すべき、という日本古来からの考え方が払拭し切れていないことにより、このような問題に発展しているとも考えられる。 | ||
− | + | このアプリが普及することにより、社会における男性の育児参加への理解を深め、それに伴い、企業が設けている制度や、ワーク・ライフ・バランスの改善に繋がることを想定している。 | |
==参考文献== | ==参考文献== |
2022年10月27日 (木) 18:26時点における最新版
- 新山菫 / 大分県立芸術文化短期大学 専攻科造形専攻 ビジュアルデザインコース
Keywords: Visual Design
目的
日本はSDGs17の目標の中の一つである「ジェンダー平等を実現しよう」への取り組みが、他国と比較して遅れている傾向にある。中でも「男性の育児参加率」については、ワーク・ライフ・バランスの推進が充分でないために、中々改善が見られないというのが現状である。そこで今回「男性の育児参加率の上昇」を目的として、男性向け子育て支援アプリのフォーマットを制作することとした。
アプリについて
このアプリは大分県が制作したことを想定している。大分県は男性の育児参加率が全国平均を大きく下回っているためである。アプリの名称にも大分県の方言の要素を反映している。(以下アプリ内容説明)
①ホーム画面
登録した地域のイベント情報や、子育てに役立つ知識などが毎週更新されるページ。利用者の状況や悩みに合わせた情報も定期的に届く仕様になっている。
②子育て日記
子どもの成長を記録できるページ。アプリが自動で作成した年間スケジュールから、子どもの年齢ごとの特徴を一目で把握することができる。
③子育て指南書
子どもに病気や怪我などのトラブルが起こったときや、子どもとのコミュニケーション法を知りたいときなど、子育てに困ったときのための指南書が掲載されているページ。
④チャット
アプリを利用しているユーザー同士でチャットが行えるページ。グループを作って複数人で情報共有も可能。
デザインについて
「子育て支援」という名目から固くなりすぎないように、全体的に親しみやすい印象を与えるデザインになるよう意識して制作した。男性でも使いやすい青と緑を基調にしつつ、子どもが紙をちぎって切り貼りしたような要素を入れてポップなイメージに仕上げた。
現状と将来像
男性の育児参加への理解が薄い人・企業の存在があるため、育児休暇を取得したくてもできない男性が多いというのが、現在の日本の課題であると考えられる。また、女性は育児に専念すべき、という日本古来からの考え方が払拭し切れていないことにより、このような問題に発展しているとも考えられる。 このアプリが普及することにより、社会における男性の育児参加への理解を深め、それに伴い、企業が設けている制度や、ワーク・ライフ・バランスの改善に繋がることを想定している。
参考文献
・かながわパパ応援サイト「パパノミカタ」 https://c.rakuraku.or.jp/mikata/contents/index/page/oyako
・パパninaru ママの妊娠中から育児中まで使えるパパ専用アプリ https://eversense.co.jp/product/papaninaru
・パパの子育てソーシャルサービス「firtee」 https://www.firtee.net/