「神戸市長田区御蔵5・6丁目における復興まちづくりの流れと結果に関する研究」の版間の差分

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; 溝田唯花 / 長田高校人文数理探究類型
<span style="color:red;">'''注)'''</span>
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; アハマ慈那 佐藤柊太 吉栖綾香 吉原大地 / 長田高校人文数理探究類型
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; ◯◯◯◯ / ◯◯高校 ◯◯科 ← 氏名 / 所属(発表者・複数の場合は縦に連記)
 
; ◯◯◯◯ / ◯◯◯◯ ◯◯◯◯ ← 氏名 / 所属(共同研究者)
 
  
''Keywords: Product Design, Visual Design'' ← キーワード(斜体)
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==背景==
  
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 1995(平成6)年1月17日に淡路島北端を震源として阪神・淡路大震災は兵庫県を中心とする広域に甚大な被害をもたらした。その後の復興の際に一部地域では行政やまちづくり協議会、NPO団体などが関わったものの地元住民の理解があまり進まないうちに復興が行われた。
  
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 本研究ではその原因を探るため先述した地域の一つである神戸市長田区御蔵通5・6丁目を対象とし、ステークホルダーにインタビューし、復興まちづくりの時どのような取り組みが行われ現在のまちが作られたのかを調査する。
  
==はじめに==
 
  
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==問いと目的==
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===問い===
  
 阪神淡路大震災後、神戸市は市内11地区において「震災復興土地区画整理事業」(以下区画整理とする)を行った。その中でも長田区の御菅西地区では、震災直前まで長屋文化・地蔵信仰が残っていたために、区画整理によって大規模な住環境の変化を強いられた。また御菅西地区では、行政以外のNPOやまちづくり協議会なども関わってまちづくりが行われていった。そこで御菅西地区においてどのように復興・まちづくりがなされていったのかを調べることで、震災地域の復興・まちづくりに必要なこと、各立場の役割を明らかにすることとした。     
+
阪神淡路大震災後、地縁・知縁による関係者が復興まちづくりにおいてどのような理解・誤解があったのか。
  
①各コミュニティが震災地域の復興・まちづくりにおいてどのようなことを行い、どのように関わったのか
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===目的・対象地域===
  
②各コミュニティどうしの関りとそれぞれの思いはどのようなものだったのか
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====目的====
  
==研究方法==
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 地域住民や行政、まちづくり協議会、NPO法人の間で、相互理解を伴うような震災復興を行うにはどのような取り組みが必要かを明らかにする。
  
 今回は個々人からの意見に着目するため、客観的な情報だけでなく主観的な情報を分析することでアプローチした。
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====対象地域====
  
そのため、代表的な立場にいた人々として()へのインタビューを行った。
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 兵庫県神戸市長田区御蔵通5・6丁目(御菅西地区)
  
現在行っている第1回目のインタビュー調査は、震災からの復興について書かれた文献内の情報をもとに不明瞭であった部分をピックアップし質問を作成して、その回答と復興時の流れをこちらの理解度を示さずに説明してもらった。
 
  
 
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↓御菅西地区の被害状況のデータ
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{| class = "wikitable"
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! 項目 !! 御菅西地区
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| 地区面積 || 4.5ha
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| 人口 || 647人
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| 世帯数 || 301世帯
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| 建築棟数 ||  334棟
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| 全壊数 || 242棟
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| 半壊数 || 34棟
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| 被災率 || 83%
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|}
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[https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.city.kobe.lg.jp/documents/14805/15jigyougaiyou-4misuga_1.pdf&ved=2ahUKEwiMwufq7v_6AhUqE3AKHUWQBpsQFnoECAgQAQ&usg=AOvVaw2jn0n1s-hkcNjCeYklC5TT 神戸市 「事業概要 御菅東地区 御菅西地区」] より抜粋
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<Gallery>
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File:Koubeshichizu.jpg|図1.神戸市長田区の位置
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File:Nagatakuchizu.jpg|図2.長田区御蔵通5・6丁目の位置
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===インタビュー対象者===
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* 自治会長・役員
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* 地域住民
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* NPO法人代表
  
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* 大学教授
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==外部リンク==
 
* プロジェクト紹介サイト https://www.example.com
 
  
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==研究方法・分析方法==
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===文献調査===
  
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 長田区役所内にある「人・街・ながた震災資料室」にある記録を調査した。
  
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御菅西地区における復興まちづくりに関する論文を調査した。
  
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===インタビュー調査===
  
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 自治会会長、地元理髪店店主、大学教授(復興に関与)、NPOの代表への半構造化インタビューを実施した。
  
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 インタビュー内容は、震災からの復興について書かれた論文(先行研究)の情報をもとに、明らかになっていない部分をピックアップし質問を作成し実施した。
  
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===現地調査===
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御蔵通5・6丁目および周辺の御菅西地区を実際に歩き、復興まちづくりを経てまちはどのように復興したかを、周辺地域と比較などして調査した。
  
  
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==展望==
  
下書き
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 インタビューを行う中で、御蔵通5・6丁目では復興事業の進め方に関して各ステークホルダー間に意見の相違があり、その影響は現在まで続いていることが明らかになってきた。今後はインタビューで得られた情報を地縁・知縁関係者ごとに分け、相互理解が行われている部分や考え方の齟齬を明らかにしていくことを予定している。最終的には考え方の齟齬をなくし、相互理解による復興まちづくりのあり方を提案したい。
  
はじめに:
 
阪神淡路大震災後、行政をはじめとする様々な団体やボランティアによって復興が行われた。
 
しかし、その中で住民の理解が進まないうちに行政や外部団体によりまちづくりがなされていったという意見がある。
 
そこで、本研究では我々の学校から近く、かつ先述の意見が言われている兵庫県神戸市長田区御蔵5,6丁目に焦点を当てて研究を行う。この地区では、~~~{★具体例。区画整理の話などかく!}
 
復興にかかわった方や地元住民の方へのインタビューを通じて各立場からの「復興」への印象を見出すことができるのではないかという仮説に基づき、時系列と立場関係を融合することで表面的でない結果を出すことができるかと考えた。
 
この結果をまとめたものをモデルとし、事例として提示することが本研究の目的である。
 
  
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==参考文献・参考サイト==
  
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宮定章・塩崎賢明 (2012) 「復興土地区画整理事業における権利関係・建物用途に着目した再建動向に関する研究―神戸市御菅西地区におけるケーススタディ―」 日本建築学会計画系 論文集 p601-607
  
リサーチクエスチョン: ①各コミュニティが震災当時地域にどのように関わったか
 
②みくら5建設の事業は震災復興・まちづくりにどのように貢献したか
 
  
外部団体(まち・コミュニケーション(NPO団体)、兵庫商会など)は、みくら5の建設にどのように関わったのか
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神戸市 「事業概要 御菅東地区 御菅西地区」:https://www.city.kobe.lg.jp/documents/14805/15jigyougaiyou-4misuga_1.pdf
 
みくら5が建設されたことは地域(各コミュニティ)にどのような影響を及ぼしたのか、
 
また、みくら5の建設は震災復興という観点においてどのように貢献したのか
 
 
そこから見えてくる各コミュニティや人物の関係性とはどのようなものか。
 
  
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(最終閲覧日:2022年10月27日)
  
  
研究方法:今回は先行研究ではあまり行われていない個々人からの意見に着目するため、客観的な情報だけでなく主観的な情報を分析することでアプローチした。
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神戸新聞NEXT 「被災者の7割、地元戻れず 神戸・長田御菅西地区」:https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202001/0013036879.shtml
そのため、代表的な立場にいた人々として()へのインタビューを行った。
 
インタビュー調査は、震災からの復興について書かれた文献内の情報をもとに不明瞭であった部分をピックアップし質問を作成して、その回答と復興時の流れをこちらの理解度を示さずに説明してもらった。
 
  
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(最終閲覧日:2022年10月27日)
  
  
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インタビュー結果と考察、今後の展望: 震災後新しく建設された共同再建住宅の一つに、「みくら5」がある。NPOのまち・コミュニケーションや兵庫商会なども関わってできたこの住宅に着目すれば、当時の復興の流れや各コミュニティの関係性についてもわかることがあるのではないかと考えた。
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[[Category:未設定]]

2022年10月27日 (木) 18:34時点における最新版


溝田唯花 / 長田高校人文数理探究類型
アハマ慈那 佐藤柊太 吉栖綾香 吉原大地 / 長田高校人文数理探究類型


背景

 1995(平成6)年1月17日に淡路島北端を震源として阪神・淡路大震災は兵庫県を中心とする広域に甚大な被害をもたらした。その後の復興の際に一部地域では行政やまちづくり協議会、NPO団体などが関わったものの地元住民の理解があまり進まないうちに復興が行われた。

 本研究ではその原因を探るため先述した地域の一つである神戸市長田区御蔵通5・6丁目を対象とし、ステークホルダーにインタビューし、復興まちづくりの時どのような取り組みが行われ現在のまちが作られたのかを調査する。


問いと目的

問い

阪神淡路大震災後、地縁・知縁による関係者が復興まちづくりにおいてどのような理解・誤解があったのか。

目的・対象地域

目的

 地域住民や行政、まちづくり協議会、NPO法人の間で、相互理解を伴うような震災復興を行うにはどのような取り組みが必要かを明らかにする。

対象地域

 兵庫県神戸市長田区御蔵通5・6丁目(御菅西地区)


↓御菅西地区の被害状況のデータ

項目 御菅西地区
地区面積 4.5ha
人口 647人
世帯数 301世帯
建築棟数 334棟
全壊数 242棟
半壊数 34棟
被災率 83%

神戸市 「事業概要 御菅東地区 御菅西地区」 より抜粋


インタビュー対象者

  • 自治会長・役員
  • 地域住民
  • NPO法人代表
  • 大学教授


研究方法・分析方法

文献調査

 長田区役所内にある「人・街・ながた震災資料室」にある記録を調査した。

  御菅西地区における復興まちづくりに関する論文を調査した。

インタビュー調査

 自治会会長、地元理髪店店主、大学教授(復興に関与)、NPOの代表への半構造化インタビューを実施した。

 インタビュー内容は、震災からの復興について書かれた論文(先行研究)の情報をもとに、明らかになっていない部分をピックアップし質問を作成し実施した。

現地調査

御蔵通5・6丁目および周辺の御菅西地区を実際に歩き、復興まちづくりを経てまちはどのように復興したかを、周辺地域と比較などして調査した。


展望

 インタビューを行う中で、御蔵通5・6丁目では復興事業の進め方に関して各ステークホルダー間に意見の相違があり、その影響は現在まで続いていることが明らかになってきた。今後はインタビューで得られた情報を地縁・知縁関係者ごとに分け、相互理解が行われている部分や考え方の齟齬を明らかにしていくことを予定している。最終的には考え方の齟齬をなくし、相互理解による復興まちづくりのあり方を提案したい。


参考文献・参考サイト

宮定章・塩崎賢明 (2012) 「復興土地区画整理事業における権利関係・建物用途に着目した再建動向に関する研究―神戸市御菅西地区におけるケーススタディ―」 日本建築学会計画系 論文集 p601-607


神戸市 「事業概要 御菅東地区 御菅西地区」:https://www.city.kobe.lg.jp/documents/14805/15jigyougaiyou-4misuga_1.pdf

(最終閲覧日:2022年10月27日)


神戸新聞NEXT 「被災者の7割、地元戻れず 神戸・長田御菅西地区」:https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202001/0013036879.shtml

(最終閲覧日:2022年10月27日)