琳派を表現するUIデザイン研究
注)
- この雛形は、研究発表(口頭)に適用されます。
- 英文概要は、80ワード程度を目安にご執筆下さい。
- 本文部分は、2,000文字程度を目安にご執筆下さい。
- 宇山明穂 / 九州大学大学院 芸術工学府
- UYAMA Akiho / Kyushu University Graduate School of Design
Keywords: Rinpa, Japanese Aesthetic, User Interface Design
- Abstract
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背景と目的
近年、日本の工業製品の国際競争力が低下してきている中、日本の貴重な資源である日本の美意識を工業製品やサービスにおけるユーザーインターフェース(以下、UI)に活用することで、日本の独自性を発揮し、他国と差別化できると考える。本研究では、日本の代表的な美意識の中でも海外からの認知度が高く、日本の装飾主義を鮮明にあらわした「琳派」に焦点を当て、ユーザーと製品・サービスの接点であるUIデザインで「琳派」の美意識を表現するためのデザイン要件を明らかにすることを目的とする。
研究方法
研究対象
琳派は、桃山時代の俵屋宗達に始まり、元禄期の尾形光琳、文化文政期の酒井抱一へと展開したもので、絵画のみならず染織や蒔絵などの工芸をも包含して、日本の近世絵画史上広く、華やかに展開した[1]。俵屋宗達は町衆たちを相手に絵や美しい紙製品を売る「絵屋」の主人、本阿弥光悦は京都で刀の鑑定や研磨を生業にする家の生まれ、尾形光琳と尾形乾山は「雁金屋」という高級呉服店の息子であり[2]、琳派の作品・画家たちは工芸と関係が深いと言われている。本研究では、琳派を表現するUIのデザイン手法を導出するにあたり、工芸のものづくりに着目した。工芸の作り方や考え方を調査したうえで、琳派の作品と同時代の他派の作品を比較することで、琳派の表現特徴とそれがどのような意図でなされたのかを明らかにできると考える。また、UIに一貫性を確立させるために作られるデザインガイドラインを参考にし、UIの視覚表現の要素を明らかにすることで、琳派の表現特徴と意図を用いたUIの事例を制作できると考える。
研究の流れ
琳派の表現を説明する際には「装飾性」「簡素化」「大胆な構図」などと言われる[3]が、そのように説明される具体的な表現と意図を明らかにし、デザイン手法として一般化しなければ、UIデザインに応用できない。その手がかりとして、先行研究により、琳派の作品は工芸の影響を受けていると言われていることに着目した。そこで、工芸のものづくりについて文献と制作現場を調査し、琳派の作品に多い「屏風」「漆器」「陶磁器」「扇」「団扇」等の工芸品の作り方や考え方を明らかにした。
その上で、絵画と工芸それぞれについて、琳派の作品と他派の作品の表現の具体的な特徴を抽出し、比較した。美術品の評価については専門的な知識が必要なため、専門家の評価・意見を参考にすることが望ましい。加えて、琳派の諸作品は文化財に指定されており直接観察することは難しい。そのため、調査対象は東京国立博物館、京都国立博物館、岡田美術館で行われた琳派展[4][5][6]に展示された作品から選出し、作品解説を参考にしながら調査を行った。絵画の比較対象は、琳派と同時代(安土桃山~江戸)を代表する画派である狩野派、土佐派の作品の中から選定し、工芸の比較対象は、同時代(安土桃山~江戸)の作品から選定した。
工芸のものづくりの特徴と琳派作品の表現の具体的な特徴を照らし合わせることで、その表現特徴がどのような目的のために施されたのか推察し、分類した。ここで明らかにした意図と表現特徴が、「琳派」の美意識を表現するデザイン手法だと言える。
結果
工芸のものづくりについて文献と制作現場を調査し、琳派の作品に多い「屏風」「漆器」「陶磁器」「扇」「団扇」等の工芸品の作り方や考え方を明らかにした。
考察
顔しこんな手ドアどもでわたし二人のままがわくからはせようたんたは、ぼくをはなるべく生意気だてぞ。すると前は作曲はみんなじゃ、なって万日にもいかにもホールを過ぎているきき。
まとめ
工芸のものづくりの調査と琳派と他派の比較対照調査から、琳派のデザイン手法を考察した。今後は琳派に関する調査についてさらに精査していくとともに、UIデザインガイドラインの調査を進め、琳派のデザイン手法をUIに応用したデザイン事例を制作し、検証する。
注および参考文献
- ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
- ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
- ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
- ◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)