自然のパターンを活用したWebカレンダーの制作

提供: JSSD5th2022
2022年10月17日 (月) 14:39時点における諸琳 (トーク | 投稿記録)による版 (背景と目的)
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諸琳/ 九州産業大学 大学院 芸術研究科 
Zhu Lin / Kyushu Sangyo University

Keywords: plants, calendar, moving web


Abstract
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背景と目的

目的

 スケジュール管理は現代社会における重要事項であり、現代人の多くが自分に合った実用的なカレンダーを求めている。本研究では、アンケートを通じてユーザーのニーズを把握するとともに、より多くのユーザーにとって可用性・実用性の高いWebカレンダーを制作することを目的とする。 制作にあたっては、視覚的にユニークなデザインを実現するために、自然に隠されたパターンを探究し、これをインターフェイスへの応用することを試みた。

背景

 日常生活には多くの創作の契機があるが、自然のパターン·テクスチャーもデザインに多くのインスピレーションを与えている。自然に隠されたパターン探究し、応用することは、視覚と機能に新しい可能性を持っていると考える。私はグラフィック、動くアイコン、ウィブサイトによってその表現方法を試行錯誤していきたい。それは私たちが見落としていた自然の真の美しいスペクタクルの再発見になり、新しい表現につながるだろう。本研究では、自然のパターンを利用して視覚的、機能的なユーザー体験を実現するカレンダーを制作する。

コンセプト

 「日日是好日」言葉は禅語の一つである。意味として、生活の善し悪しは決して絶対性はなく、常に1人の心境及び物事への認識に関係があると考えられている。日々、嬉しいこともあれば悲しいこともある。しかし、善し悪しにかかわらず、いずれも成長の経歴になるはずである。すべての日を素晴らしき日という理念で考え、大自然のテクスチャを素材にし、身近に隠されている美を見つけた上で、籤を抽選するような形を以て、素晴らしき一日を始めることにしよう。日々、少しながら期待する気分を以て、生活を体験すれば、日常生活も多様多彩になるのであろう。

研究の方法

本研究における、調査・観察・制作方法について、以下に述べる。

調査

国内および海外において、カレンダーに関わるアプリが多数存在する。カレンダーのデザインを行うために、これらのカレンダーの美観および機能を対象として、国内外現状調査とアンケート調査を行った。

  • (1)国内外のカレンダーの現状調査:Googleカレンダー、Miカレンダー、iOSカレンダー、Peekカレンダー
  • (2)動Webページ先行調査:高尾山599博物馆

観察

情報の収集をし、とりわけホームページに関するカレンダーの関連資料とデザインな理念および機能性のイノベーション関係の知識を主として収集する。その上、自然的に花につながる素材を収集し、分類と整理を行う。季節に応じて適切な色を選ぶ。グラフィックの表現とwebの表現の研究をして、Webカレンダー制作した。

制作

グラフィック表現とWeb表現の研究

  • (1)グラフィック表現の研究:植物の形態やテクスチャを観察して記録することで、それを応用したイラストを作成し、カレンダーの素材とする。
  • (2)Webの表現の研究:サイトマップを作成し、ホームページのデザインを行う。各ページのワーヤーフレームをする。基本的なデザイン要素の制作を行う。素材の動き、振る舞いなど、インタラクティブなサイトにするためのスクリプトをコーディングする。

考察

 

制作

 Webカレンダーのインターフェイス要素として、新規性のある「自然のパターン」を活用・展開する。  

まとめ

 デザインの本質は、物や事をカッコよく飾る付加価値ではありません。ごく日常的な生活と接点を持つデザインを通して、物や事の真の価値と人間の営為との的確な繫ぎ方を、可塑的な柔軟性で思考する。 [1]


本研究の分析調査から実践を通じて、Webデザインには多くのアイデア形式が表現されていることも分かる。動的ページ作成は開始のみであり、インタラクティブな閲覧はページデザインの重要な要素であり、デザイナーは読者にインタラクティブな閲覧過程を提供し、情報の閲覧可能性を豊富にし、読者とページの相互性を増加させ、より広く自由な閲覧空間を提供する。自然のパターンをデザインに落とし込み、自然のパターの知られていない魅力を表現する。人間と自然には共通性があるので、自然に注目することは、人間に注目することと同じである。 

脚注

  1. 佐藤 卓, 2017, 「塑する思考」 新潮社出版


参考文献・参考サイト

[1]佐藤 卓(2017)「塑する思考」 新潮社出版 [2]iyamadesign (著)(2016)「季節を感じる配色パターン」グラフィック社編集部 (編集)