解析ソフトOpenPoseによる行為分析及びデザインへの活用

提供: JSSD5th2022
2022年10月19日 (水) 12:11時点における鈴木智畝 (トーク | 投稿記録)による版
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鈴木智畝/ 九州大学大学院 芸術工学府未来共生デザインコース1年 ← 氏名 / 所属(筆頭者)
SUZUKI Chiune / KYUSHU GRADUATE SCHOOL OF DESIGN  ← 氏名 / 所属 の英語表記(筆頭者)
◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属(共同研究者)
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ / ◯◯◯◯◯◯ University ← 氏名 / 所属 の英語表記(共同研究者)

Keywords: Action Analysis , Barrier to Knowledge ← キーワード(斜体)


Abstract
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背景と目的

 デザインにおける行為分析は



方法

図1.◯◯◯◯

[1]高専生とのワークショップによる日常動作の分析

高専生とのワークショップでは日常における動作を撮影し、Openposenにより行為分析を行なった。撮影した行為と分析項目については以下の通りである。

①スニーカーとパンプスによる階段の登り降り

分析項目:体の右側の腰から踵までの距離

②シャープペンシルでの筆記、消しゴムでの字の消去

分析項目:右手・左手の移動量、移動速度

③弓の構えと矢の発射

分析項目:右肩と左肩との距離、腰の左右方向の動き

④菓子袋の開封

分析項目:右手と左手の離れ具合とその加速度


[2]知的障碍を持つ子どもの筆記動作の分析

今回は言語聴覚士2名の協力のもと、知的障碍を持つ子どもの筆記動作を撮影した。撮影は10分間で子どもの知的訓練中に行い、日頃の訓練と同じ環境にすることで子どもたちの自然な動作を記録した。訓練内容は、まず言語聴覚士がマス目にひらがなを書き、次に児童がその上を鉛筆でなぞり書きするというもので、これを1文字ずつ繰り返していた。複数のひらがなを練習していたため、対象児童1では「か」という文字を3回練習する部分を、対象児童2では「え」という文字を3回練習する部分を切りとって分析を行った。 また撮影児童の年齢、性別、利き手、及び分析項目は以下の通りである。

対象児童1:5歳、男性、右利き

対象児童2:6歳、男性、左利き

分析項目:右手・右肘・右肩・胸・左手・左肘・左肩の速度、加速度、位置分布




結果と考察

[1]高専生とのワークショップによる日常動作の分析

①スニーカーとパンプスによる階段の登り降り

腰から踵までの距離の変化の仕方は靴を変えても変化がなかった。変化する可能性があるものとして身体の角度、脚の動く距離、腕の振り方、手の位置が考えられる。また、映像からパンプス時は前のめりで手が後ろにあるため、パンプスを履いている時のほうが重心が前の方にあると考えられる。

②シャープペンシルでの筆記、消しゴムでの字の消去

消しゴムを置く時よりもシャープペンシルを置く時の方が速度が小さい。理由としてはシャープペンシルだと芯が折れる等の危険性があるため、無意識に丁寧に置く等が考えられる。映像からは消しゴムの使い方が人によって大きく異なることが分かった。

③弓の構えと矢の発射

矢を放つ瞬間は急激にグラフの振れが大きくなる。一般的に矢は自然な流れで静かに放つのが良いとされるため、振れが小さいほど的に中りやすくなる可能性がある。また、腰の左右方向の動きはほぼ無いに等しかった。改善点としては実際の身体の動きと肩幅の距離が合っていないところがあったため体の正面から撮影することでより正確な値が計測できると考えた。

④菓子袋の開封

開ける直前の両手の離れ具合が最も小さい被験者が最もスムーズに開封していた。また、開けた瞬間の加速度についてはあまり差が出なかった。


[2]知的障碍を持つ子どもの筆記動作の分析

対象児童1

3回の筆記練習を比較したところ、右手(利き手)の速度について、2回目と3回目の筆記動作には特徴的な山が3つ見られたが、1回目は確認できなかった。筆記中の加速度についても1回目よりも2、3回目の方が差が大きい結果となった。また、1回目に比べ、2回目、3回目は1文字を書き切るまでの時間が短くなっていた。以上のことから、文字の形を認知しスムーズに書けるようになると速度の強弱やパターンが表出してくるのではないかと考えた。

肘や肩の運動については、肘があまり動いていないにも関わらず肩の動きが大きくなっている部分が見られた。



今後の展望ー知的障碍を持つ子どもの筆記動作の分析ー

今回の分析で、・・・・・である可能性が導き出された。 今回は知的障碍を持つ子ども2名のみの調査であったため、今後は対照とする子どもの人数を増やして分析を行い、分析結果を各児童の発達度合いと照らし合わせたり、健常児との比較を通して、知的障碍をもつ子どもの筆記動作の特性を明らかにする。また、明らかになった動作特性と、子どもの教育に関わる保護者、学校の先生、言語聴覚士へのインタビュー調査と合わせることで、発達度合いの新しい評価方法、教材、筆記具などのデザインを行なう。教材や筆記具に関しては使用している様子を再度分析することで提案をより現実的なものにしていく。





参考文献・参考サイト

  • ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
  • ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
  • ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院