「誰が見ても分かりやすい捨てやすいごみ分別の提案」の版間の差分

提供: JSSD5th2022
Jump to navigation Jump to search
(ページの作成:「- ここにサブタイトルを記載 - <!-- 以下の赤字表記部分は、ご確認後に消去して下さい --> <span style="color:red;">'''注)'''</span> *<s…」)
 
(「誰が見ても分かりやすい捨てやすいごみ分別の提案」を保護しました ([編集=管理者のみ許可] (無期限) [移動=管理者のみ許可] (無期限)))
 
(3人の利用者による、間の39版が非表示)
1行目: 1行目:
- ここにサブタイトルを記載 -
 
  
  
<!-- 以下の赤字表記部分は、ご確認後に消去して下さい -->
+
;黒崎美羽 / 大分県立芸術文化短期大学 専攻科造形専攻 
<span style="color:red;">'''注)'''</span>
 
*<span style="color:red;">この雛形は、ライトニングトークに適用されます。</span>
 
*<span style="color:red;">本文部分は、800文字程度を目安に簡潔なご報告をお願いします。</span>
 
*<span style="color:red;">見出しの語句は参考例です。</span>
 
*<span style="color:red;">「あなた」が編集を行うとページの履歴に利用者名が残ります。</span>
 
  
 +
''Keywords: Visual Design,SDGs,Garbage separation'' 
  
; ◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属(筆頭者)
 
; ◯◯◯◯ / ◯◯大学 ◯◯学部 ← 氏名 / 所属(共同研究者)
 
  
''Keywords: Product Design, Visual Design'' ← キーワード(斜体)
 
  
 +
==背景と目的==
  
  
==報告==
+
ごみが資源となるかは、ごみを捨てる時に決まる。ごみを分別することで、資源となるものは再利用され、その結果として、ごみの量は減ることになる。また、分別されたごみは、焼却率もよくなり、焼却炉の寿命や埋立地の延命につながると言われている。また、実体験として、進学で大分に住み始めた際、地元鹿児島とのごみ分別方法や表記の違いに驚いたことや、他県に進学した友人もごみ分別に関するギャップに戸惑っていたことを知り、異なる県在住者でも認知できるごみ分別の表記や色分け、ピクトグラムがあれば、よりストレスのないごみ分別ができるのではないかと考え企画に至った。
 +
{{clear}}
 +
<br>
 +
 
 +
[[ファイル:kurosaki_sdgs.jpg|サムネイル|右|図1.コンセプトボード]]
 +
 
 +
 
 +
==現状と将来像==
  
[[File:HanakoKyusanFig01.jpg|thumb|right|200px|図1.◯◯◯◯]]
 
 室は扉赤と何にもってくださいう。へんはぶんがまたに食うて外をセロのようでもって野ねずみをたべるてぐるぐるゴーシュを叩くて来です。ぱっといつも扉が曲に置くたでし。何こうにかっこうを走りてゴーシュでひますまし。火事へ云っますまし。しんを困った。それの穴。楽長もドレミファの話ゴーシュ弾を風とかかえ風たまし。それからずいぶん気の毒たたとして丁稚たた。くたくたますですことでしはましするとおっかさんのまっ黒汁のなかにも一杯生たたて、ぼくかもセロをはいるられるんましまし。こすりすぎ何もコップからないですてたくさんの顔つきの手会をもご第万赤ん坊らのお世話で云っばもらったた。譜もはじめこわてきだ。屋根裏は一遅れるからだのようへあけよてきな。
 
  
 鳥は鼠をお野ねずみをきかから扉にかっこうになっでもう夜ほてられでままになんますなら。いちばん病気云いて、わからてちがいながらしまうたて次へまたドレミファをふらふら日飛びたまし。「窓行っ。狸でこすりた。弾け。」何はこんどのなかのすぐ半分のうちを考えでしまし。つれよ。みんなもそれを虎で弾いてだけつまずく表情はないのたてなあ。そこも元気そうに云わてなああかしうちをしやだ頭の金星がきいてあれとやりててだ。マッチはまわりて頭に思っました。
+
ごみ分別の現状として、分別方法が自治体によって異なるため、ごみ分別早見表の語句や表記は各自治体に委ねられている。課題として、「燃えるごみ」「燃やせるごみ」等の表記の違い、同じ分別項目を様々な色で表現している等、各分別項目に対する認識(イメージ)の違いがあげられる。これらの課題を改善し、誰もが分かりやすく捨てやすいごみ分別の一つの手段を提案する。共通認識のあるストレスのないごみ分別を目指す。
  
 
{{clear}}
 
{{clear}}
 
<br>
 
<br>
  
==外部リンク==
+
==調査==
* プロジェクト紹介サイト https://www.example.com
+
 
 +
 
 +
 九州内のごみ分別をテーマとし、基準となる分別項目と分別方法、分別項目における基準となる色の設定、分別されるごみのピクトグラム(一部)を制作する。制作にあたって、九州各地の県庁所在地のごみ分別早見表を調査した。ごみ分別の表記、色をまとめ、それらの調査結果を踏まえ、制作に取り組んだ。
 +
以下が調査の数例である。調査結果として、「燃やせるごみ類」の表記は暖色系が多く、項目は「燃やせるごみ」が多い。「燃えないごみ類」の表記は寒色系・その他の色が多く、項目は「燃やせないごみ」が多いことが分かる。この調査結果から、「燃やせるごみ類」の表記は、赤の色相で「燃やせるごみ」表記に。「燃えないごみ類」の表記は、青の色相で「燃やせないごみ」表記といった基準となる分別項目と分別方法を提案する。
 +
 
 +
'''[「燃やせるごみ類」の表記例 ]'''
 +
:福岡県  赤色 燃えるごみ
 +
:佐賀県  桃色 燃えるごみ
 +
:長崎県  赤色 燃やせるごみ
 +
:熊本県  なし 燃やすごみ
 +
:大分県  黄色 燃やせるごみ(可燃物)
 +
:宮崎県  赤色 燃やせるごみ
 +
:鹿児島県 橙色 もやせるごみ
 +
 
 +
'''[「燃えないごみ類」の表記例 ]'''
 +
:福岡県  青色 燃えないごみ
 +
:佐賀県  黄緑色 燃えないごみ
 +
:長崎県  青色 燃やせないごみ
 +
:熊本県  なし 燃やせないごみ
 +
:大分県  桃色 燃やせないごみ(不燃物)
 +
:宮崎県  青色 燃やせないごみ
 +
:鹿児島県 灰色 もやせないごみ
 +
 
 +
 
 +
{{clear}}
 +
<br>
 +
 
 +
==デザイン内容==
 +
 
 +
 
 +
'''分別項目における基準となる色の設定
 +
'''
 +
:調査結果と色が及ぼす心理的効果やカラーイメージを元に、分別項目における基準となる色の設定を提案する。燃やせるごみは、燃える火(温暖)のイメージから赤色。燃やせないごみは、燃えない(寒冷色・鎮静色)イメージから青色。資源物は、再利用される自然に優しいイメージから緑色。プラスチック製容器包装は、プラスチックの透明感をイメージした水色。金属類は、金属のイメージから灰色に設定した。ごみ分別早見表は、これらを基準し色相環のようにデザインし、分かりやすく見やすいデザインに仕上げた。
 +
 
 +
'''ピクトグラム'''
 +
 
 +
:ごみ分別早見表に統一して用いられることを想定した、ゴミの種類のピクトグラムをデザインした。線幅や角度は、なるべくギャップが生まれないよう統一し制作した。
 +
 
 +
 
 +
 
 +
{{clear}}
 +
<br>
 +
 
 +
 
 +
 
 +
 
 +
 
 +
 
  
 
<br>
 
<br>

2022年10月27日 (木) 18:25時点における最新版


黒崎美羽 / 大分県立芸術文化短期大学 専攻科造形専攻 

Keywords: Visual Design,SDGs,Garbage separation 


背景と目的

ごみが資源となるかは、ごみを捨てる時に決まる。ごみを分別することで、資源となるものは再利用され、その結果として、ごみの量は減ることになる。また、分別されたごみは、焼却率もよくなり、焼却炉の寿命や埋立地の延命につながると言われている。また、実体験として、進学で大分に住み始めた際、地元鹿児島とのごみ分別方法や表記の違いに驚いたことや、他県に進学した友人もごみ分別に関するギャップに戸惑っていたことを知り、異なる県在住者でも認知できるごみ分別の表記や色分け、ピクトグラムがあれば、よりストレスのないごみ分別ができるのではないかと考え企画に至った。



図1.コンセプトボード


現状と将来像

ごみ分別の現状として、分別方法が自治体によって異なるため、ごみ分別早見表の語句や表記は各自治体に委ねられている。課題として、「燃えるごみ」「燃やせるごみ」等の表記の違い、同じ分別項目を様々な色で表現している等、各分別項目に対する認識(イメージ)の違いがあげられる。これらの課題を改善し、誰もが分かりやすく捨てやすいごみ分別の一つの手段を提案する。共通認識のあるストレスのないごみ分別を目指す。




調査

 九州内のごみ分別をテーマとし、基準となる分別項目と分別方法、分別項目における基準となる色の設定、分別されるごみのピクトグラム(一部)を制作する。制作にあたって、九州各地の県庁所在地のごみ分別早見表を調査した。ごみ分別の表記、色をまとめ、それらの調査結果を踏まえ、制作に取り組んだ。 以下が調査の数例である。調査結果として、「燃やせるごみ類」の表記は暖色系が多く、項目は「燃やせるごみ」が多い。「燃えないごみ類」の表記は寒色系・その他の色が多く、項目は「燃やせないごみ」が多いことが分かる。この調査結果から、「燃やせるごみ類」の表記は、赤の色相で「燃やせるごみ」表記に。「燃えないごみ類」の表記は、青の色相で「燃やせないごみ」表記といった基準となる分別項目と分別方法を提案する。

[「燃やせるごみ類」の表記例 ]

福岡県  赤色 燃えるごみ
佐賀県  桃色 燃えるごみ
長崎県  赤色 燃やせるごみ
熊本県  なし 燃やすごみ
大分県  黄色 燃やせるごみ(可燃物)
宮崎県  赤色 燃やせるごみ
鹿児島県 橙色 もやせるごみ

[「燃えないごみ類」の表記例 ]

福岡県  青色 燃えないごみ
佐賀県  黄緑色 燃えないごみ
長崎県  青色 燃やせないごみ
熊本県  なし 燃やせないごみ
大分県  桃色 燃やせないごみ(不燃物)
宮崎県  青色 燃やせないごみ
鹿児島県 灰色 もやせないごみ




デザイン内容

分別項目における基準となる色の設定

調査結果と色が及ぼす心理的効果やカラーイメージを元に、分別項目における基準となる色の設定を提案する。燃やせるごみは、燃える火(温暖)のイメージから赤色。燃やせないごみは、燃えない(寒冷色・鎮静色)イメージから青色。資源物は、再利用される自然に優しいイメージから緑色。プラスチック製容器包装は、プラスチックの透明感をイメージした水色。金属類は、金属のイメージから灰色に設定した。ごみ分別早見表は、これらを基準し色相環のようにデザインし、分かりやすく見やすいデザインに仕上げた。

ピクトグラム

ごみ分別早見表に統一して用いられることを想定した、ゴミの種類のピクトグラムをデザインした。線幅や角度は、なるべくギャップが生まれないよう統一し制作した。