The Analysis of Oblique Guideline of Thai Traditional Painting in Early Rattanakosin Era

提供: JSSD5th2022
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ジャロンキットカジョン ポッサナン/ 京都工芸繊維大学大学院
;Charoenkijkajorn Possanunt / Kyoto Institute of Technology


Keywords: タイらしさ / 絵画構造 / 斜めガイドライン


Abstract
In addition, the figures in traditional Thai paintings are depicted using diagonal guidelines, and a conceptual diagonal composition is drawn throughout the painting.The paintings' costumes, buildings, and ornaments are painted based on oblique composition. By drawing this on every part of the painting, the conceptual oblique line appears in every detail. The relationship between each figure also forms conceptual diagonal guidelines throughout the painting. This study analyzes the structure of traditional Thai painting by focusing on the oblique guidelines of temple murals painted during the early Rattanakosin period.



背景と目的

The scope of the study is the Thai Mural painting, which appears on the window bay of the temple in the Rattanakosin Era (A.D. 1782~1851). The style has been revived and flourished in this era along with the newly established kingdom. It has more custom; later on, the style was referred to by many scholars as the classic Thai style.

Nowadays, paintings and illustrations are not only in temple and throne halls but are used to decorate various places and as a communication tool via many media; there is also a considerable range of concepts, stories, and techniques. Visible elements in Thai traditional painting, such as color, shapes, and patterns, are widely used by creators to create artworks that can represent Thainess. This research aims to study oblique structure in Thai traditional painting as an invisible element that could represent the atmosphere of Thainess. It focuses on two questions, in what manner the oblique guideline is used in terms of narration? And what effect it causes in terms of function and aesthetics.

研究の方法

図1.◯◯◯◯

 研究対象はラッタナコーシン王朝初期に作られた、5寺院の壁画としました。建築物や自然の要素の斜めの構造、身体の斜め構造、模様の斜め構造、キャラクター間の関係、これらの4つの要素から斜め線の角度を計算し、タイらしさを表現できる角度を分析しました。

また87パネルを観察して、斜めの構図の特徴を分析したところ、全体として、次のような3パターンに分類できました。それは標準的なクリスクロスパターン、シンタオ」と言う線で空間を区切る、そして中央のピラミッド型です。

[1]

 



結果

タイ絵画の平均的な角度。

•建築物や自然の要素の斜めの構造 = 41.7

•身体の斜め構造(立つ、座る、ダイナミックなポーズ)= 65.2, 36.5

•模様の斜め構造 = 51.5

•キャラクター間の関係(観念的)の斜線構造 =49.4

調査の結果によると、タイの伝統絵画にある斜め構造が見てとれますけれど、様々な程度が混在しています。ちなみに共通角度が見えます。それは職人によって巧妙に斜めのガイドを使用されていることが理解できます。斜めのガイドで様々な角度を調和させることで、タイの伝統絵画の一つの特徴と言えます。

考察

• タイ伝統絵画は、一枚のパネルに多くの物語が描かれているため、斜めの表現が必要。 斜めガイドラインの下にある要素や構成は斜めになる傾向。また、敬意を表すかがめた体や、ピラミッド構造のある社会的階層などが、観念的な斜め線として描かれることで、タイネスを醸し出していると言えます。

• タイの斜めのガイドラインの特徴は3つのパターン。 各パターンは、互いに混在でき、バリエーションを生み出すこともできます。

• 斜めに配置された木々のような自然の要素は硬さが少ない。 さらに、2つ以上のシーンが同じ木々を共有していることが多いので、自然の要素はセパレーターとコネクターの両方の役割を果たします。


タイの伝統絵画において、斜めの線が主体的に用いられる要因

2.1 オブリックの視点 タイ職人はパースペクティブではなく、アンチパースペクティブ(オブリック)の視点で描きます。壁画の物語は、多くのエピソードやシーンが壁面パネルに配置されて語られます。絵を描くとき、斜めのガイドラインがあれば、そこに配置された各図像自体も斜め構造に描かれるでしょう。例えば、壁画にある木々は、斜めのガイドラインに沿って構成されていることがわかります。木だけでなく、地面もこの斜めのガイドラインに従って構成されています。建築物もこの斜めのガイドラインに沿って描かれています。

2.2 壁画にあるキャラクターは斜めの構成  壁画にあるキャラクターは斜めのガイドラインで構成されており、そのポーズは自然なものではありません。その斜めの形だけでなく、斜めのガイドラインに沿って配置されています。これが斜めのガイドラインをより際立たせている一つの理由だと推測されます。

2.3 基本パターンは斜め  このパターンはクラノックと呼ばれ、斜めの線で構成されています。クラノックとは、他の多くのパターンに変化することができる基本的なパターンです。タイの伝統絵画には、クラノックパターンとその変化形があちこちに描かれています。そのため、ディテールまで斜めの紋様で構成されています。

2.4 構図に反映される社会階層  階層のイメージが、建築物から絵画に至るまで、さまざまな芸術の形で表現されています。上層部から下層部に力が働いているというイメージが非常に一般的です。これはもちろん、概念的な斜めのガイドラインを作り出すものです。

まとめ

タイの伝統絵画にある斜め構造が見てとれますけれど、様々な程度が混在しています。ちなみに共通角度が見えます。
斜めのガイドで様々な角度を調和させることで、タイの伝統絵画の一つの特徴と言えます。

脚注

参考文献・参考サイト

  • A scene dividing method in mural painting : Late Ayutthaya to early Rattanakosin Period, Phongsak Akharawatthanakun, Silpakorn University, 2010
  • No Na Paknam. 1987 "Paintings in the Reign of King Rama I." [Thai/English] Muang Boran Journal. Vol. 13 Pt. 2. 
  • Napat Sirisambhand Alec Gordon THAI WOMEN IN LATE AYUTTHAYA STYLE PAINTINGS1 
  • Wanniphā Na Songkhlā. Čhittrakam samai Rattanakōsin, ratchakān thī 1.[Bangkok] : Fāi ʻAnurak Čhittrakam Fāphanang læ •Pratimākam Titthī, Kō̜ng Bō̄rānnakhadī, Krom Sinlapākō̜n, 2537 [1994]
  • Causes of changes in Thai Buddhist Paintings from the recent period of The School of Ayudthaya (including the first period of The •Schools of Ratanakosin) to the period after The Reign of Rama III Thongchai Tiptrakul, Sinlapākō̜n, 2010
  • Sinlapa nai Prathēt Thai: čhāk sinlapa bōrān nai Sayām thưng sinlapa samai mai, Sūn NangsuLātphrāo, 2548
  • กรมศิลปากร, กองโบราณคดี. (2533). จิตรกรรมไทยประเพณี ชุดที่ 001 เล่มที่ 1/2533 จิตรกรรม ฝาผนังในประเทศไทย. กรุงเทพฯ: โรงพิมพ์ชุมนุมสหกรณ์การเกษตรแห่งประเทศไทย. 
  • จิตรกรรมฝาผนังในประเทศไทย ชุดที่ 001 เล่มที่ 2/2533 จิตรกรรมฝาผนัง ในประเทศไทย. กรุงเทพฯ: โรงพิมพ์ชุมนุมสหกรณ์การเกษตรแห่งประเทศไทย
  • ชลูด นิ่มเสมอ. (2532). การเข้าถึงศิลปะในงานจิตรกรรมไทย. กรุงเทพฯ: อมรินทร์พริ้นติ้งกรุ๊ฟ.
  • น. ณ ปากน้ำ . (2529). วัดเกาะแก้วสุทธาราม.กรุงเทพฯ:ศูนย์การพิมพ์พลชัย. เนื้ออ่อน ขรัวทองเขียว. (2556). ความเข้าใจในจิตรกรรมไทยประเพณี. กรุงเทพฯ: ส านักพิมพ์แห่ง จุฬาลงกรณ์มหาวิทยาลัย





  1. 九産花子, 2017, デザイン学研究 XXX巻X号 pp.XX-XX, 日本デザイン学会