「若年層に向けた風呂敷の魅力を伝えるムービー制作とテキスタイルの提案」の版間の差分

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; 上村佳歩/大分県立芸術文化短期大学 専攻科 造形専攻
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''Keywords: Product Design, Visual Design''
  
  
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==背景==
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近年、様々な場面で「サステナブル」という言葉を耳にするようになり、環境に配慮した暮らしが求められるようになった。そういった社会において、自身が学ぶデザイン分野で何かできることはないかと考えた。そこで、エコバッグや包装紙の代用として使用でき、再利用が可能な「風呂敷」に着目した。風呂敷は日本人なら誰もが知っている伝統文化の一つだが、若年層で実際に使用している人は少ないように感じる。よって、風呂敷の伝統文化を継承し、利用を促進するための若年層を対象にした風呂敷のデザインとプロモーションツールの制作を企画した。
  
; 大分県立芸術文化短期大学 専攻科 造形専攻 上村佳歩 / 所属(筆頭者)
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==アンケート調査==
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若年層約85人を対象に「風呂敷の印象調査」を行った。その結果、「風呂敷を使用しますか?」と言う問いに約85%の人がいいえと答えた。いいえと答えた人に使用しない理由を聞くと「使う機会がないから」という理由が58%を占めた。その他の理由として、「面倒だから」「包み方が分からないから」「柄が普段の服装に合わないから」という理由が挙げられた。
  
''Keywords: Product Design, Visual Design'' ← キーワード(斜体)
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==構想(風呂敷のテキスタイルについて)==
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「使う機会がない」「現代の服装に合わない」という意見から、現代のファッションにも合うグラフィックを用いて風呂敷のデザインを展開する。 風呂敷は穢れや邪気から守るためにものを包んでいたという歴史があることから、「包む気持ち」をコンセプトとした風呂敷のテキスタイルを制作する。
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====手法====
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風呂敷のテキスタイルはIllustrator、CLIP STUDIOなどを使用してデザインする。また、風呂敷の印刷は発注を行う。
  
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==構想(プロモーションムービーについて)==
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風呂敷を使う機会がないと言う若年層の現状から、親しみやすく、人を惹きつけることができるアニメーションで風呂敷の魅力をプロモーションする。【図1】
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====手法====
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アニメーションはCLIP STUDIO exで制作する。コンセプトである「包む気持ち」を表現するため、ライトトーンの色を中心に配色。一部ではロトスコープ手法を用いる。
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==制作物==
==背景と目的==
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①風呂敷<br>
 
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②風呂敷をプロモーションするためのアニメーション<br>
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③ロゴマーク<br>
 
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④パッケージ<br>
 
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⑤ポスター<br>
 鳥は鼠をお野ねずみをきかから扉にかっこうになっでもう夜ほてられでままになんますなら。いちばん病気云いて、わからてちがいながらしまうたて次へまたドレミファをふらふら日飛びたまし。「窓行っ。狸でこすりた。弾け。」何はこんどのなかのすぐ半分のうちを考えでしまし。つれよ。みんなもそれを虎で弾いてだけつまずく表情はないのたてなあ。そこも元気そうに云わてなああかしうちをしやだ頭の金星がきいてあれとやりててだ。マッチはまわりて頭に思っました。
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==予想される結果==
==調査==
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現代的でグラフィカルなテキスタイルやアニメーションなどを用いて風呂敷の新たな魅力を伝えることで、風呂敷は「高齢者が使うもの」「和装の時に使う物」というネガティブなイメージを払拭し、若年層にも興味を持ってもらえる機会になるのではないかと考える。<br>また、これらを通じて、風呂敷に関する伝統や歴史も伝えることができ、日本文化への理解を促すことができるのではないか。風呂敷はエコバックとしても使用でき、プラスチック削減など環境に配慮できるという一面もある。このことから、風呂敷を日常に取り入れることで環境への意識が高まり、環境に配慮したライフスタイルにつながることを期待する。
==構想(風呂敷テキスタイル)==
 
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==外部リンク==
 
* プロジェクト紹介サイト https://www.example.com
 
  
 
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2023年10月19日 (木) 12:09時点における最新版

上村佳歩/大分県立芸術文化短期大学 専攻科 造形専攻

Keywords: Product Design, Visual Design


背景

近年、様々な場面で「サステナブル」という言葉を耳にするようになり、環境に配慮した暮らしが求められるようになった。そういった社会において、自身が学ぶデザイン分野で何かできることはないかと考えた。そこで、エコバッグや包装紙の代用として使用でき、再利用が可能な「風呂敷」に着目した。風呂敷は日本人なら誰もが知っている伝統文化の一つだが、若年層で実際に使用している人は少ないように感じる。よって、風呂敷の伝統文化を継承し、利用を促進するための若年層を対象にした風呂敷のデザインとプロモーションツールの制作を企画した。

アンケート調査

若年層約85人を対象に「風呂敷の印象調査」を行った。その結果、「風呂敷を使用しますか?」と言う問いに約85%の人がいいえと答えた。いいえと答えた人に使用しない理由を聞くと「使う機会がないから」という理由が58%を占めた。その他の理由として、「面倒だから」「包み方が分からないから」「柄が普段の服装に合わないから」という理由が挙げられた。

構想(風呂敷のテキスタイルについて)

「使う機会がない」「現代の服装に合わない」という意見から、現代のファッションにも合うグラフィックを用いて風呂敷のデザインを展開する。 風呂敷は穢れや邪気から守るためにものを包んでいたという歴史があることから、「包む気持ち」をコンセプトとした風呂敷のテキスタイルを制作する。

手法

風呂敷のテキスタイルはIllustrator、CLIP STUDIOなどを使用してデザインする。また、風呂敷の印刷は発注を行う。

構想(プロモーションムービーについて)

風呂敷を使う機会がないと言う若年層の現状から、親しみやすく、人を惹きつけることができるアニメーションで風呂敷の魅力をプロモーションする。【図1】

手法

アニメーションはCLIP STUDIO exで制作する。コンセプトである「包む気持ち」を表現するため、ライトトーンの色を中心に配色。一部ではロトスコープ手法を用いる。

図1.アニメーション

制作物

①風呂敷
②風呂敷をプロモーションするためのアニメーション
③ロゴマーク
④パッケージ
⑤ポスター

予想される結果

現代的でグラフィカルなテキスタイルやアニメーションなどを用いて風呂敷の新たな魅力を伝えることで、風呂敷は「高齢者が使うもの」「和装の時に使う物」というネガティブなイメージを払拭し、若年層にも興味を持ってもらえる機会になるのではないかと考える。
また、これらを通じて、風呂敷に関する伝統や歴史も伝えることができ、日本文化への理解を促すことができるのではないか。風呂敷はエコバックとしても使用でき、プラスチック削減など環境に配慮できるという一面もある。このことから、風呂敷を日常に取り入れることで環境への意識が高まり、環境に配慮したライフスタイルにつながることを期待する。