「独立系書店における価値共創プロセスに関する研究」の版間の差分
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本研究では、福岡市東区香椎の独立系書店「テントセンブックス」において、2023年4月に設立されたコミュニティ「テントセンブックスクラブ」の関係者を主な調査の対象とする。テントセンブックスクラブは、顧客と店主が関わりながらイベントや交流活動が実施されているという点において対象として適切であり、独立系書店における価値共創のモデルケースとして注目に値すると考える。<br> | 本研究では、福岡市東区香椎の独立系書店「テントセンブックス」において、2023年4月に設立されたコミュニティ「テントセンブックスクラブ」の関係者を主な調査の対象とする。テントセンブックスクラブは、顧客と店主が関わりながらイベントや交流活動が実施されているという点において対象として適切であり、独立系書店における価値共創のモデルケースとして注目に値すると考える。<br> | ||
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研究は以下の方法で実施する。<br>① 独立系書店の歴史や問題点などの実態を明らかにするために、文献調査と書店へのヒアリング調査を実施する。<br>② コミュニティ設立と運営のプロセスを明らかにするために、フィールド調査Ⅰ「テントセンブックスクラブへの参与観察」を実施し、設立からイベント実施までのプロセスとコミュニティ関係者の様相を記述する。<br>③ フィールド調査Ⅱ「テントセンブッックス店主へのインタビュー」により、書店運営やコミュニティに関する店主の意思や意識の変化、コミュニティ設立によって生まれた価値を明らかにする。インタビューデータは修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて分析し、理論化する。<br>④ 文献調査及びフィールド調査Ⅰ・IIの結果から理論図を作成し、価値共創のプロセスや構造について考察する。 | 研究は以下の方法で実施する。<br>① 独立系書店の歴史や問題点などの実態を明らかにするために、文献調査と書店へのヒアリング調査を実施する。<br>② コミュニティ設立と運営のプロセスを明らかにするために、フィールド調査Ⅰ「テントセンブックスクラブへの参与観察」を実施し、設立からイベント実施までのプロセスとコミュニティ関係者の様相を記述する。<br>③ フィールド調査Ⅱ「テントセンブッックス店主へのインタビュー」により、書店運営やコミュニティに関する店主の意思や意識の変化、コミュニティ設立によって生まれた価値を明らかにする。インタビューデータは修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて分析し、理論化する。<br>④ 文献調査及びフィールド調査Ⅰ・IIの結果から理論図を作成し、価値共創のプロセスや構造について考察する。 | ||
2023年10月11日 (水) 21:37時点における版
- 福岡市東区香椎「テントセンブックスクラブ」参与観察を通して -
- 村上良太 / 九州大学統合新領域学府ユーザー感性学感性価値クリエーションコース
- Ryota Murakami / Kyushu University
Keywords:Independent Bookstores, Co-Creation
- Abstract
- The purpose of this study is to elucidate the intentions and awareness of individuals involved in the community of independent bookstores, as well as the value created through co-creation and the process of its construction. In this study, I believed that creating a community and co-creating value with customers is effective for the survival of independent bookstores facing numerous challenges. Therefore, I conducted research with a focus on value co-creation. As a result, I have clarified three values and the respective processes through which each value is created.
背景と目的
まちの書店の衰退が全国的に進む中、独立系書店と呼ばれる個人経営の中小規模書店が増えている。しかし、品揃えやサービスが豊富な、オンライン書店や大型書店へ顧客が流れ、誘客や新しいサービスの創出に課題を抱える独立系書店が多い現状がある。本を揃え来客を待つ従来型の経営では、継続が困難であり、強みや個性を創出し差別化を図るための方法が模索されている。その中でもコミュニティを作り顧客と共に価値を創出することが独立系書店の存続に効果があると考える。そこで本研究では、価値共創に焦点を当て調査を実施した。 本研究の目的は、独立系書店のコミュニティに関わる人々の意思や課題意識および共創によって生まれた価値とその構築プロセスを明らかにすることである。 本研究の成果を活用すれば、独立系書店の経営戦略の立案や運営の改善、独立系書店がもつ潜在的な価値や社会的役割の把握の一助になると考える。
研究の対象と方法
(1) 研究の対象
本研究では、福岡市東区香椎の独立系書店「テントセンブックス」において、2023年4月に設立されたコミュニティ「テントセンブックスクラブ」の関係者を主な調査の対象とする。テントセンブックスクラブは、顧客と店主が関わりながらイベントや交流活動が実施されているという点において対象として適切であり、独立系書店における価値共創のモデルケースとして注目に値すると考える。
(2)研究の方法
研究は以下の方法で実施する。
① 独立系書店の歴史や問題点などの実態を明らかにするために、文献調査と書店へのヒアリング調査を実施する。
② コミュニティ設立と運営のプロセスを明らかにするために、フィールド調査Ⅰ「テントセンブックスクラブへの参与観察」を実施し、設立からイベント実施までのプロセスとコミュニティ関係者の様相を記述する。
③ フィールド調査Ⅱ「テントセンブッックス店主へのインタビュー」により、書店運営やコミュニティに関する店主の意思や意識の変化、コミュニティ設立によって生まれた価値を明らかにする。インタビューデータは修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて分析し、理論化する。
④ 文献調査及びフィールド調査Ⅰ・IIの結果から理論図を作成し、価値共創のプロセスや構造について考察する。
結果
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考察
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まとめ
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脚注
参考文献・参考サイト
- ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
- ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
- ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
- ◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)