サイトスペシフィックアートの制作を通じた、作品を「伝える」行為に関する研究
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- 土持圭貴 / 九州大学 芸術工学府
- Yoshiki Tsuchimochi / Kyushu University
Keywords: Site-specific Art, Installation
- Abstract
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目的
サイトスペシフィックなアート作品、すなわち「特定の場所でその特性を活かして制作するアート作品」の魅力を最大限伝えるために、鑑賞者に対し「制作者の立場に立って作品を解釈し、作品の価値を高める鑑賞」を促すことが重要だと考える。様々な人の目に触れる美術館外の展示において、それを補助するための作品解説など、テクスト情報の有効的な活用について、実際の作品制作、展示を通じて検証する。
研究の方法
太宰府をテーマにした作品の制作・展示を行い、鑑賞者の反応を調査する。また昨年、天神アートプロジェクトにおいて制作した、サイトスペシフィックアート作品「途次にて」への鑑賞者の反応と関連させて考察する。[1]。
天神アートプロジェクト
- 天神アートプロジェクトについて
2022年12月天神ビッグバンに伴って解体予定だった(2022年12月当時)天神センタービル内にある銀行跡空間の有効活用としてアート展を開催する、一連のプロジェクトである。依頼主は明治通り街づくり協議会で、天神で働くワーカーをターゲットに、アートに触れる機会の創出を目的に行われた。
- 制作した作品「途次にて」
元は海であった地が埋め立てられ、現在では福岡の流行の最先端となり、次は新たにアジアのリーダー都市を目指す。そんな天神の街が持つ「土地の記憶」という文脈を絡め、作品を制作した。この先天神がどこへ向かうのか、天神を歩く人々はどこへ向かうのか、これらを重ねることでそれぞれに思いを馳せてほしい。そして鑑賞者自身がそれを自分に置き換えて、自分が置かれている状況をについて、全てを受け入れずに一度立ち止まって考えてほしいというメッセージを込めて制作した。
- 「途次にて」に対する反応
モニターが何を表現しているのか、よくわからない。(23歳男性) システムの都合上表示させている数字が、何かを意図しているように見える(20歳男性) モニターの中央に表示させた中央線が、色に伴って故障しているように見える(23歳男性) 個人的な反省として、天神の歴史を説明するキャプションが、順路上作品の後に設置されていたことも挙げる。
考察
まとめ
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脚注
- ↑ 九産花子, 2017, デザイン学研究 XXX巻X号 pp.XX-XX, 日本デザイン学会
参考文献・参考サイト
- ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
- ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
- ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
- ◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)