若年層に向けた風呂敷の魅力を伝えるムービー制作とテキスタイルの提案
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- 上村佳歩/大分県立芸術文化短期大学 専攻科 造形専攻
Keywords: Product Design, Visual Design
背景と目的
近年、地球の未来を守るために環境に配慮した暮らしが求められ、様々な場面で「サステナブル」という言葉を耳にする。この現状を踏まえて、デザインの分野で何かできることはないかと考えた。そこで、エコバッグや包装紙としても使用でき、再利用可能な「風呂敷」に焦点を当てた。風呂敷は日本人なら誰もが知っている伝統文化だが、若年層で実際に使用している人は少ないように感じる。そこで、風呂敷の伝統文化を継承し、発展させるために若年層を対象にした風呂敷とプロモーションツールの制作を考えた。
調査
若年層約85人を対象に「風呂敷の印象調査」を行った。その結果、「風呂敷を使用しますか?」と言う問いに約85%の人がいいえと答えた。いいえと答えた人に使用しない理由を聞くと「使う機会がないから」という理由が58%を占めた。その他の理由として、「面倒だから」「包み方が分からないから」「柄が普段の服装に合わないから」という理由が挙げられた。
構想(風呂敷テキスタイル)
「使う機会がない」「現代の服装に合わない」という意見から、現代のファッションにも合うグラフィックを用いて風呂敷のデザインをする。 また、風呂敷は穢れや邪気から守るためにものを包んでいたという歴史がある。この歴史から、「包む気持ち」をコンセプトとした風呂敷のテキスタイルを制作する。
太字手法
構想(ムービー)