狐の概念屋
推し活×ハンドメイドアクセサリーショップのブランディング
- Konoka Oi
- Keywords:推し活, ハンドメイド, ブランディング
- Twitter(X)(PR )
- Instagram(PR )
- minne(販売サイトの事例)
前期はこちら→情報デザイン研究Ⅰ
概要
これは何?
推しをイメージしながら作ったハンドメイドアクセサリーを販売を想定したブランディング化。
背景
昨今、推しがプリントされたキーホルダーや缶バッジ、Tシャツなどの直接的なグッズだけではなく、推しをイメージした香水やアクセサリーといった”概念的な”グッズを持つことが流行っている。公式が概念的なグッズを出すこともあるが、ファンが自作することも多い。
私自身も、推しをイメージしながら概念アクセサリーを作ることがある。
もっと多くの人に概念アクセサリーの楽しさを知ってもらうための取り組みをしたいとこのテーマ設定にした。
目的
概念グッズ、概念アクセサリーを身につけたり選んだりする楽しさ、作る楽しさをもっと多くの人に知ってもらうために販売しようと考えた。
コンセプト
推しがいる人もいない人も、楽しんで見てもらえるようなショップ
研究方法
- 前期
- VI計画
- ショップサイト、告知用SNSのアカウント整備
①ショップカード制作
②アイコン、ヘッダー制作
③ショップサイト、SNSのプロフィール記入
- 後期
- 学祭への出店
①pop作り
②オーダーメイドでイヤーカフを作り、販売
③認知度のアンケート - 商品の写真撮影
①商品だけを正面から撮影した写真
②イメージ写真(様々な角度から撮影)
③見えにくい部分の写真(作品の内側や裏側を撮影)
④細部の仕上がりや質感を伝える写真(一部を拡大して撮影)
⑤着用写真(作品を使ったり、飾ったり、身に着けたりして 撮影)
- 学祭への出店
成果物の仕様
- VI計画
- 印刷掲示物
ショップカード、POP - 商品周り
- 商品の取り扱い説明書
→商品に同封 - 値札(手書き)
- 商品の取り扱い説明書
- 学祭への出店
→進捗記録へ
- インスタ、Twitter(X)、minneで掲載するための写真例
drive
メンバー
- 学祭で手伝ってくれる人たち
- 坂井彩華(商品の販売も)
- 鎌田真幸(商品の販売も)
- 越智楓(売り子)
- 興梠 媛愛(売り子)
- 原 朋恵(売り子)
- 平嶋 明日花(売り子)
- 山本彩花(売り子)
- 松本 龍太郎(売り子)
- 佐野 美和(売り子)
制作ツール
- Illustrator
- Photoshop
- SNS
- Excel(値段決め、帳簿)
プロジェクトの期間
2024.04.09 - 2024.12.23
※前期より継続
まとめ
前期から1年を通して、ネット上でアクセサリーを販売するショップには何が必要なのかを研究し、少しずつ実践する ことができた。また、オーダーメイドのイヤーカフを販売す ることによって、自分で色を決めたりなど、自分好みなどにカスタマイズできる商品や取組が、概念アクセサリーとしても好感触だと実感する事ができた。
まだ学祭以外で販売するには至っていないが、この研究を通して作成した VI 計画などをもとに、オーダーメイドのア クセサリー注文ができるようにするなど、今後も『何かを好き!推している!』と言う気持ちをもった人たちに寄り添えるようなショップのブランディングを行っていきたい。
調査
前期の情報デザイン研究と共通
現状調査1(推し活とアクセサリーの関係について)
昨今、推しがプリントされたキーホルダーや缶バッジ、Tシャツなどの直接的なグッズだけではなく、推しをイメージした香水やアクセサリーといった”概念的な”グッズを持つことが流行っている。公式が概念的なグッズを出すこともあるが、ファンが自作することも多い。ジャンルによっては、ファンが通販サイトやイベントで概念グッズ/アクセサリーを売っていることもある。
- 概念アクセサリーの良い点(着用時・購入時)
- キャラが直接プリントされているわけではないので、普段使いしやすい
→人によっては推しに見守られているというお守り的な使い方や、気合を入れるための戦装束的な使い方をする人も。 - アクセサリーやキャラクターによっては、推しとお揃い、シミラールックなどにできる
- キャラが主張しないので、同じジャンルを好きな人にはなんとなく伝わるが、知らない人にはアクセサリーをつけているんだなぐらいの認識になり、オタク感が出ない
- 推しや推しのモチーフをイメージしながらアクセサリーを選ぶことが楽しい
- キャラが直接プリントされているわけではないので、普段使いしやすい
- 概念アクセサリーの良い点(制作時)
- 自分の解釈の推しイメージで作れる
- 自分の好きなモチーフを組み合わせられる
- 概念アクセサリーの問題点(制作時)
- 作る習慣がない人(手先が器用じゃなくて〜など)には難しい
- 材料や工具などが高い
- どう作ればいいかわからない
- 概念アクセサリーの問題点(販売時)
- キャラクターの具体名を出すとグレーゾーン(ほとんどのジャンルでほぼアウト)
→推しのモチーフのみ表記する?
例)よく寝る猫モチーフの子→夜空、丸まった猫
- キャラクターの具体名を出すとグレーゾーン(ほとんどのジャンルでほぼアウト)
現状調査2(現在の販売状況等について)
- アクセサリーの写真
- ハンドメイドアクセサリー販売サイトのminneに販売者用アカウントを作っている。
→作っているがどう販売したらいいのか、実際に手に取ってもらえるのか、どうPRしていけばいいのかなど不安点・不明点が多く販売できたことがない。
→販売サイトに必要な情報をどんどん増やして、形を整えていくべき。
→直接手に取ってもらえたと実感が持てた方が踏み出しやすいのでは?
→学祭などで直接販売してみる
- 作ったアクセサリーはあるものの、自分の店であると示すものがない。
→ロゴ、ショップカードなどを作る?
→CI・VI・BI計画
- インスタに販売告知用アカウントを作った。
→アクセサリーなどのキラキラした物はインスタでよく情報が流れてくるという偏見で作ったものの、普段はTwitter(X)しか使わないため、どう使っていいかが全く分かっていない。
→Twitter(X)を使えばいいのでは?
現状調査3(概念アクセサリーの認知度について)
- 概念アクセサリーの検索結果
- Twitter(現X)で『概念アクセサリー』と検索すると、たくさん投稿が出てきます
- 香椎祭でのアンケート結果
全29人に回答していただきました。
質問内容は以下の通りです。
①年代
②来店理由
③『概念アクセサリー』という言葉を知っていたか
④『概念アクセサリー』という言葉をどこで知ったか(③で知っていると答えた人のみ)
⑤概念アクセサリーを使った事があるか(③で知っていると答えた人のみ)
⑥概念アクセサリーをどこで使用するか(⑤で持っていると答えた人のみ)
⑦概念アクセサリーの使用目的(⑤で持っていると答えた人のみ)
⑧今後概念アクセサリーを使用してみたいか(③で知らない、⑥で持っていないと答えた人のみ)
1.年代(質問①より)
29人中、20代が16人、10代が8人だった。40代や50代の人にも回答していただく事ができた。
ショップを見に来られた人は大学生ではなさそうな人も多くいたが、アンケートの回答はやはり大学生くらいの人が多くなってしまった。
2.来店理由(質問②より)
ショップ名『狐の概念屋』に、どれだけ興味を惹かれる人がいるのかを知るために質問した。ハンドメイドアクセサリーを売っていて、『狐の概念屋』の『概念』の部分に惹かれる人は、概念アクセサリーを知っている人だと思ったからだ。
複数回答可で回答してもらったところ、結果は以下の通りだった。
回答数は31件。内、店名を見て気になったと回答した人は4人。4人中3人は『概念アクセサリー』を知っていると回答した。
回答数が少ないため、関連性についてはっきりと断定することは難しい。
3.『概念アクセサリー』の認知度(質問①、③より)
「知っている」「『概念アクセサリー』と言う言葉は使ったことがないが、活動は知っている」「聞いたことはある」「知らない」の4つの中から1つ選択してもらった。
なんとなく認知している人も含めて65%の人が、概念アクセサリーを知っていた。また、年代別認知度ではやはり10代20代での認知度が高かった。しかし、50代にも認知している人はいた。
4.『概念アクセサリー』をどこで知ったか(質問④より)
PRをするときに、どのSNSをメインで使うかを決めるために質問した。
アクセサリーはInstagramから知る人が多いと思っていたが、Twitter(現X)が飛び抜けて多いと言う、予想外の結果になった。
今後の告知等 PR はTwitter(現 X)を中心として行うべきだと判断した。
5.使用経験、使用場所、使用目的(質問⑤、⑥、⑦より)
使った事がある人とない人の割合は、ほぼ半々であった。しかし、使った事がある人の中で、自作する人が思ったよりも多かった。
また、普段使いだけでなくライブ等のイベントで使用する人も多く、目的としては以下の表の通りだった。
6.今後(質問⑧より)
質問③で知らない、質問⑤で持っていないと答えた人に回答してもらった。
先行事例
- 先輩の研究
ハンドメイドアクセサリーのブランディングを研究していた先輩のサイト。
- minne(販売サイト)
ハンドメイドアクセサリー販売の大手サイト。多くの作家がこのサイトを使って販売している。
- 推し香水
推し活×概念アイテム(香水)を販売するサイト。
推しのイメージを言語化したものを送り、その文章から香水を調香してもらえる。推しのイメージの言語化からアイテムを作るというのが、私がブランディングするための一助になるように感じた。
技法・技術情報
プロジェクト管理
スケジュール
- 学祭の集まり
- 10.02(18:00~)
- 10.09(18:00~)
- 10.16(18:00~)
- 10.23(18:00~)
- 11.02(8:00~)
- 11.03(8:00~)
- 11.04(8:00~)
- 学祭
- 11.02(土)~11.04(月)
11.02→13:20~17:30
11.03→10:00~17:30
11.04→10:00~17:00
- 11.02(土)~11.04(月)
ToDo
ショップカード制作POP製作商品制作→目標100個!- 商品撮影(ネット販売、SNS投稿のため)
- SNS投稿
- アンケート集計
- 概要集
2024.12.09
- 発表
- フィールドバック
- 次もしアンケートを取るなら、概念アクセサリーとして大切にしているポイント(色、形、モチーフ、質感どれなのか)を聞いてみると良いかも
- オーダーメイドイヤーカフの商品の写真がない
- ショップの売りがなんなのか、いまいちわからない。(得意な形とか、アクセサリーの種類とか)
2024.11.25
- 写真撮影
2024.11.18
- 写真撮影
参考サイト
目標:5枚以上の写真を用意する
①イメージ写真(作品単体の正面から撮影)
②いろいろな見え方を伝える写真 (様々な角度から撮影)
③見えにくい部分の写真 (作品の内側や裏側を撮影)
④細部の仕上がりや質感を伝える写真 (一部を拡大して撮影)
⑤着用写真 (作品を使ったり、飾ったり、身に着けたりして撮影)
2024.11.11
- 概要集の作成
- アンケート集計
2024.11.04
学祭3日目
模擬店会議
昨日の開催を受けての注意事項と、ゴミ袋の配布
設営
8時半集合にしていたため、時間通りに設営する事ができた。
また前日風が強く、物がよく飛ばされていたのでpopもガムテープで固定した。
学祭の様子
- 商品について
前日の売れ残りを販売。
オーダーメイドイヤーカフの見本が売れてしまっていたため、1000円の商品(イヤーカフ)を3個追加。
2024.11.03
学祭2日目
模擬店会議
スタンプラリーのシール、コイントレー、ゴミ袋などを配布
設営
模擬店会議終了後から開始と言われていたので、9時集合としていたが、待ち時間ができてしまったいた。設営に時間がかかり、開始も少し押してしまったので、明日は少し早めに集合するべきか。
- 模擬店の写真
drive
学祭の様子
- 商品について
- アクセサリー 計72個
→1000円商品17個
1200円商品12個
1700円商品19個
1500円商品11個
2000円商品5個
2200円商品2個
3000円商品3個 - オーダーメイドイヤーカフ
→7個のオーダーがありました。 - ミサンガ 計28本
→1本300円のものと3本300円のもの - ポストカード10種類100枚
→2枚購入につき特典付き
- アクセサリー 計72個
- 『概念アクセサリー』の認知度を調べるため、アンケートを実施した
反省
- 値段がバラバラすぎて並べたり対応しづらかった。
統一できるところはできるだけ統一するべきだと思う。 - アンケートに全然答えてもらえなかった。
→値段が学祭にしては高めの設定なので、アンケートに答えてもらったら値引きするとか? - 風が強く、popや商品がよく飛ばされてしまっていた。
- ショップカードを渡し忘れることが多かった。
また学祭の模擬店というイメージが強く、来てくれた人をショップへ繋げることは出来なかった印象。
2024.11.02
学祭1日目
雨により学祭は中止
模擬店会議
電車遅延のため中止
設営
時間通り開始
学祭の様子
2024.11.01
事前準備
- 値札の作成
- 商品の整理
- オーダーメイドイヤーカフを円滑に進めるための準備
- ポップの印刷(10/27日に実行)
- 伝票のフォーマット作成(10/27日に実行)
- ビーズに番号づけ
テント・机等設営
雨により中止
2024.10.31
学科のトップページに告知
模擬店会議
2024.10.28
ポップの印刷
←模擬店の概要が載っているもの
→商品以外の取り組み(オーダーメイドイヤーカフ)の情報が載っているもの
2024.10.24
模擬店会議
- 出店費徴収
2024.10.21
中間発表
2024.10.16
模擬店会議
- 書類提出
- メニュー表
- アレルギー表
- 消火器講習会
2024.10.14
ショップカード印刷
印刷用紙を厚紙にして裁断した。
100枚制作。
ショップ(学祭)の構想
- 狐の概念屋メイン+坂井彩華、鎌田真幸の持ち寄った商品を販売
(合同サークル的な) - 売る物は、アクセサリー(1000円〜3000円)、ポストカード(300円)、ミサンガ(300円)
- お客さんにビーズを選んでもらい、その場でイヤーカフを製作する
- 店内スタッフ 2人
- 商品(梱包) 1人
- 会計 1人
- ショップの間取りと飾り付け
- ショップの間取り
- テーブルクロス
- 商品を入れる箱
- 貸し出されるもの
- パイプテント
- 長机(1つ)
- パイプ椅子(2つ)
- 金銭受け渡しトレー
- ゴミ袋(1日1枚)
- 必要なもの
- 出店費(12,000円)
→商品を販売する3人で割り勘して出す - テントウェイト(2Lペットボトル)
→他団体からあまりものを貰う - マスク
- 消毒液
→鎌田真幸より貸し出し - レジ袋
→通販で購入
- 出店費(12,000円)
- 掃除用具
- 長机(もう一つ)
→学生課に相談
- コインケース
→鎌田真幸より貸し出し - お釣り
→商品を販売する3人で5000円ずつ用意
5000円札 1枚
1000円札 7枚
500円玉 3枚
100円玉 15枚 - 値札
→名刺サイズで印刷しようとした時のあまりの紙に手書きで記載。 - テーブルクロス
→百均で購入 - 商品かご、トレイ
→百均で購入 - 売上表
→エクセルで作って印刷
→リンク - バインダー(売上表記入用)
→鎌田真幸より貸し出し - シフト表
→手伝ってくれる人たちに確認して共有 - ガムテ(もしくはマステ)
- ポスター(ショップ説明、オーダーメイドイヤーカフの説明)
取扱説明書の印刷
A4のコピー用紙に印刷し、8等分する。商品に取扱説明書も同封して販売。
- 1枚目:レジン使用のイヤリング
- 2枚目:レジン使用のピアス
- 3枚目:イヤリング
- 4枚目:ピアス
- 5枚目:イヤーカフ
2024.10.09
模擬店会議
- 書類提出
- バザー平面図
- 団体者名簿
- 食品衛生講習会
2024.10.07
ショップカード印刷(学校のプリンターで)
- 問題点
- 用紙と印刷がずれてしまう
- 紙詰まりを起こしてしまった
→印刷の用紙を名刺用の用紙から厚紙に変えて、印刷後に裁断する。
2024.10.02
模擬店会議
- 書類提出
- 消費電力申請書
- 火器使用願い
2024.10.01
ショップカード印刷(家庭用プリンターで)
- 問題点
- 用紙と印刷がずれてしまう
- 画質が悪く、QRコードが読めない
→家庭用プリンターなので、正確な印刷ができない。業務用でやってみる。
それでも不備が出てきてしまった場合は、やり方を考える。
(印刷の用紙を名刺用の用紙から厚紙に変えて、印刷後に裁断する。デザインを変える。など)
依頼品の販売
バラの帯留とバラのピアスを購入していただきました。
2024.09.23
商品制作
- 材料購入
- 依頼品制作 こんな感じで制作しています
2024.09.23
ショップカードの制作
- 用紙の購入
2024.09.16
テーマ決め
前期の続き
スケジュール確認