銀河鉄道の夜×THEATER_PM
SubTitle「銀河鉄道の夜」題材のプロジェクションマッピングを用いた演劇
- 畑瀬 英晴
- Keywords : Galactic train night / Theater / Projection Mapping
プロジェクトの概要
これは何?
銀河鉄道の夜が題材のプロジェクションマッピングを用いた演劇
目的・主旨
・映画などとは違い、演劇は気軽に行きづらいイメージがある。
そこで、私は初心者にもわかりやすい場所の選定と演出で、演劇に対するハードルを下げたいと考えた。
ぜひこの作品で演劇というものを知り、少しでも演劇が身近なものになって欲しいと考える。
調査
脚本素材について
制作にあたり、何故行きづらいイメージがあるのか演劇に 関する各種記事で調査した結果、演劇を見に行かない理由の一つとして「知名度が低いものにはお金は払えない」がという意見あることがわかった。つまり、著名な作品であればそ の意見を解消できるのではないかと考える。
演出方法について
初心者にもわかりやすい演出を調べるため、最近の演劇演出について調査した。 現在プロジェクションマッピングを使った演劇が増えつつある。映像を投影することで空間を様々なシーンに変えたり、 動きにエフェクトをつけたりと、現実ではありえない舞台効果を演出させることができるからだ。
プロジェクションマッピングを用いた演劇例
また最近では、 原作の忠実さが求められる 2.5次元舞台に使用されることも増えている。 さらに調べた結果、実写映像や図形だけでなく文字を投影 する演出方法があることがわかった。それは2.5次元の舞台における人物紹介や、場所や時代の転換を簡潔に表す際に使われており、劇中における文字情報のリアルタイム投影は、予備知識のない視聴者にとっての理解の助けになることもわかった。
プロジェクションマッピングを用いた人物紹介例
Link
手塚治虫原作の舞台とプロジェクションマッピングが融合、新たな表現へ
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実験
制作を進めていくにあたり、実際に投影し、どのような表現できるのかAfter Effectsで作った映像表現を用意し、実験をした。
実験結果
実験した結果、以下のことが判別した。
1)黒板にビルが流れていく映像を投影することで、車窓の見立てとして最適であることがわかった。この表現方法は銀河鉄道の列車内を表現できるはずだ。
2)背景に登場人物の名前を入れることで誰がどの役かを視覚的にとらえ、確認することができた。この表現方法は最初に出てくる役たちに投影することで名前を覚えることができるはずだ。
3)背景にその役が考えていることを文字に移すことで、何を考えているのかを補足する表現ができ、これは九章でジョバンニが鳥捕りに話しかけたいというジョバンニの感情を表現することができるはずだ。
4)一点透視図と影を使いそれを投影することで奥行きが見える表現ができた。が、教室と形を合わせなければパースがおかしくなり奥行きが無くなることも分かった。この表現方法は車窓と車窓から見える一面の銀河を立体的に表すことが出来るはずだ。
制作物
5.1.コンセプト
プロジェクションマッピングを使い、予備知識のない方でも楽しめる演劇
5.2.テーマ
銀河鉄道の夜のテーマでもある「ほんとうのさいわいは自分のことを差し置いて他者のために尽くすこと」
舞台イメージ
舞台演出
名前を投影し、キャラクター達の名前を載せることで確認しやすくなる演出
九章でジョバンニが鳥捕りに話しかけたいというジョバンニの感情を演出
一点透視図と影を使い銀河鉄道の車窓を再現
ターゲット
興味はあるもの、観劇経験がない人
脚本名
「銀河鉄道の夜」 作:宮沢賢治
時間
30分程度
メンバーと役割分担
演出:畑瀬英晴
演者:2~8人
プロジェクトで使用するツール
After Effects,Illustrator,プロジェクター
まとめ
前期で調査と試作を行った結果、プロジェクションマッピングを使い、物語を補足し、演出することで予備知識のない視聴者でも分かりやすい演劇になることが分かった。
今後の課題
- 黒板の深緑色に合わせて、全体の色調を調整する。
- イベント当日の情宣方法について検討する。
- 会場の感染防止対策について検討する。
実験
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記録
なぜこの作品?
- 演劇を見たことがない人に興味を持ってもうため有名な作品を脚本にしようと考えていた。
- 17号館801教室を確認した際、黒板を見つけ試しに黒板に投影したところ、黒板を車窓に見立てることができることを知り、この手法が使える黒板と車窓が登場する有名な作品を探した結果「銀河鉄道の夜」を見つけた。
- この物語の最初は教室から始まり、場所が移り変わる物語となっており、具象として物語が始まり、物語が進むにつれて映像へと変わっていく演出が面白いのではないかと思いこの作品に決めました。
- 作品を見ていくうちに物語のテーマを知り、この言葉は現代に必要な言葉だと思いこのテーマにしました。
- テーマとして選定したのは、銀河鉄道の夜のテーマでもある「ほんとうのさいわいは自分のことを差し置いて他者のために尽くすこと」である。
なぜプロジェクションマッピング?
- 現在プロジェクションマッピングを使った演劇が増えつつある。
プロジェクションマッピングを使うことで空間を様々な場所変えたり、動きにエフェクトをつけたりと現実ではありえない舞台効果を演出させることができ、最近では原作の忠実さが求められる2.5次元舞台に使用されることが増えている。
- 物語には話が難しい部分や分かりにくい演出などがあるが、
金銭面、時間の都合上、2回目を見ることを断念する人が多いだろう。
(実際自分が役者をやっていた舞台では、一回しか見に来ていない観客が大勢いた。)
- 初めて見た演劇が難しい話であれば、「話が難しくて全然面白くない物」として、演劇の興味の断ってしまうのではないだろうかと考える。
- そこでプロジェクションマッピングを使いリアルタイムで劇中に文字を投影し、補足することで初心者でもわかりやすい作品を作れると考えた。
プロジェクト管理
- プレゼン←押せます。
リサーチ
- リサーチ ←押せます。
スケジュール
- 7/3選考別プレゼン
- 7/27学科合同プレゼン
前期
- 会場の抑え
- 脚本
- スカウト
- 絵コンテ
- 動画編集
後期
- 絵コンテで練習
- 映像と合わせた練習
- 本番
ToDo
どんな言葉を作るか
現実逃避をプラスの意味で考える
図式化
サブページ
部屋の予約
スケッチの作成
場所をどうするか
差別化をはかる表現がしたい
黒板に投影
2020.7.30
概要集最終確認
中間提出
2020.7.29
先生にご指摘の上概要集の編集
2020.7.23
概要集のため、投影実験の取り直し
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2020.7.22
先生にご指摘の上概要集の編集
2020.7.2
投影実験
2020.6.29
リサーチページの更新
リサーチ
- なぜこの場所
2020.6.28
リサーチページの更新
リサーチ
- なぜこの場所
- なぜこの作品
2020.6.27
先生のご指摘の上、「何故」を作り、リサーチをし考えを改めた。
リサーチページの作成
設定1,2削除→リサーチに変更
リサーチ
- なぜ演劇
- なぜプロジェクションマッピング
2020.6.25
投影
2020.6.23
映像作成
2020.6.22
考えた結果801教室に決定
黒板に投影することにシフト
投影
2020.6.18
来週の投影に向けて映像のストックの作成
2020.6.4
考察
17801を視察した際、黒板を発見。これに投影するのもありかとおもい設定2作成
2020.6.4
テーマの作成、801号室の視察
2020.5.27
演劇「ノケモノノケモノ」視聴
こちらもプロジェクションマッピングを使用した演劇を使用しており、バスの表現などが面白かった。
2020.5.27
サムネの変更
2020.5.25
スケッチ
仮絵コンテ作成
2020.5.21
ストーリーの構成
どちらを主とするか(現実の世界では演劇が主体、想像の世界ではビデオマッピングが主体)
2020.5.14
2020.5.11
- 演劇がしたい
- 1人舞台がしたい
- 自分を表したい訳ではなく、プロジェクションマッピングを
2020.5.8
- プロジェクションマッピングではなく映像を作るのもよし
- どんなものを演じることが出来るのかをかんがえる。
2020.5.1
- 誰れを使うのかを考える。
- 自分を表したい
- コロナの影響もを考慮する。
2020.04.24
- 初回授業
- プロジェクションマッピングと演劇を両方したい
- 台本を作る
LINK
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主人公の葛藤のシーンで流したい
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https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/456_15050.html
原稿元