課題2 九芸卒展2021 ポスター制作
課題の概要
- 九州産業大学芸術学部 卒業制作展のメインビジュアルとしてふさわしいデザインを考案する
- ポスターは、図録(作品集)やチラシ、デジタルサイネージ、WEBサイトなどの展開をする
※ 今回はポスターのみ その他のアイテムは制作しない - A4 フルカラー印刷
※ 今回は表面のみ
調査
卒業制作展のポスター
東京都立工芸高等学校 卒展2018
横浜美術大学 卒業制作展2018
東京家政大学 造形表現学科 卒業制作展2019
- 九芸同様、複数の学科を色と模様で表現している
一般的な展覧会のポスター
田中一光『Music Today '85 今日の音楽13』
高崎市美術館コレクション 5つの部屋+I
SICF20
- 造形や部類によって色が異なっている
- 多様なジャンルを一つのポスターで表現、伝達している
試作
コンセプト
- 芸術学部の5学科の特色を広く知ってもらいたいため、芸学5色を取り入れたもの
- 芸術学部の卒展なので、芸術学部をイメージさせる、芸学にゆかりある大学の建物をモチーフにする
制作物
まとめ
- 芸術学部の学科5色を、学科の特徴を表現しながら取り入れることが出来た
- アートギャラリーは芸学生が作品を展示する施設として、芸術学部をイメージさせることが出来たのではと考える
- 第14回目まで(12/23)
課題1 トイレのピクトグラム
課題の概要
- 芸術学部棟(17号館や15号館など)に設置されている
トイレのピクトグラムをリニューアルする - 芸術学部の建物のピクトグラムとして相応しい
シンプルで洗練されたデザインを考案する
調査
先行事例の調査
- Pinterest📍
- 男女のサインの色分け
- 17号館でトイレの男女の色が反対になってた事件🔗のように
大体の人は「男は青」「女は赤」で認識している
- 17号館でトイレの男女の色が反対になってた事件🔗のように
- ユニバーサルデザイン
- 色弱者は色で区別されていても、色の違いをはっきりと認識できない場合がある。「カラーユニバーサルデザイン」で大切なこととは「色だけで情報を伝えないこと」
- ジェンダーニュートラル
- イギリスの公衆トイレは完全個室になっていて、全ての人が性別に関係なく使用できるようになっている。トイレのマークは男と女を代表するマークやピクトグラムを合わせることで、LGBT+に配慮されている
- ディズニーのトイレ
- ディズニーの世界観にあったトイレマーク
アラジンのアラビアンコーストでは「プリンス」「プリンセス」
西部街のイメージしたウエスタンランドでは「カウボーイ」「カウガール」
- ディズニーの世界観にあったトイレマーク
現場の調査
- 芸術学部の建物の特徴
- 角ばった長方形のシンプルな外観
- 階段や廊下の壁はコンクリート
- 無彩色を基調としたシンプルな内装
- 現在のピクトグラムの状況
- シンプルなデザイン
- 男女のピクトグラムは丸みを帯びている
- 車いすマークは角実線でカクカクとしている
- 入口の壁に色をつけて男女区別している
- 現場の問題点
- コンクリート造りの17号館に、鮮やかな赤と青が合ってない
- 丸いピクトグラムと角ばったピクトグラムが混ざっている
- 17号館の「固い」「無彩色」「四角い」なイメージに合っていない
- 他の号館と同じ形。芸術学部らしさはない。
コンセプト
形を大きく変えるのではなく、現在のピクトグラムから不必要な部分を削除し
洗練されたピクトグラムに仕上げる。
- 外観・内観のように、「固い」「四角い」のイメージを今回は使用。
- 現在のピクトグラムから曲線を削除する。
アイデアスケッチ
制作物
完成したピクトグラム
合成イメージ
まとめ
作品の評価
- 不必要な部分の削除によって洗練されたピクトグラムに仕上げることができた
- このピクトグラムでは伝わりづらいかもしれないと考え、問題点で上げた赤と青の壁の色を変えなかった。芸術学部棟の「無彩色」のイメージを考慮したピクトグラムではなかった。色に頼り過ぎてしまった部分がある。
- 芸術学部のユーモアさを表現したかったため、白い囲みはトイレの形をモチーフにした。他学部との違いはできたが、結果的に洗練さを損なう不必要なものになってしまったのではとも思える。
今後の取り組み
- 芸術学部らしさでつまづいてしまったので、他学部棟のトイレのピクトグラムを作成することで、あらためて芸術学部らしさを発見したい。