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紀野はるか/卒業研究I の変更点


#author("2022-07-19T18:10:15+09:00","default:member","member")
#settableborder(none)

*&color(#004F80){縹 -hanada-};
映像投影と空間演出で魅せる選択型オンライン演劇

#image(main.jpg)

-''KINO''
-'''Keywords:演劇,プロジェクションマッピング, 空間演出,オンライン'''
//-https://www.example.com

~
~

**
~

🟦[[プレゼンテーションページ>紀野はるか/卒業研究I/プレゼンページ]]

~
**

~
~


**&color(#004F80){概要};
***これは何?
~
映像投影(プロジェクションマッピング)と空間演出を舞台演出に用いた、
観客の選択で展開が変わる選択型オンライン配信演劇
~
~
***背景と目的
~
''背景:舞台演出の奥深さとwith コロナ''

ミュージカルに出演した際、舞台照明と音響による舞台演出の工夫を実際に体感した。スモークや紙吹雪やシャボン玉、舞台設置などの空間演出。舞台照明による場所や時間の演出。効果音による表現演出。舞台の中にある様々な演出方法に演者側から触れ、舞台演出の可能性を感じたからである。
加えて、私が出演したミュージカルはコロナの影響により本来の客数から50%カットした集客数で行なわれた。コロナ感染対策を徹底し、あらゆる制限の中練習を続け、本番当日も全役者がフェイスシールドをつけたままの出演となった。また、調査からもコロナにより劇場に行きづらいと感じている人たちがいることがわかる。それに伴い、コロナと演劇文化のありかたと関わり方についても疑問を感じるきっかけになった。

~
''目的:舞台演出の可能性''

-舞台演出の可能性を広げ、演劇の新しい形を模索する
-舞台演劇の魅力を伝え、演劇という芸術文化に触れる機会を増やすきっかけにする
-オンライン配信という演劇文化の関わり方の周知

~
~

***コンセプト
//{基本的な考え方、枠組み、視点など};
~
-映像投影と空間演出により、非現実的で幻想的な舞台演出を行う
-「不思議な空間にいる不思議な女の子の不思議な配信」を視聴する
-観客側にチャット機能を使用し、演者側とコンタクトを取る
-観客側が物語の選択を行い、選択に沿って話が展開していく

~
~

***成果物の仕様
//{成果物の形式・サイズ・時間尺等};
~
-20分未満の舞台劇
-YouTubeLiveを使用し、オンライン配信を行う

~
~

''脚本''  :  🔗 __[[ 「縹」 >https://drive.google.com/file/d/1oF0ABWHWtvKADwLcKpVuLB3FmyNPcDFF/view?usp=sharing]]__

~
~

''舞台イメージ''
|33|0|33|0|33|c
|【青と波紋】| |【入道雲と魚】| |【夕暮れと人魚】|
|#image(sketch_1.jpg,70%)| |#image(sketch_2.jpg,70%)| |#image(sketch_3.jpg,70%)|

|33|0|33|0|33|c
|【カーテンと影】| |【暗闇と光】| |【花火と火薬の匂い】|
|#image(sketch_4.jpg,70%)| |#image(sketch_5.jpg,70%)| |#image(sketch_6.jpg,70%)|

|33|0|33|0|33|c
|【雷雲】| | | | |
|#image(sketch_7.jpg,70%)| |#image(none.jpg,70%)| |#image(none.jpg,70%)|
~
~

***制作ツール
//{使用するツール|ハードウエア・ソフトウエア};
~
-Illustrator
-After Effects
-Mad Mapper
~

//***プロジェクトの期間
//{プロジェクトの期間|2022.04.20 - 2022..XX };
//~
~
~

//***まとめ
//{プロジェクトが完結したら「まとめ」を記載して下さい。};
~
''中間発表までのまとめ''
~
-成果物の仕様の工夫を詰めていく
-実際に映像投影と空間演出をし、試作する
-撮影するにあたっての絵コンテを作る
-役者の演技と動きを映像と合わせたテストをする

~
~
~

**&color(#004F80){調査};

***現状調査
//{プロジェクトのテーマに関わる社会の現状と問題の洗い出し};
~
''アンケート調査''
~

Instagramのストーリーを使用し、アンケート機能を使っての独自調査を実施
フォロワー内の、同世代男女66名の方から回答を得た
~

#image(0526Q.jpg,90%)
~

--最後に舞台鑑賞(劇場に訪れ)をしたのはいつですか?
--動画配信サイトやオンラインで舞台鑑賞をしたことがありますか?
RIGHT:について二つの質問をした
~
~

-調査結果
~
''最後に舞台鑑賞(劇場に訪れ)をしたのはいつですか?''
~

#image(A1.jpg,left,40%)
~
~
~

66人中45人、約7割の方が最後に舞台鑑賞を行ったのが2年以上前と回答した。また、45人中の内17人は、舞台鑑賞を行ったことがないと回答した。
~
~

舞台鑑賞の内容

---学校行事で・・・・・・・・・・【 7人 】
---知人が出演していたから・・・・【 4人 】
---好きな原作の舞台化・・・・・・【 5人 】
---友人に誘われて・・・・・・・・【 4人 】
---好きな俳優が出ていた・・・・・【 2人 】
---趣味・・・・・・・・・・・・・【 1人 】
~

~
-''調査結果から''
舞台鑑賞をしたことがないという方が想像よりはるかに多い数存在していて、非常に驚いた。また舞台鑑賞の内容を調べてみると、自ら舞台鑑賞に訪れている人の数が少ない。
25%の人が「舞台鑑賞をしたことがない」という結果のように、同世代の人たちが演劇文化に触れる頻度が低いということが調査から分かった。

~
~


''動画配信サイトやオンラインで舞台鑑賞をしたことがありますか?''
~

#image(A2.jpg,left,40%)
~
~

64人中20人、約3割の方がオンラインで舞台鑑賞したことがあると回答した。
~
~
~

オンラインで舞台を鑑賞したことがある人の声
~
---コロナにより開催者が急遽オンライン配信を行いそれを観劇した
---最近ではライブなども配信用のチケットを買えば、オンラインで観ることができるので個人的にありがたい

~
~

''演劇に対するイメージを聞かせてください''
~
--''ポジティブ''
~
---自分が入り込んだような空間が好き
---映像とは違う迫力がある
---観客の雰囲気も演出の一部
---臨場感や迫力がある
~
--''ネガティブ''
~
---鑑賞に時間がかかる、長い
---敷居が高い
---劇場に行きづらさがある
---映像で見るなら生で体感したい(オンライン)
~

~
-''調査結果から''
演劇の魅力はやはり「劇場で感じる臨場感や迫力」であることが分かった。反対に演劇文化に触れることが少ない人は、お金や時間をかけることに煩わしさを感じている。劇場を訪れることにも抵抗を持つ人がいる、ということが調査結果から分かった。
また「コロナが流行り出したことで劇場に行きづらくなった」に対し、10人程度のリアクションをもらった。コロナで劇場側・観客側どちらにも制限がされている現状がある。

~
~
~

''コロナと演劇文化''
~
--__[[朝日新聞  [  劇団支える鑑賞団体「存亡の機」]>https://www.asahi.com/articles/ASP6J6QPHP6HUTIL06T.html]]__
''「年6回ある公演は昨年は3回にとどまり、来場者が会員の60%弱に落ち込む。行けないからやめるという人が出てしまう。存亡の機にある」''
~

--__[[小劇場エイド基金>https://motion-gallery.net/projects/shogekijo-aid]]__
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府からの外出自粛要請が続く中、閉館の危機にさらされている日本全国の小劇場を守るために立ち上げたプロジェクト
''「才能を育む場である小劇場が、人が集まれないことで存続の危機に瀕しています。」''
~

--__[[コロナ禍における舞台の劇的進化>https://thetv.jp/news/detail/1067992/]]__
劇場での無観客生配信公演が始まると、急増する配信ニーズにこたえるためプラットフォームの整備が進む。会場では一席空けなどの収容制限が続き、収益性を高めるためにも引き続き配信ニーズは高かった。

~
~

-''調査結果から''
コロナ禍で劇場が閉鎖を強いられる中、舞台演劇という文化は衰退ではなく進化を続けていることが調査で分かった。コロナという制限の中、様々な新しい形式を生み出している。演劇への関わり方の選択肢を増やしながら、演劇体験を我々に提供してくれているということが改めて分かった。
~
~

''調査結果をふまえた成果物の仕様の設定''
~これまでは、演劇作品を展示用に撮影し動画にしたものを成果物にしようと考えていた。演劇文化を多くの人に広めたいという目的と、コロナで進化する演劇の選択肢をふまえて、動画の中身を工夫する。


~
~
~

***先行事例
//{プロジェクトのテーマに該当する先行事例の紹介、傾向分析など};
~
-''映像投影×演劇''
~
|40|3|40|c
|#youtube(QNz65kYmiW8)| |#youtube(uVLJE5jMYEI)|
映像投影を使用することで、一つの舞台で様々な場面変換行える。また、三次元の舞台設置とは異なり、二次元と三次元が融合したような世界観が舞台上で表現できる。
~
~

-''映像投影×空間演出''
~
|40|3|40|c
|#youtube(yKC1It1uRQc)| |#youtube(G7ZQ4KiX1JE)|
映像投影に三次元の空間演出を行うことで、融合したような世界観がより強調される。
~
~

-''コロナ×演劇''
~
--__[[劇団ノーミーツ オンライン劇場ZA>https://no.meets.ltd/works/zatheater]]__
''「通常の劇場では到底5000人も入らない。オンラインだとキャパシティーという概念がないため、ビジネスとしての可能性も感じた」''
|40|3|40|c
|#youtube(alJxKjxNhkg)| |#youtube(dMuufG1iq5o)|
オンライン空間を使って演劇の可能性を拡大し、新しい体験を実現する「オンライン劇場」
~

--__[[STAGE GATE VRシアター>https://stagegate-vr.jp/2021/]]__
''「映像で演劇を楽しむことを目的に誕生した作品」''
#youtube(JfddDQqkO1M,90%)
実際に人が集まることでー舞台上から感じられる演者の息遣いや、観劇に専心するお客様との間に漂う情味があってー初めて完成される芸術を、映像で体験
~

--__[[泊まれる演劇>https://www.tomareruengeki.com]]__
''イマーシブ(IMMERSIVE:没入)シアター = “体験型演劇作品''
#youtube(KQLK7_npfhA,90%)
観客自身が物語の一役として、貸し切られた真夜中のホテル全体を舞台とし、彷徨い歩く演目になっている。


~
~
~

***技法・技術情報
//{プロジェクトの遂行に必要な技法・技術に関する調査};
~
-''舞台''
~
--__[[舞台演出一覧>https://www.pax-alstage.com/column/detail11.php]]__

~

--''スモーク''

--''シャボン玉''

--''cloud lamp''

--''Fake Window''

--''影''

--''イルミネーション''

~
~

-''映像''
~
--CC Particle Worldを使用した背景の作り方
|43|5|43|c
|#youtube(1UtWwWnVnyc)| |#youtube(G5YOGQsDc8o)|
~

--花火の作り方
|43|5|43|c
|#youtube(RehLtsNgpLI)| |#youtube(OspuW-UzgUs)|
~

--ホログラムと水面
|43|5|43|c
|#youtube(hsBCqZiU1H4)| |#youtube(epDaMouy7ho)|

~
~
~

**&color(#004F80){プロジェクト管理};
~
***スケジュール
~
//{計画的な遂行のために、進行管理表を作成してリンクして下さい。};
__[[スケジュール🗓>https://docs.google.com/spreadsheets/d/18gTAL6mjqDbcTJS1JZ1Sz6JmNqKUZkmp5Kr5moLgqpw/edit?usp=sharing]]__
~
~


***ToDo
~
-%%試作%%
-%%研究テーマ決め%%
-%%役者を決める%%
-%%アイデアスケッチ%%
-%%アンケートをまとめる%%
-%%調査%%
-脚本決め or 自作する
-絵コンテを描く
-空間演出の試し
-映像の試作をする
-仕様物の形の模索


//***NotToDo
//&color(red){やらないこと:何をするかではなく「何をしないか」を考える};
//&color(red){例:10人以上の会議には出ない。苦手なことは誰かに頼む・・};

~
~

//✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋✋
#hr
CENTER:&color(#004F80){''進捗記録''};

#hr
~
**2022.07.019
~
***中間審査でいただいた指摘
~
''演出方法について''
~
-なぜプロジェクションマッピングが有効であるのかを考える。

~
~
''今後の流れについて''
~
-脚本の制作
-空間演出と映像投影のテスト
~
~
~
**2022.07.017
~
***成果物の仕様
~
''Youtube Live''
~
大人数の演者とコミニケーションを取れる
視聴者の投票によって結末が変わる
この二点を可能にできる仕様として
Youtube Liveの配信画面を舞台とし、Youtube Liveでオンライン配信を行う。
リアルタイムなコメントに対して、演者側がリアクションを行っていく。
Youtube Liveのアンケート機能を使用し、投票を行ってもらう。
~
~

''コメントビューアー''
~
配信するにあたって、コメントを画面上に表示させるソフト。
最大画面でも舞台とコメントを同時に視聴することができる。
~
~

''OBS Studio''
~
配信のタイムラグを抑えるソフト。
リアルタイムなコミュニケーションを行うために、タイムラグをなるべく抑える工夫を行う。
~
__[[使い方 ▷>https://vip-jikkyo.net/how-to-use-obs-studio]]__
__[[インストール ▷>https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/obsstudio/]]__
~
~
~




**2022.07.06
~
***調査
~
''アンケート調査''
~
Instagramのストーリーを使用し、アンケート機能を使っての独自調査を実施
フォロワー内の、同世代男女56名の方から回答を得た
~
|40|0|40|c
|#image(0707Q.jpg)| |#image(A3.jpg)|
~
--56人中38人、約7割の方がオンライン配信で演劇鑑賞が出来ることを知らないと回答した。
~
~
~



**2022.06.09
~
***成果物の仕様についての調査
~
''選択型演劇''
~
-__[[劇団ノーミーツ 「それでも笑えれば」>https://no.meets.ltd/soredemo/]]__
#youtube(np1l9WBR31Q)
~
観客の選択が物語の行末を左右する“観客選択式演劇”となっており、劇中では“選択”をテーマに芸人の物語が展開。
チャット機能を使い、観客が盛り上がりながら演劇が進められていく。
~
~

''アドリブ型演劇''
~
-__[[AD-LIVE>https://ad-live-project.com]]__
#youtube(EGRP7dt4cRw)
~
大まかな世界観と、舞台上で起こるいくつかの出来事(ex.電話が鳴る、誰かが来る)が決められているのみで、出演者のキャラクター(役)も、セリフも、全てアドリブで紡がれる舞台劇。
それぞれに与えられたセリフを自分のタイミングでランダムでカバンから引き、上手にセリフへと繋げていく前代未聞のアドリブ劇になっている。
~
~

''縦型演劇''
~
-__[[A/LIVE>https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3533]]__
~
舞台×映画×配信で魅せるコロナ時代の新感覚ライブエンターテインメント。前代未聞の“一発撮り×ライブ上映×縦型動画”に挑んだミステリー作品になっている。
~
~
~

**2022.05.30
~
***中間発表を経て
~
''ToDoの変更''
~
-空間演出の試し
-映像の試作をする
-仕様物の形の模索

の3点を追加した。
~
~
~

**2022.05.27
~
***中間発表でいただいた指摘
~
''学科サイトについて''
~
-背景は、自分のことだけでなく調査内容を盛り込むと厚みがでる。
-「同世代」だと分かりづらいので「20代の」と追記する
~
~
''今後の流れについて''
~
-成果物の仕様を複数試してみる。
-コロナで増えた演劇文化への関わり方の選択肢に着目して研究してみる。
~
~
~

**2022.05.25
~
***調査
~
''アンケート調査''
~
#image(0526Q.jpg,90%)
Instagramのストーリーを使用し、アンケート機能を使っての独自調査を実施
フォロワー内の、同世代男女66名の方から回答を得た
~

|40|3|50|c
|#image(A1.jpg)| |#image(A2.jpg)|
~

--64人中20人、約3割の方がオンラインで舞台鑑賞したことがあると回答した。
--66人中45人、約7割の方が最後に舞台鑑賞を行ったのが2年以上前と回答した。また、45人中の内17人は、舞台鑑賞を行ったことがないと回答した。
~

-''調査結果から''
演劇の魅力はやはり「劇場で感じる臨場感や迫力」であることが分かった。反対に演劇文化に触れることが少ない人は、お金や時間をかけることに煩わしさを感じている。劇場を訪れることにも抵抗を持つ人がいる、ということが調査結果から分かった。
また「コロナが流行り出したことで劇場に行きづらくなった」に対し、10人程度のリアクションをもらった。コロナで劇場側・観客側どちらにも制限がされている現状がある。コロナ禍で劇場が閉鎖を強いられる中、舞台演劇という文化は衰退では進化を続けていることが調査で分かった。コロナという制限の中、様々な新しい形式を生み出している。演劇への関わり方の選択肢を増やしながら、演劇体験を我々に提供してくれているということが改めて分かった。

~
~
~

**2022.05.24
~
***アイデアスケッチ
~
脚本をもとに、舞台演出のスケッチをした。
~

|33|0|33|0|33|c
|【青と波紋】| |【暗闇と光】| |【夕暮れと人魚】|
|#image(sketch_1.jpg,70%)| |#image(sketch_2.jpg,70%)| |#image(sketch_3.jpg,70%)|

|33|0|33|0|33|c
|【カーテンと影】| |【入道雲と魚】| |【花火と火薬の匂い】|
|#image(sketch_4.jpg,70%)| |#image(sketch_5.jpg,70%)| |#image(sketch_6.jpg,70%)|

|33|0|33|0|33|c
|【雷雲】| | | | |
|#image(sketch_7.jpg,70%)| |#image(none.jpg,70%)| |#image(none.jpg,70%)|


~
~
~

**2022.05.20
~
***学科サイトの更新
~

-タイトルの変更
タイトルを「''中縹''」に設定していたが、脚本に中縹の単語を上手く組み込めそうになかったので、省略し &color(#004F80){&size(27){''縹(はなだ)''};};  に変更

~
~
~

**2022.05.15
~
***脚本と配役の決定
~
''脚本''
~
🔗 __[[ 「縹」 >https://drive.google.com/file/d/1oF0ABWHWtvKADwLcKpVuLB3FmyNPcDFF/view?usp=sharing]]__
~
1ページに1分半前後、1分半×6ページの''10分未満''の脚本を作成。
テーマは「夢の中だけで会える女の子と不思議な空間」
現実世界では体感できない幻想的でちぐはぐな空間をモチーフとした内容になっている。
この劇は少女「ハナダ」のみで物語が進む、一人芝居の形式になっている。観客側を「その人」とし、不思議な空間に彼女と自分の二人のみが存在している、という設定である。セリフと影を使用し、観客が声を発することなく彼女と会話をすることができ、彼女に触れることができる。
作中に五感の話を取り入れることで、観客に五感を使って(使っているように錯覚して)作品を感じてもらいたい。
''縹''には7つの場面が登場する。
~
-1.【青と波紋】
-2.【入道雲と魚】
-3.【夕暮れと人魚】
-4.【カーテンと影】
-5.【暗闇と光】
-6.【花火と火薬の匂い】
-7.【雷雲】


場面ごとの7つプロジェクションマッピングと空間演出を制作する。

~
~

''役者''
~
知り合いの[[劇団員研究生>http://www.dream-company.net/20210226103551]]をスカウトしご協力いただく。

''ハナダ役 : 古賀日菜多ちゃん''

~
~
~

**2022.05.13
~
***調査
~

''イマーシブシアター''
~
 
イマーシブシアターとは?
 イマーシブ(IMMERSIVE=没入)シアターとは、2000年代にロンドンから始まった“体験型演劇作品“の総称。これまでの「観客が客席に座って、舞台上の演者を鑑賞する」という常識を壊し、新たな作品と観客の関係性を作り出す公演となっている。
~


-【DAZZLE】Memories of Touch the Dark【IMMERSIVE THEATER】
#youtube(WdkgivrtD7w)
__[[Venus of TOKYO>https://venus-of-tokyo.com]]__
オンラインで、会場内にいる演者の行動を投票によって決めていき、作品の展開にも影響を与えながら、様々な結末にたどり着く「Venus of TOKYO 【ONLINE】」が同時に行われる二重構成の作品
~


-泊まれる演劇 Immersive Film|「最果ての旅のオアシス編」
#youtube(KQLK7_npfhA)
__[[泊まれる演劇>https://www.tomareruengeki.com]]__
観客自身が物語の一役として、貸し切られた真夜中のホテル全体を舞台とし、彷徨い歩く演目になっている。

~
~
~

''オンラインシアター''
~

-ダルい上司の打ち合わせ回避する方法考えた。【劇団ノーミーツ】
#youtube(alJxKjxNhkg)
__[[劇団ノーミーツ オンライン劇場ZA>https://no.meets.ltd/works/zatheater]]__
「NO密で濃密なひとときを」をモットーにZoomを使用してフルリモートで演劇作品を作り始めた。構想した翌々日に配信するスピード感で、Zoom演劇作品をツイッター上で発表していったところ、17作品で延べ3000万回も再生されるほど拡散された。&color(gray){&size(9){ダイヤモンド編集部参照};};


~
~
~

**2022.05.12
~
***学科サイトの更新
~

-タイトル決め(仮)
脚本の題名 &color(#004F80){&size(27){''中縹(なかはなだ)''};};  に設定(仮)
中縹は藍染に用いられた''藍''の色名である
縹色(花田色)は花色、月草色、千草色、露草色などの別名があり、これら全てがツユクサを表している。
ツユクサの花言葉は__[[「小夜曲(セレナーデ)」>https://kotobank.jp/word/小夜曲-512182]]__
~

-メインビジュアルの設定
#image(main.jpg,60%)
仮ではあるが、『深縹』『中縹』『次縹』『縹』『浅縹』の色を用いた
幻想的なビジュアルにした
~

-概要欄を書き込み
・背景と目的の書き込み
・コンセプトの設定
・成果物の仕様について

~
~
~

**2022.05.11
~
***調査
~

''空間演出''
~

-''スモーク''
|43|5|43|c
|#youtube(Ypy3WKx0QhI)| |#youtube(TgMYTg6RCTc)|
スモークを焚くことで、照明の光を和らげ、幻想的な演出ができる。
また煙の量を調節し、空間や舞台上のものをぼかすことができる。
~

-''シャボン玉''
|43|5|43|c
|#youtube(XYh7aGG_Tiw)| |#youtube(-wTz_yLax7I)|
ウエディングなどの華やかな空間を演出する際に用いられる。
また、シャボン玉の中にスモークを入れることで白いシャボン玉を作ることができる。
~

-''cloud lamp''
|43|5|43|c
|#youtube(oBK5CoE8V94)| |#vimeo(237277673)|
イルミネーションの上からもこもこを被せ、稲妻が走る雷雲を表現することができる。
~

-''Fake Window''
|43|5|43|c
|#youtube(bLAzpxidPN0)| |#youtube(pl2-zgZBo5Y)|
窓と窓の外の映像を投影することで、壁に窓を作ることができる。
~

-''影''
|30|3|30|3|30|c
|#youtube(jTiQc9E34zs)| |#vimeo(23544366)| |#youtube(Jd_Yd14XgCA)|
影を利用し、実際とは異なる造形物を生み出すことができる。
~

-''イルミネーション''
|43|5|43|c
|#youtube(-nCsK_ixzy8)| |#youtube(iwbd2stEJZQ)|
光の色と移動で幻想的な空間を演出する。

~
~

''空間演出×映像''
~
-『太陽の娘 FAVETTA』
#youtube(B6aZQi0U-Ak)
アンティークな家具と店内にプロジェクションマッピングを投影することで、イタリア童話の世界観を演出。非日常空間を体験することができる。
~

-チームラボ『The Infinite Crystal Universe』
#youtube(n43UnK5tBEc)
全面を鏡の空間にすることで、光の粒が全壁に反射しどこまでも続く輝く宇宙空間を演出している。
~

-『OCULUS: Sound and Light in Architecture』
#vimeo(193355265)
建造物に映像を投影し、不思議な空間を演出している。斜めの壁と、奥行きのある映像の組み合わせにより、空間が広がっているように感じる。

~
~

''三次元×映像''
~
-ヨルシカ『詩書きとコーヒー』
#youtube(K5B56ZBRa9Y)
「DAIV 映像 × プロジェクションマッピング」
映像とプロジェクションマッピングを融合させたMV
三次元の立体物に計算された映像を投影
球体を惑星にみせたり、人間の手に文字を映したりできる
~

-『Projection Mapping // Face Mapping』
#vimeo(121943778)
人間の顔に映像を投影することで、顔に生き物が住んでいるような表現ができる。
~

-APOGEE『Twilight Arrow』
#youtube(EnAyx4IcyN0)
片方は三次元、片方は映像を投影。まるで同じ場所にいるようにリンクしている。

~
~
~

**2022.04.28
~
***調査
~

''演劇の種類''
~
-''ストレートプレイ''
「歌唱」を含まない演劇

-''ミュージカル''
音楽、歌、台詞およびダンスを結合させた演劇形式

-''2.5次元ミュージカル''
漫画・アニメ・ゲームなどを原作・原案とした舞台芸術の一つ

-''朗読劇''
役者が台詞を暗記するのではなく、台本を持って音読するスタイルで上演される劇

-''手話劇''
手話言語によって表現される劇。音声言語と併せて用いる場合もある

-''即興劇''
台本を用意せずに、即興的な演技手法を用いて、俳優が自発的に演じる形式の演劇

-''人形劇''
人形(物体)を介して表現する演劇

-''無言劇''
言葉を発せずに演じられる劇 🔗__[[Polina Borisova>https://youtu.be/48mBTl5nxtw]]__

-''[[イマーシブシアター>https://ja.wikipedia.org/wiki/イマーシブシアター]]''
観客が自ら行動し、 演者と同じ空間に同居しながら物語の一部として作品に参加する形式の演劇

-''一人芝居(独り芝居)''
1人の演者で全ての人物・場面を演じ分けるもの、俳優ひとりだけで演じる劇

~
~

''演劇×映像''
~
-『風景、世界、アクシデント、すべてこの部屋の外側の出来事』
#youtube(TgVBW739X0k)
スクリーン等に投影された、等身大の役者の映像が展示されている。映像の中で役者は役を演じているが、そこには背景も奥行きもない。映像であるからこそ、観客は接近したり凝視したり、通常の「演劇」とは異なる鑑賞の仕方をすることができる。
~

-『SHADOWS』
#youtube(KndDAnj60N0)
「コロナ時代に自分の演劇がどう在れるかの試み」
役者は舞台で演じているが、舞台を鑑賞するのとは違いカメラワークとカメラを意識した目線が存在している。
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-『ドン・ジョヴァンニ』
#youtube(uVLJE5jMYEI)
一つの舞台で様々な場面変換を映像だけで行う。黒い?白い?衣装を纏うことによって、舞台には立っているのに背景の一部になっているのが面白い。
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-『ベルリン・コーミッシェ・オーパー』
#youtube(QNz65kYmiW8)
二次元と三次元が融合したような世界観が舞台上で表現されている。絵本のようなポップな舞台背景映像と、役者の白塗りされた顔が相まった二次元と三次元のちぐはぐが不気味さを感じさせる。

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**2022.04.27
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***学科サイト更新
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-ToDoリストの更新
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--''調査''
%%小説%%、演劇、演劇×映像、%%小説×映像%%、映像×空間演出について調査を進める
--''アイデアスケッチ''
調査から得た情報をまとめ、企画を練っていく
--''脚本決め or 自作する''
アイデアスケッチをもとに脚本を探す。自作した方が良い場合は直書する。
--''絵コンテを描く''
脚本が決まり次第、必要な映像・空間演出・撮影した場合の絵コンテを作成する。
--''役者を決める''
適した役者を用意する。役者を探すのが難しいのであれば役者から脚本を考えてもよい。

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-スケジュール日程の調整
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__[[スケジュール🗓>https://docs.google.com/spreadsheets/d/18gTAL6mjqDbcTJS1JZ1Sz6JmNqKUZkmp5Kr5moLgqpw/edit?usp=sharing]]__
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テーマ案が決定・ToDoリストの更新により、これからのスケジュール予定を大まかに書き込んだ。


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**2022.04.22
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***テーマ案決定
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 小説 × 演劇 × プロジェクションマッピング × 空間演出

朗読劇×プロジェクションマッピングの試作をしてみたところ、楽しいと感じた。朗読劇と映像は組み合わせづらいことが調査で分かったので、朗読劇の域を超えた新しい演劇の形に挑戦したい。空間演出を加えて、演劇とプロジェクションマッピングで魅せる体感型小説をテーマにする。


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**2022.04.21
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***試作
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-''ジオラマ×プロジェクションマッピング''
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#youtube(rjzKwpA1g9A,60%)~
植木鉢に映像を投影してみた。
リアルと映像の融合が幻想的で、ミニオブジェクトを制作するより、あるものから映像を広げていくのも良いと感じた。
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-''朗読劇×プロジェクションマッピング''
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#youtube(2-k-WhJabr4,60%)
~映像と音を組み合わせることで、情景が分かりやすく伝わる。
ここで試作を経て、「朗読劇の魅力とは何か」という疑問が生まれた。
&size(12){お手伝い ▷ [[ななみ>堀田七海]]};

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***調査
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-朗読劇の魅力とは __[[🔗>https://www.venusinfurbroadway.com/info/reading-aloud-drama/]]__
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 ・舞台設置を最大まで減らし、観客が個々のイメージを膨らませることができる
 ・朗読者が台本を持ち「作品を鑑賞する」「作品を表現する」を舞台上で同時に行う
の2つが朗読劇の魅力であることが調査で分かった。
''観客が個々のイメージを膨らませる''という部分と映像が矛盾しているのではないかと感じた。映像と音によって情景が分かりやすく伝わることは、朗読劇の魅力を妨げる要素になりうる。朗読劇と映像・音響の組み合わせは、細やかな工夫が必要であると考える。
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-朗読と読み聞かせの違い
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--''朗読''
聞き手に対して、朗々と感情を込めて 詩歌や文章を読むこと。読み手が主役であり、表情や立ち居振る舞いなどの演技力の技術が必要

--''読み聞かせ''
話し手が目の前の相手に向けて絵本などを音読すること。絵が主役であり、読む技術より雰囲気が大切

--''音読''
文章を声に出して読むこと。自分のみで完結する作業

--''語り''
目の前の聞き手に向かって 叙情的な内容を 独白的に物語ること

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***テーマ案候補
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-''芝居×プロジェクションマッピングの可能性''
朗読劇と映像を組み合わせることは難しいと感じた為、朗読劇に近い演劇(一人芝居)に変更した、組み合わせ作品を作る
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-''商業施設へのプロジェクションマッピング投影''
香椎に新設される商業施設ビルへの映像投影のプロジェクトを、卒業研究として扱う


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**2022.04.15
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***授業内で受けた指摘の訂正
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-スケジュール
--月ごとにわけるのではなく、一枚のシートにまとめた方が良い
--大きな分類から、細かい作業に分けていく
__[[スケジュール>https://docs.google.com/spreadsheets/d/18gTAL6mjqDbcTJS1JZ1Sz6JmNqKUZkmp5Kr5moLgqpw/edit?usp=sharing]]__ 
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-研究ページの書き方について
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--提示された課題の見出しをつける
--段階高層を意識して学科サイトを編集すること
--上部はスッキリさせる。長文の場合は進捗記録や別ページに記載

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**2022.04.08
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***研究ページの整理
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-赤い部分のコメントアウト
-メンバーの項目を削除

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***スケジュール
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-スプレッドシートの作成
Google スプレッドシート __[[スケジュール>https://docs.google.com/spreadsheets/d/18gTAL6mjqDbcTJS1JZ1Sz6JmNqKUZkmp5Kr5moLgqpw/edit?usp=sharing]]__

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***テーマ案
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-''ジオラマ×プロジェクションマッピング''
プロジェクションマッピングの制作をしたい気持ちがあった。だが、ソーシャルデザインの卒業制作展は、教室が限られている為、パソコン教室のPC画面のみの展示方法になっている。それだと作品インパクトにかけるのではという不安があった。せっかくプロジェクションマッピングを制作するのであれば、空間演出を含めて体感して欲しいという気持ちがあった。そこを釜堀先生に相談したところ、ミニオブジェクトを作ってそれに投影してみるのはどうか、と__[[TOKYO CITY SYMPHONY>https://bascule.co.jp/work/tokyo-city-symphony/]]__の映像を勧めていただいた。ジオラマであれば、広くスペースを取ることなく、プロジェクションマッピング作品を体感してもらえるのではないかと感じた。

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-''舞台演出とプロジェクションマッピングの可能性について''
ミュージカルに出演した際、舞台照明と音響による舞台演出の工夫を体感した。スモークや紙吹雪やシャボン玉、舞台設置などの空間演出。舞台照明による場所や時間の演出。効果音による表現演出。舞台の中にある様々な演出方法に演者側から触れ、舞台演出の可能性を感じた。プロジェクションマッピングを使用した演出方法がどのような演出効果を与えるのか、必要とされる舞台とはどのようなものなのかが気になった。

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-''朗読劇×プロジェクションマッピング''
3年前期で制作した、__[[Webで読む動く小説>紀野はるか/情報デザイン研究I]]__をさらに広げたもの。前回「朗読や効果音などが入っていればいいかも」という感想をいくつか頂いていた。そこでWebから映像へ、動くWeb小説から体感する小説へとレベルアップしたものを制作したいと考えた。朗読劇にした理由は、リアル×映像の演出が、上記の舞台演出とプロジェクションマッピングの可能性についての要素も含めている。

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-''I'm HSPの続き''
前回の研究で制作した''HSP''についてのPVが好評だったこと。アンケート結果からも、「HSPの存在を知るきっかけになった」「HSPを知識を深めることが出来た」という声を多数いただき、このようなPVが必要とされていることを実感した。[[I'mHSP>紀野はるか/情報デザイン研究II]]コンテンツを更に制作、SNSなどで広く発信していくなどしていきたいと感じた。

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***調査
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-ジオラマ×プロジェクションマッピング
--[[TOKYO CITY SYMPHONY>https://bascule.co.jp/work/tokyo-city-symphony/]]
#youtube(4iGNTegpLZI,50%)

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-舞台演出とプロジェクションマッピングの可能性について
--リアルとマッピングの融合による舞台演出方法
|40|5|40|c
|#youtube(jcvpHL5KZ8g)| |#youtube(tvjBzrOJhlw)|


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-朗読劇×プロジェクションマッピング
--朗読劇と映像による本の新しい楽しみ方
--視覚×聴覚で読む小説
|40|5|40|c
|#youtube(EnAyx4IcyN0)| |#youtube(K5B56ZBRa9Y)|

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-I'm HSPの続き
--[[紀野はるか/情報デザイン研究II]]





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