二宮龍之輔
地域ブランド企画演習ⅡA
伊藤 敬生 教授
火曜日 3〜4時間目
必修科目
火曜日 3〜4時間目
必修科目
Thema
4th
- 耶馬溪トンネル
- 福田まやさん
奈良出身
高校を二ヶ月で中退、デザイン歴20年
奥村アキオさんが先生をしている大阪の大学の研究室(Inter Medium Institute)で勉強する
当時の社長さんが「どんどん勉強しなさい」といってくれていた
高校中退時にウェブデザインができていた
22才の時点で今の旦那さんと暮らしていた。単身赴任で東京へ。
旦那さんは東京で庭師をやっていた。現在は耶馬溪で庭師に。
外資系の広告会社で24才から働き始める
タバコの広告(当時テレビでの放映禁止に、予算が映像以外の媒体の広告費に回されていた)
田舎に住みたかった
耶馬溪には小学校時代から行っていた
GA-TAP(福岡)に週に二回くらい通っていた
別府のやまよしさんのブランディング
湯布院の山が別府の近くにある。湯布院の山の椎茸が美味しい。
くぬぎの樹で育つ
クヌギの木を伐採するところから手配する。物凄く割れやすい。ささくれている → 家具に不向き。 でも あえて店内の内装をクヌギの樹で作った。
国東半島の仁王輪道
竹林さんからデザイナーとして依頼
飯塚のカカオ研究所
鎌市のガラス工場に特注の試験管を発注
久留米のイラストレーターさんにイラストボードを依頼
南蛮往来などを作っているお菓子会社の社長さんご夫妻が引退後にチョコレートショップを開きたくてはじまったプロジェクト。
- 大分県の移住プロジェクト
- タバコのパッケージ(立体をデザイン)
- 福田まやさん
- 重要
デザインは見た目じゃない
リサーチ + アイデア = デザイン
- 耶馬溪トンネルホテル
移住者でデザインしている人
当時道路工事を行なっていた中津土木事務所さんと繋がりができた
移住して9年目の時のプロジェクト
2,986mのトンネル。大分県で一番長い。
大分県は日本で最もトンネルの多い県
耶馬溪トンネルが開通するときに耶馬溪の名前を日本全国に知ってもらいたかった。
2020年の九月に事業計画書を大分県に提出するも通らず
県の土木事務所で興味を持ってくれた方々から支援していただいた。
木材は全て耶馬溪産。
戦後からずっと無農薬の野菜を育てている農協がある。
RBトラストさん(福岡)のキャンピングカーを14台使った。
消防の問題があった。トンネルの中には泊まれない。
道路上の住所に旅館業が載った初めての事例。
何から何まで前代未聞。
- セルフビルド
柱と屋根だけある状態から断熱材等について調べて家を建てた。
- 石の上にも三年
電通は東京の新入社員を九州で働かせて、自分一人で全ての仕事ができるようにする。
上流から下流まで見れる
- Global Goals JAM
リサーチからアウトプットまでをとても短い期間で行う
3rd
ブローニュの森、伊藤敬生
- 京屋酒造の甕雫
甕雫
一つ一つ甕で作っている
味を安定させるのが困難
大量に作れば安定させやすい
早稲田大学法学部に息子さんが進学、継ぎたくなかった
東京で就職
父が倒れる、息子さんが宮崎に戻ってくる
飫肥城
焼酎の売れ行きが悪い
甕で焼酎を作っているなら甕に入れて販売すればいい
周りからは絶対にやめておけと言われた
ビギナーズラックでアイデアが出てくる、本人はお酒が飲めない、焼酎のことをよく知らない
酒が瓶に入っているのは物流をよくするため
でも
甕に入れたら爆売れ
ひとつ五千円くらい、生産量も少ない
渡辺社長は現在宮崎の焼酎組合のトップに
- 雫ル
雫ルが出来上がるまでに3年かかった
甕雫のガラス版を作りたい。
和風な甕をもっと幅広い人の手にとってもらいたい
ナガオカケンメイさん(D&Department)に送った。
TOKYO ADCノミネート
日本タイポグラフィ協会審査員長賞
日本ガラス瓶工芸賞?優勝
2019年度グッドデザイン賞受賞
石原 亮太さん
ガラスで雫のようなデザインのボトルを作りたい
雫のような形のガラスにコルクが刺さっているモチーフ
ヒートシール(ヨーグルトの蓋)
陶器にはひっつかないけど、ガラスには引っ付く
コルクで作る
コルクとガラスの注ぎ口の接着面の角度、安定性
プラスチックをヤスリで削って形を決めていく
内装パッケージ、真空パックで閉じ込めて余白を緩衝材に
外装パッケージ、六面体を七面体にして、削れた余白に柄杓を入れる
化粧箱イメージ、桐の箱に入れる
コルクの形、柄杓を引っ掛けられるものは?雫が落ちるようなモチーフは?
柄杓の容量をUPしたい、その時の角度は
ガラスの型作り、2つを貼り合わせるから型から抜けるように作る
ふんどしラベル、瓶に正面を作らない、誰に対しても平等に
パッケージデザイン、色の指定をする
- memo
売り場じゃなくて買い場
人が物を買う時にどういった動線、視線、行動を取るのか観察する
ナーリング、ガラスの底のザラザラ、ガラス瓶の底に傷がつかないようにするため
究極のブランド、ずっと昔からそこにあったもの
クラシックでもどこかモダンなデザイン
言葉、表現は紡いだほうがいい
2nd
KYUSYU ADC AWARDから学ぶ
九州ADCアワードを見て、それぞれ特に印象に残った物を発表しました。
合計で1,000点以上の作品があり、全てを確認できたわけではありませんが僭越ながら2点の作品を紹介させていただきます。
- ごみを見る万華鏡REF
一つ目は佐藤かつあきさんが手がけられた『ゴミを見る万華鏡』です。
こちらは環境問題の中でも「ゴミ問題」にフォーカスを当てて製作された作品です。こうやって授業ノートをまとめている間にも、ゴミ問題は深刻さを増しています。
そう言ったゴミ問題について、ゴミを再利用することで、全世界の誰でも楽しめるおもちゃにしてしまう取り組みに胸を打たれました。
世界各国でゴミ問題がトピックにされている現在、海ゴミをアートにする活動をされているアーティストの方は多くいます。
その中でも、今回のかつあきさんの取り組みはより日常に近いものになっているように思います。
「ゴミを見る」という言葉だけだと、単純に汚いものとしてゴミを見るような印象を受けます。しかし、万華鏡でゴミを覗くと綺麗な世界が広がります。「ゴミは汚いもの」という既成概念を根底から覆す、とても素敵な取り組みだと思いました。
また、万華鏡は子供でも簡単に組み立てられるものになっているそうです。次代を担っていく子供たちにゴミ問題について知ってもらい、興味を持ってもらえるような社会にとって意味のある作品だと思います。
- hotel sou
続いては谷尻誠さん率いるSUPPOSE DESIGN OFFICEさんの作品『hotel sou』です。
こちらを選んだ理由はなんと言ってもビジュアルのかっこよさです。
打ちっぱなしのコンクリートが魅せる青白さ、そこに添えられる観葉植物と、計算し尽くされたような間取り、無機質的な空間の中に自然の暖かさを感じました。壊すか残すかではなく 人工か自然かではなく その間にある「共存と調和」の魅力を引き出す
このキャッチコピーは時代のニーズに即しているように感じます。
新型コロナウイルスの影響で仕事のオンライン化が進み、都会に住んで働くことの必要性が問われるような社会になってきました。
また、以前から地方の空き家問題というのは深刻に取り扱われています。今求められているのはまさに『「共存と調和」の魅力を引き出す』ことだと思います。
地方には地方の魅力があり、都会には都会の魅力がある。
そんな忘れかけていた当たり前を、当たり前のことなんだと再認識させられた作品でした。
他にも何点かSUPPOSE DESIGN OFFICEさんの建築例を見させていただきましたが、どれもとても魅力的なものばかりで、それぞれに明確なテーマがありました。
この世に数多くあるデザインの中でも空間デザインというのは、より直感的に私たちに働きかけてくるように思います。
例えばキャッチコピーであれば文章を読まなければ情報を受け取ることができませんし、写真や広告は目に入っても注視しなければ内容は伝わりません。映像ともなると当人がその動画を再生しなければ一切の情報を得ることができません。
そんな中で空間デザインというのは、目に入らないことはまずありませんし、細部に目を向けずとも「印象」という形で私たちに訴えかけてきます。
全ての人に「印象」を与える空間デザインに明確なテーマを込めていること。それが私がこの作品に特に惹かれた理由です。
1st
自己紹介
各自で自己紹介をしました。
キーワード
- 佐賀デザイン
- ADC(Art Directors Club)
- 助成金
- 地域おこしをするために国から支給されるお金
- B・B・B POTTERS
- 九州はオランダと同じ大きさ
- 大量生産 → 日本の生産形態
- 中量生産 → オランダの生産形態(90年代のダッチデザイン)
- 少量生産 → 個人の生産者
- 九州を元気に、九州を世界に
- 世界の有田焼が泣いている(2005)
- NYで売れる焼酎を 〜 八起 〜
- 有田焼を使って入れ物を作る
- 『八起』→ "Spirit of never give up"
- "The ADC Annual Awards" 金賞受賞
- デザインの母は締め切り