vessel
コンプレックスを題材にした作品制作
プロジェクトの概要
研究背景・目的
様々な事柄に対する価値観が改めて見直され、より深く考えられるようになった現在。しかし、個人の劣等コンプレッ クス (※1)、特に容姿に関連するものについては、未だ負の側面、隠すべきものとしての意識が強く感じられる。
まず原因として考えられるのは、そのコンプレックスに基づく経験である。自分自身の欠点や短所を全く感じない人は 極稀な方であるが、そうでない人は、他人から指摘されたり、認められなかったために、元々低かった自己肯定感をさらに失ってしまう。
そこで、本来は理想の形として描かれているキャラクター、イラストレーションに自身が抱えているコンプレックスの一部を組み合わせることにより、今までとは違った角度からのコンプレックスに対するアプローチが出来るのではないかと考えた。
ターゲット
・10〜20代の若年層
・コンプレックスを抱えている人達
コンセプト
キャラクターを必要以上に美化することはせず、魅力には ならないと排除されてきた要素をあえて使用する。
ニキビやくせ毛、歯の矯正器具など、コンプレックスの要因となるものをキャラクターの魅力として表現するために、積極的に活用していく。
・プロジェクト名について
『vessel』...英語で主に器や船などを表す言葉だが、その一方で血管も意味する。他人からは見えないが誰の体にも等しく存在する血管と、他人には打ち明けづらく、心の内側に隠しているコンプレックスのイメージを重ねた。
全体の構成
・パネル
...20点程制作。
・ポストカード、ステッカー
...パネル用のイラストを加筆、調整したもの。
・SNS
...ツイッター、インスタグラム、タンブラーの三つを運用中。ツイッターをメインに活用。
制作物
・パネル(イラスト)
・4:3(B2サイズのパネルに印刷)
・3:4(PCのディスプレイを使用)
・シェイプトキャンバス(吊り下げて展示/ステッカー等にも使用)
・16:9(ディスプレイ)
・1:1
・ステッカー
ToDoリスト
- パネルに関する素材決め、テスト印刷
- 作品制作
- ステッカーの印刷に関する費用、情報などを集める
- 調査、資料などの収集(随時継続)
2020.11.12
・ディスプレイ用(16:9)の映像のイメージ作成
・ネットプリント登録(右側は告知用画像)
・SUZURIにてグッズ販売用ページ作成
2020.11.06
・1:1比率のイラスト追加(各SNSにアップロード済)
2020.11.05
・現段階での作品一覧更新
・1:1比率のイラスト追加(各SNSにアップロード済)
2020.10.29
・現段階での作品一覧
・16:9比率のイラスト追加(各SNSにアップロード済)
2020.10.22
・シェイプトキャンバス用のイラスト追加(各SNSにアップロード済)
2020.10.15
・シェイプトキャンバス用のイラスト追加(各SNSにアップロード済)
→シェイプトキャンバス
・作品全体を再度見直す
・共通するテーマの練り直し、追加修正等
2020.10.09
・パネル分のイラスト追加(各SNSにアップロード済)
・各SNS更新
・ワイヤーを使った展示方法の模索、調査
2020.09.30
・パネル分のイラスト追加(各SNSにアップロード済)
→背景や加工の手順を統一し、制作の効率化を図る
・各SNS更新
・展示する際のイメージ図