Mask
隠すという行為に注目した実験的なイメージギャラリー
- Itsuki Yamamura
- Keywords:Web, Graphic , Portrait
- https://www.example.com
Overview
Introduction / What is This
人物ポートレートの顔を隠し、Web上で公開、展示するプロジェクト。
Background and Purpose
昨今の世の中では顔を隠すことが増えているように感じる。例えば、若者の間では文字や加工により顔を隠して写真を投稿することがSNS等で普及し、コロナウイルスの影響でマスクの着用を余儀なくされていることで人々は必然的に顔を隠している状態にある。
そこで、本プロジェクトでは、隠すという行為に着目し、通常であれば見えるはずの顔を隠すという処理によって、対象の見え方がどのように変化するかを実験的に確認するWebサイトを制作する。
Concept
「ポートレートの顔を隠すとどうなるか」をコンセプトに、人物ポートレートの顔を隠すことで、対象との関係がどのように変化するのかを追求した実験的な作品制作を行う。
Tools
- Atom:コーディング
- Illustrator:ロゴ・グラフィックの作成
- Photoshop:画像処理
- Squoos : 画像リサイズ
Term
プロジェクトの期間|2021.04. - 2021.10.
Survey
Present Status
- 体の向きやスマホでの加工で顔の一部、もしくは顔全体を隠している。
- instagramでも「顔隠し」というハッシュタグで検索するだけでも
1.1万件の投稿が確認できる。
- 日本では1回目の緊急事態宣言が発令された2020年3月中旬には62%だが、
2回目の緊急事態宣言発令後の2021年1月中旬には90%、2月上旬88%と
ほぼマスクの着用が習慣化され、定着している。
Precedent
- アートディレクター及びグラフィックデザイナーとして多方面で活躍されているKASICOさんが主宰する新感覚ファッショングラビアサイト。「グラフィックガール」とは、「グラフィカルな彩度を帯びた女の子は最強にカワイイ」をコンセプトに、ファッション、写真、アニメーション、グラフィックを混ぜたコンテンツ。
- 作品をまとめたサイトはこちらから。
- 九州産業大学の卒業生でフォトグラファーの本浪隆弘さんのポートフォリオサイト。人物ポートレートが等間隔に配置されている。サイト作成の参考とする。
Technique / Technology
Project Management
Schedule
進行表
卒業研究/スケジュール等
ToDo
- 作り方の路線を決める。例えば、顔写真をモチーフにするなら目だけにエフェ クトをつけた作品に統一するなど。自分だけの「独特の世界観」を見つける。
- さらに調査を行い、試作をいくつか作って完成のイメージを想定する。
2021.07.27
背景・コンセプトの見直し
- サブタイトル:人物ポートレートの顔を隠し、Web上で公開、展示するプロジェクト
- コンセプト:「ポートレートの顔を隠すとどうなるか」をコンセプトに、人物ポートレートの顔を隠すことで、対象との関係がどのように変化するのかを追求した実験的な作品制作を行う
2021.07.26
試作:写真とグラフィックの組み合わせ
KASICOさんのプロフィール画像では平面的なグラフィックが用いられていたが、より立体的に顔を描き起こしたグラフィックでは見え方はどう変わるのか試作をした。
2021.07.25
試作:グラフィック作成
アクリル絵の具で顔を隠すグラフィックの作成を行った。肌をグラフィックで全部隠すことを前提にしたが、写真と組み合わせた時に違和感があり、おでこの部分を消した状態のものも制作した。
2021.07.21
プロジェクトタイトル
プロジェクトタイトルを決めるにあたり、隠すというキーワードから「Hide」や「Cover」などの候補があった。しかし、それだと安直なイメージが強いため「Mask」というタイトルに決定した。マスクという言葉は現代社会においてウイルスの感染、拡大を防止するために着用するものとしての認識が高まっているように思う。だが、それと同時に正体を隠す、顔を覆い隠すといった意味、役割もある。また、本プロジェクトでは人物ポートレートの顔をグラフィックで隠してWeb上で展示する。正体を隠す、顔を覆い隠すという点でプロジェクトとの共通性を感じたたため、「Mask」というタイトルを名付けた。
2021.07.20
Webイメージの作成
- ポートレートを載せるTOPページ、サイトの概要を記したOvervieの2ページで構成。PCサイズでは縦3列、横5列、スマートフォンやタブレットサイズの画面では縦8列、横2列でポートレートを等間隔に配置していく。
- 参考
TAKAHIRO MOTONAMI
2021.07.17
試作用のポートレート撮影
- 撮影した写真のピントのズレが目立つ。
- 作品としてのクオリティを上げるために、人物ポートレートの撮影技術を高める必要がある。ライティングについての調査を行う。
2021.07.15
顔を覆い隠すグラフィックの参考イメージを調査
ポートレートとグラフィックの参考イメージ→KASICO Profile
- グラフィックガール主宰のKASICOさんのプロフィール画像。
ポートレートの肌が露出している部分(顔全体と首)を絵画的なグラフィックで覆い隠している。 - 正面から斜め横の構図なので、顔を隠しても輪郭や鼻、耳の形がはっきりわかる。
2021.07.07
全体的な構成の見直し
- タイトル、背景、コンセプトを見直し。
- 顔を隠す写真の流行、コロナ禍でのマスク定着により、必然的に顔を隠す状態になっている。「隠す」をキーワードに、人物ポートレートの顔をグラフィックで隠した作品。
- 展示場所となるWebサイトの参考イメージ→TAKAHIRO MOTONAMI
2021.06.18
試作
2021.05.21
中間報告
WEB、シネマグラフ、GIFアニメーションのほかに小説や映画などの要素を
追加する案。追加しなくてもwebサイト上にシネマグラフを載せるだけでも面白いのではないか?
- webサイトの形やシネマグラフの見せ方を工夫を考える。
- 作り方の路線を決める。例えば、顔写真をモチーフにするなら目だけにエフェ クトをつけた作品に統一するなど。自分だけの「独特の世界観」、「山村ワールド」を見つける。
- さらに調査を行い、試作をいくつか作って完成のイメージを想定する。
2021.05.14
制作物
Webを軸に、シネマグラフ、GIFアニメーション等を組み合わせたコンテンツ
- 参考
グラフィックガール
(ファッション、写真、アニメーション、グラフィックを混ぜた新感覚グラビアサイト)
先行事例
企画案
- JavaScript、CSSでのアニメーションを活用
2021.04.22
Web×イラスト、Web×アニメーションで面白いものが作れないか模索
- イラストレーター、アニメーション作家のWebサイトを閲覧
Backside-Works
KYNE
女性モチーフのイラストが多いイメージ、男性はほとんど見なかった
藍にいな(夜に駆けるのアニメーション担当。サイトのアニメーションも特徴的)
- Web、誌面を使ってクリエイターが自己プロモーションのできるサイト
https://creatorsvalue.jp
- パーツを組み合わせてオリジナルのイラストを作成
https://amigos.blush.design
- Web制作の参考になるサイト集(動き、エフェクト、アニメーション)
https://sankoudesign.com/category/motion-effect/
- アイデア、キーワードから連想
ファッション→ドメブラ
web×イラスト→サイトをキャンパスに見立ててイラストを描く?
ペイントツールは発見→https://weva.cloud/?p=259
- コロナ禍での生活様式、習慣に着目
健康的なおうち時間の過ごし方
2021.04.16
Web×〇〇〇
- Webと映像やイラストなど他のコンテンツを
組み合わせた作品
2021.04.14
卒業研究キーワード
- トレンド、昭和レトロ、古品、喫茶、服