日本の美学
日本をテーマにしたデザイン研究
- 岩井玄貴
- Keywords:禅,古民家, 日本絵画, 花札,サムライ,忍者,神社,寺,国旗,能,和食
概要
これは何?
日本をテーマにしたデザイン研究、昔の日本の考え方についてはデザインにとても通ずることがあり、例えば「削りの美学(引き算の美学)」では目立たせたいものをより際立たせるために、必要ではないものを削ぎ落とすことによって生まれる「余白」を大切にするという意味。そのようなことをまとめ、デザインとして落とし込んでいく研究です。
背景と目的
近年、日本の文化について世界的にも注目されておりWebの業界でも「漢字」や「カタカナ」を大きく使った海外の斬新なデザインが出ている例01例02。
他にも理由があり海外のデザインにインスピレーションがされることが多いがもっと日本らしい独自のデザインを模索していってもいいのではないかと思う。例えばWebサイトは縦スクロールだがこれは西洋の文化だから縦スクロールになっている、しかし日本や中国は横読みである。横スクロールの表現方法を日本独自で見つけ出せるのではないかと思った。
あと日本人がなについて美徳と感じるかを調べることによってデザインの表現の幅を広げていけることも今回の目的です。
コンセプト
- 日本の魅力をデザインを通して伝える
- 日本人にとって美しいという概念を研究
成果物の仕様
メンバー
個人制作
制作ツール
MacBook Pro
プロジェクトの期間
2021.09.15 - 2021.12.01
まとめ
- これまでのまとめ
今回のこの研究で昔の日本人には派手で奇抜なデザインよりも簡素で控えめなもの方が好む傾向が分かりました。そして、自然と共に共生することを美徳と考えていたことが分かりました。そして、これからの地球温暖化が進む中で日本の美意識事態、サスティナブルデザイン(地球のことを考えたデザイン)に最も近しいものではないかと考えます。 - これから方針
もっと自分なりにこの研究を深ぼっていくつもりです。
調査
現状調査
- 現在日本の伝統な感性(美意識)についてこの表から、
- 日本人には派手で奇抜な物よりも簡素で控えめなものを好む**傾向が分かりました
- 日本人の誇りである「美しい自然」「治安の良さ」「優れた文化や芸術」が上昇していることがわかった。
- これらの表から日本人が昔から持つ感性(美意識)等を日本人の誇りとして意識するようになってきており、今後、更に生活の中にそれらの感性(美意識)が取り入れられることを望んでいるのではないかと推測される。
- 日本のデザインの多くは情報量が多いのが現状
- 購買意欲を引き立たせるには情報量を多くせざる得ない
先行事例
日本ではなぜごちゃごちゃしたデザインが多用されるのか
セブンカフェのテプラ問題に思う
北欧のUXデザイナーが日本の文化から学んだこと
技法・技術情報
プロジェクト管理
スケジュール
ToDo
進捗記録
2022.05.12
イーロン・マスクが日本の侘び寂びについて触れている
2022.1.7
製本をしました。
2021.12.21
完成.pdf
完成しました。
2021.12.14
- コロナと礼の関係性
- 日本のコロナの感染者数と礼の文化にはとても重要な関連性があります。挨拶をする際に一定の距離を保ち、声を出して「おはようございます」というのですが、頭を下げながら言葉を発するので飛沫物は地面に向かって飛びます。それによって感染者数を減らすことができたのも事実ではないのでしょうか。
- 日本のコロナの感染者数と礼の文化にはとても重要な関連性があります。挨拶をする際に一定の距離を保ち、声を出して「おはようございます」というのですが、頭を下げながら言葉を発するので飛沫物は地面に向かって飛びます。それによって感染者数を減らすことができたのも事実ではないのでしょうか。
2021.12.07
- 「間」という漢字の由来について
- 実は、 「間」の本来の漢字は「閒」月の明かりがもれる「すきま」の意味を表したものだったのです。
- 実は、 「間」の本来の漢字は「閒」月の明かりがもれる「すきま」の意味を表したものだったのです。
2021.11.24
- フォントの「P」「Q」
- アメリカでの文字サイズは「Point(ポイント)」、日本では「Q(級)」これは写真植字文字の大きさの単位です。
「H(歯)」行間、字間を表す。
ポイントの1Pが約0.35㎜であるのに対して、「Q」 「H」は、当時まだ真新しかったメートル法を採用。計算しやすいように1㎜の4分の1、0.25㎜を基本の単位とし、10Qが2.5㎜、12Qが3㎜、20Qが5㎜と、慣れるととても使いやすい単位でした。
引用元:フォントサイズの「P」と「Q」
- アメリカでの文字サイズは「Point(ポイント)」、日本では「Q(級)」これは写真植字文字の大きさの単位です。
2021.11.17
- 民藝
- 華美な装飾を施した観賞用の作品が主流だったが柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された言葉で名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、美は生活の中にあると語りました。
2021.11.10
- 侘び寂び
- わびさびは、日本独自の美意識、例えば質素で静かな様子や不完全であることをよしとするひとつの名詞のイメージですが、実際は、侘び(わび)・寂び(さび)のふたつの名詞が繋がったもの。それぞれ意味も違うようです。まずはそれぞれの意味からみてみましょう。
- 詫び
- わびは「侘び」と書き、動詞「わぶ」の名詞形です。「(1)わびしいこと。思いわずらうこと、悲しみなげくこと (2)俳諧(はいかい)・茶道の精神で、おちついて、静かで質素なおもむき。閑寂」(出典:「新選国語辞典」第9版)という意味で使われています。
もともとは、「思うことがかなわず悲しみ、思いわずらうこと」という意味でしたが、室町時代あたりから、失意や窮乏(きゅうぼう。金銭や物品が著しく不足して苦しい様子)などの自分の思い通りにならない状態を受け入れ、積極的に安住しようとする肯定的な意味・内容をもつようになりました。
置かれている状況を悲観することなく、それをむしろ楽しもうとする精神的な豊かさを表現した言葉なのですね。
- わびは「侘び」と書き、動詞「わぶ」の名詞形です。「(1)わびしいこと。思いわずらうこと、悲しみなげくこと (2)俳諧(はいかい)・茶道の精神で、おちついて、静かで質素なおもむき。閑寂」(出典:「新選国語辞典」第9版)という意味で使われています。
- 寂び
- さびは「寂び」と書き、動詞「さぶ」の名詞形で、「古語大辞典」によると、「日本の古典芸術の代表的な美のひとつ。現象としての渋さと、それにまつわる寂しさとの複合美。無常観や孤独感を背景として、和歌・連歌・茶など、ジャンルを超えて重んぜられた」とあります。もう少し簡単に言いかえると、「古さや静けさ、枯れたものから趣が感じられること」ということでしょうか。
平安時代後期〜鎌倉時代初期の歌人、藤原俊成(としなり)は、歌合(うたあわせ。歌人を左右二組にわけ、その詠んだ歌を一番ごとに比べて優劣を争う遊び)で「寂び」を用いた和歌を残すなど、古くから使われていたことがわかっています。
精神性を表現した侘びとは異なり、寂びは内面的な本質が表面的にあらわれていくその変化を美と捉える概念のようです。
その後、「わびさび」の美意識は中国から伝来した禅宗と結びつき広がっていきます。室町時代以降、禅宗の物事の本質を求める思想が武士・知識階級の人に広まり、石や砂紋などで水の流れを表現する枯山水など、文化面でも影響を与えました。
引用元:日本文化入口マガジン
- さびは「寂び」と書き、動詞「さぶ」の名詞形で、「古語大辞典」によると、「日本の古典芸術の代表的な美のひとつ。現象としての渋さと、それにまつわる寂しさとの複合美。無常観や孤独感を背景として、和歌・連歌・茶など、ジャンルを超えて重んぜられた」とあります。もう少し簡単に言いかえると、「古さや静けさ、枯れたものから趣が感じられること」ということでしょうか。
2021.11.03
- 間
- 「間が抜ける」といえば、肝心なところが抜けていること。だらだらと続いて物事にしまりがなくなるのは「間が延びる」で、きまりが悪いことやタイミングが悪いのは「間が悪い」。時間をへだてたら「間を置いた」ことになり、急場の一時しのぎは「間に合わせ」……私たちのまわりには、さまざまな「間(ま)」が存在しています。「間(ま)」とは「二つのモノやコトのあいだ」のことですが、意識しなければ見落としがち。今回は、そんな「間」について考えてみましょう。
引用元:無印良品
- 「間が抜ける」といえば、肝心なところが抜けていること。だらだらと続いて物事にしまりがなくなるのは「間が延びる」で、きまりが悪いことやタイミングが悪いのは「間が悪い」。時間をへだてたら「間を置いた」ことになり、急場の一時しのぎは「間に合わせ」……私たちのまわりには、さまざまな「間(ま)」が存在しています。「間(ま)」とは「二つのモノやコトのあいだ」のことですが、意識しなければ見落としがち。今回は、そんな「間」について考えてみましょう。
- 間
- 日本人には間という微妙な意識がある。名人といわれる落語家の語り口は間のうまさが絶妙だし、剣道では間のとり方が勝敗を決する。日常的にもぼんやりして「間が抜ける」と、約束に「間に合わず」、「間の悪い」思いをする、といったように、間ということばの用法は広い。このような間の意識には、間取りとか隙間(すきま)といった「空間意識の間」と、太鼓の間とか、間を外すといった「時間意識の間」とがある。
引用元:コトバンク
- 日本人には間という微妙な意識がある。名人といわれる落語家の語り口は間のうまさが絶妙だし、剣道では間のとり方が勝敗を決する。日常的にもぼんやりして「間が抜ける」と、約束に「間に合わず」、「間の悪い」思いをする、といったように、間ということばの用法は広い。このような間の意識には、間取りとか隙間(すきま)といった「空間意識の間」と、太鼓の間とか、間を外すといった「時間意識の間」とがある。
2021.10.30
- Negative space
- アートにおけるネガティブスペースは、画像の被写体の周囲および被写体間のスペースです。ネガティブスペースは、被写体自体ではなく、被写体の周りのスペースが興味深い、または芸術的に関連する形状を形成する場合に最も明白になります。このようなスペースは、画像の「実際の」被写体として芸術的効果を発揮するために使用されることがあります。
引用元:Wikipedia
- アートにおけるネガティブスペースは、画像の被写体の周囲および被写体間のスペースです。ネガティブスペースは、被写体自体ではなく、被写体の周りのスペースが興味深い、または芸術的に関連する形状を形成する場合に最も明白になります。このようなスペースは、画像の「実際の」被写体として芸術的効果を発揮するために使用されることがあります。
- Ma(負のスペース)
- 文字通りの目に見えるネガティブスペースを指すために一般的に使用されますが、maは、必ずしも物理的な構成要素を必要とせずに、スペース、ギャップ、または間隔の知覚を指す場合もあります。これにより、maの概念はギャップの存在への依存度が低くなり、ギャップの認識とより密接に関連するようになります。アートワークにmaが存在することは、「まだ実現されていない約束のように、可能性に満ちた空虚」と解釈され、「音楽を作る音符の間の沈黙」と表現されています。
引用元:Wikipedia
- 文字通りの目に見えるネガティブスペースを指すために一般的に使用されますが、maは、必ずしも物理的な構成要素を必要とせずに、スペース、ギャップ、または間隔の知覚を指す場合もあります。これにより、maの概念はギャップの存在への依存度が低くなり、ギャップの認識とより密接に関連するようになります。アートワークにmaが存在することは、「まだ実現されていない約束のように、可能性に満ちた空虚」と解釈され、「音楽を作る音符の間の沈黙」と表現されています。
2021.10.27
2021.10.18
左右対称
- 神社が美しいと思うことがあり、美しいと思う理由としてシンメトリーの手法が使われていることを発見した。シンメトリーは主にロゴなどに使われること多い
2021.10.13
削り落としの美学
- 日本には削り落とすという美学があるそれはデザインにも言える事であり、デザインは情報を集めて必要なものをわかりやすく出すことや不必要なものは削り落とすという本質的なところが似ている。
- アップルと日本の削り落としの美学
- アップルの社内研修プログラムでは「不必要なことを徹底的に削ぎ落とす」ということを教えるらしい。まさにデザインの本質ではないかと自分は思う。
侘び寂び
質素で静かな様子や不完全であることをよしとするひとつの名詞のイメージ
2021.10.06
- スティーブ・ジョブズと日本の禅について
- 洗練さを極めたジョブズのモノづくりは禅が背景にあるとみられた
2021.09.27
- わふう
- コンセプト
- 日本のデザインについて考える
- 背景
- 今日、日本は先進国の中でだいぶ遅れている(テクノロジーなど)。その中で海外のマネごとばかりしていては意味がないことに気がついた。そのため日本の魅力を再発見しそれを多くの人に知ってもらえるためにWebで発信する。
- 今日、日本は先進国の中でだいぶ遅れている(テクノロジーなど)。その中で海外のマネごとばかりしていては意味がないことに気がついた。そのため日本の魅力を再発見しそれを多くの人に知ってもらえるためにWebで発信する。
2021.09.17
テーマの考え
- コロナ
- コロナ禍になったからこそコロナになる前となった後とで比較や新たに出てきたワードなどのデザイン(VFXで目で見えるコロナみたいな)
- ソーシャルディスタンス、テレワーク、田舎移住、アフターコロナ、Withコロナ、3密、COVID-19
- コロナ禍になったからこそコロナになる前となった後とで比較や新たに出てきたワードなどのデザイン(VFXで目で見えるコロナみたいな)
- 和~わ!
- 海外のデザインにインスピレーションされることが多く日本らしいデザインとは何かを考えそれを具体化する「わ!」と驚くようなことを再発見するデザイン
- 昔の日本は意外とデザインに通ずるところがあり神社など左右非対称を美しいと思うことあり家の中の作りが意外とシンプルで簡素化されていたり
- 侍、神社、古民家、日本絵画、忍者、国旗
- ソーシャルデザイン
- ソーシャルデザインについてあまり理解をしていなくて(social:社会)のデザインとは...地域と何かしていくこと(社会づくり)など
- 2030
- 2010年から2021年までに大きく時代が変わった2030年にあるだろうというクリエイターのものをリニューアルし考える。例えばカメラは記憶を残すための道具でそれは2030年には眼鏡で見たものを録画しクラウドに上がる環境になるかもしれないし、それか眼鏡なしで目で見た物がそのままクラウドに上がるかもしれない。それをあるかもしれないと思い考えデザインする。
- 量子コンピュータ、シンギュラリティ、ビッグデータ、IoT、VR/AR/MR
- 量子コンピュータ、シンギュラリティ、ビッグデータ、IoT、VR/AR/MR
- 2010年から2021年までに大きく時代が変わった2030年にあるだろうというクリエイターのものをリニューアルし考える。例えばカメラは記憶を残すための道具でそれは2030年には眼鏡で見たものを録画しクラウドに上がる環境になるかもしれないし、それか眼鏡なしで目で見た物がそのままクラウドに上がるかもしれない。それをあるかもしれないと思い考えデザインする。
参考
- ソーシャルデザイン
- 地域と何かする
- 2030