となり町トラべログ
架空の町を歩きまわり、いつでも小旅行を体験できるゲーム
- 川村晋太郎
- Keywords:ゲーム, ドット絵
概要
これは何?
知らない町を散歩するゲーム
背景と目的
- 背景
ここ数年、漫画や小説などで、異世界転生というジャンルが人気を博している。自分たちが暮らしていた現代の世界を捨て、ファンタジーの世界で暮らすといった内容のものが多く、少し調べるだけでも、数えきれないほどの作品が浮かんでくる。
普段暮らしていて、どこか遠い場所に行ってみたいだとか、誰も知らない場所に行ってみたいと考える事は、誰でもよくあることだと思う。
私はこの、異世界ブームの流行を目にして、そういう「転生願望」のような欲求が、多くの人の間で強まっていると感じた。
数多く存在するゲームのジャンルの中に、「ウォーキングシミュレーター」というジャンルがある。これは、ゲームでよくありがちな、敵と戦うアクション的な要素よりも、マップを歩いたり、キャラクターと会話したりといった、ゲームの世界観を堪能することに特化したゲームが多いジャンルだ。
このウォーキングシミュレーター系のゲームは、多くの人が抱えるであろう転生願望を、解消することに向いたゲームなのではと考えた。
- 目的
- ウォーキングシミュレーター系ゲームの制作
- 暇つぶし、気晴らし、旅気分を感じさせること。
コンセプト
いつでもゲームを開いて遊べる、フリーゲームである。
ドット絵風のグラフィック。
知らない町を感じてみたい、暇つぶしがしたい、遠くに行ってみたい、
そういった欲求を解消する。
成果物の仕様
フリーゲームを公開するサイト「ふりーむ」にて公開
制作ツール
Unity , MediBang Paint , Aseprite
プロジェクトの期間
4/8~7/22
調査
現状調査
ゲーム人口について
全世界のゲーム人口が30億人を突破――新たな調査で明らかに
- 世界人口が約80億人として、ビデオゲームの消費者数が31億人に達している。
ゲーム業界の伸び率について - コロナ禍となった2019年から2020年に売上が上昇している。
ファミ通ゲーム白書2021
先行事例
- ゲームを構成する様々な要素のうち、ゲームの空間を歩き回ることに重きを置いたゲームジャンル。作品の世界観だけを楽しむようなゲームが多く、表現としては小説に近い。
- 広大な砂漠を歩いて冒険するアドベンチャーゲーム。作中に言葉や文字は無く、ストーリーの解釈はプレイヤーに委ねられている。
- ゲーム内で言葉や文字を読む必要が無いので、プレイしていて、リラックスしやすいゲームだと思った。
- 山形県の「立石寺」を再現したウォーキングシミュレーター。
- 実在するお寺が舞台となっており、実際に山形県まで行かなくても、お寺の空気感を楽しめる。
技法・技術情報
プロジェクト管理
スケジュール
ToDo
スケジュール設定
テーマ決定
まとめ
前期の研究では、ゲームのコンセプト、設定の地盤固めができた。夏季休暇と後期の時間を使い、10 月を目処に完成を目指す。
研究を始めてから、ゲームの内容を深めるためにと思い、日頃から街中を歩いたり、散歩したりするときにも、面白そうな造形物や、変な落とし物など、街の様子を気にかけるようになった。意識して歩いてみると、普段歩く道にも、新たな発見があったので、こういった発見も、研究に活かせると感じたので、普段から「面白そうなもの」へのアンテナは張っておこうと思う。
2022.7.1
エリアのイメージ図。実際のドット絵に起こす場合は、160✕240pxの画面になる。
キャラクター目線から撮影するときのイメージ。こちらはエリアのイメージとは異なり、72✕96pxの画面になる。
全体マップのイメージ。エリアと同じく160✕240pxの画面。画面左に、フィルムの残数と、キャラクターの持っているカメラを表示する。
2022.6.24
ゲーム=体験 触感 反応
ドット絵=ぼんやり くっきり 風景 似顔絵…
インスタレーション ゲーム体験 ドット絵
- 街を歩くことの楽しさについて
変なオブジェを見つける
住んでいる地域にないものを見つける
美味しい名物とかがある
野良猫とかがいる
賑わっている場所がある
- 写真撮影の楽しさ
写真を撮影すること-いくつかの選択肢(道)から一つを選択し、その道で発見した面白いモノを撮影する。 町を歩くこと 写真の共有
- 何を伝えたいの
ドット絵の面白さ ドット絵の表現について インスタントカメラという制限
- リンク
インスタレーションとゲーム
[https://www.redbull.com/jp-ja/videogame-photography-and-best-photo-modes]
WEB上で遊べるドット絵の美術館
[https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21968]
ポケモンスナップの記事
[https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82392]
pico-8
[https://automaton-media.com/devlog/technical/pico-8-for-beginners-vol1/]
SILENT WORLD
[https://store.steampowered.com/app/1987750/Silent_World/]
写ルンです風の画像編集
[https://shibuya-pp.com/photoshop-film-effect-utsurundesu/]
2022.6.17
2022.6.10
改めてプロジェクトを見直す
Googleストリートビュー
世界中ほぼ全ての国の景色を観れる。
外出できないときの気晴らしにもなる。
昔の風景も観れる。
ドット絵が向いていないグラフィックとは
正確に情報を伝えなければいけないもの 写真的な役割のもの
向いていそうなグラフィック
似顔絵、料理、動物、観光地、イラスト...
「アイコン」 「景色」 「風景」
2022.6.3
中間報告メモ
- 「NHK世界旅歩き」とか知ってる?
- 現実に存在するような町が舞台なら、グーグルマップで良くない?
- 現実にはないような世界観のほうがよいのでは?
- 制作における、技術的な実現性がない。
- 外に出られない人のためにってところは良い。
2022.5.27
考えていた方法を実践してみる。
①キャラクターと床を配置
②床を透明にする
③背景にイラストを配置
④画面出力の解像度をイラストのピクセル数と同じにする。
見つかった問題点
- カメラに背景のイラストがぴったりはまるように調整しないと、イラストの解像度が変わってしまう。
- 背景を一枚絵にしてしまうと、奥行の表現が出来ない。
- 照明の配置を背景のイラストに合わせる必要がある。
2022.5.13
内容を変更
下関を舞台にしたゲーム→知らない街を散歩するゲーム
散歩するゲームの例
- 「A short hike」
- 「ゆめにっき」
2022.5.6
2Dのスクロールゲームを制作
目的
舞台を下関として、下関の観光地、グルメなどを紹介する
コンセプト
ゲームという媒体を通して観光地の疑似体験ができる
身勝手な相棒キャラの欲求を満たすことをゲームの目的とする、等身大の感想をプレイヤーは体験できる はず
ドット絵の理由
ただの写真をゲームの背景として取り込むため
規模
下関市内、は広くないか? 前期にとりあえず1マップ分作ってみる
どうやって紹介するのか 観光地→背景 グルメ→回復手段
地域について調べる→実際に現地に行ってみる→制作
下関市の観光情報サイト
[https://shimonoseki-kgb.jp/areasearch]
[https://shimonoseki.travel/topics/index.php?mode=dtl&uid=103]
2022.5.4
- メモ
懐かしい、新しい 粗い 細かい 小さい モザイク ぼんやり ゲーム感 リバイバル感 vaporwave
オリンピックの記念に制作されたgoogleのゲーム、広告などでドット絵を目にする機会が増えたような気がする
ドット絵はイラストレーションである
ドット絵を用いることで便利になるものってないのか
駅の電子掲示板
印象派 ゴッホ
略画
Information graphics
ドット絵の事例調査
渋谷ピクセルアート [https://pixel-art.jp/]
ゆず [https://youtu.be/bc59wdtveCg]
ドット絵のgif画像
ループ、風景画のような、俯瞰視点のものが多い
[https://gamerszone.jp/post/283]
[https://mediag.bunka.go.jp/article/article-16323/]
[https://motocross-arts.tumblr.com/archive/]
イラストレーションと地域PR
2022.4.22
テーマ案の書き出し
- インスタグラムのgifスタンプを作る。
- インスタグラムのストーリーを公開するときに、写真に添付できるgifのスタンプがある。スタンプは個人でも制作できるようで、短いアニメーションを作ることに向いているgifと、ドット絵は非常に相性が良いのではないかと思った。
GIFスタンプの作り方
- インスタグラムのストーリーを公開するときに、写真に添付できるgifのスタンプがある。スタンプは個人でも制作できるようで、短いアニメーションを作ることに向いているgifと、ドット絵は非常に相性が良いのではないかと思った。
- 下関市の広報を目的とした動画制作
MADについて(ニコニコ大百科)- 既存の映像や音声を改変して、再構成した動画のことを、「MAD」と呼ぶ。
インターネットで生まれた文化の一つであり、非常にバカげた動画や、ニッチな内容の動画が多い。しかしなかには映像と音声の組み合わせ方が秀悦なものもあり、中毒性が強い。
下関市に関連する動画を基にして、これを作れないだろうか。
- 既存の映像や音声を改変して、再構成した動画のことを、「MAD」と呼ぶ。
- 下関市の伝説や怪談を基にしたノベルゲーム制作
- 有名なものでは「耳無し芳一」や「勝山の河童伝説」など、下関市に伝わる伝説や怪談を基に、ノベルゲームの制作が出来ないかと考えた。
ドット絵の短いアニメーションは、ノベルゲームのような文章を読み続けるゲームにとっては、挿絵のような役割を果たすのではないか。
ゲームという媒体を通して、昔話を広めることを目的とする。
- 有名なものでは「耳無し芳一」や「勝山の河童伝説」など、下関市に伝わる伝説や怪談を基に、ノベルゲームの制作が出来ないかと考えた。