https://www.latex-project.org/
LaTeX(ラテフ)は、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システムです。数式の組版性能が優れており、学術機関においては標準的な論文執筆ツールとして利用されています。
以下、2種類のモードがあります。
2次方程式 \(ax^2+bx+c=0 \quad ( a \neq 0 ) \) の解は \[ x = \frac{-b \pm \sqrt{b^2-4ac}}{2a} \]
2次方程式 \( ax^2+bx+c=0 \quad ( a \neq 0 ) \) の解は
LaTeX の記法を用いた数式は、MathJaxというライブラリを使用することで、Webページ上にレンダリングすることができます。
当サイトでは、MathJax を介して LaTeX 記法の数式を表示させています。
一般的な数式そのまま表示されます。
ax+b = 0
ベキ乗の表現には ^ を用います。
x^2 + y^3
添字の表現には _ を用います。
X_{n+1}
分数の表現には \frac{分子}{分母} を用います。
\frac{y-b}{x-a}
括弧には \left( …… \right) を用います。内容に対応して大きさが変わります。
\left( \frac{y-b}{x-a} \right)^2
積分記号 \( \( \int \) \) には \int 。 \int_{下限}^{上限} のように記述すると定積分の表現が可能です。
\int_{a}^{b}
いずれも、下付きの添字を使って表現します。
{}_n P_r , {}_n C_r
三角関数を出力します。 単に数式中で sin(x) と書いても \( \( sin(x) \) \) となりますが、一般に数式表現では「変数のみがイタリック」です。よって以下のように記載します( \cos , \tan も同様です)。
\sin x
\log_{a}b
\sqrt{x} , \sqrt[3]{x}
和の記号 \( \sum \) には \sum 、積の記号 \( \prod \) には \prod を用います。 \sum_{初期値}^{上限} のように初期値と上限が書き込めます。
\sum_{i=0}^{\infty} x_i
1文字分のスペースには quad、2文字分のスペースには qqad
a \quad b \qquad c
数値でスペースを調整します。使用できる単位は pt、pc、mm、cm など。
a \hspace{20mm} b
コマンド | 出力 | 読み方・意味 |
+ | + | 和、足す |
ー | ー | 差、引く |
\times | × | 積、掛ける |
\div | ÷ | 商、割る |
\circ | ∘ | |
\cdot | ⋅ | |
\bullet | ・ | |
\pm | ± | プラスマイナス |
\mp | ∓ | マイナスプラス |
\pi | π | 円周率 |
コマンド | 出力 | 読み方・意味 |
= | = | 等号、イコール |
\neq | ≠ | 不等、ノットイコール |
\sim | ∼ | ニアリーイコール |
\simeq | ≃ | ニアリーイコール |
\approx | ≈ | ニアリーイコール |
\fallingdotseq | ≒ | ニアリーイコール |
\risingdotseq | ≓ | ニアリーイコール |
\equiv | ≡ | 合同 |
コマンド | 出力 | 読み方・意味 |
> | > | 大なり |
< | < | 小なり |
\geq | ≥ | 大なりイコール |
\geqq | ≧ | 大なりイコール |
\leq | ≤ | 小なりイコール |
\leqq | ≦ | 小なりイコール |
\gg | ≫ | 十分大きい |
\ll | ≪ | 十分小さい |
コマンド | 出力 | 読み方・意味 |
\in | ∈ | |
\ni | ∋ | |
\notin | ∉ | |
\subse | ⊂ | |
\supset | ⊃ | |
\subseteq | ⊆ | |
\supseteq | ⊇ | |
\cap | ∩ | |
\cup | ∪ | |
\emptyset | ∅ | 空集合 |
\infty | ∞ | 無限大 |