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Blender2.5 の変更点


#author("2022-01-17T12:13:23+09:00;2022-01-17T12:11:26+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*Blender 2.5
http://www.blender.org/
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&color(red){本記事は、旧バージョンに関するアーカイブ記事です。};

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Blenderはモデルの形作りから色・質感の設定、さらにアニメーションやゲームの作成も可能な、統合型の3DCGソフトウエアです。もともとはオランダのNaN社がインハウス用に開発していたものですが、多くの有志の支援により、現在はオープンソースのフリーソフトウェア(ライセンスGPL)として、[[Blender Foundationのサイト>http://www.blender.org/]]からダウンロードして使用することができます。全世界にユーザと開発者がいる非常に優秀なツールです。

映像・ゲーム制作など国内で3DCGクリエータとして就職を考えている場合は、3dsMax、Maya、Soft Image XSIなどの利用も視野に入れる必要がありますが、そうでない場合(パーソナルツールとして活用する場合)は、このソフトを徹底的にマスターすることをお勧めします。このソフトが適用しているGPLというライセンスは、いわばソフトウエアの自由な利用に関する永久保証のようなものです。いつでも最新版を無料で利用することができるので、生涯を通してあなたの創作活動をサポートするツールになると思います。
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***Blenderのダウンロード

-[[Blender Download>http://www.blender.org/download/]]
[[&ref(download.gif);>http://www.blender.org/download/]]
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***Blenderのマニュアル

-[[公式マニュアル>https://www.blender.org/manual/]]
-[[日本語訳 wiki>https://wiki.blender.org/index.php/Doc:JA/2.6/Manual]]
//-[[Katsbits>http://www.katsbits.com/tutorials/blender/useful-keyboard-shortcuts.php]]には、Blender 2.5 ショートカット一覧のPDFがあります。
-[[その他>Google:Blender 入門]]、Web上にはたくさんのチュートリアルサイトが存在します。
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//***1年3DCG講習受講生の方へ
// [[芸学サイトの記事>http://www.kyusan-u.ac.jp/J/art/wiki/index.php?Spread%20Blender]]をご覧下さい。

//*CONTENTS
//-[[Blender/Basics]]
//-[[Blender/SceneMaking]]
//-[[Blender/Modeling]]
//-[[Blender/Material]]
//-[[Blender/Lighting]]
//-[[Blender/Animation]]
//-[[Blender/Rendering]]
//-[[Blender/Physics]]
//-[[Blender/Appendix]]
//~

**はじめにお読み下さい。

***Blenderの機能レベル
開発者とユーザが一体となって世界規模で開発が進むオープンソースなので、機能的にはに十分です。ヨーロッパの美術学校等では、以前から利用されており、最近ではプロダクションでも利用するところが増えています。 モデリング・レンダリング・アニメーションはもちろん、ムービーのオーサリングやPythonスクリプトの使用による3Dゲームの制作まで可能です。
 グローバルイルミネーションはもちろん、パーティクルや物理シミュレーション用のエンジンなど、かつては高価なCGツールでしか利用できなかった技術もすでに内包されています。

-[[3DCGソフトの機能比較>http://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_of_3D_computer_graphics_software]]
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***Blenderの動作環境について
Linux・Windows・Mac OSX、すべてのOSに対応しています。キーボードについてはテンキーの使用が前提。またマウスについては3ボタンが前提です。
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-ノートパソコンユーザの方(テンキーがない方)へ
テンキーの無いノートPCでは、ビューの切 り替え [7][1][3][0] などに困ります。デフォルトでは、アルファベットキーボード最上段の数字はレイヤー切り替えに使用されるので、これを変更する必要があります。
File > User Preferences の input のパネルを開くと ''Emulate Numpad' というのがありますので、それを有効にして下さい。レイヤー切り替えはマウスでしか行えなくなりますが、視点の切り替えが [7][1][3][0] でできるので、操作が楽になると思います。
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-Macユーザの方へ:その1
Blenderに限らず、3DCGのソフトウエアでは右クリックはもちろん、マウスの中ボタンも多用します。Macでは、システム環境設定で、左を「主ボタン」、右を「副ボタン」、中を「ボタン3」などと割り当て変更することをお勧めします。
 尚、MacOS自体は3つボタンに対応していますので、市販のごく一般的な「左右+中スクロールボタン」のマウスをUSB接続すれば、特に設定しなくとも、そのままWindowsと同様のマウス操作が可能です。
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-Macユーザの方へ:その2
Animationボタンを押したときのファイルの出力先が デフォルトでは /tmp/ になっていると思います。しかし、このままですと、ANIMボタンを押したときのレンダリングファイルが /tmp/ に出力されてしまいます。このフォルダは、Macの通常の操作では見えませんので、見えないところにいつのまにかゴミがたまる、ということになります。そ こで、この部分は // (ダブルスラッシュ:カレントディレクトリの意味)に変えることをお勧めします。
もちろん変更後は File > User Preferences でパネルを開いて、Save Default Setting しておきましょう。
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***利用可能なデータ形式
通常の保存ではBlender(.blend)形式となります。
その他、インポート、エクスポートで以下のファイルの読み書きも可能です。
-COLLADA(.dae)
-Motion Capture(.bvh) インポートのみ
-Scalable Vector Graphics(.svg) インポートのみ
-Stanford(.ply)
-stl(.stl)
-3D Studio(.3ds)
-Autodesk FBX(.fbx) エクスポートのみ
-Wavefront(.obj)
-X3D Extensible 3D(.x3d/wrl)
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***出力ファイル形式
-AVI(Microsoft)/Quick Time(Apple)/Ogg Theora/MPEG
-JPEG/PNG/BMP/TARGA
-以下のような外部レンダリングツールとの連動も可能です。
--[[YafRay>http://www.yafray.org/]]
--[[Indigo>http://www.indigorenderer.com/]] 
[[WBS+>http://wbs.nsf.tc/articles/article_indigo.html]] にわかりやすい操作マニュアルが記載されています。
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***参考
Web上にはチュートリアルサイトが多数あり、
マニュアル本も多数出版されています。
-[[Google:Blender チュートリアル]]
-[[Google:Blender 書籍]]

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