「家庭料理における手順の省略によるコミュニケーションの変化の研究」の版間の差分
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2021年10月21日 (木) 16:57時点における版
- 木尾優馬 / 九州大学 統合新領域学府 ユーザー感性学専攻 感性価値クリエーションコース ← 氏名 / 所属 (筆頭者)
- Yuma Kio / Kyushu University ← 氏名 / 所属 の英語表記(筆頭者)
Keywords: Communication Design ← キーワード(斜体)
- Abstract
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背景と目的
近年食品産業の成長は著しく、日本冷凍食品協会の令和3年“冷凍食品の利用状況”実態調査によると女性の87.7%、男性の84.4%が月に1回以上冷凍食品を使用しており、調理済み食品は世の中に浸透していると言える。
しかし、2020年の4月SNS上で「冷凍餃子を使うことは手抜きか、手間抜きか」という論争が話題となった。福島(2020)は、高度経済成長期に「食事作りは主婦の役割である」という意識とともに「スーパーで買ってきた素材と調味料を組み合わせて料理を完成させることが『手作り』である」という家庭料理のイメージが形成されたとしており、女性の社会進出が進みつつある現代でも「手作り=愛情」という考えが内面化しているとしていると述べている。
また、石毛(2009)は、 工場で作った食品には作った人と食べる人のあいだの個別的なコミュニケーションが欠けている。そこでコマーシャルを通じて経済性や美味さの他に、機械で製造される商品に人間味のあるメッセージを付加しようとしていると述べている。
家庭料理を食べるシーンでのコミュニケーションの研究は多く存在するが、「愛情」や「人間味」といった現代の家庭料理の作り手と食べ手のコミュニケーションの実態についての事例はなく、まだ明らかにされていない。本研究では調理済み食品、半調理済み食品が省略する家庭料理の手順に焦点を当て、作り手と食べ手のコミュニケーションの実態を調査し、現代における食品会社のCMが作り手と食べ手の関係にどのように訴求しているのか分析・考察することを目的とする。
研究方法
本研究ではまず、家庭料理において調理を市販の調理済み食品を使用して簡略化した料理と、していない料理をいくつかの調理手順に分けて考え、作り手と食べ手の料理を通した感情的なコミュニケーションに各段階でどのような変化があるの現状調査を行う。
次に前述の調査結果と比較する形で2021年9月〜11月に放送されている食品のCMの中で作り手と食べ手が登場しているものについて、分析・考察を行う。
現状調査
調査概要
相良(2009)は食において美味しさに関わるとされる、認知的要因は個人の記憶、態度、知識による部分が大きいので定量的に一般化されていないと述べており、料理の作り手における感情も同様に定量化が困難だと考えられる。
そこで今回の調査では、作り手と食べ手の感情の全体像を掴むために、自由記述のアンケートで省略される料理の手順ごとの感情を回答する形式で行った。
調査では回答者の、「年齢」、「性別」、「料理を人に作るか」、「誰に作るか」に加えて、料理の作り方を「したごしらえ」「混合・加熱・変形」「味付け」「盛りつけ」の4つに分けて考え、調理手順において、①全て手料理の場合、②「味付け」のみ既製品で省略した場合、③「味付け」と「したごしらえ」を省略した場合、④「味付け」と「したごしらえ」と「混合・加熱、変形」を省略した(レトルト食品を使う等)場合、⑤④の段階にオリジナルのアレンジを加えた場合、⑥すべての調理手順を省略した場合(買ってきた弁当等)、の6つ場合において作り手、食べ手それぞれの感情を調査した。
結果・考察
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今後の展望
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まとめ
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脚注
参考文献・参考サイト
- ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
- ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
- ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
- ◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)