歴史文化街区における屋外看板の色彩規則に関する研究

提供: JSSD5th2022
2022年10月18日 (火) 22:51時点における顔蕾軒 (トーク | 投稿記録)による版 (日本の京都三年坂へフィールドワーク)
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ー中国・広州市永慶坊のお土産通りを例としてー


顔蕾軒 / 九州大学 統合新領域学府
YAN LEIXUAN / Graduate School of Integrated Frontier Sciences,Kyushu University

Keywords: Historical District, Souvenir Street,Outdoor Signboard, Color Regulations 


Abstract
Yongqing Block has been rebuilt since 2016 by government authorization to restore the appearance of the souvenir street. As it is in the early stage of revitalization of the historical district, the color regulations and management related to outdoor signboards in the street are still inadequate and many violations occur. This study will learn ways to improve the existing color regulations for outdoor signboards, using the good example of Japan as a model. Adjustment of outdoor signboards of stores that do not match the historical district.


背景と目的

 近年、中国では観光業の発展に伴い、一部で住宅用途が主であった歴史的市街地の歴史的建築物(旧住宅)をコンバージョンしたカフェ・飲食店・お土産店・雑貨店などの商業店舗が増え活況を示す。看板は店舗の情報を的確に、そしてスピーディーに伝達し、その地域のイメージアップや活 性化を計る一つの手法として着目された。

 しかし、広州市永慶坊のお土産店通りの看板設置者にとって、経済性あるいは個性化が優先されることも多く、商業転用に伴う建築物の改修や看板設置により外観の変容をとげることがある。商店主らはそれを経験的に知っており、商売に活かしているが、同時に遠方からも良く見えるよう色彩明るいすぎな看板を出すなど、景観上負の行為にも繋がっている。その上、ある看板の色は明るいすぎ、お土産店通りの雰囲気と一致しないため、規則を違反する問題がある。つまり、看板の色彩もお土産店通りの景観に影響をもたらす。

 本研究は以上のことを踏まえて、歴史的文化街区景観保全のための統一されたカラーシステムの重要性を明らかにし、お店の看板の色はどういた表現を行うことが相応しいか検討する。永慶坊のお土産店通りの景観環境を保全し、看板色デザインの指標を導くことを目標としている。この指標により、将来広州市のお土産店通り看板の色改善やデザインにに活用できると考えられる。

研究の方法

①文献調査から、既存看板類型の定義を分析し、中日の歴史文化街区に関する文献調査・屋外看板の色彩規則を読む。

②永慶坊へフィールドワークを実施し、お店管理者へヒアリング調査する。調査結果を踏まえて、屋外看板における色彩規則に対してお店管理者の認知度に関する現状を把握し、色彩規則を違反の原因を導く。日本の歴史文化街区へ現地調査を行う。現存看板の写真を撮る、看板において地域の特徴と周辺環境との調和性の状況を確認する。

③分析された結果を基に、歴史文化街区に於ける中国広州市永慶坊の屋外看板の色彩規則の提案。永慶坊の景観を向上させるため現存色彩提案を調整し、参考事例としてある問題あるの看板事例を調整デザイン案を設計する。

④調整前後の看板色彩の効果測定ために、オンラインで改修前後の効果について地域の方々と観光者へアンケートを実施する。更に、専門家へインタビューを行う。



文献調査

図1.規則を受ける屋外看板の種類

看板類型の定義

屋外看板の種類をよりよく理解するために、中国と日本の屋外看板における規則を見られた。特に京の景観ガイドライン(広告物編)を参照した。 本研究では、主に店舗における「建物や工作に定着させて表示する屋外広告物」に着目している。
「建物等定着型屋外広告物」
<類型>屋上屋外看板・突出型屋外看板(袖看板)・壁面平付け型屋外看板・さらし看板 等

中日屋外看板色彩規則の許可範囲分析

中日色彩規則の許可範囲分析すれば、両方異なるところが得られると考えれる。




現地調査

調査概要

図2.永慶坊平面図メインルート

永慶坊の現状と、規則実施のある街並みの店舗看板実現の間にある差を把握することを目的とする。2021年10月・12月の永慶坊のお土産通りへ二回目現地調査を実施した。

中国の広州市永慶坊へフィールドワーク

図3.永慶坊店舗種類の記録
サムネイルの作成エラー: 12.5メガピクセルよりも大きな寸法のファイル
図4.永慶坊袖看板の分布
  • 第1回目調査:

フィールド調査の結果による平面図を書きるが、永慶坊の空間特性と店舗類型が明らかにした。第一回目の調査では、最も目立つ袖看板に中心を当て、その分布の場所と素材特性を個別に記録した。
日時:2021年10月5日 晴れ 
時間帯:14:00〜20:00
方法:メジャーとレーザー距離計で看板のサイズを測る、写真と動画撮影

図5.永慶坊看板データ
  • 第2回目調査:

第1回目の調査の結果、歴史文化街区の統一感を保つためには、袖看板だけに注目するのは不十分である。歩いている際にさまざまな視覚的角度からお店の壁面付け看板を見ることができることをわかった。補足として、壁面付け看板を研究対象に添加し、カメラを使ってその素材や色を記録した。 日時:2021年12月1日 曇り 
時間帯:16:30〜19:30
方法:カメラで写真を撮る

中国の広州市永慶坊の店舗管理者へヒアリング調査

対象:店舗管理者・スタッフ
時間:13:00〜17:30
方法:対面でインタビューする
質問内容:

  • 開店前に広州市屋外看板の規則説明会があるかどうか。
  • 店舗管理者はこの屋外看板規則を理解しているのであろうか。
  • 特に色彩規則を理解したことがあるか。
  • 看板のデザインはどのような理由で決めていますか。

日本の京都三年坂へフィールドワーク

京都の三年坂を参考対象地としてを選定し、京都に現地調査を行う。



結果

 文献・規則から  現地調査から 事例を違反の原因・違反率・規則を比べて、異なるところ 2、現地調査結果を分析し、日本の屋外看板の色彩規則は制定の理由を理解しており、日本規則の中にヒントを得られた。中国広州市の屋外看板の色彩規則の方向性を明らかにする。

考察

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まとめ

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脚注


参考文献・参考サイト

  • ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
  • ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
  • ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院