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==背景と目的==
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スケジュール管理は現代社会における重要事項であり、現代人の多くが自分に合った実用的なカレンダーを求めている。本研究では、アンケートを通じてユーザーのニーズを把握するとともに、より多くのユーザーにとって可用性・実用性の高いWebカレンダーを制作することを目的とする。
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制作にあたっては、視覚的にユニークなデザインを実現するために、自然に隠されたパターンを探究し、これをインターフェイスに応用することを試みた。日常生活には多くの創作の契機があるが、自然のパターン·テクスチャーもデザインに多くのインスピレーションを与える契機のひとつである。自然に隠されたパターン探究し、応用することは、視覚と機能に新しい可能性を持っていると考える。筆者はこれを、Web上のグラフィック、動くアイコン等に応用する方法を試行錯誤した。それは私たちが見落としていた自然の真の美しいスペクタクルの再発見になり、新しい表現につながるだろう
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==制作のコンセプト==
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本研究では、サイトの情報構成に関わるコンセプトして「日日是好日」を設定した。「日日是好日」言葉は禅語の一つである。その意味は「生活の善し悪しは決して絶対性はなく、常に1人の心境及び物事への認識に関係がある」というものである。日々、嬉しいこともあれば悲しいこともある。しかし、善し悪しにかかわらず、いずれも成長の経歴になるはずである。すべての日を素晴らしき日という理念で考え、大自然のテクスチャを素材にし、身近に隠されている美を見つけながら、少しずつ期待を持って開けていくと、日々の生活も多様多彩になるのであろう。
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==調査研究==
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===事例調査===
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カレンダー機能を持つアプリは国内外に多数存在する。カレンダーのデザインを行うために、これらのカレンダーの美観および機能を対象として、事例調査を行なった。カレンダーサイトの制作に関わる技術資料、デザイン上の理念および機能上のイノベーションの関する情報を収集した。
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===事例調査の結果===
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様々なカレンダーアプリについて調査した結果、以下のことがわかった。
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* Googleカレンダーのユーザーは、異なるタスクを明確に区別できるブラウジングデザインを好む。
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* Miカレンダー*1 のユーザーは、独特のシンプルなスタイルを好む。
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* iosカレンダーのユーザは、登録済みのイベント情報に関する「通知」の機能を重視している。
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また、調査の過程で見出された「高尾山599博物馆」のサイトは、本研究において示唆に富むものであった。このサイトは、デザイナー大黑大悟によるもので、一般的な構成では辞典的になりがちな博物館サイトを、読者とのインターフェイスに動くアイコンを使うなど、動的なインタラクションを実現することで、登山を豊かで面白いものに感じさせる。
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===アンケート調査===
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Webカレンダーに対するニーズを把握するため、XXXXXを対象にアンケート調査を行なった。
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* 調査年月日:XXXX年XX月 - XX月
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===アンケート調査の結果===
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アンケートの結果をまとめると、以下のように要約できる。
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* 月・週・日で比較すると、月単位のカレンダーの使用率が最も高かった。
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* カレンダーの初期画面には、当日の日付等が表示されるものが望まれる。
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* 祝日を重視し、シンプルな表示を求める傾向が見られる。
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* カレンダーのスタイルやレイアウトが重視されている。
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* 休日にはさらに詳細な情報の表示が求められている。
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* メモの設定:毎月やっていることをユーザーに直接知ってもらうことができる。
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* これらの要件にもとづき、Webカレンダーを制作する。(図)
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==制作方法==
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グラフィック素材とWebサイトの制作について、以下のように行なった。
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===グラフィック素材の制作===
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* グラフィック素材については、自然界に存在する「花」の画像を収集し、分類・整理を行うとともに、季節に応じた適切な色を選定した。
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* 植物の形態やテクスチャを観察して記録することで、それを応用したイラストを作成し、カレンダーの素材とした。
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===Webサイトの制作===
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* サイトマップを作成し、ホームページのデザインを行う。
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* 各ページのワーヤーフレームを描く。
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* 基本的なデザイン要素の制作を行う。
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* 素材の動き、振る舞いなど、インタラクティブなサイトにするためのスクリプトをコーディングする。
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==成果物==
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一月一植物 、一週一色、 一日一籤 1年12か月、52週間、365日として構成した。
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* 調査の結果から、年,月,週を明確に区別する必要性を感じたため,季節に適した色に合わせて区別を行なった。 代表的な植物は以下のとおりである。
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* また、「ことわざ」を収集するとともに、日日是好日のコンセプトを掲載して、面白さを演出した。
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* Webカレンダーのインターフェイス要素として、新規性のある「自然のパターン」を活用・展開した。
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==まとめ==
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デザインの本質は、物や事をカッコよく飾る付加価値ではありません。ごく日常的な生活と接点を持つデザインを通して、物や事の真の価値と人間の営為との的確な繫ぎ方を、可塑的な柔軟性で思考する。 [1]。
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本研究の分析調査から実践を通じて、Webデザインには多くのアイデア形式が表現されていることも分かる。動的ページ作成は開始のみであり、インタラクティブな閲覧はページデザインの重要な要素であり、デザイナーは読者にインタラクティブな閲覧過程を提供し、情報の閲覧可能性を豊富にし、読者とページの相互性を増加させ、より広く自由な閲覧空間を提供する。自然のパターンをデザインに落とし込み、自然のパターの知られていない魅力を表現する。人間と自然には共通性があるので、自然に注目することは、人間に注目することと同じである。 
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2022年10月19日 (水) 13:34時点における版

背景と目的

スケジュール管理は現代社会における重要事項であり、現代人の多くが自分に合った実用的なカレンダーを求めている。本研究では、アンケートを通じてユーザーのニーズを把握するとともに、より多くのユーザーにとって可用性・実用性の高いWebカレンダーを制作することを目的とする。

制作にあたっては、視覚的にユニークなデザインを実現するために、自然に隠されたパターンを探究し、これをインターフェイスに応用することを試みた。日常生活には多くの創作の契機があるが、自然のパターン·テクスチャーもデザインに多くのインスピレーションを与える契機のひとつである。自然に隠されたパターン探究し、応用することは、視覚と機能に新しい可能性を持っていると考える。筆者はこれを、Web上のグラフィック、動くアイコン等に応用する方法を試行錯誤した。それは私たちが見落としていた自然の真の美しいスペクタクルの再発見になり、新しい表現につながるだろう

制作のコンセプト

本研究では、サイトの情報構成に関わるコンセプトして「日日是好日」を設定した。「日日是好日」言葉は禅語の一つである。その意味は「生活の善し悪しは決して絶対性はなく、常に1人の心境及び物事への認識に関係がある」というものである。日々、嬉しいこともあれば悲しいこともある。しかし、善し悪しにかかわらず、いずれも成長の経歴になるはずである。すべての日を素晴らしき日という理念で考え、大自然のテクスチャを素材にし、身近に隠されている美を見つけながら、少しずつ期待を持って開けていくと、日々の生活も多様多彩になるのであろう。

調査研究

事例調査

カレンダー機能を持つアプリは国内外に多数存在する。カレンダーのデザインを行うために、これらのカレンダーの美観および機能を対象として、事例調査を行なった。カレンダーサイトの制作に関わる技術資料、デザイン上の理念および機能上のイノベーションの関する情報を収集した。

事例調査の結果

様々なカレンダーアプリについて調査した結果、以下のことがわかった。

  • Googleカレンダーのユーザーは、異なるタスクを明確に区別できるブラウジングデザインを好む。
  • Miカレンダー*1 のユーザーは、独特のシンプルなスタイルを好む。
  • iosカレンダーのユーザは、登録済みのイベント情報に関する「通知」の機能を重視している。

また、調査の過程で見出された「高尾山599博物馆」のサイトは、本研究において示唆に富むものであった。このサイトは、デザイナー大黑大悟によるもので、一般的な構成では辞典的になりがちな博物館サイトを、読者とのインターフェイスに動くアイコンを使うなど、動的なインタラクションを実現することで、登山を豊かで面白いものに感じさせる。

アンケート調査

Webカレンダーに対するニーズを把握するため、XXXXXを対象にアンケート調査を行なった。

  • 調査年月日:XXXX年XX月 - XX月

以下にアンケートの項目を列挙する。 (ここにアンケート項目を列挙)


アンケート調査の結果

アンケートの結果をまとめると、以下のように要約できる。

  • 月・週・日で比較すると、月単位のカレンダーの使用率が最も高かった。
  • カレンダーの初期画面には、当日の日付等が表示されるものが望まれる。
  • 祝日を重視し、シンプルな表示を求める傾向が見られる。
  • カレンダーのスタイルやレイアウトが重視されている。
  • 休日にはさらに詳細な情報の表示が求められている。
  • メモの設定:毎月やっていることをユーザーに直接知ってもらうことができる。
  • これらの要件にもとづき、Webカレンダーを制作する。(図)



制作方法

グラフィック素材とWebサイトの制作について、以下のように行なった。

グラフィック素材の制作

  • グラフィック素材については、自然界に存在する「花」の画像を収集し、分類・整理を行うとともに、季節に応じた適切な色を選定した。
  • 植物の形態やテクスチャを観察して記録することで、それを応用したイラストを作成し、カレンダーの素材とした。


Webサイトの制作

  • サイトマップを作成し、ホームページのデザインを行う。
  • 各ページのワーヤーフレームを描く。
  • 基本的なデザイン要素の制作を行う。
  • 素材の動き、振る舞いなど、インタラクティブなサイトにするためのスクリプトをコーディングする。



成果物

一月一植物 、一週一色、 一日一籤 1年12か月、52週間、365日として構成した。

  • 調査の結果から、年,月,週を明確に区別する必要性を感じたため,季節に適した色に合わせて区別を行なった。 代表的な植物は以下のとおりである。

(図)

  • また、「ことわざ」を収集するとともに、日日是好日のコンセプトを掲載して、面白さを演出した。

(図)

  • Webカレンダーのインターフェイス要素として、新規性のある「自然のパターン」を活用・展開した。

(図)


まとめ

デザインの本質は、物や事をカッコよく飾る付加価値ではありません。ごく日常的な生活と接点を持つデザインを通して、物や事の真の価値と人間の営為との的確な繫ぎ方を、可塑的な柔軟性で思考する。 [1]。 本研究の分析調査から実践を通じて、Webデザインには多くのアイデア形式が表現されていることも分かる。動的ページ作成は開始のみであり、インタラクティブな閲覧はページデザインの重要な要素であり、デザイナーは読者にインタラクティブな閲覧過程を提供し、情報の閲覧可能性を豊富にし、読者とページの相互性を増加させ、より広く自由な閲覧空間を提供する。自然のパターンをデザインに落とし込み、自然のパターの知られていない魅力を表現する。人間と自然には共通性があるので、自然に注目することは、人間に注目することと同じである。