「ガスコンロ操作部におけるピクトグラムと文字表記のわかりやすさに関する研究」の版間の差分

提供: JSSD5th2023
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(Ⅰ)文字表記とピクトグラム表記の場合で調理行動にかかった時間についてt検定を行なった。結果、ガスコンロ操作部に関する項目で弱視を有さない調査参加者においては3箇所、弱視を有する調査参加者においては1箇所に有意差が見られた。弱視の有無における群間比較ではガスコンロ操作部に関する項目で、文字表記では14箇所、ピクトグラム表記では12箇所に有意差が見られたがサンプル数に1.5倍以上の差があるため解析が難しく、文字、ピクトグラムいずれかの表記に関わらず、弱視者には使いにくいという結果になった。<br>
 
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(Ⅱ)聞き取り調査から得られた弱視を有する調査参加者の障害特性を表2に掲載する。グラフィックに関する要望では、文字のサイズが小さい、ガスコンロの操作部パネルが収納されているカンガルーポケット(図3)内の情報が多い、黒地に白文字にしてほしいなどの回答が得られた(表3, 4)。以上の聞き取り調査からの要望と調査参加者の障害特性を参照し、様々な「見え」に対応するガスコンロ操作部のデザイン提案を行う(図4)。視野が狭い、ピントが合わない、レースカーテンを通したような見え方に対応するため、グラフィックに関して操作部の情報を簡潔にし、文字や線を大きく、太くした。点火/消火ボタンの影と重なる部分は情報を載せないようにし(図5)、現行のグラフィックと異なる黒地に白色でボタンを表記した案も制作した。操作部を簡潔にするにあたり、詳細な操作は音声が指示することを想定している。また、グラフィックに使用するピクトグラムの提案も行う。大きさは13×13(mm)とし、標準案内用図記号の最小寸法の8(mm)角より大きくし[6]、視認性を確保した。現行のピクトグラムは線で描かれていたが、シルエットを表す面で構成した。面で構成することにより、ボタン全体に対するピクトグラムが占める塗りの割合が増し、視野が狭い、ピントが合わないなどの視覚的な障害特性を持つ人の視認性、識別性が高められると考える。ボタン全体に対するピクトグラムが占める塗りの割合は、Photoshopにて全体と塗りの部分のピクセル数を割り出し、割合を算出した(図6)。
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2023年10月12日 (木) 11:54時点における版

- 主に弱視を有する人を対象にグラフィックに着目して -



松原芽生 / 九州大学大学院 芸術工学府
Mei Matsubara / Graduate school of Design, Kyushu University
工藤真生 / 九州大学大学院芸術工学研究院
Mao Kudo / Faculty of Design, Kyushu University

Keywords: Graphic Design, Low vision, pictogram 


Abstract
The gas stove control section has become more complex in terms of graphics. In addition, the "visibility" of low vision is not properly understood, and there is room for improvement in graphic design focusing on the comprehension of letters and pictograms. We surveyed people without and with low vision using the gas stove. Then, we examined how to present information in an easy-to-understand manner by graphic design.


背景と目的

 ガスコンロ操作部は、技術の推進による多機能化、それに伴う情報提示方法としてピクトグラムと文字の混合表記などが見られ、複雑なグラフィック表現が問題となっている。我が国においては、2007年に超高齢化社会に突入し、加齢に伴う顕著な失病の総称として「弱視」が挙げられる。日本には推定164万人の視覚障害者が存在し、その内145万人程度が弱視を有している[1]。しかし、弱視の多種多様な見え方及び困難さに対応したガスコンロ操作部のデザインに例を見ない[2]。そのため、文字やピクトグラムなどのガスコンロ操作部を構成するグラフィックの理解度に着目し、改善する余地があると考える。
 以上より本研究では弱視を有する人の特性、多様で複雑な「見え」を明らかにし、その上でガスコンロ操作部のグラフィックにおけるわかりやすい情報の提示方法を検討することを目的とした。


研究の方法

図1.◯◯◯◯

 本研究では(Ⅰ)ピクトグラムと文字の表記における理解度を測る行動調査、(Ⅱ)調査参加者の障害特性やガスコンロの使用感想、要望についての聞き取り調査を行なった。対象のガスコンロはA社のBガスコンロ (図1)である。

参加者:弱視を有さない者20名(F=13, M=7)、弱視を有する者30名(F=17, M=13)の合計50名である。内訳は表1の通りである。
調査方法:調査の流れは以下の通りである。 (Ⅰ) 文字表記、またはピクトグラム表記のガスコンロ操作部を用いて、弱視を有さない者と有する者を対象に、10項目の調理行動を行い、各行動に対する秒数を計測した(図2)。(Ⅱ) 調査開始前に調査参加者の障害特性について聞き取りを行い、調理行動の中での気になる点を記録し、調査休憩時間と調査終了後に使用感想や要望について聞き取りを行なった。
解析方法:
(Ⅰ)調理行動にかかった時間について、文字表記とピクトグラム表記の間でt検定を行い、有意な差があるかどうか調べた。加えて、弱視を有さない調査参加者と弱視を有する調査参加者の間の弱視の有無による理解度の違いを測るための群間比較を行なった。
(Ⅱ)調査後に得られたガスコンロに関する使用感想や要望についてアフターコーディングを行い、回答した調査参加者の障害特性と紐づけて分析した。





結果

(Ⅰ)文字表記とピクトグラム表記の場合で調理行動にかかった時間についてt検定を行なった。結果、ガスコンロ操作部に関する項目で弱視を有さない調査参加者においては3箇所、弱視を有する調査参加者においては1箇所に有意差が見られた。弱視の有無における群間比較ではガスコンロ操作部に関する項目で、文字表記では14箇所、ピクトグラム表記では12箇所に有意差が見られたがサンプル数に1.5倍以上の差があるため解析が難しく、文字、ピクトグラムいずれかの表記に関わらず、弱視者には使いにくいという結果になった。
(Ⅱ)聞き取り調査から得られた弱視を有する調査参加者の障害特性を表2に掲載する。グラフィックに関する要望では、文字のサイズが小さい、ガスコンロの操作部パネルが収納されているカンガルーポケット(図3)内の情報が多い、黒地に白文字にしてほしいなどの回答が得られた(表3, 4)。以上の聞き取り調査からの要望と調査参加者の障害特性を参照し、様々な「見え」に対応するガスコンロ操作部のデザイン提案を行う(図4)。視野が狭い、ピントが合わない、レースカーテンを通したような見え方に対応するため、グラフィックに関して操作部の情報を簡潔にし、文字や線を大きく、太くした。点火/消火ボタンの影と重なる部分は情報を載せないようにし(図5)、現行のグラフィックと異なる黒地に白色でボタンを表記した案も制作した。操作部を簡潔にするにあたり、詳細な操作は音声が指示することを想定している。また、グラフィックに使用するピクトグラムの提案も行う。大きさは13×13(mm)とし、標準案内用図記号の最小寸法の8(mm)角より大きくし[6]、視認性を確保した。現行のピクトグラムは線で描かれていたが、シルエットを表す面で構成した。面で構成することにより、ボタン全体に対するピクトグラムが占める塗りの割合が増し、視野が狭い、ピントが合わないなどの視覚的な障害特性を持つ人の視認性、識別性が高められると考える。ボタン全体に対するピクトグラムが占める塗りの割合は、Photoshopにて全体と塗りの部分のピクセル数を割り出し、割合を算出した(図6)。


今後の展望

 現在のグラフィック案は制作途中であるため、今後は実際の環境下での照度計を用いたコントラストの確認、色の再検討、ボタンの凹凸によるわかりやすさの確認、音声データの制作を行う予定である。



参考文献・参考サイト

  • ◯◯◯◯◯(20XX) ◯◯◯◯ ◯◯学会誌 Vol.◯◯
  • ◯◯◯◯◯(19xx) ◯◯◯◯ ◯◯図書
  • ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院