上肢障害者のための化粧道具に関する研究
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- 橋口颯太朗 / 九州大学大学院 芸術工学府 ← 氏名 / 所属(筆頭者)
- Sotaro Hashiguchi / Kyushu University Graduate School of Design ← 氏名 / 所属 の英語表記(筆頭者)
Keywords: Product Design, Cosmetic Therapy, disability ← キーワード(斜体)
- Abstract
- In recent years, cosmetic therapy has been implemented in hospitals and welfare facilities for the purpose of maintaining and improving the mental and physical health of patients. In this study, I conducted interviews and analyzed existing products with the aim of clarifying the design requirements for cosmetic tools that allow both people with upper limb disabilities and people without these to apply makeup easily and effectively on their own.
背景と目的
近年、心身機能の維持向上を目的として施設利用者が専門のスタッフの指導のもとメイクアップやスキンケアを行う化粧療法が一部の病院や高齢者施設等で実施されている。筆者はこれまで医師や病院の外来通院者数名にヒアリングを行い、病院や高齢者施設の利用者は加齢による筋力低下、片麻痺症状やパーキンソン病などの神経疾患、関節リウマチ等の上肢障害が原因で市販の化粧道具を使用した化粧行為が困難なケースが少なくないことを確認した。また、池山ら(2012)の研究では、要介護女性は全体の2割程度しか化粧をしておらず、化粧をやめた理由として片麻痺など身体機能の低下が最も多く挙げられたことが報告されている。一方、化粧を化粧療法において参加者が使用する道具に焦点を当てた研究や身障者を考慮した製品はほとんど無く、また特に化粧品製剤を顔面に塗布する道具は1960年頃からあまり変化がないと主張する文献もある。以上から、上肢障害者を含めたより多くのユーザーにとって使いやすい化粧道具をデザインすることは大きな潜在的ニーズがあると考えられる。本研究は上に列挙した症状を持つユーザーを上肢障害者と定義し、上肢障害者を含めたより多くのユーザーにとって使いやすい化粧道具のデザイン要件を明らかにすることを目的とする。
研究の方法
健常女性(N=4、21~22歳) を対象に上肢が不自由なユーザーをターゲットに開発された化粧道具に対する評価実験を行った。Guide Beauty社の化粧道具(アイライナー、アイブロウ、アイラッシュ、アイシャドウ)をそれぞれ柄部分の形状によって2つの製品群A・Bに分類し、被験者はそれらを実際に手に取って観察した後、事前に用意した質問項目に1.そう思わない、2.あまりそう思わない、3.どちらともいえない、4.ややそう思う、5.そう思うの5段階評価で評価シートに回答した。この際、被験者の発言内容も記録した。被験者には最初は化粧道具に関する情報を一切伝えずに観察させ、観察開始の5分後に使い方などの情報を伝えて引き続き観察させた。評価方法はユニバーサルデザインの7原則及び3つの付則に基づいた評価方法であるPPP(Product Performance Program)の評価項目を一部改変したものを使用し、評価シートの回答を1→0点、2→10点、3→20点、4→30点、5→40点に換算して原則及び付則ごとの平均値をレーダーグラフに可視化した。
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結果
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考察
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まとめ
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脚注
- ↑ 九産花子, 2017, デザイン学研究 XXX巻X号 pp.XX-XX, 日本デザイン学会
参考文献・参考サイト
- 高齢者に対する化粧療法プログラムによる心身改善効果(2012) 池山和幸ほか 人間生活工学 Vol.13
- 特表2021-518793 日本国特許庁
- ◯◯◯◯◯(1955) ◯◯◯◯ ◯◯書院
- ◯◯◯◯◯ https://www.example.com (◯年◯月◯日 閲覧)