情報災害
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開始行:
*情報災害
Information Disaster|Information hazard(Infohazard)
~
情報災害(Information Disaster|Infohazard)という言葉は...
通信網を含む情報媒体、媒体上を行き来する言葉、文字、画像...
~
~
**自然環境と情報環境
自然環境において様々な災害が発生するのと同様、人類がその...
[[マクルーハン>Google:マーシャル マクルーハン]]流に言えば...
情報環境の存在は、我々が言語を使い始めた時代にまで遡りま...
&small(「嘘」は言葉の誕生とともにあります。我々がレアな環...
その後「__[[文字>Characters]]__」というメディアの発明によ...
言葉の誕生・文明の誕生にはじまる「情報環境」は、デジタル...
しかし「情報災害」という言葉が未だ聞きなれない言葉である...
インターネット、AI・・情報環境は身体の拡張を超えて、つま...
~
~
**情報環境の現状
21世紀、すべての人が情報発信できるという大きな情報環境の...
著作権侵害、迷惑動画の投稿、個人情報の流出、誹謗中傷、画...
例えば、イタズラ感覚でSNSに投稿した動画が企業に大きな損失...
物理的な兵器だけでなく、AIを含む情報通信機器も様々な破壊...
ちなみに、個人情報暴露などの問題は、例えば「芸能人と報道...
誰もが簡単に情報発信できるようになったこと、さらに AI が...
自然環境の変化はゆっくりですが、情報環境の変化は劇的で、...
情報環境の変化に適応するには、変化の本質を的確に捉え、そ...
~
***悪の凡庸さ Banality of Evil
「・・はそういうものだ」「多分・・だろう」という「考えな...
悪はシステムを無批判に受け入れる精神(thoughtlessness)...
__[[ハンナ・アーレント>Google:悪の凡庸さ ハンナ・アーレン...
誰もが無意識のうちに悪に加担している、無自覚な行為が重大...
//-例えば、社員が上司の命令に従って書類を廃棄(証拠を隠滅...
//-例えば、真偽を確認しないままフェイク情報を SNSで拡散し...
//簡単な例を紹介しましょう。交通事故が起こると、それを目...
~
***情報災害の例
-自然環境が引き起こす通信障害(通信機器の故障、ケーブル断...
--__[[太陽フレア>https://swc.nict.go.jp/]]__ &small(太陽...
--地震
--水害
--火災
-人間が引き起こす災害
--トラフィック輻輳(アクセス集中)
--人的ミスによる通信障害(操作ミス・設定ミス・プログラム...
--サイバー攻撃(Dos攻撃、データ改ざん、窃取、破壊)
//違法・訴訟の対象
--対象を直接攻撃して機能不全に陥れる情報の流布(例:誹謗...
--対象を間接的に機能不全に陥れる情報の流布(例:爆破予告)
--対象のプライバシーを侵害する情報の流布(例:監視・盗撮)
--戦争や犯罪の契機となる情報の流布(例:銃器や爆弾の設計...
--それが与える影響についての想像力を欠いた情報の流布(例...
--事件・事故を引き起こす可能性のある情報の流布(例:フェ...
&small(流言(デマ)やフェイク画像は、言語の誕生と同時。10...
--騒音 &small(環境基本法における典型7公害(大気汚染・水...
-AIが引き起こす災害
--自動生成されたコードの論理的バグがもたらすシステム障害
--間違った情報、誹謗中傷の流布(人間のチェックをすり抜け...
-その他
// これは違法性あり
--勤務時間外の業務連絡(メール・SNS等を用いた PUSH送信)
// 違法性なし
--氾濫する情報(取捨選択に時間的・人的コストを要する)
//例:各所から届く大量の業務メール、迷惑メール
//例:昭和の「三億円強奪事件」では、モンタージュ写真を公...
--誤解を与える情報(例:TVドラマの一部シーンをを現実と勘...
--必要な行動を制限してしまう情報(例:現状に合わない法律...
--身の危険につながる情報取得(例:犯人の顔を見た、機密情...
(・・整理途上です。)
~
***デジタルデバイド(情報格差)
急成長するデジタル情報環境においては、デバイスとネットワ...
自然環境に対する人間の適応能力は、地域や年齢等によって大...
都市部で働く人と、山奥で自給自足の暮らしをしている人とで...
~
~
**防災デザイン
防災とは、災害を未然に防ぐ、被害をゼロにすることを目的と...
~
***情報災害に耐えうるシステムの設計
-太陽フレア(磁気嵐)・地震・水害・火災等に耐えるハードウ...
-トラフィック輻輳に耐えるシステム設計
-人的ミスを発生させないシステム設計([[ポカヨケ>Google:ポ...
-AI の誤判断・ロボットの誤動作を防止するシステム設計
-サイバーセキュリティー対策
~
***情報災害対策としての法の整備
-情報システムの設置・運営者が留意すべき事項をまとめた法の...
-情報の発信者が留意すべき事項をまとめた法の整備
-情報災害の被害者を出さない(守る)ための法の整備
~
~
**減災デザイン
災害発生を防ぐ「防災デザイン」に対して、災害が発生したと...
~
***情報災害に関わる情報の共有
最も重要なことは、社会の構成員全員がそのリスクを認識する...
-情報リテラシー教育
--加害者にならないための教育
--被害者にならないための教育
-潜在的危険性の見える化(自然災害におけるハザードマップ)
~
***自助・共助・公助のしくみづくり
-''自助''|自ら取り組む
--情報リテラシーを身につける(加害者にならないために)
--情報デバイスのセキュリティー強化(被害者にならないため...
-''共助''|地域(リアル+バーチャル)共同体
--地域(リアル)の絆が有効に機能するよう、情報プラットフ...
--地域(リアル)高齢者等を対象とした ICT関連研修・学習機...
--地域(バーチャル)の絆が有効に機能するよう、Wiki、リポ...
-''公助''|行政、公的機関
--公的な研修・学習機会の創出
--サイバー犯罪対策の強化
--情報災害に強いメディアの確保 > アナログの電波を使うラ...
~
~
**意識を改革する
情報災害は物理災害ではなく「共同幻想」において存在するも...
~
***クローズドからオープンへ
個人情報保護法の制定から 20年。世の中は情報をクローズドに...
組織内で共有すべき情報のセキュリティを強化すれば、アクセ...
これは個人情報についても同様です。インターネット以前の社...
ストーカー問題も今にはじまった話ではありません。「◯◯さん...
コンピュータ・デジタルカメラ・インターネットが登場して変...
情報というものは複製・共有されてはじめて「存在」するもの...
農業社会から工業社会にかけて、長きにわたって「モノを占有...
情報をクローズドにして関係を切っていく・・ではなく、情報...
津波対策のためにでっかい防波堤(巨大なゴミ)を作って海を...
~
***法律(マニュアル)ではなくデザインで解決する
2023年現在、放送事業者などは、免許・資格などの法的規制の...
マニュアルがなくとも使い方がわかるようにするのがデザイン...
一般に法律は「やってはいけないこと」にフォーカスして作ら...
情報災害の加害者とならないための 情報リテラシー教育のデザ...
関連ページ:[[社会制度>SocialInstitutions]]
~
***人間にとって「言葉とは何か」をメタレベルで認識する
人は身体的暴力よりも、言葉の暴力に強くダメージを受けます...
私自身の経験で言うと、イヤな教師・上司(存在自体が情報災...
あらゆるトラブルは、人間が言語に依存することによって生じ...
現代社会のコミュニケーションは「言語」に依存しすぎた状況...
~
***インターネット・AI との付き合い方
AI の社会導入については「不適切な発言をいかになくすか」と...
ブラックリストを使って不適切な発言を排除したり、間違いっ...
よく故障する機械と、めったに故障しない機械、どちらが危険...
教育は「機械」に対してではなく「人間に対して」行う。
「インターネットも AI も所詮そんなものだ」という前提で付...
制御不能なものを法律や追加システムで制御しようとするので...
~
~
**APPENDIX
***関連ページ
-[[情報環境]]
-[[情報理論>InformationTheory]]
-[[情報デザイン>InformationDesign]]
-[[多様性>Diversity]]
-[[社会制度>SocialInstitutions]]
-[[AI vs 神>AI_vs_God]]
~
***ニック・ボストロムの定義
2011 年 哲学者ニック・ボストロムは、情報災害を以下のよう...
情報災害とは、危害を引き起こす可能性がある、
または一部のエージェントが危害を引き起こす可能性がある
(真の) 情報の流布から生じるリスク
An information hazard, or infohazard, is
"a risk that arises from the dissemination of (true) inf...
that may cause harm or enable some agent to cause harm".
Nick Bostrom in 2011,
ボストロムによれば、それは以下のように分類されます。
-Data hazards:
致命的な病原体のDNA配列など、他人に危害を加える可能性のあ...
-Idea hazards:
実現すれば他人を傷つける可能性のある一般的な知見。その一...
-Knowing-too-much hazards:
知り過ぎた人が危険にさらされるという情報災害。例えば1600 ...
出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Information_hazard
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*情報災害
Information Disaster|Information hazard(Infohazard)
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情報災害(Information Disaster|Infohazard)という言葉は...
通信網を含む情報媒体、媒体上を行き来する言葉、文字、画像...
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**自然環境と情報環境
自然環境において様々な災害が発生するのと同様、人類がその...
[[マクルーハン>Google:マーシャル マクルーハン]]流に言えば...
情報環境の存在は、我々が言語を使い始めた時代にまで遡りま...
&small(「嘘」は言葉の誕生とともにあります。我々がレアな環...
その後「__[[文字>Characters]]__」というメディアの発明によ...
言葉の誕生・文明の誕生にはじまる「情報環境」は、デジタル...
しかし「情報災害」という言葉が未だ聞きなれない言葉である...
インターネット、AI・・情報環境は身体の拡張を超えて、つま...
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**情報環境の現状
21世紀、すべての人が情報発信できるという大きな情報環境の...
著作権侵害、迷惑動画の投稿、個人情報の流出、誹謗中傷、画...
例えば、イタズラ感覚でSNSに投稿した動画が企業に大きな損失...
物理的な兵器だけでなく、AIを含む情報通信機器も様々な破壊...
ちなみに、個人情報暴露などの問題は、例えば「芸能人と報道...
誰もが簡単に情報発信できるようになったこと、さらに AI が...
自然環境の変化はゆっくりですが、情報環境の変化は劇的で、...
情報環境の変化に適応するには、変化の本質を的確に捉え、そ...
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***悪の凡庸さ Banality of Evil
「・・はそういうものだ」「多分・・だろう」という「考えな...
悪はシステムを無批判に受け入れる精神(thoughtlessness)...
__[[ハンナ・アーレント>Google:悪の凡庸さ ハンナ・アーレン...
誰もが無意識のうちに悪に加担している、無自覚な行為が重大...
//-例えば、社員が上司の命令に従って書類を廃棄(証拠を隠滅...
//-例えば、真偽を確認しないままフェイク情報を SNSで拡散し...
//簡単な例を紹介しましょう。交通事故が起こると、それを目...
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***情報災害の例
-自然環境が引き起こす通信障害(通信機器の故障、ケーブル断...
--__[[太陽フレア>https://swc.nict.go.jp/]]__ &small(太陽...
--地震
--水害
--火災
-人間が引き起こす災害
--トラフィック輻輳(アクセス集中)
--人的ミスによる通信障害(操作ミス・設定ミス・プログラム...
--サイバー攻撃(Dos攻撃、データ改ざん、窃取、破壊)
//違法・訴訟の対象
--対象を直接攻撃して機能不全に陥れる情報の流布(例:誹謗...
--対象を間接的に機能不全に陥れる情報の流布(例:爆破予告)
--対象のプライバシーを侵害する情報の流布(例:監視・盗撮)
--戦争や犯罪の契機となる情報の流布(例:銃器や爆弾の設計...
--それが与える影響についての想像力を欠いた情報の流布(例...
--事件・事故を引き起こす可能性のある情報の流布(例:フェ...
&small(流言(デマ)やフェイク画像は、言語の誕生と同時。10...
--騒音 &small(環境基本法における典型7公害(大気汚染・水...
-AIが引き起こす災害
--自動生成されたコードの論理的バグがもたらすシステム障害
--間違った情報、誹謗中傷の流布(人間のチェックをすり抜け...
-その他
// これは違法性あり
--勤務時間外の業務連絡(メール・SNS等を用いた PUSH送信)
// 違法性なし
--氾濫する情報(取捨選択に時間的・人的コストを要する)
//例:各所から届く大量の業務メール、迷惑メール
//例:昭和の「三億円強奪事件」では、モンタージュ写真を公...
--誤解を与える情報(例:TVドラマの一部シーンをを現実と勘...
--必要な行動を制限してしまう情報(例:現状に合わない法律...
--身の危険につながる情報取得(例:犯人の顔を見た、機密情...
(・・整理途上です。)
~
***デジタルデバイド(情報格差)
急成長するデジタル情報環境においては、デバイスとネットワ...
自然環境に対する人間の適応能力は、地域や年齢等によって大...
都市部で働く人と、山奥で自給自足の暮らしをしている人とで...
~
~
**防災デザイン
防災とは、災害を未然に防ぐ、被害をゼロにすることを目的と...
~
***情報災害に耐えうるシステムの設計
-太陽フレア(磁気嵐)・地震・水害・火災等に耐えるハードウ...
-トラフィック輻輳に耐えるシステム設計
-人的ミスを発生させないシステム設計([[ポカヨケ>Google:ポ...
-AI の誤判断・ロボットの誤動作を防止するシステム設計
-サイバーセキュリティー対策
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***情報災害対策としての法の整備
-情報システムの設置・運営者が留意すべき事項をまとめた法の...
-情報の発信者が留意すべき事項をまとめた法の整備
-情報災害の被害者を出さない(守る)ための法の整備
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**減災デザイン
災害発生を防ぐ「防災デザイン」に対して、災害が発生したと...
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***情報災害に関わる情報の共有
最も重要なことは、社会の構成員全員がそのリスクを認識する...
-情報リテラシー教育
--加害者にならないための教育
--被害者にならないための教育
-潜在的危険性の見える化(自然災害におけるハザードマップ)
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***自助・共助・公助のしくみづくり
-''自助''|自ら取り組む
--情報リテラシーを身につける(加害者にならないために)
--情報デバイスのセキュリティー強化(被害者にならないため...
-''共助''|地域(リアル+バーチャル)共同体
--地域(リアル)の絆が有効に機能するよう、情報プラットフ...
--地域(リアル)高齢者等を対象とした ICT関連研修・学習機...
--地域(バーチャル)の絆が有効に機能するよう、Wiki、リポ...
-''公助''|行政、公的機関
--公的な研修・学習機会の創出
--サイバー犯罪対策の強化
--情報災害に強いメディアの確保 > アナログの電波を使うラ...
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**意識を改革する
情報災害は物理災害ではなく「共同幻想」において存在するも...
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***クローズドからオープンへ
個人情報保護法の制定から 20年。世の中は情報をクローズドに...
組織内で共有すべき情報のセキュリティを強化すれば、アクセ...
これは個人情報についても同様です。インターネット以前の社...
ストーカー問題も今にはじまった話ではありません。「◯◯さん...
コンピュータ・デジタルカメラ・インターネットが登場して変...
情報というものは複製・共有されてはじめて「存在」するもの...
農業社会から工業社会にかけて、長きにわたって「モノを占有...
情報をクローズドにして関係を切っていく・・ではなく、情報...
津波対策のためにでっかい防波堤(巨大なゴミ)を作って海を...
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***法律(マニュアル)ではなくデザインで解決する
2023年現在、放送事業者などは、免許・資格などの法的規制の...
マニュアルがなくとも使い方がわかるようにするのがデザイン...
一般に法律は「やってはいけないこと」にフォーカスして作ら...
情報災害の加害者とならないための 情報リテラシー教育のデザ...
関連ページ:[[社会制度>SocialInstitutions]]
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***人間にとって「言葉とは何か」をメタレベルで認識する
人は身体的暴力よりも、言葉の暴力に強くダメージを受けます...
私自身の経験で言うと、イヤな教師・上司(存在自体が情報災...
あらゆるトラブルは、人間が言語に依存することによって生じ...
現代社会のコミュニケーションは「言語」に依存しすぎた状況...
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***インターネット・AI との付き合い方
AI の社会導入については「不適切な発言をいかになくすか」と...
ブラックリストを使って不適切な発言を排除したり、間違いっ...
よく故障する機械と、めったに故障しない機械、どちらが危険...
教育は「機械」に対してではなく「人間に対して」行う。
「インターネットも AI も所詮そんなものだ」という前提で付...
制御不能なものを法律や追加システムで制御しようとするので...
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**APPENDIX
***関連ページ
-[[情報環境]]
-[[情報理論>InformationTheory]]
-[[情報デザイン>InformationDesign]]
-[[多様性>Diversity]]
-[[社会制度>SocialInstitutions]]
-[[AI vs 神>AI_vs_God]]
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***ニック・ボストロムの定義
2011 年 哲学者ニック・ボストロムは、情報災害を以下のよう...
情報災害とは、危害を引き起こす可能性がある、
または一部のエージェントが危害を引き起こす可能性がある
(真の) 情報の流布から生じるリスク
An information hazard, or infohazard, is
"a risk that arises from the dissemination of (true) inf...
that may cause harm or enable some agent to cause harm".
Nick Bostrom in 2011,
ボストロムによれば、それは以下のように分類されます。
-Data hazards:
致命的な病原体のDNA配列など、他人に危害を加える可能性のあ...
-Idea hazards:
実現すれば他人を傷つける可能性のある一般的な知見。その一...
-Knowing-too-much hazards:
知り過ぎた人が危険にさらされるという情報災害。例えば1600 ...
出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Information_hazard
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