Structuralism
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開始行:
*構造主義
価値は所与のものではない
~
**はじめに
ここでは、構造主義についてまったくの素人の私が、構造主義...
構造主義(Structuralism)とは、1950年代前後にヨーロッパに登...
「主義」とつくことから、何かの「イデオロギー(政治思想・社...
日本では、戦後になって、近代主義(モダニズム:西欧中心、個...
簡単な例で説明しましょう。デッサンでおなじみの透視遠近法...
構造主義の背景には、[[射影幾何学>Google:射影幾何学]]があ...
構造主義には「賞味期限」はありません(多分)。この考え方...
''付記''
ホモ・サピエンス(我々人類)のことを「万物の霊長」というこ...
''価値は所与のものではない。視点を相対化せよ。''これは...
//-視点の相対化説明資料
//:&ref(images/categorize.blend.zip);
~
***関連ページ
//-[[構造主義>Structuralism]]
-[[言語>Language]]
-[[唯幻論]]
-[[共同幻想]]
-[[存在と科学]]
-[[中心と周縁]]
~
~
**構造主義のエッセンス
さて、その構造主義の基本的な考え方とは、「人間の思考や世...
その意味では、構造主義の考え方は、多くの人に共有されてい...
しかし構造主義的な視点を持つ人であれば、「犬も牛も鳥も生...
//私は、多くの学生にこの考え方を知ってもらいたいと考えて...
構造主義にはもうひとつ重要な論点があります。それは''「意...
事物とその名称の関係について、多くの人は「世界には様々な...
私たちが目の前の事物に見いだす意味や価値は、はじめからあ...
簡単な例を紹介しましょう。私たちの顔のまんなかにある「鼻...
こんなふうに構造主義的な見方をすると、私たちにとっての「...
~
***構造主義を考えるキーワード
とりあえず、リンクでご紹介します。
-[[ラングとパロール>Google:ラング パロール]]
-[[シニフィアン / シニフィエ>Google:シニフィアン シニフィ...
-[[デノテーション / コノテーション >Google:デノテーション...
-[[交換 クラ ポトラッチ>Google:交換 クラ ポトラッチ]]
-[[贈与と返礼>Google:贈与 返礼]]
-[[親族の基本構造>Google:親族の基本構造]]
-[[交叉イトコ / 平行イトコ>Google:交叉イトコ 平行イトコ]]
-[[インセストタブー>Google:インセストタブー 構造主義]]
-[[限定交換 / 一般交換>Google:限定交換 一般交換]]
-[[神話の構造>Google:神話 構造主義]]
-[[禁忌 見るなの座敷>Google:禁忌 見るなの座敷]]
-[[変換群>Google:変換群 構造主義]]
-[[汎時的文化と特定共時的文化>Google:汎時的文化 特定共時...
人間の「文化」は以下の2つの位相を持ちます。
--汎時的文化(コスモス)
インセスト・タブー、カニバリズムの禁忌など、禁止=交換の...
--特定共時的文化(ノモス)
当該文化圏にのみ見られるタブー、表層の言語(ラング)、硬...
>ノモスは<構成された構造>としての特定共時態であり、コス...
&small(丸山圭三郎, 文化とフェティシズム, p.90);
~
***関連する人物と著書(前構造主義〜構造主義〜ポスト構造主...
-カール・マルクス(1818-1883)|経済学「資本論」
-フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)|哲学「道徳の系譜」
-ジークムント・フロイト(1856–1939)|精神分析学「精神分析...
-フェルディナン・ド・ソシュール(1857-1913)|言語学「一般...
-マルセル・モース(1872-1950)|社会学「贈与論」
-ロマーン・ヤーコブソン(1896-1982)|言語学「一般言語学」
-ジャック・ラカン(1901-1981)|精神分析学「エクリ」
-クロード・レヴィ=ストロース(1908-2009)|文化人類学「親...
-ポール・リクール(1913-2005)|哲学「時間と物語」
-ロラン・バルト(1915-1980)|記号学「零度のエクリチュール」
-ルイ・アルチュセール(1918-1990)|哲学「資本論を読む」
-ミシェル・フーコー(1926-1984)|哲学「言葉と物」「監獄の...
-ジャック・デリダ(1930-2004)|哲学「エクリチュールと差異」
-ジュリア・クリステヴァ(1941- )|記号学「セメイオチケ」
~
~
**構造主義的思考|未整理メモ
***言葉と意味
-言葉は「ものの名前」ではない。F.ソシュール 「一般言語学...
-「蝶」と「蛾」には分類上の区別はないが、日本人はこれらを...
-「対象」は所与のものではなく「名付け」によって「対象化」...
--我々には名付けられていないものは見えない。もちろん網膜...
--我々がいきいきとした意味を感じるのは、言葉のセットが対...
--一方、我々は名前を得て対象をつかんだと思ったとたんに、...
--ちなみに、このいきいきとした事物との関係を取り戻す方法...
-意味は関係において生まれる
信号の「赤」は「青」との関係においてのみ、「止まれ」とい...
実際に赤いか青いかは関係ない。必要なのは色に差異があるこ...
※ちなみに、信号の「赤」に対して美しいという価値が生じるの...
-Designの語源のラテン語Designareは、de+signであり(deは...
~
***自由に思考することは難しい
-私たちはいつの時代においても、あるイデオロギーが「常識」...
-フロイトは言っている。「意識というものは、私が置かれた文...
~
***人は自ら進んで奴隷になる生き物である
-人はなぜ組織に洗脳されるのか。人は「私」という「幻想」を...
-奴隷の最大の特徴は自らが奴隷であることに気づかないことで...
-同時代の常識を疑うこともせず、みなが同じ方向を向いて群れ...
~
***作品というものについて
-作品が作者の創造物である・・という発想は、「神」の文化が...
--人間は神によって創造された。この発想が「作品とは作者の...
--著作権の発想は、神の行いが文書(聖書)として敷衍した西...
--あらゆる作品は、既存の作品、既存の言説の織物であり、作...
--偶然でもパクリでもない、作品が似てしまうことには「必然...
-ロラン・バルトは「作者の死(『物語の構造分析』に収録)」...
-ロラン・バルトは今から40年近く前に、コピーライトというも...
>テクストとは「織り上げられたもの」という意味。・・今後私...
>テクストは様々な文化的出自をもつ多様なエクリチュール((エ...
//我々は今、インターネットの存在によって、古典的な意味で...
-ロラン・バルトは、意味の充填を欲しない「零度のエクリチュ...
西欧は「意味の帝国 」:記号に意味を充填することを欲する...
日本は「表徴の帝国」:記号を記号のままで保留する日本の言...
--ヨーロッパの言語は対象を裸にして、すべてを露出させ、意...
--一方、日本の俳句は「語法の刻印を押された秩序へのいかな...
-日本では「ものを考えること」が「世界の認識」ではなく、人...
--「有の思想」:世界は区別される、収集して手に入れる(博...
--「無の思想」:一期一会、私とものが溶け合う、芭蕉の旅、...
参考:「西田幾多郎」佐伯啓思
~
***身体について
身体もひとつの社会制度として構造化されている。私たちは、...
-「歩く」という身体動作も「文化」の支配下にある。現代人の...
-日本人は江戸時代までは[[ナンバ歩き>Google:ナンバ歩き]]を...
-体育座りは、手を動かせない、首もまわらない、大きな呼吸も...
//1958年、文部科学省が教育現場に指示した
-「肩こり」と"Pain in the Back"
事務作業等で首のうしろから肩、背中へかけての部位が凝る、...
~
***「私」について
-私を成立させるのは他者である
--夫としての私、父としての私、社員としての私、同窓生とし...
--私は置かれた文脈において「私」になる
--私は常に今置かれた場所でふるまうに必要な記憶をアクティ...
-自我は所詮、他との関係において生じる「幻想」にすぎないの...
-人格も性格も所与のものではない。
--初めての出会いに恐怖が先行するか好奇心が先行するか・・...
--「いい人」というのはいません。「いい人間関係」があるだ...
-才能は所与のものではなく、それが置かれた場所で生まれる
--置かれた場所で咲きなさい / 働くとは「傍を楽にする」とい...
~
***共同幻想について
-我々は共同幻想を生きる存在です。幻想であるから安定しない...
//
//戦争がなくならないのは、社会がそれを必要としているから...
//
//いじめがなくならないのも同じ理由。いじめの構造が社会に...
//戦争やいじめを根絶することは残念ながら不可能ですが、
-多くの人間社会は、秩序を組み換えるための仕組みを、別の方...
共同幻想の維持のためには、更新しつづけるか、拡大か・・...
~
***交換と価値について
-すでに価値のあるものは、交換されにくい。そこで人類は、そ...
クロード・レヴィ=ストロース「親族の基本構...
-侵犯してはいけない=「とっておく・将来に備えた蓄積」とい...
禁忌・タブーの起源には、「本来人間がそれを欲している」...
-贈与と返礼はすべての人間社会に共通に見い出される。その効...
--熱い社会:絶えず新しい状態へと歴史的に変化する社会(文...
--冷たい社会:歴史的変化を排除し、新石器時代と変わらぬ無...
-贈与交換:人が求めたのは物資ではなく、他者に認められるこ...
贈与交換が主であった時代、物資は拡散し、争いはわずかであ...
-価値のあるものが交換されるのではない。交換によって価値が...
-コミュニケーションは、受け取った側が「贈り物」と勘違いす...
-サル同士は贈り物をしない(多分)。しかし、人間と犬の間に...
-人間の自我の安定は、他者からの「ありがとう」によって成立...
-感謝を契機としてコミュニケーションを立ち上がらせる最大の...
-価値は所与のものではない
--誰かがその存在に「感謝」することで、はじめて価値が生じる
--どんなものにも価値が生じる可能性がある
--「こちらのゴミがあちらの宝」になる例はいくらでもある
~
意味も価値も所与のものではない。何かが差異化され、区分け...
~
~
***参考
-[[akademeia.info|構造主義>http://akademeia.info/index.p...
-内田樹「寝ながら学べる構造主義」文春新書
-丸山圭三郎「言葉とは何か」ちくま学芸文庫
-岸田秀「ものぐさ精神分析」「続・ものぐさ精神分析」中公文庫
-橋爪大三郎「はじめての構造主義」講談社現代新書
-池上 嘉彦「記号論への招待」岩波新書
-浅田彰「構造と力―記号論を超えて」勁草書房
-ロラン・バルト(宗 左近 訳)「表徴の帝国」ちくま学芸文庫
-ロラン・バルト(渡辺淳・沢村昂一訳)「零度のエクリチュール...
-「現代思想のキーワード」 宝島社
-「現代思想入門 I, II」 宝島社
~
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終了行:
*構造主義
価値は所与のものではない
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**はじめに
ここでは、構造主義についてまったくの素人の私が、構造主義...
構造主義(Structuralism)とは、1950年代前後にヨーロッパに登...
「主義」とつくことから、何かの「イデオロギー(政治思想・社...
日本では、戦後になって、近代主義(モダニズム:西欧中心、個...
簡単な例で説明しましょう。デッサンでおなじみの透視遠近法...
構造主義の背景には、[[射影幾何学>Google:射影幾何学]]があ...
構造主義には「賞味期限」はありません(多分)。この考え方...
''付記''
ホモ・サピエンス(我々人類)のことを「万物の霊長」というこ...
''価値は所与のものではない。視点を相対化せよ。''これは...
//-視点の相対化説明資料
//:&ref(images/categorize.blend.zip);
~
***関連ページ
//-[[構造主義>Structuralism]]
-[[言語>Language]]
-[[唯幻論]]
-[[共同幻想]]
-[[存在と科学]]
-[[中心と周縁]]
~
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**構造主義のエッセンス
さて、その構造主義の基本的な考え方とは、「人間の思考や世...
その意味では、構造主義の考え方は、多くの人に共有されてい...
しかし構造主義的な視点を持つ人であれば、「犬も牛も鳥も生...
//私は、多くの学生にこの考え方を知ってもらいたいと考えて...
構造主義にはもうひとつ重要な論点があります。それは''「意...
事物とその名称の関係について、多くの人は「世界には様々な...
私たちが目の前の事物に見いだす意味や価値は、はじめからあ...
簡単な例を紹介しましょう。私たちの顔のまんなかにある「鼻...
こんなふうに構造主義的な見方をすると、私たちにとっての「...
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***構造主義を考えるキーワード
とりあえず、リンクでご紹介します。
-[[ラングとパロール>Google:ラング パロール]]
-[[シニフィアン / シニフィエ>Google:シニフィアン シニフィ...
-[[デノテーション / コノテーション >Google:デノテーション...
-[[交換 クラ ポトラッチ>Google:交換 クラ ポトラッチ]]
-[[贈与と返礼>Google:贈与 返礼]]
-[[親族の基本構造>Google:親族の基本構造]]
-[[交叉イトコ / 平行イトコ>Google:交叉イトコ 平行イトコ]]
-[[インセストタブー>Google:インセストタブー 構造主義]]
-[[限定交換 / 一般交換>Google:限定交換 一般交換]]
-[[神話の構造>Google:神話 構造主義]]
-[[禁忌 見るなの座敷>Google:禁忌 見るなの座敷]]
-[[変換群>Google:変換群 構造主義]]
-[[汎時的文化と特定共時的文化>Google:汎時的文化 特定共時...
人間の「文化」は以下の2つの位相を持ちます。
--汎時的文化(コスモス)
インセスト・タブー、カニバリズムの禁忌など、禁止=交換の...
--特定共時的文化(ノモス)
当該文化圏にのみ見られるタブー、表層の言語(ラング)、硬...
>ノモスは<構成された構造>としての特定共時態であり、コス...
&small(丸山圭三郎, 文化とフェティシズム, p.90);
~
***関連する人物と著書(前構造主義〜構造主義〜ポスト構造主...
-カール・マルクス(1818-1883)|経済学「資本論」
-フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)|哲学「道徳の系譜」
-ジークムント・フロイト(1856–1939)|精神分析学「精神分析...
-フェルディナン・ド・ソシュール(1857-1913)|言語学「一般...
-マルセル・モース(1872-1950)|社会学「贈与論」
-ロマーン・ヤーコブソン(1896-1982)|言語学「一般言語学」
-ジャック・ラカン(1901-1981)|精神分析学「エクリ」
-クロード・レヴィ=ストロース(1908-2009)|文化人類学「親...
-ポール・リクール(1913-2005)|哲学「時間と物語」
-ロラン・バルト(1915-1980)|記号学「零度のエクリチュール」
-ルイ・アルチュセール(1918-1990)|哲学「資本論を読む」
-ミシェル・フーコー(1926-1984)|哲学「言葉と物」「監獄の...
-ジャック・デリダ(1930-2004)|哲学「エクリチュールと差異」
-ジュリア・クリステヴァ(1941- )|記号学「セメイオチケ」
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**構造主義的思考|未整理メモ
***言葉と意味
-言葉は「ものの名前」ではない。F.ソシュール 「一般言語学...
-「蝶」と「蛾」には分類上の区別はないが、日本人はこれらを...
-「対象」は所与のものではなく「名付け」によって「対象化」...
--我々には名付けられていないものは見えない。もちろん網膜...
--我々がいきいきとした意味を感じるのは、言葉のセットが対...
--一方、我々は名前を得て対象をつかんだと思ったとたんに、...
--ちなみに、このいきいきとした事物との関係を取り戻す方法...
-意味は関係において生まれる
信号の「赤」は「青」との関係においてのみ、「止まれ」とい...
実際に赤いか青いかは関係ない。必要なのは色に差異があるこ...
※ちなみに、信号の「赤」に対して美しいという価値が生じるの...
-Designの語源のラテン語Designareは、de+signであり(deは...
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***自由に思考することは難しい
-私たちはいつの時代においても、あるイデオロギーが「常識」...
-フロイトは言っている。「意識というものは、私が置かれた文...
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***人は自ら進んで奴隷になる生き物である
-人はなぜ組織に洗脳されるのか。人は「私」という「幻想」を...
-奴隷の最大の特徴は自らが奴隷であることに気づかないことで...
-同時代の常識を疑うこともせず、みなが同じ方向を向いて群れ...
~
***作品というものについて
-作品が作者の創造物である・・という発想は、「神」の文化が...
--人間は神によって創造された。この発想が「作品とは作者の...
--著作権の発想は、神の行いが文書(聖書)として敷衍した西...
--あらゆる作品は、既存の作品、既存の言説の織物であり、作...
--偶然でもパクリでもない、作品が似てしまうことには「必然...
-ロラン・バルトは「作者の死(『物語の構造分析』に収録)」...
-ロラン・バルトは今から40年近く前に、コピーライトというも...
>テクストとは「織り上げられたもの」という意味。・・今後私...
>テクストは様々な文化的出自をもつ多様なエクリチュール((エ...
//我々は今、インターネットの存在によって、古典的な意味で...
-ロラン・バルトは、意味の充填を欲しない「零度のエクリチュ...
西欧は「意味の帝国 」:記号に意味を充填することを欲する...
日本は「表徴の帝国」:記号を記号のままで保留する日本の言...
--ヨーロッパの言語は対象を裸にして、すべてを露出させ、意...
--一方、日本の俳句は「語法の刻印を押された秩序へのいかな...
-日本では「ものを考えること」が「世界の認識」ではなく、人...
--「有の思想」:世界は区別される、収集して手に入れる(博...
--「無の思想」:一期一会、私とものが溶け合う、芭蕉の旅、...
参考:「西田幾多郎」佐伯啓思
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***身体について
身体もひとつの社会制度として構造化されている。私たちは、...
-「歩く」という身体動作も「文化」の支配下にある。現代人の...
-日本人は江戸時代までは[[ナンバ歩き>Google:ナンバ歩き]]を...
-体育座りは、手を動かせない、首もまわらない、大きな呼吸も...
//1958年、文部科学省が教育現場に指示した
-「肩こり」と"Pain in the Back"
事務作業等で首のうしろから肩、背中へかけての部位が凝る、...
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***「私」について
-私を成立させるのは他者である
--夫としての私、父としての私、社員としての私、同窓生とし...
--私は置かれた文脈において「私」になる
--私は常に今置かれた場所でふるまうに必要な記憶をアクティ...
-自我は所詮、他との関係において生じる「幻想」にすぎないの...
-人格も性格も所与のものではない。
--初めての出会いに恐怖が先行するか好奇心が先行するか・・...
--「いい人」というのはいません。「いい人間関係」があるだ...
-才能は所与のものではなく、それが置かれた場所で生まれる
--置かれた場所で咲きなさい / 働くとは「傍を楽にする」とい...
~
***共同幻想について
-我々は共同幻想を生きる存在です。幻想であるから安定しない...
//
//戦争がなくならないのは、社会がそれを必要としているから...
//
//いじめがなくならないのも同じ理由。いじめの構造が社会に...
//戦争やいじめを根絶することは残念ながら不可能ですが、
-多くの人間社会は、秩序を組み換えるための仕組みを、別の方...
共同幻想の維持のためには、更新しつづけるか、拡大か・・...
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***交換と価値について
-すでに価値のあるものは、交換されにくい。そこで人類は、そ...
クロード・レヴィ=ストロース「親族の基本構...
-侵犯してはいけない=「とっておく・将来に備えた蓄積」とい...
禁忌・タブーの起源には、「本来人間がそれを欲している」...
-贈与と返礼はすべての人間社会に共通に見い出される。その効...
--熱い社会:絶えず新しい状態へと歴史的に変化する社会(文...
--冷たい社会:歴史的変化を排除し、新石器時代と変わらぬ無...
-贈与交換:人が求めたのは物資ではなく、他者に認められるこ...
贈与交換が主であった時代、物資は拡散し、争いはわずかであ...
-価値のあるものが交換されるのではない。交換によって価値が...
-コミュニケーションは、受け取った側が「贈り物」と勘違いす...
-サル同士は贈り物をしない(多分)。しかし、人間と犬の間に...
-人間の自我の安定は、他者からの「ありがとう」によって成立...
-感謝を契機としてコミュニケーションを立ち上がらせる最大の...
-価値は所与のものではない
--誰かがその存在に「感謝」することで、はじめて価値が生じる
--どんなものにも価値が生じる可能性がある
--「こちらのゴミがあちらの宝」になる例はいくらでもある
~
意味も価値も所与のものではない。何かが差異化され、区分け...
~
~
***参考
-[[akademeia.info|構造主義>http://akademeia.info/index.p...
-内田樹「寝ながら学べる構造主義」文春新書
-丸山圭三郎「言葉とは何か」ちくま学芸文庫
-岸田秀「ものぐさ精神分析」「続・ものぐさ精神分析」中公文庫
-橋爪大三郎「はじめての構造主義」講談社現代新書
-池上 嘉彦「記号論への招待」岩波新書
-浅田彰「構造と力―記号論を超えて」勁草書房
-ロラン・バルト(宗 左近 訳)「表徴の帝国」ちくま学芸文庫
-ロラン・バルト(渡辺淳・沢村昂一訳)「零度のエクリチュール...
-「現代思想のキーワード」 宝島社
-「現代思想入門 I, II」 宝島社
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